褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 青葉賞予想

2011年04月29日 | 競馬予想
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 皐月賞が的中したことによって多少金銭的余裕が出たのと、僕が個人的に注目していた馬が出走してきたので調子に乗って青葉賞を予想しちゃいます

青葉賞予想


 ◎ 7 カーマイン
 ▲ 9 ショウナンマイティ
 ▲10 トーセンレーヴ
 ▲13 ギュスターヴクライ
 △ 4 ウインバリアシオン
 △11 ヴァーゲンザイル
 △16 リフトザウィングス
 × 3 プリンスヴィル
 × 5 イデア
 × 8 サトノタイガー

 僕の本命は7番のカーマイン。お兄ちゃんにサカラートヴァーミリアンなどがいる良血馬だお兄ちゃん達はダート馬だったが、どうやらこの馬は芝向きのようだ。前走を見る限り勝負所でもたついているし、直線でも手前をスムーズに替えなかったり、ジョッキーも非常に追いづらそうだったがそれでも勝ってしまうのがこの馬の能力。まだまだ若さも残した前走から更に前進必死だ。2,400Mの距離は前走の内容からも望むところ

 単穴には3頭挙げる
 まずは9番のショウナンマイティを挙げる。前走の弥生賞は最後の直線だけの競馬で惜しい4着。その弥生賞に出走したメンバーの皐月賞での活躍を見ればこの馬の能力は相当だ。折り合いに不安があるだけにちょいと2,400Mの距離は心配だが、長い直線の東京コースは間違いなくこの馬に向いている。当然能力を発揮されたら勝って当然か。
 
 次に10番のトーセンレーヴ。母がビワハイジと言うよりも姉があの偉大なるブエナビスタという超良血馬。前走の毎日杯はある意味おぼっちゃん育ちのひ弱さが出たが、その血統から明日の大スター候補である期待は大きい。デビューから2戦の連勝振りに大物感が漂うし、前走の勝ち馬は相当な能力のあった馬だった可能性も。まだまだ奥が深そうなのでここは▲評価から下げることは出来ない。

 次に13番のギュスターヴクライを挙げる。前走の弥生賞は相手関係を考えると内容は悪くない。むしろこの馬にとっては中山コースの2,000Mは忙しかった。今回の東京コースは良いし、距離の2,400Mも良い材料だ。勝つ可能性ある。

 勝つのは厳しいが2着なら来る可能性の馬を挙げよう
 まずは4番のウインバリアシオン。ここ3戦を見る感じではやや能力が見えてしまった印象がある。しかし、これまで戦ってきた相手は強敵だったのも事実。今回も勝つのは厳しいが充分に2着に食い込める能力はある。

 次に11番のヴァーゲンザイルを挙げる。前走の感じではカーマインにはちょっと能力の差を見せ付けられた感じもするが、調教師はけっこう強気だ。ダービー出走の3着以内には当然マークする必要がありそうだ。どうせなら2着に来る可能性まで考える。

 次に16番のリフトザウィングスを挙げる。前走のスプリングSは全く不可解なボロ負け。ちょっとどころかかなり負け過ぎだが、休養明けは全く走らないタイプかも?叩き2走目で実績のある東京コースなら変っても驚けない。勝つのは厳しいが2着なら能力で突っ込んでくるかも。

 三連単の端っこ(3着)に来ても驚けない馬については距離適正がありそうで、ちょっと勢いがありそうな馬を×評価の3頭で。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 4、9、10、11、13、16
 3着 3、4、5、8、9、10、11、13、16

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9、10、13
 2着 7
 3着 3、4、5、8、9、10、11、13、16                       合計 72点

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映画 評決(1982) 絶望から立ち直ろうとする再生のドラマ

2011年04月28日 | 映画(は行)
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 裁判所を舞台にしたアメリカ映画の傑作は多々ある。例えば古典的なところではビリー・ワイルダー監督、マレーネ・ディードリッヒ主演の情婦はそんな法廷映画と呼ばれる映画において個人的にはお勧めしたい作品。法廷劇らしいサスペンス性、そしてユーモアが珍しく合致した映画。大ドン返し系の作品ながら何回観ても楽しめるのは監督の演出の巧みさがあるからだろう。

 他にも法廷劇でありながら人種問題に突っ込んだトム・ハンクスの名演が見られるフィラデル・フィア、アメリカの陪審員制に対する欠陥が描かれたリチャード・ギア主演でエドワード・ノートンの驚きの演技が見れる真実の行方、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督、マット・デイモン主演の法曹界の裏側を描いたレイン・メーカーなど他にも挙げれば切りが無い。
 
 しかしサスペンスを具材とした法廷劇はたくさんあるが、人間ドラマを盛り込んだ法廷劇としてお勧めしたいのが今回紹介する評決僕の弁護士に対するイメージは中味も外見もスマートな印象があるが、世間の一般的なイメージも恐らく一緒だろう。しかし最近テレビのおかげでそんな良いイメージのあった弁護士像は今や崩壊状態でもあるが・・・

