褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 悪魔のような女(1955) ネタバレ厳禁です

2020年04月29日 | 映画(あ行)
 ネタバレ厳禁タイプの映画は昔から多々あるが、今回紹介する映画悪魔のような女はその筆頭格。同系統の映画の中に、夢でも見ているかのようなトリックを安直に使って失笑してしまうような作品を見せられてしまうこともあるが、古典的な本作品はどんでん返しにリアルさを感じることができるし、CGなんかに頼らなくても充分に見た目でインパクトを与えることを証明しているのが本作の特徴。そして、いや~、まんまとヤラレタ!というミステリーならではの快感を味わえるのは勿論だが、更にオチを用意しているのも何とも味わい深い。
 そしてタイトル名から想像できるように、とんでもない悪女が登場する。男性諸君は絶対に女性を敵にまわしてはいけない、という教訓を得ることができる。俺なんかは明日から全ての女性をヨイショしようと決意させられた。

 どんでん返しをウリにしたサスペンス映画は古今東西において名作、珍作の両方とも多々あるが、間違いなく前者に当たる本作のストーリー差し障りのない程度で紹介してみる。
 パリ郊外の寄宿小学校の校長であるミシェル(ポール・ムーリス)には心臓に持病を抱えている妻クリスティーナ(ヴェラ・クルーゾ)が居ながら、女教師のニコール(シモーヌ・シニョレ)と愛人関係にあった。何かと自己中で乱暴なミシェルに我慢の限界がきた同僚であるクリスティーナとニコールは手を結んでミシェル殺害計画を練る。
 まんまと殺害に成功し、ミシェルの遺体を学校のプールに沈める。完全犯罪成立かと思われたが、ひょんなことからプールの水を抜くと存在するはずの死体が無くなっており・・・

 さて、死体はどこへ消えたしまったのか?なんて興味を惹かれながら見ていると、アリャ!?なんて思わせるシーンが多々出てくる。もしかして・・・、あんまりこの部分に触れるとネタバレになってしまいそうだからこの辺で止めておこう。しかし、本作を観ているとライター、靴、スーツ、タイプライター等、小道具の使い方が抜群に上手い。これらの小道具がサスペンスを盛り上げるのに大いに役立っているあたりは演出を褒めるべきだろう。
 そして、殺害計画を練り、実行する2人組の女性のキャラクター設定が良い。校長の妻であるクリスティーナ(ヴェラ・クルーゾ)は持病を抱えていて、どこか気が弱そうに描かれている。一方、愛人のニコール(シモーヌ・シニョレ)は性格が悪そうに描かれている。この設定がラストで観ている我々に強烈なカウンターブローを打ち込んでくる仕掛けになっている。そして、シャルル・ヴァネル演じる元刑事がお節介の如く事件に首を突っ込んでくるが、これが名探偵のごとく非常に頭が切れて、良質なサスペンス映画として一役買っている。
 そして、事の顛末にたどり着くまでの粘っこいストーリー展開。まるでホラー映画見ているかのような不気味さを煽るような仕掛けが多くなされており、女性主人公と同じように観ている俺も叫び声をあげてしまった。それにしても幼気な子供を使ったエンディングが意地悪すぎる。最後にこんなシーンを持ってくるか!と種明かし以上にこっちの方に俺は驚いた。
 どんでん返し系のサスペンス映画が好きな人、監督の熟練のテクニックを堪能したい人、大掛かりなハリウッド映画に飽きている人、古いフランス映画の名作を観たい人に今回は悪魔のような女をお勧め映画として挙げておこう

 監督はアンリ=ジョルジュ・クルーゾー 。フランス製サスペンス映画において名作、傑作を遺した。ハラハラドキドキ感満載の恐怖の報酬、上質なサスペンス映画犯罪河岸、何だか哀しい恋愛ドラマ情婦マノン、疑心暗鬼に満ちた世相を表現したかのような密告がお勧めです。








 
 

 

 
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競馬 マイラーズC&フローラステークス予想(2020)

2020年04月26日 | 競馬予想
 先週の皐月賞は痛恨の3着抜け。最後の直線は1、2着馬の激しい叩きあいの名勝負を堪能する余裕もなく買い目にいれていない2頭の3着争いを虚しい気分で観ていた。しかし、それでも競馬は良い。改めて見直すと人馬一体となって勝負する姿に大きな勇気と希望をもらった気分がした。
 さて、先週の名勝負の余韻に浸る間もなくレースは続く。今週はGⅠレースこそないが、GⅠレースへ向けて重要な一戦が行われる。

