褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 オークス予想 頭はカタイ!

2014年05月24日 | 競馬予想

オークス予想


 3歳牝馬による女の子の戦い。大方の予想はハープスターの1強ムード。実はフォーエバーマークも気になっていたのだが、枠順が大外の方に行ってしまった。もう俺には何の迷いも無い。今さら俺がハープスターの事にあれやこれや説明する必要などないし、この馬の絶対的な能力にケチのつけようがない。今の東京の馬場は前に行った馬が止まらないように殿から大外を回すレース振りに若干の不安はあるが、そんな不安をぶっ飛ばすぐらいの能力がこの馬にはある。この馬が勝つと断言して良いだろう。むしろ今回のレースは本命よりも2、3着にくる馬を予想する方が難しい。ハープスター以外の馬は、全く信頼のおけない馬ばかり。NHKマイルCのように1番人気の馬が勝っても三連単は大荒れという可能性はあると思う。穴馬としてはスタミナがありそうで逃げそうな馬がお勧めだ。

 ◎ 10 ハープスター
 △  4 ペイシャフェリス
 △  5 バウンスシャッセ
 △  6 パシフィックギャル
 △  8 サングレアル
 △  9 ヌーヴォレコルト 
 △ 11 マーブルカテドラル
 △ 17 フォーエバーモア
 ×  1 ベッラレジーナ
 ×  7 シャイニーガール
 × 14 ブランネージュ
 × 15 マジックタイム
 × 16 クリスマス

 本命は10番のハープスター。ハッキリ言って負ける要素ゼロ、以上。
 2着なら来ても驚けない穴馬として4番のペイシャフェリスを挙げる。ちなみに馬名の由来は前半のペイシャの部分は馬主の冠名だが、後半のフェリスはイタリア語で『幸せな』の意味だ。恐らく逃げるのはこの馬だろう。前走の桜花賞でも本当は逃げたかったはずだが、一流どころのGⅠレースのメンバーでは逃げることが叶わなかった。しかし、今回は2400Mに距離が延びることによって、今回は楽に逃げることができそうだ。しかもジョッキーは先週のヴィクトリアマイルにおいてヴィルシーナで渾身の逃げ切り勝ちを決めたウチパク。前が止まらない馬場状態及びこのジョッキーなら非常に怖い1頭だ。俺を鮮やかなハープの音色に誘い込み、幸せな気分で満たしてくれ

 11番のマーブルカテドラルは押さえておきたい1頭だ。東京コース2戦2勝。確かに鋭い追い込み脚質は東京コース向き。前々走のアネモネSは休養明けの上に中山コースはこの馬に合わない、前走の桜花賞は関西圏のレースというのが多少ネックになったと思う。今回は走りなれたコースに変わり、この馬にとっては更に好条件。ハープスターと一緒に追い上げて来るシーンが見られるかもしれない。勝つのは無理だが2着になら突っ込んで来ても驚けない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  4、5、6、8、9、11、17
 3着  1、4、5、6、7、8、9、11、14、15、16           合計 77点

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映画 コンドル(1975) 政治サスペンス映画です

2014年05月21日 | 映画(か行)
 アメリカには多くのポリティカル・サスペンス映画(政治サスペンス)の傑作がある。しかし日本の映画には政治映画というのはあるが政治サスペンス映画というのがなかなか思い当たらない。個人的には映画に娯楽を求めてる人間として、重い内容の映画でもサスペンスタッチで描いてしまうハリウッドの観客を楽しませるというサービス精神は本当に貴重だと思っている。
 実は今回紹介する映画コンドルは若くて、ハンサムな時代のロバート・レッドフォード主演であるが、観ていてマット・デイモン主演の大ヒットアクション映画ボーン・アイデンティティと非常に似ているように思ったのだが。巨大組織から逃げまくろうとしたり、女性を無理矢理巻き込んでしまったり、腕利きの暗殺者に狙われそうになったり、逆に巨大組織に対して反撃に打って出るところなど同じ。明らかに違う点はロバート・レッドフォード演じる主人公はマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンのように、やたら物忘れが激しいこともなければ、超人的な格闘能力など持ち合わせていないごく普通の人間ということ。
 ごく普通の人間が巨大組織、ハッキリ言って世界中に悪さを仕掛けるCIA(アメリカの情報機関)のことだが、こんな恐ろしい組織から狙われたら、もちろんマット・デイモンよろしくジェイソン・ボーン以外の人は助かる見込みが無いと考えるのが普通だろう。
 
 当然のことながら本作はサスペンス映画として充分に楽しめる作りなっている。しかし、普段からアメリカという国を注意深く見続けている人にとっては本作がバリバリのリベラルの視点から描かれている事に興味が惹かれるはずだ。だいたいCIAについて、チョッと知っている人ならばこの映画で描かれているような卑劣なことを世界中で行っていることぐらいは知っているはずだが、ラストシーン近くでCIAで働いているおっさんがロバート・レッドフォード演じる主人公に面白いことを言っている。『我々はアメリカを守るために存在しているんだ』と。確かにCIAはアメリカと敵対する国の情報をコッソリ入手する機関。それによって自国アメリカ人を守っているという理屈だが、この映画を観ているとある矛盾に気付く。アメリカを守るためと言っている割に、この映画でCIAが殺害しているのは自国のアメリカ人。市民を守るはずの警察が、市民を目掛けて拳銃で狙い撃ちしているようなものだ。

 日本のリベラルを自称する人が言っていることを耳を済まして聞いてみると、何だかまるで日本の役に立たないことばかり言っているだけでなく、お前ら日本を滅ぼしたいの?なんて思わせるようなことばかり言う奴が多いが、この映画を観ると、アメリカのリベラルと呼ばれる人達の凄みがよくわかる。だいたいハリウッドが作る社会派映画なんていうのはリベラルが立ち位置の作品が多いが、それによって権力の監視する役目を担っているのが個人的に凄いと思う。

 さて、CIAってワル~イ組織だな~、なんて思えるポリティカル・サスペンス映画のストーリーとはいかなるものか。
 ニューヨークにおいて、白昼堂々とアメリカ文学史協会が武装した3人の男たちに襲われ、その場に居た職員達はマシンガンで撃ち殺されていた。実はアメリカ文学史協会というのは仮の姿で、実際はCIAの末端組織。たまたま昼飯の買出しに出かけていたコードネーム”コンドル”ことターナー(ロバート・レッドフォード)は帰ってきて、あまりの惨状に吃驚仰天。慌てて近くの公衆電話に駆け込み、CIA本部に連絡して救助を頼み込む。
 CIAの偉いさんと落ち合うことになったターナー(ロバート・レッドフォード)だったが、なんと助けに来たはずの人物から銃撃を受けてしまう。すっかりパニックに陥ったターナー(ロバート・レッドフォード)は、偶然見掛けたキャサリン(フェイ・ダナウェイ)を強引に拉致して、彼女の住んでいるアパートに身を隠そうとするのだが、彼の元に暗殺者ジュベール(マックス・フォン・シドー)の影が忍び寄る・・・