 しかし弁護士というのは相当なプレッシャーを受ける職業のはずだ。なぜなら無罪のはずの人間が自分の無能のために有罪どころか、時には死刑台に送ってしまったりしたことを想像すると、いくら大金をもらえても割に合わないと僕ならそう思ってしまう。大して頭が良い事も無く、変な志を持たなかった自分の運の良さを改めて感じる今日この頃だ。
 そうは言っても世の中にうっかり弁護士になってしまった人は多くいるのも事実。ましてや競争社会でもある弁護士の世界において当然落ちこぼれも出てくる。そんな落ちこぼれ弁護士がある日突然に正義感に目覚めるストーリが今回紹介する評決です。
 
 監督は先日亡くなられたシドニー・ルメット法廷劇の傑作の誉れ高い十二人の怒れる男を始め、原爆の恐怖を描いた未知への飛行、腐敗した警察機構に1人で立ち向かうセルピコ、テレビメディアの裏側を描いたネットワークなど数々の社会派的名作を撮り続けた名監督だ。

 主演は僕が最も好きなポール・ニューマン大スターでありながら、彼の演じる男にはアンチヒーローの役が多い。
 今回紹介する評決もだが、権力に反抗するかの如く脱獄を繰り返す暴力脱獄、心身ともに打ちのめされた男が再起をかけるハスラー、どん底から這い上がり世界チャンピオンに登りつめる実在のボクサー、ロッキー・グラチアーノを演じた傷だらけの栄光など彼の演じる役は単なるヒーローとは違い、どこか影のある人間が多い。

 社会的権威の高い弁護士、医者、教会に対しての批判が垣間見え、ボロボロ人生から正義を見出そうとする人間ドラマが描かれている評決を紹介します

評決 [DVD]
ポール・ニューマン,シャーロット・ランプリング,ジャック・ウォーデン,ジェームズ・メイスン,ミロ・オーシャ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 弁護士のフランク(ポール・ニューマン)はかつての業績も何処へやら、今やアルコール中毒で、新聞の死亡記事欄に掲載されている家族の葬式に出向いて営業活動をするまでに落ちぶれてしまっている。そんな彼を唯一支えているのが先輩の弁護士であるミッキー(ジャック・ウォーデン)だけだった。

 そんなフランク(ニューマン)の元へ、ミッキー(ウォーデン)は軽い気持ちである訴訟事件を持ってくる。その事件とは出産のために入院した女性が麻酔ミスで植物人間になってしまった妹夫婦が訴えた事件だった

 当初はフランク(ニューマン)も相手側との示談交渉で済ますつもりだったが麻薬医療の著名人であるグルーバー医師から明らかに病院側の過失だというアドバイスを受け、更に相手から多くの示談金を引き出すべくフランク(ニューマン)は入院している女性の写真を多く撮るのだが、その植物人間同然の女性の姿を見てフランク(ニューマン)は裁判を起こしても楽に勝てると確信し、次第にフランク(ニューマン)の中に正義感が芽生えてくる

 フランク(ニューマン)は判事のホイル(ミロ・ウォーシャ)から示談に応じるように迫られるが、今や正義感に目覚めたフランク(ニューマン)はホイル判事(ウォーシャ)の要求を拒否フランク(ニューマン)は裁判で病院側と徹底的に戦うことを誓う。

 ところが病院側の相手弁護士であるコンキャノンン(ジェームズ・メイスン)は大組織を率いるやり手の弁護士で、さらにコンキャノン(メイスン)は裏で手を回していた。

 フランク(ニューマン)はミッキー(ウォーデン)の力を借り、そして行きつけのスナックで出会った謎めいた女性のローラ(シャーロット・ランプリング)の協力を得て、裁判に臨むがコンキャノン(メイスン)たちの卑劣な手段の前にフランク(ニューマン)は苦戦を強いられることになり・・・ダメダメ人間だったフランク(ニューマン)が正義に目覚めていく展開は映画を見てください



 落ちぶれた人間の再生のドラマと同時に、社会的権威を振りかざす悪組織に対決を挑む社会派ドラマの面も見られるシドニー・ルメット監督らしい内容。絶対に勝てると確信して戦いを挑んではみたが、社会的権威の圧力の前に自らの無力さを知り、そして後戻りすることも許されない状況に追い込まれた時に何を頼れば良いのか。個人々の中に正義が宿っていることが非常に心強く感じるお勧めの映画です

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競馬 皐月賞三連単的中

2011年04月28日 | 競馬予想結果

皐月賞三連単的中


 我ながら非常に完璧に近い皐月賞の予想だったと思います。
 本当に久々のGⅠレース的中です。今年のただ今の結果は・・・だいぶ負けているようです
 とりあえずしばらくは競馬の予想はGⅠレースだけしようと思います。

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映画 ファントム・オブ・パラダイス(1974) ブライアン・デ・パルマは凄い監督だったんだ