マイラーズⅭの予想
 昨年のマイルGⅠレースを制覇したインディチャンプがベストの舞台に戻ってきた。実績的にはこのメンバーなら他馬を圧倒しているのだが、この馬が燃えるのはGⅠレースの舞台でこそ。ここは成長著しい7番のヴァンドギャルドが本命。前走はスタートで失敗してしまったが、その後の走りは重賞を勝てるレベルにいる馬だと再確認させられるもの。岩田ジュニアの重賞初制覇を期待したい。
 相手候補は開幕週の馬場で逃げ粘りが怖い2番のランスオブプラーナ、京都の1600Ⅿは得意そうな10番のヴァルディーゼール、前走の凡走は度外視してそれ以外は大きなレースでも上位争いを繰り広げている12番のレッドヴェイロン

◎ 7 ヴァンドギャルド
▲ 2 ランスオブプラーナ
▲10 ヴァルディゼール
▲12 レッドヴェイロン
△ 1 インディチャンプ
△11 フィアーノロマーノ
× 4 ブラックムーン
× 5 ベステンダンク
× 6 ロードクエスト

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、2、10、11、12
3着 1、2、4、5、6、10、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、10、12
2着 7
3着 1、2、4、5、6、10、11、12    合計 56点

フローラステークスの予想
 桜花賞を見てたらオークスもこの馬で決まり、みたいな雰囲気が漂うが、今年はさっさと距離適性を重視してオークスに狙いを絞って来た馬たちが出走してきた。しかも良血馬も何頭か出走。このメンバーの中からオークスでデアリングタクトに堂々と挑戦してくる馬が出てくるか。
 開幕週の馬場、東京コースの実績、レース振りから本命は9番のスカイグルーヴ。このメンバーなら楽に先行集団に付けて粘り込める。前走はタフな馬場で早めに動いて最後は失速したが、開幕週の良馬場の東京コースなら前走のようなことはない。強かった新馬戦と同じ舞台なら持てる能力をフルに発揮する。
 相手候補は絶好の枠に入り、先行抜け出しの勝ちパターンが見込める3番のウインマリン、前走のフラワーⅭでは勝った馬の予想外の粘りに遭ってしまったが、レース内容は1番の強さを感じさせた11番のレッドルレーヴ、そして新馬戦は相手が強すぎたが2戦目でしっかり勝った内容に良血馬らしいセンスの良さを見せた16番のフアナ

◎ 9 スカイグルーヴ
▲ 3 ウインマリリン
▲11 レッドルレーヴ
▲16 フアナ
△ 1 エレヴァテツァ
△ 2 セイウンヴィーナス
△12 ヴァーリモ
△15 ショウナンハレルヤ
× 7 ホウオウピースフル

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 1、2、3、11、12、15、16
3着 1、2、3、7、11、12、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、11、16
2着 9
3着 1、2、3、7、11、12、15、16   合計 70点
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競馬 皐月賞の予想(2020)

2020年04月19日 | 競馬予想
皐月賞の予想
 先週の桜花賞は我ながらしっかり展開も予想できて会心のヒットだと思う。そんな喜びに浸るまでもなく今週は皐月賞だ。皐月賞に出走できるのに回避した馬がけっこういるが、それでもなかなかの好メンバーが揃った。ちまたでは3強ムードが漂っているが、1~3着を独占するとは思っていない。よくメンバーを見渡せば、有力馬も不安な点があるし、伏兵馬も一発を狙ってそうな馬もいる。そして前日の大雨の影響がどれだけ残るか。昨日のレースでも芝では前残りが多かったし、差しが効きにくい馬場だった。昨日のレース、そして道悪が残りそうなことを考えると差し、追い込み馬は苦戦すると思う。
 さて、例によって展開を読むことから始めるが、逃げるのは外の方の枠の14番のキメラヴェリテが何が何でも逃げる。ここまで堂々と逃げ宣言をしているのだから他の馬は競らないだろうから馬場状態にもよるが1000Ⅿ通過が1分を少し超えるぐらいのペース。恐らく2、3番手の馬たちはそれほど深追いをすることなく有力馬ではサリオスがこの位置につける。他の有力馬ではコントレイルもスタートは良い馬なのだが、果たして出たなりで好位につけられるかどうか。この馬が心配なのは勝負所で包まれてギアを踏み遅れてしまうこと。早めにサリオスを捕まえられるかどうか。それとサトノフラッグが前走で道悪を強い内容で勝ったのは収穫だが、この馬は後方からのレース運び。コースロスを承知で大外を捲ってくると思うが、流石にこのメンバーでそんな大味なレースでは勝てない。それでも能力で馬券圏内に突っ込んでくるかもしれないが。
 中山2000Ⅿコースの舞台設定を考えると、4コーナーでは好位に居たいし、ペースが遅ければ尚更。そしてタフな馬場とゴール前の急坂を克服できるような強靭さ。能力的に3強の中から本命馬を選ぶが、スピードがあって雄大な馬体からパワーを持ってそうなハーツクライ産駒が俺の本命だ。