 ハッキリ言ってCIAから狙われて逃げ切ることなんて不可能も同然。しかも狙われる理由が不条理過ぎるし、無駄に周りの人物が殺されていくからシャレにならない。だいたいロバート・レッドフォードが逆に反撃に打って出るが半ばヤケクソに見える。確かにサスペンス的な盛り上がりは見せるものの、その手法は特に目新しい物を感じることも無い。
 しかし、この映画の価値は最後まで観ればわかる。そしてアメリカのリベラルの真髄をまざまざと実感させられる。しかし、このような政治映画が広く受け容れる事ができるアメリカってナンダカンダ言っても羨ましい気分になれるコンドルは社会派サスペンス映画が好きな人にはお勧めだ

コンドル [DVD]
ロバート・レッドフォード,フェイ・ダナウェイ,マックス・フォン・シドー
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 監督は社会派作品からコメディまで幅広い分野に渡り傑作を撮ったシドニー・ポラック。ダスティン・ホフマン主演のトッツィーはかなり笑える。ポール・ニューマン、サリー・フィールド競演のスクープ 悪意の不在が社会派作品としてお勧め。他にロバート・レッドフォード、バーブラストライサンド競演の追憶は女性にはお勧め。
 主演のコンドルを演じるのが今さら説明不要の大スターロバート・レッドフォード。シドニー・ポラックとは多くの作品でコンビを組んでいます。ポール・ニューマン競演の明日に向かって撃て!スティングは2つは有名すぎるぐらいの作品でお勧め。ダスティン・ホフマン競演の大統領の陰謀、バリー・レヴィンソン監督で野球映画の傑作ナチュラル、ラッセ・ハルストレム監督、モーガン・フリーマン、ジェニファー・ロペス競演のアンフィニッシュライフ・・・等などお勧め作品が多過ぎです。

 ある意味ロバート・レッドフォードに拉致されて嬉しそうなのがフェイ・ダナウェイ。1970年代の作品を並べれると、この時代はまさに向かうところ敵なしの感がただよう女優。ウォーレン・ベイティ、ジーン・ハックマン競演の俺たちに明日はないに始まり、ロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン競演のチャイナタウン、シドニー・ルメット監督のネットワーク、スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン競演のタワーリング・インフェルノ、ジョン・ヴォイト競演の泣かせる映画チャンプがお勧め。

 なかなか渋くて、良い味を出している殺し屋役にスウェーデン人の名優マックス・フォン・シドー。ホラー映画のエクソシストで有名ですが、個人的にはイングマール・ベルイマン監督の作品で強烈な印象が残っています。処女の泉第七の封印がお勧め。他にピレ・アウグスト監督のペレは超お勧め。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ競演のマイノリティ・リポートもお勧めです。

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競馬 ヴィクトリアマイル予想 先行抜け出しが勝ちパターン

2014年05月18日 | 競馬予想

ヴィクトリアマイル予想


 最初に断わっておくが、実は昨日飲み過ぎて二日酔い状態。今回は酔った勢いで予想します。しかし、先週のNHKマイルC予想は痛恨の2着抜け。やっぱり前走を勝っていて、しかも内枠の馬はおさえないと駄目ですね。昔の俺なら抑えていたはずなのだが、どうも今の俺には競馬の神様も俺を見放しているような気がしてきた。だいたい競馬で儲けたお金をそのまま母の日のプレゼントにしようとした俺の邪悪な心がわるい。今週はあらゆる煩悩を振り払い、自力で競馬の女神様を俺の方に振り向かせてやる。
 さて、今週は歴戦の牝馬によるGⅠ戦線。人間でいえば女子大生から熟女まで幅広い年齢層による熱い女の戦いだ。勝つのはイケイケのオネエチャンタイプの馬が勝つのか、それとも経験豊富なレディが勝つのか。ちなみに俺がついつい誘惑にのってしまうのは、なんだか凄いテクニックをもっていそうな大人のレディの方。しかし、一体俺は何を書いているんだ。ちょっと二日酔いで俺の頭の中が変なことになっている。

 さて、ここからは真面目にヴィクトリアマイルの予想をする。例のごとく展開から予想すると内からクロフネサプライズが逃げて、ケイアイエレガントは無理に競りかけることも無く2番手から進めるか。もしかしたらクロフネサプライズが暴走する危険性もあるが、一叩きして臨む今回は良いガス抜きになって力まず、リラックスして走れるのではないだろうか。恐らくペースは平均ペースで流れるだろう。しかも、今の東京コースのレースを観ていると好位から馬場の内側を突き抜けてくる馬が多いような気がする。今回のメンバーを見渡すと有力馬に差し馬が多いが、好位で自在に立ち回れる馬にチャンスがありそうだ。しかし、メイショウマンボの動きが予想する上で非常に問題。本来の調子があれば、早めに動き出して、差し馬や追い込み馬が台頭する可能性もあるが、前走の大阪杯の内容からは今回はどうなの?というのが正直な感想。この馬が調子が悪いとなれば前に行く馬は相当粘るシーンが観れそうだ。
 さて上手くレースの流れに乗って好位で立ち回り、しかも東京コースは相性が良い馬がいる。2年前のヴィクトリアマイルの覇者が力の衰えが無いことを今回も証明するはずだ

 ◎ 9 ホエールキャプチャ
 ▲ 1 ストレイトガール
 ▲ 2 クロフネサプライズ
 ▲ 6 ラキシス
 △ 4 メイショウマンボ
 △ 8 スマートレイアー
 △15 エクセラントカーヴ
 × 3 デニムアンドルビー
 ×13 ケイアイエレガント
 ×17 フーラブライド