2011年04月24日 | 映画(は行)
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 アルフレッド・ヒッチコック監督の映画はサスペンスの面白さというものを充分に堪能させてくれる。そんなヒッチコック監督を敬愛する映画監督にブライアン・デ・パルマがいるが、彼の映画を観ているとヒッチコックが好きだということがよくわかる。
 いかにもヒッチコック作品を意識したような作品に愛のメモリー殺しのドレスボディ・ダブルなど挙げられるが、どうもこれらの作品は個人的には好きになれない。むしろ、ヒッチコック作品から少し離れた作品の方が好き。
 例えばアル・パチーノが破滅的なマフィアを演じたスカー・フェイス、エリオット・ネスとアル・カポネの対決を描いたアンタッチャブルなどの方が誰にでもお勧めしやすい。

 しかし、ブライアン・デ・パルマ監督はカルト的ファンが多いし、そんな彼の作品の魅力は奇抜的な映像表現だろう。例えば同時進行のシーンを画面を分割させたり、長回し、カメラの360度回転などその小手先に走ったような技術がその映画内容よりも褒められることが多いように思う。
 そんなブライアン・デ・パルマのテクニックが遺憾なく発揮された名作と言えばスティーヴ・キング原作の映画化作品であるキャリーが挙げられる。ホラー的な装い、反キリスト教を示唆するような表現、そして映像テクニックなどを考えると彼の最高傑作だと挙げる声が多いのも納得だ。

 ブライアン・デ・パルマ監督の初期作品においてキャリーより以前に撮られた作品で、その面白さにおいてビックリしたのが今回紹介するファントム・オブ・パラダイス
 
 スタンリー・キューブリック監督のバリー・リンドンという名作があるが、内容は人生の没落を描いただけで大したことはない。そして今回紹介するファントム・オブ・パラダイスも実は色々な古典劇(オペラ座の怪人、ファウストなど)の寄せ集めのような作品で内容だけなら今となっては斬新さも無ければ、特に感動するほどでもない。
 しかし狂ったように響くロック音楽、スピード感あるテンポ、荒々しい映像感覚は今観ても非常に斬新的で驚きだ。
 映画というものがストーリーがボロボロでも映像表現によって、こんなに面白く出来るのかということをわからせてくれるファントム・オブ・パラダイスを紹介します

ファントム・オブ・パラダイス [DVD]
ブライアン・デ・パルマ
20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン


 全く無名のミュージシャンであるウィンスロー(ウィリアム・フィンレイ)は自ら作曲した曲をレコード会社デス・レコードに売り込んでいた。デス・レコードの社長のスワン(ポール・ウィリアムズ)はウィンスロー(フィンレイ)の曲を気に入るが、悪魔に魂を売った様な悪のスワン(ウィリアムズ)は部下のフィルビン(ジョージ・メモリ)に命令して巧みにウィンスロー(フィンレイ)の曲を横取りしてしまう。

 ウィンスロー(フィンレイ)はデス・レコード社に乗り込みスワン(ウィリアムズ)に会おうとするが、スワン(ウィリアムズ)に嵌められてしまい、ウィンスロー(フィンレイ)が密かに恋していた無名の歌手のフェニックス(ジェシカ・ハーバー)を奪われ、しかも罪人扱いされて刑務所行き。
 ウィンスロー(フィンレイ)はスワン(ウィリアムズ)の悪企みを阻止するために脱獄してデス・レコードの工場に忍び込むが、なんと彼は機械に顔をはさまれ、顔半分がつぶれてされ、声もまともに出なくなる

 大劇場の完成を待ち望んでいたスワン(ウィリアムズ)の前に、恐ろしい姿になってしまったウィンスロー(フィンレイ)が現われる。怒りに震えるウィンスロー(フィンレイ)に対してスワン(ウィリアムズ)は、一緒に仕事をすることを提案し彼に曲作りを持ちかける。そしてウィンスロー(フィンレイ)が作った曲をフェニックス(ハーバー)が歌うということまで約束してきた。
 すっかり機嫌を取り直したウィンスロー(フィンレイ)はスワン(ウィリアムズ)に与えられた部屋で猛烈に作曲を開始するのだが、またしてもスワン(ウィリアムズ)に裏切られ・・・悲しすぎるウィンスロー(フィンレイ)の復讐劇は映画を観てください



 人の良心に附け込むとんでもない悪者のスワン(ポール・ウィリアムズ)に騙され続けるウィンスロー(ウィリアム・フィンレイ)に対して、きっと誰もが涙を流しながら可哀想だと想うはず。今までたくさんの映画を観てきたつもりの僕でも、こんな可哀想なキャラクターは歴代で1番かも?と思ったのは実は今頃になってから
 本当は観ている最中は悲劇だとも思わず笑っていた。

 有り得ないぐらいの悲劇的ドラマを笑える映画にしてしまうブライアン・デ・パルマ監督は凄い才能を持っていたんだと気付くし、僕が今まで観たブライアン・デ・パルマ作品ではいきなり1番のお気に入り作品になってしまいました