◎ 7 サリオス
▲ 1 コントレイル
▲13 ダーリントンホール
▲14 キメラヴェリテ
△ 5 サトノフラッグ
△11 クリスタルブラック
△12 マイラプソディ
△17 ヴェルトライゼンデ
× 2 レクセランス

 俺の本命は7番のサリオス。前走の朝日杯FSのレース内容、結果と素晴らしい内容。あのハイペースを先団で追走し、最後は昨日アーリントンCを勝ったタイセイヴィジョンの強烈な末脚を楽々と封じ込めた内容は大きな器を感じさせる。先行して更にラストで後続を突きっ放すレースセンスは阪神外回りコースよりも、今回の中山コースで活きる。あのレース振りなら今回も逃げ馬から離れた2、3番手の位置をキープできそうだし、他の有力馬が枠や脚質から勝負所でのスイッチの入り方、展開が微妙。この馬なら自力で逃げ馬を捕まえられるし、後方から他の馬が来たら再度伸びる。かつての皐月賞のレースではダイワメジャー、エポカドーロのイメージと重なる。そして鞍上には昨年はJRAでも旋風を起こしたレーン騎手。コロナが世界中で猛威を振るう中でオーストリアからわざわざ日本にやってきた意気込みは相当なものがある。日本に来てから2週間隔離されている間に、この馬のことは充分に研究しているだろうし、この馬のデビュー戦に乗っているのも心強い。道悪も540キロに迫ろうかする雄大な馬格から相当なパワーを秘めてそうなので他馬が苦労するようだとこの馬には良い材料だ。今まで1600Ⅿばかり使われているだけに2000Ⅿの距離を心配する声があるが、東京2000Ⅿだったら不安だが、中山2000Ⅿだったら全然大丈夫。展開、コース、馬場など能力以外の要素で非常に心強い助けが多い。あの有馬記念と同じ中山コースの舞台でハーツクライ産駒がディープインパクト産駒を再度抑え込む。

 単穴には3頭挙げる。
 まずは1番のコントレイル。能力ではこの馬が一番なのは今までのレース振りから証明されている。しかし、この枠順がどうなのか。昨日のレースを見た感じでは内の馬場は相当悪そうなのが非常に不安。スタートが上手い方なのでサリオスの近くの位置を取れたら良いのだが、逆に馬群に包まれるようなことがあったら大変だ。それと道中で外に出せても最後の直線で右にモタレル面があるが、今回も最後の直線で外に出せても、わざわざ馬場の悪い内にモタレテしまう可能性があることも心配だ。そもそも前走のホープフルSは確かに正攻法のレース振りで強い内容だったが、意外に相手のレベルが低かった可能性もある。最内を活かしたレースが出来ればここでも楽勝するかもしれないが、不安な面も多々ある。休養明けのGⅠレースで外からプレッシャーを受けてしまう展開は精神的にもきついと思うのだが。しかしながら、サリオスの動きに合わせられる展開にならばこの馬が勝つ可能性は高いだけにこれ以上は評価を下げられない。

 次に13番のダーリントンホール。負けたレースでそれなりの能力を示したが、前走の共同通信杯で道悪を耐えきった走りは非常に優秀。馬場が悪くなりそうな今回は勝つ可能性まである。この馬の良さを活かすには前走のような競り合い。好位に取り付いてサリオスと叩きあいの展開に持ち込めば勝負になる。そして共同通信杯を勝った馬が皐月賞に直行してくるパターンは好成績どころか勝ってしまう馬もいる。データーに加えて、勝負強さを取り戻しつつあるMデムーロ騎手の手綱さばきが加われば勝てる可能性がある。