 俺の本命は9番のホエールキャプチャ。人間でいえば熟女の部類に入る6歳牝馬だ。前走の東京新聞杯ではまだまだ美貌に衰えがないことを示し、牡馬(男馬)をその手玉にとってしまっているようにその妖しい魅力は健在だ。一昨年はこのレースを勝っており、去年は調子が悪い中でも2着。去年より状態の良い今年は再度GⅠ制覇のチャンスだ。
 この馬は好位でレースの流れに乗れることができるし、折り合いもバッチリ。展開、馬場状態はこの馬が1番向くだろう。休養明けも特に苦手としている馬でもないので不可解な敗北を喫することはないだろう。時々スタートが悪いのが心配だが、それについては好スタートを切ることを願うしかないだろう。そして今春のGⅠ戦線で非常に目立っている活躍をしている蛯名正義騎手が鞍上というのが非常に心強い。人馬ともにベテランの熟練した技を発揮し、俺の二日酔いを一気に解消するレースを魅せてくれ~

 単穴には3頭挙げる。
 まずは1番のストレイトガールを挙げる。短距離専門のスプリンターのイメージが強いが、レース振りだけを観ているとマイルの距離でも走れそうな気がする。そして今回は最内枠という絶好の枠順。となりに逃げ馬のクロフネサプライズが居るし、難なく内目の好位の絶好の位置を確保できそうだ。持っている末脚の破壊力はスプリント戦線で充分に見せてくれているが、マイルでもその威力をまざまざと見せつける可能性がある。そして鞍上の岩田ジョッキーも再び後藤騎手を大怪我させる落馬事故を引き起こしてしまい、今週は騎乗停止明けの騎乗。もしかしたら大胆な騎乗は出来ないかもと心配していたが、昨日は2勝を挙げる好騎乗。馬は充実期に入っている現在、距離だけを理由に切り飛ばしていたら痛い目に遭いそうだ。しかもこの馬はかってヴィクトリアマイルで女傑ウォッカを降したエイジアンウインズとなんとなくダブルように見える。勝つ可能性は充分にあるぞ。

 次に2番のクロフネサプライズ。前走の阪神牝馬Sは久々のレースがこたえたのか、最後まで持たなかったがそれでも勝ち馬とは0.2秒差なら、良くやった方じゃないか。しかも、今回は休み明け2走目と絶好のローテーションで臨める。気分良く、マイペースで逃げることが出来れば去年のチューリップ賞の圧倒的なレース振りを思い出させる。粘りに粘って勝っちゃった、なんて可能性は否定できない。まさにイケイケネエチャンの代表として怖い1頭、これ以上評価を下げられない。

 さて次に6番のラキシスを挙げる。去年はクラシック戦線には乗り遅れてしまったが、夏を越えて急に成長。それでいてエリザベス女王杯では2着に食い込んだ。今年も牡馬の骨っぽい相手の重賞で4着、2着と来るなど、ようやく能力が開花してきた。好位で立ち回れるレースセンス及び、牡馬相手でも怯まない勝負根性は牝馬同士のGⅠレースでは大きな武器となるはずだ。男よりも女性の方が成長が早いのは人間の世界では当たり前だが、馬の世界も一般的には牝馬の方が牡馬よりも成長が早く、そして能力が衰えるのも早いと言われる。しかし、最近の人間の40代、下手したら50代になっても綺麗な女性がたくさん現われる。うっかりナンパしたら実は俺よりだいぶ年上の50代でしたなんてことはザラにある。そしてラキシスも恐らくこれから更に成長するパターン。去年クラシックに乗り遅れた悔しさを古馬になってから晴らすというストーリーもなかなかオツな気がするのだが。レース振りからマイルが距離不足とは思えず、レースセンスはあり、まだまだ奥の深い馬。コレぐらいの評価は絶対に必要だ。

△×は実績的に外せない馬及び能力があっても距離不足が懸念される馬を中心に選びました。

人気しそうで要らない馬
18 ウリウリ
 きっと△×評価ぐらいは付けたくなる馬。今年になって牝馬限定の重賞を勝ったり、2着だったりでこの馬こそ目に見えて充実している。この馬の持ち味はレースセンスの良さ。しかしながら、そのレースセンスの良さを大外枠で全く活かせない可能性が高くなった。ここは斬ってしまうに限るだろう。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 1、2、4、6、8、15
 3着 1、2、3、4、6、8、13、15、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、2、6
 2着 9
 3着 1、2、3、4、6、8、13、15、17           合計 72点

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映画 ミリオンダラー・ベイビー(2004) ヒューマン・ボクシング映画です

2014年05月15日 | 映画(ま行)
 昔からのハリウッド映画の得意分野にロッキーなどに代表されるようなボクシング映画があるが、一攫千金、アメリカンドリームを描くのにボクシングはとても扱いやすい素材であることは確かだろう。貧困から抜け出して成功者へ駆け上がるストーリーを描くのにボクシング映画はまさにうってつけ。そして今回紹介する映画ミリオンダラー・ベイビーも表向きはボクシングをする選手が女性というのが珍しいぐらいでタイトルから想像されるように従来通りのボクシングを題材にしたサクセスストーリーに思える。
 しかし、本作の監督であるクリント・イーストウッドは現実のアメリカを極めて冷静に描くことができる映画監督。そんな彼の手に掛れば、ボクシング映画を題材にしてもアメリカンドリームと言う名の夢物語をぶっ飛ばしてしまう。
 確かに中盤過ぎまではクリント・イーストウッド演じるジム経営が火の車である老トレーナーとヒラリー・スワンク演じる貧困生活から這い出そうとする30歳過ぎの女性ボクシング選手の二人三脚による世界チャンピオンを目指すボクシング映画の王道的ストーリー。しかし、後半は世界チャンピオンを目指すどころではなくなってしまう事態に陥ってしまう。この映画の本領発揮するのは勿論後半の方。アメリカン・ドリームを目指す部分は所詮は後半のインパクトを高めるための前振りの要素に過ぎないわけだ。
 この映画の衝撃的な結末は色々なところで語られていて、俺自身も脳ミソが揺れるぐらいの衝撃を受けたひとり。しかし、実のところ多くの日本人はこの映画の本当の凄さを理解できていない。なぜならカトリックに対する宗教知識、アイルランドの民族及び歴史、プアホワイトに属するアイリッシュ系アメリカ人のこと等を理解していないと衝撃的な結末の凄さを理解できないからだ。特に日本人は宗教に対して無関心な人が多いために、クリント・イーストウッドヒラリー・スワンクの選択した行動の重さが理解できない。ちなみにこのような偉そうなことを書いている俺自体が肝心な知識が欠如してしまっているというのが1番の問題だ。