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競馬 皐月賞予想

2011年04月24日 | 競馬予想
 

皐月賞予想


 今年の皐月賞は大混戦15頭ぐらい勝つチャンスのある馬がいるようで、珍しくも今回は非常に予想が難解だった。今年の有力馬は2回連続で結果をしっかり出す馬が居なかったり、大した馬では無いと思っていた馬が結果を出してきたりで、今年の3歳牡馬戦線は非常に悩ましい。
 しかし、これぐらい難関の方が予想のやりがいがあるのもまた事実。そして難関なメンバーの戦いに思えて実は突き詰めていくと結局はやっぱり強い馬が勝つということ。そして今年の皐月賞はラッキーなことに広くて直線の長い東京競馬場で行われるのがありがたい。
 トリッキーな中山コースより、能力の発揮されやすい東京コースで行われるのが予想する側にとっては非常にありがたい

 逃げるのは恐らく10番のエイシンオスマン。もしかしたら7番のロッカヴェラーノが逃げるかも。有力馬に差し馬が多いだけにペースはそれほど早くならないと思う。しかし、今年は東京競馬場でのレースとなると逃げ残りを警戒しなくて良いのが非常にありがたい。
 中山コースで行われる皐月賞ならば、レースセンス重視の予想になるが、東京コースで行われる皐月賞はとにかく能力重視。そして東京2000Mコースの特性である内枠に入った馬に気をつける。
 ◎ 12 オルフェーヴル
 ○  2 ダノンバラード
 ▲  5 ナカヤマナイト
 ▲ 11 ペルシャザール
 △  1 ステラロッサ
 △  3 ノーザンリバー
 △  4 サダムパテック
 ×  6 ダノンミノル
 × 15 デボネア

 本命は12番のオルフェーヴル前走のスプリングSで4コーナー手前から自ら前を捕まえに行くレースが出来たことにこの馬の成長を感じる。レース振り、血統から距離に対する不安は無いし、まだまだ成長力がある。左回りに少し不安があるも最近の充実振りなら安心して本命に挙げることが出来る

 対抗には2番のダノンバラード。期待した前走の共同通信杯は全く不可解なボロ負け。しかし、2走前のラジオNIKKEI杯2歳Sの勝ちぷっりから今年の3歳クラシック路線の主役かと思わせた馬。人気がた落ちの今回は狙い目だ。
 今回内枠だし、武豊も気楽に乗れるから大外を回すようなレースはしないだろう。ダメでもともとで最内から末脚が炸裂する可能性は充分。

 単穴は2頭挙げる
 まずは5番のナカヤマナイト。走れば走るほど力を付けてきた印象だ。イメージはメイショウサムソンか少し心配なのは少し間隔が開いてしまったこと。3月も走っていれば本命だったのだがしかし、派手さは無いが確実に走る安定感は高い評価が必要だろう。

 次に11番のペルシャザールホープフルSの勝ちっぷりはジョッキーのルメールも絶賛していた。その後の2戦はスタートが悪かったり、折り合いが付かなかったりで若さを見せているが、それだけに今回のGⅠ戦は怖い馬だ。レースセンスは良いだけに恐らく今回は好位から進めることが出来そうなのも良い材料。アンカツジョッキーも心強い。

 勝つのは厳しいが2着ならありそうな馬を挙げよう
 まずは1番のステラロッサ。前走のスプリングSはかなりずぶいところを見せてしまった。その点で距離が少しでも延びるのは良いし、最後の直線の長い東京コースは良いだろう。枠順を上手く活かせたレースが出来れば2着に突っ込んでくるかも

次に3番のノーザンリバーを挙げる。前走のアーリントンCでは芝に対処できた。レースセンスの良い馬なだけにこの内枠は大きなプラス材料。2,000Mの距離はギリギリか?外枠なら不要だと思っていたが、この枠順なら俄然注目だ。

 次に4番のサダムパテック。前走の弥生賞で見せた末脚の破壊力はこのメンバーでもナンバーワン東京コースも向くだけに、1番人気になるのも納得。しかし、スタートが悪い馬で人気があるだけにこの内枠は不安だ。多頭数のレースで決着のついていない馬との対戦が多いだけに不安な点も多い。勝つまでは意外にハードルが高いかも?

 三連単の端っこ(3着)なら来ても驚けない馬を挙げよう
 まずは6番のダノンミノル。前走の若葉Sはまだゴール前は余裕があったように思える。東京コースが合っているように思えないが、前走で負かした相手も弱すぎるとは思えず、ここは3着にマークする必要がある。

 次に15番のデボネア。もっと内枠なら高い評価を与えても良かった馬。どんなレベルの相手でも好勝負する善戦マンタイプの馬だと思う。3着にはマークする必要ある。


 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12
 2着  1、2、3、4、5、11 
 3着  1、2、3、4、5、6、11、15 

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、5、11
 2着 12
 3着 1、2、3、4、5、6、11、15 

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 1、3、4、5、11
 3着 12                                合計 68点

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映画 ネットワーク(1976) テレビ業界の狂乱ぶりを描く