 次に14番のキメラヴェリテを挙げる。前走の若葉Sは初芝のレースだったが逃げ込んで2着。アッサリ勝ち馬に交わされて印象は良くないが、時計的に優秀。逃げて好タイムを作り出した流れは印象よりかは非常に優秀。初めての芝コースだったことを考えると今回は更に上積みを見込める。前走でも形ではスローペースだが前半の入りはなかなかのスピード。サリオスが好位でのんびり構えているようだと逃げ切る可能性はある。しかも、馬場が悪くなるのはこの馬には向くだろう。展開から非常に怖い一頭であり、アッサリ逃げ切られても驚けない。

 △評価は実力は勝っても不思議ではないが、差しタイプであるために評価を落とした馬を多く入れています。

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、5、11、12、13、14、17
3着 1、2、5、11、12、13、14、17

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、13、14
2着 7
3着 1、2、5、11、12、13、14、17      合計 70点
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競馬 アーリントンカップの予想(2020)

2020年04月18日 | 競馬予想
 先週は土曜日、日曜日と重賞を的中。このまま勢いに乗って今週も的中させたいところ。しかしながら、今週の土曜日は私用のために時間がなく、予想のみをアップしておきます。ちなみに俺の本命はダートで連勝中の2番のデュードヴァン。芝に替わっても良さそうな走り。NHKマイルⅭへ向けて主役として名乗り出る。
アーリントンカップ予想
◎ 2 デュードヴァン
△ 1 ノルカソルカ
△ 4 トリプルエース
△ 5 ジュンライトボルト
△ 6 タイセイビジョン
△ 7 ボンオムトゥック
△ 9 プリンスリターン
△10 ギルデッドミラー
△11 ロードベイリーフ 
× 3 チュウワノキセキ
×12 グランレイ

買い目 三連単フォーメーション1着固定
1着 2
2着 1、4、5、6、7、9、10、11
3着 1、3、4、5、6、7、9、10、11、12  合計 72点
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競馬 桜花賞の予想(2020)

2020年04月12日 | 競馬予想
 日本だけでなく世界中が大変なことになっているが、世の中において娯楽というのは本当に大切だということを実感する。スポーツ、イベント等が軒並み開催できない状態が続いているが今こそ競馬の力を発揮して、この暗い世の中において希望の灯を点し続けて欲しい。

桜花賞の予想
 さて、今週は3歳の牝馬によるGⅠレースの桜花賞。昨年の桜花賞はグランアレグリアが衝撃的な勝ち方をし、一昨年がアーモンドアイの女傑誕生への幕開け。インパクトのある桜花賞が続いているが、今年も衝撃的なレースを見られるか。
 このところGⅠレースにおいて俺の予想は恥の上塗りを重ねているのだが、例によって展開面を考えると今回は結構読みやすいメンバーと枠順。ここは前走は控えたレースをしたスマイルカナだがこの内枠なら逃げるだろう。この大舞台で控えるレースをするのは考えずらい。そして2番手が外枠に入ってしまったレシステンシア。ハイペースを逃げて圧勝した阪神ジュベナイルフィリーズのイメージが強いが、これまでの勝ったレースを見てて単調な逃げ馬ではない。スタートが良い馬なので先行するがスマイルカナが早めのペースで逃げるのなら2番手から進めることできる。ちまたでは逃げ争いをしてハイペースで前崩れの展開を予想している人が多そうだが、俺の思う予想はレシステンシアにはとっては無理のない平均ペース。4コーナーを回る前に一気に他馬を引き離すか。馬場も雨の影響が気になるが、平均ペースならば内を通る馬が有利そうだし、差し馬が勝つには厳しい展開になりそうだ。やはり令和最初の桜花賞も日本競馬のレジェンドが存在感を見せる。

◎ 17 レシステンシア
▲  9 デアリングタクト
▲ 11 クラヴァシュドール
▲ 13 マジックキャッスル
△  3 スマイルカナ
△  4 サンクテュエール
△  5 マルターズディオサ
△ 14 ミヤマザクラ
×  6 ウーマンズハート