 さて、スポコン、サクセスストーリーを期待させておいて、観ている者をボロボロに打ちのめすストーリーとはいかなるものか。
 ボクシングジムを経営しているトレーナーでもあるフランキー(クリント・イーストウッド)は多くの優秀なボクサーを育てるが、マネジメントの拙さがたたり、ジムの経営はニッチモサッチモいかない状態の上に家族からも見捨てられているのも同然の生活をしていた。 
 ある日のこと、彼のジムに30歳過ぎの女性マギー(ヒラリー・スワンク)が彼の門をたたきにやって来る。当初フランキー(イーストウッド)は女性の入門はお断りと頑なに彼女を無視し続けるが、次第に彼女のボクシングに対する熱心さに惹かれコーチすることになる。フランキー(イーストウッド)の指導のもとでメキメキ頭角を現すマギー(スワンク)はやがて世界チャンピオンの座を狙うまでに成長。そして、いよいよ百万ドルのファイトマネーを賭けた戦いに臨むのだが・・・

 この映画の前半はひたすらアイルランドを強調するシーンが度々出てくる。クリント・イーストウッド演じる老トレーナーが読書する本は英語で書かれた本ではなく、古きアイルランドの母国語であるゲール語。いかにイーストウッド演じる老トレーナーがアイリッシュ系(アイルランド系)であることに民族的な誇りを持っていることがわかる。
 そしてアイルランドと言えば宗教はカトリック、そして長年に渡りイギリスと戦争を繰りひろげてきた因縁がある。そのような背景があるからこそ、ヒラリー・スワンク演じるボクサーがアイルランドの象徴である緑色のガウンをまとい、イギリス人ボクサーと戦うシーンは観客も観ている我々も大いに盛り上がる。
 そしてアイリッシュ系アメリカ人のアメリカ国内での立ち位置もこの映画では知らされる。ヒラリー・スワンク演じる女性の出自が貧困生活から抜け出せない白人社会の最下層に属するアイリッシュ系であることが、それとなく知らされる。貧乏生活から抜け出そうとボクシングに活路を見いだすヒラリー・スワンクと、すっかり働く意欲を無くし、福祉に頼りきった生活に満足している彼女の家族たちの対比が非常に意味深だ。このことが後半の悲劇的なシーンを大いに増長させる。
 そしてやはりと言うべきか本作に限らずクリント・イーストウッド作品の全般のテーマである宗教について。この映画でもカトリックの教会のシーンが度々出てくる。この宗教的な背景、特にカトリックを強調することによって、ラストシーンの行動の重さが際立ってくる。
 俺から見れば全く希望の欠片も感じられない救いようのない映画だが、本国アメリカでは大ヒットした。後味が悪いという理由で大ヒットするわけがなく、しかもアカデミー賞では作品賞、監督賞などに輝いているように名作の扱い。なぜこの映画が大ヒットしたのか、多くの映画賞を受賞したのか。そのようなことを考えるだけでも多くの時間を費やしてしまう。

 正直お気楽に観られる映画では無いが、民族、歴史、家族愛、チャレンジ、社会、尊厳死等など、あらゆるテーマが内包されている映画。何だか他にもこの映画について書かなければならないことが抜け落ちているような気もするのだが。とにかく思いっきり余韻に浸ることをできる映画としてミリオンダラー・ベイビーはお勧めだ

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
クリント・イーストウッド,ヒラリー・スワンク,モーガン・フリーマン
ポニーキャニオン


 監督、主演は今さらこんなところで説明する必要がないクリント・イーストウッド。比較的初期の彼の監督、主演作品でガントレットをお勧めしておこう。ツッコミどころ満載ですが、かなり面白い部類に入るアクション映画です。

 女性主人公を演じるのが今や名女優として風格すら漂うヒラリー・スワンク。クリストファー・ノーラン監督、アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ競演のインソムニア、ブライアン・デ・パルマ監督、ジョシュ・ハーネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン競演のブラック・ダリアがお勧め。他にボーイズ・ドント・クライを観れば、この人の凄さがわかる。

 そしてこの映画のナレーター的な役割を担っているのが名優モーガン・フリーマン。多くの名作に出演する名優。今回はベン・アフレックが監督したゴーン・ベイビー・ゴーンを超お勧め作品として挙げておこう。

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競馬 NHKマイルC予想 圧倒して欲しいです

2014年05月11日 | 競馬予想

NHKマイルC予想


 今日は母の日、プレゼントは何を贈ろうかとまだ迷っている。どうせなら今回のNHKマイルCをドド~ント的中させて、的中した馬券の配当金の1割でもプレゼントしたら喜ぶかな。こんなことを考えている俺は本当に親不孝者。自分の息子がこんな馬鹿息子であることを母親が知ってしまうと泣き出してしまいそうで心配だ。
 そういえば去年はなかなか目が出なかった柴田大知騎手がデビュー18年目にして初のGⅠ制覇したように感動的なレースだった。果たして今年も昨年のような感動的なレースを観ることができるのか?これだから競馬が止められない。

 さて東京コース1600Mの舞台は、馬にとってスピードも求められるが、精神的なタフさ、スタミナなど心身共に強靭さが求められるコースだ。しかし、今年は個人的にこのレースに望んでることはスター候補の誕生。とにかく馬が涼しい顔をしてブッ千切って勝つレースを期待している。かつてサイレンススズカという逃げて、更に直線で引き離して勝つ素晴らしいパフォーマンスを魅せた馬がいた。そんなサイレンススズカの再来を期待出来る馬が登場する。

 さて展開は同型の存在は気になるが二の脚の速さでミッキーアイルがスタートして、特に仕掛けることもなく楽な手応えで先手を取れると思う。他の有力どころは差しタイプの馬ばかりだし、レースをぶち壊す覚悟で何が何でも逃げに固執するジョッキーもいないだろう。しかし、やはりなかなか逃げ切りが難しいのが東京1600Mコース。この馬を逆転できる馬は居るのか、居ないのか?そしてレースの結末は俺に母の日のプレゼントを贈る資金を与えてくれるのか?おお~、競馬の神様よ、今日だけは我に力を与えてくれたまえ~

◎ 10 ミッキーアイル
▲  4 ロサギガンティア
▲  8 サトノルパン
△  1 キングスオブザサン
△  6 ベルルミエール
△  7 ホウライアキコ
△ 11 カラダレジェンド
×  5 ショウナンアチーヴ
× 12 ショウナンワダチ
× 13 アルマエルナト
× 15 アドマイヤビジン