2011年04月22日 | 映画(な行)
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 民放のテレビ局の視聴率争いは視聴者側にとっては大して意味は無いように思うが、しかしテレビ局内において視聴率を巡るドラマは相当な血みどろの展開があるようだ。本来テレビの役割は視聴者に対するサービス。抜群に面白い番組を提供し、世界、国内のニュースを正確に伝える役割がある。しかし、実際のテレビ業界の裏の顔はスポンサー、視聴率、権力が絡みの利権争い。
 各民放が競って同じような時間帯に繰り広げるテレビドラマより以上に面白い人間ドラマがテレビ局の裏側で起こっているのは想像に難くない。そんなテレビ局を動かす人間の狂乱振りを皮肉たっぷりに描いたのが今回紹介するネットワークです。

 テレビ業界の内幕を騒動を描いた映画はけっこう多い。例えば比較的穏やかで、コメディータッチの内容の映画ならばジェームズ・L・ブルックス監督のブロードキャスト・ニュースを思い出す。ニュース番組に写っているキャスターと呼ばれる人達は華やかな印象を受けるが、キャスター達も人間。そんなキャスター達の喜怒哀楽が面白おかしく描かれていた佳作。
 他にテレビの持つ影響を怖いぐらいに表現した映画にロバート・レッドフォード監督のクイズ・ショウが印象的。テレビというのは時にヒーローを生み出すかと思えば、古くなったヒーローを蹴落として新しいヒーローを誕生させることができるし、逆に悪役をヒーローにすることもできる。テレビ番組という小さい世界を描きながらも、怪物を簡単に生み出してしまうテレビ番組の怖さを見事に描いている力作。
 しかし、テレビ業界に生きる人々の人間ドラマを痛烈に風刺している代表的映画と言えば今回紹介するネットワークということになるだろうと思う。

 ちなみに監督は先日亡くなったシドニー・ルメット陪審員制度を描くことによって、民主主義の正義を描いた十二人の怒れる男、米ソ冷戦下における核戦争の恐怖を描いた未知への飛行、アガサ・クリスティ原作の映画化オリエント急行殺人事件等、多くの名作を生み出したその功績は賞賛に値します。

 社会派映画監督とも呼ばれたシドニー・ルメット監督の真骨頂的作品のネットワークを紹介します

ネットワーク [DVD]
フェイ・ダナウェイ,ウィリアム・ホールデン,ピーター・フィンチ,ロバート・デュバル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 大手テレビ会社のUSBの夕方の報道番組。かつては高視聴率を叩きだしていた人気番組だったが、今ではすっかり低視聴率にあえいでいる。USBの報道部門の責任者であるマックス(ウィリアム・ホールデン)は番組の司会者であり、友人であるビール(ピーター・フィンチ)に二週間後の番組の打ち切りと解雇という苦悩の宣告。

 その報告を聞いたビール(フィンチ)はウツ状態に陥り、翌日の番組の生放送中にテレビ局の暴露話をしゃべり、自殺予告までしてしまう。マックス(ホールデン)たちはビール(フィンチ)の様子に大慌てするが、そんなビール(フィンチ)の突然の告白によって、その日は高視聴率をたたき出す。

 解雇が決まっていたビール(フィンチ)だったが、そんな突然の高視聴率を利用しようとしたのがエンターテイメント番組の新進の野心家であるダイアナ(フェイ・ダナウェイ)。彼女はビール(フィンチ)を起用してエンターテイメント系の番組を作ろうとする。

 友人であるビール(フィンチ)がウツ状態なこともあり、マックス(ホールデン)は彼を起用しようとするダイアナ(ダナウェイ)に抵抗するが、改革路線を突っ走ろうとするフランク(ロバート・デュヴァル)の力添えもありマックス(ホールデン)は更迭させられ、ビール(フィンチ)を起用したダイアナ(ダナウェイ)の番組は大当たりする。

 時が経ちマックス(ホールデン)とダイアナ(ダナウェイ)は出会い、マックス(ホールデン)は妻子が居ながら2人は不倫関係に陥る。しかしダイアナ(ダナウェイ)のビール(フィンチ)を起用した番組は相変わらず好調で、さらに調子に乗ったダイアナ(ダナウェイ)は実際のテロリストを起用して新しい番組を作ろうとする。
 ところがビール(フィンチ)は生放送中に番組の裏側を暴露してしまったために、番組のスポンサーのジェンソン(ネッド・ビーティ)の怒りに触れてしまう。
 ジェンソン(ビーティー)に呼び出されたビール(フィンチ)は自らの資本主義思想を叩き込み、ビール(フィンチ)もそのことを番組でアピールするが、あまりにも観客受けしない内容のために次第に視聴率が低下してしまう。

 視聴率低下に危機感を抱いたダイアナ(ダナウェイ)とフランク(デュヴァル)はビール(フィンチ)を番組から降ろそうとするが、すっかり言いなりになってしまっているビール(フィンチ)を気に入ってしまったジェンソン(ビーティー)は彼を番組から降ろすことを許さず・・・テレビ界の視聴率主義の恐ろしさを表す衝撃のラストシーンは映画を観てください