 俺の本命は17番のレシステンシア。枠順はかなり外だが3番のスマイルカナよりは外の枠ならば良かったので、むしろラッキーなぐらい。これが逆の枠順だったら、恐らく本命にできなかった。スマイルカナを逃がして2番手を追走。他のメンバーを見ても道中は絡まれる心配もなさそうだし、楽な手応えで4コーナーを回ってくれるだろう。そうなると昨年のようなグランアレグリアの勝ったレースの再現を今年の桜花賞でも見れるか。何よりも心強いのは武豊が騎乗すること。馬も調教から絶好調そうだし、鞍上の武豊というのもペース配分を考えると非常に心強い。そもそも昨年の2歳牝馬チャンプに輝いた阪神ジュベナイルフィリーズのレースが尋常ではない強さ。前走の敗因は自らが緩い流れを作り出して瞬発力勝負にしてしまったこと。ダイワメジャー産駒なら道悪になっても大丈夫そうだし、不安な点が見つからないので自信の本命。

 単穴には3頭挙げる。
 まずは9番のデアリングタクト。前走があまりに楽勝だったのでメンバーが相当弱いのかた思ってたら後に重賞を勝つエーポスが出走していたことを考えるとハイレベルの戦い。しかも勝ちタイムの1分33秒台を楽々と叩き出したことを考えると相当のポテンシャルを秘めている。もしかしたら持っている能力は歴史的名牝の器である可能性もある。しかし、前走でスタートで後手に回ってしまったように、今回も後方からの位置でレシステンシアから離れた位置取りとなると勝つのは厳しい。前走の勝ちっぷりに能力を感じさせられるが、今回のようなGⅠレベルの戦いを経験していないだけにキャリアの浅さがモロに出てしまう恐れはある。本命にはしにくいがこれ以上は評価は下げられない。

 次に11番のクラヴァシュドール。この時期の3歳牝馬はまだ伸び盛り。前走のチューリップ賞から更にパワーアップしているとすれば逆転もありえるか。この馬はスタートは上手い方だし、有力馬の一頭である5番のマルターズディオサよりもレシステンシアに近い位置でレースが出来そうな分こちらの方を上位に取り上げたい。そもそもこの馬は牡馬クラシックの有力候補であるサリオスと東京の長い直線で叩き合いをしてみせた。前走から引き続き乗るⅯデムーロとの化学反応でGⅠレースの大舞台でパフォーマンスを上げる可能性はある。

 次に13番のマジックキャッスル。もしかしたらこの馬も相当な能力を秘めているかもしれない。前走の最後方から追い込みは勝ち馬のミヤマザクラには届かなかったが迫力十分。能力的にはこちらの方が上だと思わせる。実際に昨年のファンタジーSではレシステンシアと戦っており、その時は1馬身差にまで迫っている。あの末脚なら1600Ⅿで阪神の外回りなら逆転できる可能性はある。何と言っても三冠牝馬を2頭も出している名門国枝厩舎の馬だというのも不気味だ。個人的には距離が延びるオークスで本命にしたい馬だが、今回勝たれても驚けない。

 △、×は展開的に3番のスマイルカナには印をつけたいし、好位でレースが出来るマルターズサディオミヤマザクラは実力的に押さえておきたい。

 人気しそうで要らない馬
 8番のリアアメリア。阪神ジュベナイルフィリーズでは圧倒的な人気を背負いながら完敗を喫した。今回は巻き返しを期待したい馬だが、最後方からレース振りが気になる。恐らく今回も今まで通りのレース振りだろう。好位を取りに行っても、2歳時に勝ったアルテミスSのレースで著しく折り合いを欠いたレース振りでは何とも心もとない。ここは思い切って馬券圏内から外す。

買い目 三連単フォーメーション
1着 17
2着  3、4、5、9、11、13、14
3着  3、4、5、6、9、11、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 9、11、13
2着 17
3着 3、4、5、6、9、11、13、14      合計 70点



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競馬 大阪杯の予想(2020)