 俺の本命は10番のミッキーアイル。スタートから好ダッシュを決めて、先頭に立ち、そして直線では他の馬に更に差をつけてボボロ勝ち。他の馬に一度も影ですら踏ませない圧倒劇を期待したいものだ。もうハッキリいってこの馬がどれだけ差を広げて勝つかが個人的には最大の焦点。ここを圧勝するようなら日本ダービーに出走して欲しい。今年の3歳の牡馬のレベルはかなり低いぞ。ちなみにこの馬の父はあの名馬ディープインパクト。距離は1600Mどころか2400Mで大丈夫そうな血統だ。馬も逃げるレースばかりしているが、暴走気味に逃げるタイプでもないのでタフな舞台設定でも乗り切れる。母親にビッグなプレゼントを贈りたいと願っている俺の気持ちに応える熱い走りをみせくれ~

  3番のダンツキャンサーが乱ペースを演じるようならゴール前でミッキーアイルの脚が鈍る可能性があるかもしれない。今回は慎重に予想して単穴候補を2頭挙げる
 まずは4番のロサギガンティアを挙げる。絶好の内枠を得た。東京コースでの走りは上手だし、瞬発力は兼ね備えている。能力的にはGⅠ級の力を秘めているので前走の皐月賞の大敗は気にしなくて良いし、距離も今回の1600Mに短縮されるのはこの馬にとってプラスだろう。問題なのはジョッキー。普通に乗って、普通に帰ってくるジョッキーだから、いかんせん一発が必要なGⅠの舞台では頼りない。スタートで出遅れることが多い馬だがら、スプリングSを勝ったときのM・デムーロみたいに攻めるレースをして欲しいのだが。そうは言っても馬の能力は一級品。もしかしたマイル路線なら主役を張れても不思議では無い馬。勝てるスムーズなレース運びが出来れば勝てる可能性ある。

 次に8番のサトノルパンを挙げる。末脚の破壊力はメンバー中随一。展開が向けばこの馬の末脚が炸裂する。前走のファルコンSは馬群を捌くのに手間取った印象がある。着差を考えたらあのロスは非常に大きい。陣営もジョッキーを武豊にスイッチしてやる気モード。このジョッキーなら勝つか負けるか、一発に期待できる。最後の直線まで脚を矯めて馬群のスペースを見つけて、そこから抜け出す。いかんせん展開頼みの面が強いのが欠点だが、追い込み勝負になればこの馬の出番だ。

 実は△評価及び×評価を選ぶのが難しいレース。本命選びが簡単だが、実は3着ぐらいまでならどの馬にもチャンスがある。そんな中で△評価にマークして押えておきたいのが11番のカラダレジェンド。この2戦が大敗ですっかり評価を落としてしまった。しかし、東京コースは2戦2勝。ここ2戦の大敗は休養明けで調子が戻っていなかった可能性がある。もしも調子が戻っていたら2着に飛び込んで来ても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、4、6、7、8、11、
 3着  1、4、5、6、7、8、11、12、13、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 4、8
 2着 10
 3着 1、4、5、6、7、8、11、12、13、15                 合計 72点

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映画 リオ・ブラボー(1959) 痛快娯楽西部劇です

2014年05月08日 | 映画(ら行)
 個人的に西部劇から映画の面白さを知った者として、只今の西部劇の凋落振りは非常に寂しい気がする。なにかと不器用な男達が己の信念に従って戦いに挑む姿は、俺の少年時代においてはもの凄く格好良いと思ったし、その気持ちは大人になった今でも変わらない。時々西部劇を観終えた後に、一体この男たちは何のために戦ったの・・・アリャ?なんて思ったりする時があるが、男には命を投げ出してでも戦わなければならない時があることを教えてくれたのが俺にとっては西部劇。俺なら一目散に逃げ出してしまう大ピンチに陥っても西部劇に登場する男達は自らの行うこと事こそが正義だと信じて銃を撃ちまくる。
 俺が多くの西部劇の中で最もエンターテイメントとして楽しめたのがジョン・ウェイン主演の映画リオ・ブラボー。壮絶なガンファイト、かっこう良い音楽、戦うことしか知らない男のブキッチョな恋愛模様、悪い奴らに決して屈しないマッチョな男など本来あるべき西部劇の楽しさが本作にはある。

 そして常に演じることで強きアメリカを体現してきた男ジョン・ウェインの存在感が抜群だ。彼の馬鹿でかい体から発するオーラは威光を充分に発しているし、ノッシノッシ歩いたり、壁に肘をついてもたれたりする等チョッとした動作が本当に様になる男だ。彼が演じる保安官は悪党を目の前にしても決してビビッたりしない。そして大勢の悪い奴らに立ち向かって行くのに彼が率いる仲間が笑える。アル中で手が震えっぱなしの相棒、片足を引き摺っていて、しかもうっかり仲間を撃ってしまいそうになる少々あわてんぼうの牢番人の老人、陽気さだけが取り得の酒場の主人であるメキシコ人、戦いには全く役に立たない脚線美の持ち主である美人賭博師、そして唯一使えそうなのがせいぜい青二才の2丁拳銃使いの若者。よく諺に出てくる多勢に無勢とは、まさにこのこと。ハッキリ言って勝ち目の無い戦いなのは、ジョン・ウェイン自身が1番よく知っている。それでも正義の名のもとに戦いから逃げない姿はオトコノコならきっと大きな尊敬のまなざしで見るはずだ。

 本来の西部劇の楽しさを味わえ、アメリカの栄光の時代がなんだか懐かしく感じるストーリーとはいかなるものか。
 メキシコとの国境が近いテキサスの町リオ・ブラボーにおいて。その町の保安官であるチャンス(ジョン・ウェイン)は殺人の現行犯でジョーを捕まえる。しかし、この地方の有力者であるジョーの兄バーデットは金の力にモノをいわせ、町を一斉封鎖。弟のジョーを釈放するようにチャンス(ジョン・ウェイン)に圧力をかけ続ける。
 チャンス(ウェイン)は連邦保安官がやって来るまでの時間稼ぎをしようと、まるで役に立たないように見えるごく少数の面々と力を合わせてバーデットに抵抗を続けるのだが・・・