 日本のテレビ界もすっかり視聴率が気になって番組の劣悪振りが明らかになっているが、そのような背景を批判した社会派作品。視聴率の1パーセントの差が年200万ドルの差になって表われるアメリカのテレビ業界の熾烈な競争と生き残り社会のひずみがモロに現在のアメリカのダメさを考えると非常に意味深な映画になっている。
 このような映画が1970年代に作られているが30年以上を経た現在においても充分に通用しすぎることにテレビ界の進歩の無さが理解できる。しかも当時は絶対だと信じていたアメリカの資本主義社会への痛烈なメッセージも込められているが、今のアメリカのダメさの元凶を既にこの時代に描いてしまう事にシドニー・ルメット監督の偉大がよくわかる映画です。

 そして非常に豪華なキャスト陣も目を見張る。1970年代の代表的ハリウッド女優のフェイ・ダナウェイ、この時から渋い脇役のロバート・デュヴァル、間違いなく一時代を築いた大スターウィリアム・ホールデン、そしてピーター・フィンチの怪演はこの映画の見所の一つです 

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映画 疑惑の影(1943) 僕のまわりも疑惑だらけです

2011年04月16日 | 映画(か行)
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 今回紹介する疑惑の影アルフレッド・ヒッチコック監督の作品の中でも派手さは無く比較的地味な感じがする。この映画を観るのが2回目だけれど実は最初観た時は大して面白いと思わなかった。恐らく地味な印象がそのような感想を持つにいたったのだと思う。
 しかし、最初観た時よりも2回目に観た方が面白く感じる映画はたくさんあるし、観れば観るほど面白い映画は多々ある。だから1回観て意味のわからなかった映画は2回観ることをお勧めしたいね。確かに僕の場合2001年宇宙の旅は5回ぐらい観ているけれどどこが良いのか未だによくわからない映画だけれど、恐らく繰り返し観たら物凄く面白く感じるときがあるのだろう。

 さて、アルフレッド・ヒッチコック監督はよくサスペンス映画の神様と言われるが、巨匠と呼ばれる映画監督は引き出しは多い。ビリー・ワイルダー、ウィリアム・ワイラー等の巨匠達はサスペンス映画もロマンティック・コメディにおいても抜群の手腕を発揮する。そしてヒッチコック監督の凄さはサスペンス映画を一貫して撮り続けながらも、作品毎に印象をガラリと変えてくるところ。
 サイコのようなホラータッチ、北北西に進路を取れのようなスペクタクル性、ハリーの災難のようなとぼけたユーモア、のようなパニックもの等、芸域の広さは流石は名監督だ。

 そして今回紹介する疑惑の影はジワジワくる心理サスペンス。例えばあなたの周りになぜか自分にはものすごく優しい人が居ないだろうか?。ところがその人は実はものすご~く腹黒い人だったと知ってしまうと

 今まで大好きだった人が実はとんでもない悪人だと知った時に、その可憐な少女に迫ってくる恐怖を描いた疑惑の影を紹介します

疑惑の影 [DVD] FRT-102
パトリシア・コリンジ/ヘンリー・トラヴァース/テレサ・ライト/マクドナルド・ケリー/ジョセフ・コットン
ファーストトレーディング


 アメリカ、カリフォルニア州のサンタ・ローザは静かでのどかな町。そこへ1人の男が列車から降りる。その男の名はチャーリー(ジョゼフ・コットン)。彼は警察から追われる身であり、身を隠すためにこのために姉の嫁ぎ先であるニュートン家にやって来た。
 
 ニュートン家の長女で叔父のチャーリー(コットン)と同じ名前の姪のチャーリー(テレサ・ライト)はあまりにも静かで、のどかなサンタ・ローザでの生活に飽き飽きしていた。彼女は金を持っていて、気前良く金を使う叔父のチャーリー(コットン)がサンタ・ローザに来ることを望んでいた。
 突然のチャーリー(コットン)の訪問にニュートン家は大喜び。姪のチャーリー(ライト)は願いが叶ったと大喜び、また姉も大好きな弟が来たことに喜んでいた。

 チャーリー(コットン)がニュートン家に来てから姪のチャーリー(ライト)にとって楽しい日が続いていたが、ある日政府の調査員という2人の男がニュートン家の家の写真を撮らせてくれとやって来る。姪のチャーリー(ライト)たちニュートン家の人々は快く家の写真を撮ってもらおうとするが、何故か叔父のチャーリー(コットン)は写真を撮ることに苛立ちを隠さなかった。叔父のチャーリー(コットン)の態度に姪のチャーリー(ライト)は不思議に感じる。

 政府の調査員の男の1人、ジャック(マクドナルド・ケリー)が姪のチャーリー(ライト)に近づいてくる。彼は彼女に叔父のチャーリー(コットン)がアメリカの東部で大金持ちの未亡人連続殺人犯の容疑者である事を伝え、そして自分自身は政府の調査員では無く、刑事である事を告白する。

 次第に姪のチャーリー(ライト)は叔父のチャーリー(コットン)に対して疑惑が生まれる。彼女は1人で叔父のチャーリー(コットン)の正体を調べるが、調べれば調べるほど疑惑が深まってしまい・・・叔父のチャーリー(コットン)の善人からの変化振りは映画を観てください