2020年04月05日 | 競馬予想
 先週からずっとGⅠレースが続くが、それにしても先週の高松宮記念の予想はボロボロ。全く頓珍漢な予想をしてしまい大恥をさらしてしまった。ここは名誉挽回でしっかりと大阪杯を予想して馬券をゲットさせたい。しかし、GⅠホースが5頭出走する好メンバーの戦い。日本馬の中距離戦線は粒が揃っている。
 さて、確たる逃げ馬が不在だがこのメンバーならステイフーリッシュが逃げるか。どうやらスローペースになりそうな気配だが、好位で立ち回れる馬に有力馬が多く3コーナー過ぎから俄然ペースアップするか。とくにアワテンボウのレース振りが目立つデムーロ騎乗のラッキーライラックが我慢できずに早めに捲ってくるか。そうなると穴馬には追い込みに賭ける馬にも注意が必要だろう。
 
◎ 8 ダノンキングリー
▲ 3 ブラストワンピース
▲ 4 ワグネリアン
▲12 クロノジェネシス
△ 1 ロードマイウェイ
△ 5 ラッキーライラック
△ 9 マカヒキ
△11 カデナ
× 7 ステイフーリッシュ

 俺の本命はGⅠホースたちを差し置いて8番のダノンキングリーを挙げる。昨年のクラシック戦線では世代トップレベルの能力を見せつけた。今年の中距離戦線を引っ張っていける馬だと思う。昨年の京都で行われたマイルチャンピオンシップで意外なほど直線で弾けなかったが、それでも今年の始動戦である前走の中山記念ではレベルの高いメンバーを相手に楽勝。また好位につけて一瞬の脚で抜け出す今までにない内容。あの走りっぷりなら先行有利の阪神2000Ⅿコースの今回において何の不安もない。早くならない展開面はこの馬の一瞬で見せる瞬発力はこの馬に向きそうだし、枠順も内に逃げそうなステイフーリッシュ、外には位置を下げそうなマカヒキなら労せず好位を取れる。ラッキーライラックが早めに捲ってきて馬群が凝縮しても、この頭数で名手横山ジョッキー難なく馬群を捌ける。輸送対策も名門厩舎らしく抜かりないようだ。ここは百戦錬磨のベテランジョッキーによってダノンキングリーが初GⅠレースを制覇する。

 単穴には3頭挙げる。
 まずは3番のブラストワンピース。凱旋門賞のダメージが心配されたが、前走のアメリカジョッキークラブカップでは故障馬のあおりを受けながら堂々たる勝ちっぷり。精神面でのタフさも見せつけた。昨年のこのレースでは1番人気に推されたが6着。人気を背負ったための大外をぶん回したが、さすがにあのレース振りでは厳しく結果も仕方ない。しかし、今年は本命ではないので好位の内で立ち回ってインから抜け出すレースを選択できるだろう。少々難のあるスタートだが、二の脚でカバーできる馬になっている。しかし、問題はスローの瞬発力勝負は分が悪いし、馬場ももう少し悪くなった方がこの馬には良かった。それでも有馬記念を制覇したグランプリホースの実力は侮られない。

 次に4番のワグネリアン。一昨年のダービー馬。昨年は順調さを欠いて調整も難しかったようだが、今年は順調にきたようだ。内枠はこの馬には良いし、良馬場もこの馬には良い。昨年でも本調子でなくても3着に突っ込んできたが、今年はそれ以上に順調。レースセンスは抜群でスローペースでも折り合いには不安がない。休養明けでも力を発揮できそうな今回はこれぐらいの評価は必要だろう。

 次に12番のクロノジェネシス。昨年のクラシック戦線でしのぎを削ったカレンブーケドールに力の差を見せつけた前走の京都記念だが、昨年よりもパワーアップしているのは間違いない。今回のレース結果、内容によっては女傑の系譜を継ぐ馬になるかもしれない。12番とはいえ大外枠なのはマイナス材料。まだ折り合いに不安があるだけにこの枠では折り合いに不安はあるし、折り合いに専念しすぎて大外を回して勝てるような相手関係ではないように思う。しかし、前走のスケールの大きそうな勝ちっぷりならこのメンバーでもアッサリ勝つシーンがありえるかもしれない。

 △評価はラッキーライラックが早めに捲ってくる流れを警戒して追い込みに賭ける9番のマカヒキ、11番のカデナに印を打つ。
 
買い目 三連単フォーメーション
1着 8
2着 1、3、4、5、9、11、12
3着 1、3、4、5、7、9、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、4、12
2着 8
3着 1、3、4、5、7、9、11、12      合計 70点

 
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