 とにかく印象に残る名シーン及び迷シーンの連発だ。アル中が急に凄腕ガンマンに変身したり、ガンファイトのシーンでのダイナマイトの扱いが笑える。そもそも銃弾が飛び交う中で今まですぐ側に積まれたダイナマイトによく命中しなかったな~と(笑)
 ロックンローラーのリッキー・ネルソン演じる若者が『ヘイ、チャンス』と声をかけながらライフルを投げ渡すシーンは名シーン。そして、その後にジョン・ウェインが馬に飛び乗って逃げる悪人を一発で仕留めることが出来なかったりなど、愛嬌のあるシーンも見どころだ。
 ディーン・マーチンリッキー・ネルソンの2人が得意の歌を披露するシーンも良いが、町をぐるりと包囲する悪い奴らが1日中流し続ける皆殺しの唄が良い。名作と呼ばれる西部劇に使われる音楽って本当に良い曲が多い。
 そして名優であるウォルター・ブレナン演じる牢番人がチョイチョイ面白いことを言うが、こいつがまた笑える。そこら中の若手芸人の漫才など足許に及ばないぐらいのレベルの高い笑いが味わえる。そしてこの映画は西部劇にしてはラストのまとめ方が上手い。まだまだ言い足りないぐらい褒めたいことがあるのだが、それはぜひ観てもらって確認してもらうことにしよう。ツッコミどころも多い気がするが、そういうシーンも含めて楽しめる映画。男性にはもちろんお勧めだが、笑えるシーンも多いので女性にもお勧めできる。個人的には2番目に好きな西部劇(ちなみに1番好きなのはワイルド・バンチ)として今回はリオ・ブラボーを紹介しておこう。

リオ・ブラボー [DVD]
ジョン・ウェイン,ディーン・マーチン,リッキー・ネルソン
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督は名匠ハワード・ホークス。西部劇だけでなくハードボイルドからコメディまで幅広く傑作を連発。コメディならケイリー・グラント、キャサリン・ヘプバーンが競演した赤ちゃん教育、同じくケイリー・グラント主演のヒズ・ガール・フライデーがお勧め。
 サスペンス路線ではレイモント・チャンドラー原作の大いなる眠りの映画化したハンフリー・ボガード、ローレン・バコール競演の三つ数えろがお勧め。
 西部劇では本作と同じくジョン・ウェイン、モンゴメリー・クリフト競演の赤い河がお勧めで、その後の西部劇に色々と影響を与えています。

 主演は歴代ハリウッドスターの中でも大スターという言葉がよく似合うジョン・ウェイン。多くの西部劇、戦争映画において傑作に出演していますがそれらの分野でお勧めを紹介していたらキリが無い。個人的にはジョン・フォード監督の作品で最も好きな静かなる男を今回はお勧めしておこう。

 アル中の保安官補を演じたのがディーン・マーチン。底抜けシリーズで有名ですが、ルイス・マイルストン監督のフランク・シナトラと競演したオーシャンと十一人の仲間(オーシャンズ11のリメイク基)がお勧め。

 牢番人役のウォルター・ブレナンは名脇役として有名ですが、フリッツ・ラング監督の死刑執行人もまた死すはかなりお勧め。他に本作と同じハワード・ホークス監督のゲイリー・クーパー主演のヨーク軍曹、フランク・キャプラ監督、ゲイリー・クーパー競演の群衆、ジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ競演の荒野の決闘もついでにお勧めとして挙げちゃえ。

 本作で紅一点として出演しているアンジー・ディキンソンは金髪、脚線美と俺の好みが揃った美人女優。実はこの人が女優として本領発揮したのがブライアン・デ・パルマ監督の殺しのドレス。すっかり美人度としては賞味期限切れですがエロさは健在でサスペンス好きにはお勧めできる。

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競馬 天皇賞(春)予想 人気どおりに決まらない

2014年05月04日 | 競馬予想

天皇賞(春)予想


 今年の天皇賞(春)は3強、あるいは4強なんて言われている。しかもそれぞれの馬が多くの人の想いを背負って走るのだ。連覇のかかる馬、悲願のGⅠ初制覇のかかる馬、復活にかける馬、そして世界へ羽ばたこうとする馬。競馬には他のギャンブルにはない雄大なロマンがあり夢がある。本当に競馬って素敵すぎる。
 しかし、去年の天皇賞(春)は3着の馬が抜けていてとても悔しい思いをした。あの悔しさは1年を経た今でも忘れることができない。今年は何が何でも的中、そして大きな喜びを手に入れたいものだ。

 最近の天皇賞(春)は絶対的な王者がコケてしまうことが目立ち、馬券も荒れる傾向にある。しかしながら今年は3強、もしくは4強なんて言われているぐらいだから固く収まる可能性が高いのだろうか。個人的にはけっこう頼りない馬ばかりで今年も荒れると思っている。もしかしたら4強といわれる馬たちを、まとめて蹴散らす馬の台頭があっても不思議でも何でもないと思っている。

 京都競馬場で行われる代表的な長距離レースで菊花賞があるが、3コーナー過ぎから進出開始して捲くりが決まるパターンのレースが強いが、殆んど同じ設定の天皇賞(春)は今までのレースを振り返ると捲くりが不発するケースが多く観られる。確か昨年がそうだったような。確かに実力伯仲した馬同士のレースで強引なレースが通用するほど天皇賞(春)は甘くないということの証明だろう。
 メンバーを見渡すと確たる逃げ馬が見当たらず、内からサトノノブレスが行くか、そしてその後を前走でモデルチェンジしたデスペラードが続く。チョッと展開を考える上で悩ましいのがゴールドシップがどのような乗り方をしてくるのか。仕掛けて好位を取りにくるのか、それとも普通に出て最後方から進めるのか。初騎乗のウィリアムズが前走の阪神大賞典のようなレースがベストと思ってスタートから仕掛けると、ひょっとしたらこの馬が逃げる展開もありえるかもしれない。しかし、この馬は逃げたら能力発揮できないだろうな~。

  そして昨日の京都の芝のレースを観ていると、開幕週の馬場でもあり逃げた馬が粘る展開が目立つ。外から差し切るのが非常につらい馬場状態であること。4強の中でも最も安定している思えるキズナも追い込み、外差し一辺倒のレース振りから絶対という感じでもないように思える。
 
 展開、馬場状態を考えると先行して、馬場の内側を通ってくる馬が1番勝つチャンスがあるように思う。そんな馬をメンバー表の端から端まで丹念に見渡せば、オオ~居るではないか、俺の念願に叶う馬が。映画好きの俺が最もお勧めするアクション映画の題名にもなっている馬が

 ◎ 18 デスペラード
 ○ 14 キズナ
 ▲ 12 ウインバリアシオン
 △  2 アドマイヤフライト
 △  6 ホッコーブレーヴ
 △ 10 フェイムゲーム
 ×  3 サトノノブレス
 ×  5 レッドカドー
 ×  7 フェノーメノ
 ×  8 ゴールドシップ
 × 15 アドマイヤラクティ