 平和なのどかな町に、ある日突然破壊者がやって来たような感じのストーリー。大好きな叔父さんが偶然にやって来たのは自分のお祈りが神様に通じたと本当に思っている可憐な少女が、次第に叔父さんの正体に気付いていくが、周りの人には迷惑が掛るから助けを求めることが出来ないというところがこの映画のポイント。

 自分の力だけで解決しようとするが、果たしてこんな可憐な少女がどうやって解決するのか観ている側はハラハラドキドキする仕掛けだ。
 そしてジョゼフ・コットン演じる叔父さんは最初こそ善人ぶっているが次第に本性を表していく様子がなかなか怖い。

 そして非常に脇役たちが個性的。ニュートン家のテレサ・ライト演じるチャーリーのまだ幼い弟と妹のしっかり者の役柄が笑えるし、父親とその友人の推理小説のアイデアを出し合うシーンは非常に意味深な雰囲気が漂っていて映画の中で推理劇を楽しませるヒッチコック流のユーモアを感じる。

 最後の結末はヒッチコックらしい手抜き?の決着の付け方で観ている誰もが納得できるだろうし、最初の方の列車の中でのヒッチコックの登場シーンは笑える

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映画 題名のない子守唄(2006) 残酷なストーリーだけれど・・・

2011年04月14日 | 映画(た行)
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 残酷な内容の映画はたくさんあるけれど、女性が強姦されたり、暴力を受けたりという内容の映画が最も残酷というより、悲惨な気がする。そして更に・・・が絡むと究極的に追い詰められた女性を描いた作品が今回紹介する題名のない子守唄
 冒頭からエロく、過激な映像が所々で挿入されて、しかもどこか悲しくもミステリアスの表情をした女性が写される。僕はこの映画のテーマはこの女性の正体が一体何者であるか?を探るミステリー映画だと思っていたのだが、実際はそんな陳腐な内容ではなく、観終わった後にジワジワと大きな感動が迫ってくる大傑作映画。
 女性が強姦され、暴力を受けるという事を聞くとアダルト映画しか想像できない人も居ると思うが、実際は多くの女性が共感できる内容のはず?であり、そしてこの主人公である女性の不可解な行動も納得できるし、人生に大きな希望を見出すことのできる仕組みの映画です。

 ちなみに監督はニューシネマ・パラダイスで名匠の地位を獲得し、マレーナ海の上のピアニストといった作品でも感動したと言う人が続出のジュゼッペ・トルナトーレ
 今回紹介する題名のない子守唄は前述したジュゼッペ・トルナトーレ監督の作風とガラリ変っているが名匠はどのようなジャンルの映画を撮っても上手いなあと改めて感じる。そして相変わらずこの人の映画の音楽は良いです。今回も他の作品以上にガンガン音楽でストーリーを盛り上げています

 ボロボロに追い込まれながらも、人生に希望の光を見出せる題名のない子守唄を紹介します

題名のない子守唄 [DVD]
ピエラ・デッリ・エスポスティ,クラウディア・ジュリーニ,クセニア・ラパポルト,ミケーレ・プラチド
Happinet(SB)(D)


 ウクライナから北イタリアのトリエステにイレーナ(クセニア・ラパポルト)がやって来る。
 イレーナ(ラボパルト)は何故か金銭的に条件が悪く、貴金属商を営むアダケル家の前にあるアパートにこだわり、そこに住居を構える。イレーナ(ラボパルト)はアダケル家に週3日ほどの掃除屋さんとして入り込むが、それだけでは飽き足らず、彼女は前から仕えていた家政婦さんを階段から突き飛ばして、アダケル家にほとんど毎日入り込める家政婦になる。
 次第にイレーナ(ラボパルト)はアダケル家の夫妻から信頼を得るようになり、その娘のテアとも仲良くなる事に成功。しかし、一方でイレーナ(ラボパルト)はアダケル家の中で何かを物色していた。

 やがてイレーナ(ラボパルト)の住んでいるアパートはやがて何者かに荒らされたり、無言電話がかかってくるようになる。そしてクリスマスの夜にイレーナ(ラボパルト)は見ず知らずの男2人組みから暴行を受ける。またアダケル家においてもイレーナ(ラボパルト)を家政婦に雇ってから不審な出来事が度々起こり、アダケル家からイレーナ(ラボパルト)はクビを通告されてしまう。

 そんな時にイレーナ(ラボパルト)の前に、太った男通称黒カビ(ミケーレ・プラチド)が現われる。イレーナ(ラボパルト)と黒かび(プラチド)はかつてのウクライナから繋がりがあり、実は黒かび(プラチド)はイレーナ(ラボパルト)を追ってやって来たのだが、2人の関係は・・・イレーナ(ラボパルト)の次第に明かされる可哀想すぎる人生と予想外の展開は映画を観てください



 
 イレーナ(ラボパルト)のトリエステに来てからと、彼女のウクライナに居た時の出来事が交互にフラッシュバックされていて、最初はイレーナ(ラボパルト)が何者かよくわからないが次第に彼女の正体が明らかにされ、更にイレーナ(ラボパルト)の不可解な行動の理由がわかるようになっている。
 イレーナ(ラボパルト)がどうしてアダケル家の家政婦になるためにそこまでするのか、またアダケル家の娘のテアに対する理不尽な行動。これらの行動の理由を知った時大きく納得できるし、いつまでも不幸の影が付きまとうことに対しての彼女の大きな決心は僕にはよく理解できる。
 全体的に残酷な描写、とことん盛り上げる音楽のせいもあり、くら~い気分になりますが観終わった後は人生に大きな希望を見出せるお勧めの映画です

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映画 ある公爵夫人の生涯(2008) 歴史映画が好きな人にはお勧めか?