 俺の本命は18番のデスペラード。馬名の由来だがロバート・ロドリゲス監督、アントニオ・バンデラス主演の痛快アクション映画と同じタイトル名(上の画像がワンシーン)。ちなみに映画は超お勧めだ。さて、肝心の馬の方だが、今までは追い込み馬だったのだが前走の京都記念では、アッと驚く逃げ戦法。しかも勝ってしまった。あのレース振りなら今回も逃げるか、2番手につけるレースで力を発揮できる。その前走だがどうせスローで逃げての展開が向いたから勝てたんだろうと今回もフロック視されている気配が漂うが、その前走で降したのがトーセンラー。京都コースであの馬の猛追を振り切ったところに価値がある。この馬は元々3000Mを超える距離は実績があるどころか得意な舞台。馬場の内側は有利で、差しタイプの馬ばかりで展開も向く。そして調教の動きも完璧。去年の天皇賞(春)の俺の悔しさをぶっ飛ばしてくれるのはデスペラード、4強をまとめて蹴散らしてくれ

 対抗には14番のキズナ。前走の大阪杯の決め手は凄かった。本当にこの馬の成長力は凄いし、今年もフランスの凱旋門賞にチャレンジして欲しい。しかし、この馬の血統を見ていると、母父がストームキャット。非常に今回のような長距離レースでは心許ないし、母系を更に辿っていってもスタミナ面で非常に心配になってくる。しかし、心配なのはスタミナ面よりも展開が不発に終わること。今の京都の馬場で最後方から大外を飛んで差し切るレースが可能なのかどうか。まさか馬群の内を付くような危険なことをするとは思えず、差し届かないケースは充分にありえる。
 しかしながら、そんな俺の心配は全くの杞憂に終わる可能性が高い。この馬の強さを観ていると確かに負けるシーンも想像しずらい。京都コースでの相性の良さ、そして名手武豊騎乗。ナンダカンダ言っても本命に限りなく近い対抗。

 単穴には12番のウインバリアシオンを挙げる。もしあのオルフェーヴルが居なければ、とっくにGⅠの2、3勝をしていて名馬級の評価をされていても不思議では無い馬。生まれる時代が悪すぎて未だにGⅠ未勝利だが、目の上のタンコブが引退した今は悲願のGⅠ制覇のチャンスがやってきた。そしてこの馬の凄いところが競走馬にとって不治の病である屈腱炎を克服して復活してきたこと。1年5ヶ月のブランクを乗り越えて、有馬記念で真っ向からオルフェーヴルに向かっていって2着に入った根性は感動物。そして前走の日経賞では更にパワーアップしたんじゃないかと思える勝ちっぷり。そして今回天皇賞(春)を勝つようなことがあれば、この馬に関わってきた関係者の苦労を考えると俺は涙が出るくらい感動するか、思わずステップを踏んで踊りだすかもしれない。実はこの馬が勝つことが1番良いことかもしれない。奇跡のGⅠ初制覇の大チャンスがやって来たのでこれ以上は評価を下げられない。

 △評価で押えたいのが6番のホッコーブレーヴ。他の馬が早めに動く展開をジッと我慢すれば、キズナに連れてやってくる可能性がある。ジョッキーが無欲の一発に賭けたら馬券圏内に突入。前走の日経賞の再現はあっても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
1着 18
2着  2、6、10、12、14
3着  2、3、5、6、7、8、10、12、14、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 12、14
2着 18
3着  2、3、5、6、7、8、10、12、14、15 

買い目 三連単フォーメーション
1着 14
2着  2、6、10、12
3着 18                      合計 67点

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競馬 青葉賞予想 ダービーへ向けて注目の戦いです

2014年05月03日 | 競馬予想

青葉賞予想


 今年の競馬の祭典である日本ダービーは個人的には本命不在の大混戦。しかも牝馬のトップクラスの馬が参戦を表明しているように非常に予想が悩ましくなりそうだ。例年青葉賞の勝ち馬は日本ダービーではもう一つ届かない印象が強いが、もしかしたら今年は皐月賞のレースを観てもわかるように3歳のレベルは相当低い可能性がある。そういう意味でも本番と同じ距離で行われる今年の青葉賞は大注目だ。どうせなら注目ばかりしているのではなく、しっかり予想をして馬券をゲットしてしまおう。
 まずはペース展開から読みたいが前走で逃げ勝ったシャンパーニュが逃げるのか。しかし、この馬が逃げるとなると1000M通過が1分2秒を超える超スローペースの流になりそう。瞬発力勝負の流れが濃厚だが、追い込み馬には相当つらい流れになりそうだ。ましてや固まった馬群の外を回ってきて勝つには相当な能力が必要とされる。ここは上手く内枠を利して立ち回れる馬を本命にして馬券を組み立てる。

 ◎ 5 ラングレー
 ▲ 2 ワールドインパクト
 ▲ 6 ピオネロ
 ▲10 ゴールドアクター
 △ 3 マイネルフロスト
 △ 8 ナンヨーマーク
 △11 ショウナンフロスト
 △13 ヤマノウィザード
 ×17 シャンパーニュ

 俺の本命は5番のラングレーを挙げる。前走の毎日杯は1番人気を裏切る4着。途中から大外を捲くって進撃を開始したが最後はガス欠。そんなレースをして勝てるほど甘くはないし、そこまで強くはなかった。前々走の今回と同じ舞台である東京2,400Mのコースで勝っているように距離は今回の方が良いし、しかも今回の枠なら前走のように大外を回す必要がない。北村宏司ジョッキーも前走に引き続いての騎乗だから攻めるレースをしてくれるだろう。前走が力負けではない事を今回のレースで示し、混戦ダービーに殴り込みをかける。

 単穴には3頭挙げる。まずは2番のワールドインパクト。前走は思い切り後方に下げるレースで強さを見せ付けた。もし今回も同じようなレースをして勝つようなことがあれば俄然日本ダービーでは主役候補に挙げたくなる。メンバー中で最も能力がありそうに思うのだが前走のようなレースをしてしまえば、取りこぼす可能性がある。しかし、鞍上にはドイツの名手シュタルケ。まさに必勝態勢で陣営も臨んで来ているだけにこれ以上評価は下げられない。実は相当のポテンシャルを秘めていてアッサリ勝ってしまう可能性はある。

 次に6番のピオネロ。名前の由来はスペイン語で先駆者の意味。まさにスペインの手下として世界に先駆けて新大陸に乗り込んできたコロンブスを想像させるではないか。関西馬だが東京コースでの経験は豊富な馬。前走の共同通信杯では馬体重を減らしてしまい本調子ではなかった。最後は伸びてきたがいかんせん相手は後に皐月賞は勝つイスラボニータ。その時に乗ったジョッキーがルーラシップに似ていると言っているように恐らく能力はあるはずだ。乗ったジョッキーが口をそろえて言うのが『東京向き』。広い東京コースで今回こそ能力を発揮させれば勝てる可能性が充分にある。

 次に10番のゴールドアクターを挙げる。鋭い末脚は東京コース向き。中団で流れに乗って自慢の末脚をフルに発揮できる舞台なだけに前走の中山コースでの敗戦は気にすることはない。レース内容も徐々に良くなっているし、更なる進化した姿を見せれば今回は充分に勝負になるし、人気の無さを考えれば勝つ可能性まで考えたい。実際に勝たれても驚けない。

 △評価で気になるのがダートで連勝してきた8番のナンヨーマーク。確かに芝からダートに路線変更してから成績が安定してきたが、上り調子の今なら芝で一発があっても良いんじゃないか。好位でレースをすることが出来そうだし、穴馬としてマークしておきたい馬だ。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 5
 2着 2、3、6、8、10、11、13
 3着 2、3、6、8、10、11、13、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、6、10
 2着 5
 3着 2、3、6、8、10、11、13、17              合計 70点

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映画 シックス・デイ(2000) シュワちゃん主演の意外に考えさせられるアクション映画!?

2014年05月01日 | 映画(さ行)
 旧約聖書の冒頭を飾る創世記によると神様は1日目に闇から光を生み出し、2日目に天を作り・・・そして6日目に人間を作りだす。タイトルの意味するところはこのような宗教的な面が強いのだが、この映画のもう一つのテーマが一時期よく耳にしたクローン
 クローンをテーマにした映画は他にもけっこう見られる。しかし、誰もが気付いているかどうかわからないが、俺から見ると『これってよく似た顔の双子の兄弟の設定と変わらないんじゃねぇ~の?』。そんなことを考えるとなんだか興ざめしてしまうことがあるのだが、そんな不満を解消してくれるクローン映画の決定版が意外にもアーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画シックス・デイだ。

 もし俺のクローン人間が存在するとしたら、そいつは俺と外見が同じだけでなく、俺が記憶していることは全て同じでなければならないはず。だいたい多くのクローン映画はその点を描き切れてなかった。もしかしたらクローンの完成こそ科学の最高到達点かもしれないと思える今日この頃だが、いつの時代でも論争される宗教と科学の争い、融合といった深い内容がこの映画にはある。
 しかしながら、この映画の1番の見どころはそんな哲学的な部分ではなく、あのアーノルド・シュワルツェネッガーことシュワちゃんが一人二役の難役にチャレンジしていることだろう。個人的にはシュワちゃんが2人で一緒に出てくる場面では大笑いできた。それは彼の演技が下手過ぎるからなのか、それとも他に何か理由があるからなのかは自分でもよくわからないのだが。

 宗教と科学、そして真面目なアクション映画なのに笑えるストーリーとはいかなるものか。
 ごく近い近未来において、クローン技術の発達によって犬や猫のペットのクローンは作っても許されるが、人間のクローンは作ってはならない法規制『6d法』によって世の中の秩序が保たれている。
 パイロット飛行士のアダム(アーノルド・シュワルツェネッガー)は仕事を終えて、自分の誕生日を祝ってもらえるとルンルン気分で夜に帰宅してみると彼の目には驚くべき光景が飛び込んできた。何と、そこには自分と同じ姿をした人物がすでに家族や近所の人達に誕生日を祝ってもらっていた。
 唖然と立ち尽くしているところに2人組みの男女がやって来て、連れ去られそうになるのだが・・・

 一体どうして、もう1人の自分が存在しているのか?、誰が何のために法律を破ってまでクローンを作り出しているのか?そんなミステリーを感じるのは一瞬だけ。真似したくても真似できないシュワちゃんのアクションシーン、頭が悪すぎる悪役達、シャレにならないブラックユーモアの数々が大いに笑わせ、つっ込みどころが満載だ。
 冒頭でクローン映画の最高傑作みたいな書き方をしておいて自分でも非常に恐縮してしまうのだが、実はこれって死んでも死んでも生き返ってくるゾンビ映画?なんて途中から思えてきた。あんな足をぶっ飛ばされて、それは無いだろう(笑)
 しかし、細かい所だがシュワちゃん演じる主人公の名前のアダムというのが、旧約聖書における神様が最初に作ったとされる人間の名前を使ったりしているのが非常に意味深だし、科学者役のロバート・デュヴァルのシーンだけを切り取ったら、それだけで実は感動的なストーリーが出来上がる。実はこれって家族愛を描いた映画だったのか、なんて深読みをしてしまうことも可能。さらに結末からは宗教と科学の共存共栄がこの映画の最も言いたかったことだったのか、なんて更なる深読みをしてしまったり、案外この映画は観賞の仕方にによってはなかなか侮れない映画だ。
 個人的には一人二役を演じるシュワちゃんを観て爆笑するのが1番正しい観賞の仕方だと思うが、彼がアクションスターとして不動の地位を築きながら、落ち目になりつつあった時期の作品なだけに多くの人から無視されている気がする。アーノルド・シュワルツェネッガーの大ファンなのに観ていないという人には特に観て欲しいし、なんか面白いアクション映画を観たいな~と思っている人に今回はシックス・デイをお勧めしておこう

シックス・デイ デラックス版 [DVD]
アーノルド・シュワルツェネッガー,トニー・ゴールドウィン,ロバート・デュバル,マイケル・ラバポート,マイケル・ルーカー
パイオニアLDC


 主演は俺のようなアラフォー世代の人間には特別な想いのある大スターアーノルド・シュワルツェネッガー。今さら説明不要、お勧め映画と言っても観ている人が殆んど。個人的にはジャジャン、ジャンジャジャンと流れてくる音楽が怖かったターミネーターを再見することをお勧めします。

 名優ロバート・デュヴァルが非常にこの映画では良い味を出しています。お勧めはゴッド・ファーザー地獄の黙示録。そしてロバート・デ・ニーロと競演している告白がお勧め。脇役でも多くの名作に出演していますが、少ししか出ていない映画でお勧めを挙げていくとキリが無いですが、他にマイケル・ダグラスと競演したフォーリング・ダウンがお勧め。

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