2011年04月11日 | 映画(あ行)
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 西欧の歴史を描いた映画を観ると貴族がよく出てくるが、彼らの豪華な衣装や暮らしぶりを見るとその贅沢さに驚く。しかもそのような贅沢な暮らしをしている伯爵、男爵、公爵がヨーロッパ中にウヨウヨいるから彼らの存在が国家の財政を圧迫しているし、そのような貴族社会が滅んでいくのは当然だということがよくわかる。
 日本の皇室がどうして現在まで2,000年以上に渡り続いているのか、ヨーロッパ中に散らばる貴族の贅沢な暮らしを反面教師にして考えれば納得する人も多いのでは無いだろうか。

 本当に貴族というのは優雅な暮らしをしているように見えるし、毎日きっと悩みなんかは無いんだろうな、僕ももし貴族だったらきっと毎日が楽しくて楽しくて・・・と想像していたが、実は貴族社会というのは本当は凄いプレッシャーのかかる世界だったということに今回紹介するある公爵夫人の生涯を観ると気付く事になる。

 由緒ある貴族の家庭に嫁ぐことは女性にとって非常に有意義なものであるし、また嫁ぐ娘さんの親にとっても自慢できること。ところが結婚してからの貴族家の苦悩は相当だ。男の子に恵まれなければ由緒ある貴族の世界に嫁いでもゴミ扱い。どれだけ女の子を産んでも全くの役立たず同然の扱い。
 今はフェミニズムという言葉をあちこちで聞くようにすっかり男性の立場は隅っこに追いやられているが、中世から近代に移行する保守的なイギリスにおける女性の立場がこの映画を見ているとよくわかる。

 当時のイギリスは女性には参政権が無く、そして男の子を産めない女性は失格の烙印をおされるような時代。そんな時代に実在した女性のデヴォンシャー公爵夫人の苦悩と愛がメインテーマ。

 この映画を観た女性は間違いなく”やっぱり昔の女性は酷い扱いを受けていたんだ”という感想を持つだろう。そこには愛は無いし、由緒のある貴族の男性という理由で10代で結婚させられ、しかも妊娠して生まれた子供が女の子だと罵倒される。そして旦那は自分の友達の女性を家に引き連れて浮気をしている。
 確かにこの内容は女性軽視に取られても仕方が無い。

 だけど男性の僕は少し違った視線でこの映画を観た。貴族にとって跡取りの問題がいかに大きいかを思うのである。この問題の大きさを理解しようとすればするほどキーラ・ナイトレイのような美しい女性が妻であっても浮気をしてしまうレイフ・ファインズの気持ちがよくわかるのだ

 歴史映画の醍醐味と言えばそのヨーロッパの豪邸、派手な衣装。そしてキーラ・ナイトレイの綺麗さなど視覚効果抜群のある公爵夫人の生涯を紹介します

ある公爵夫人の生涯 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
キーラ・ナイトレイ,レイフ・ファインズ,シャーロット・ランプリング,ドミニク・クーパー,ヘイレイ・アトウェル
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 18世紀後半のイギリスにおいて。貴族スペンサー家のジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)は母(シャーロット・ランプリング)から結婚相手が決まったことの報告を受ける。結婚相手は由緒ある名門貴族のデヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)。
 まだジョージアナ(ナイトレイ)は17歳。しかも彼女はデヴォンシャー公爵(ファインズ)とは2回しか顔を会わせたことが無かった。

 デヴォンシャー公爵(ファインズ)とジョージアナ(ナイトレイ)の仲にそれほどの愛は無く、デヴォンシャー公爵(ファインズ)の頭の中は自分の世継ぎのことだけ。しかも、デヴォンシャー公爵(ファインズ)のかつての愛人とのあいだにできた娘の世話をジョージアナ(ナイトレイ)は押し付けられ、2人のあいだにできた子供は2人とも娘だった。

 ジョージアナ(ナイトレイ)は美人で、彼女のファッションはイギリスの女性たちからは注目の的。社交界の中でも目立つジョージアナ(ナイトレイ)とデヴォンシャー公爵(ファインズ)のゴシップはたちまちイギリス中を駆け回る存在だ。

 空虚な結婚生活を強いられているジョージアナ(ナイトレイ)だったがバツイチの女性で息子が3人居るフォスター(ヘイリー・アトウェル)と親しくなる。ところが夫のデヴォンシャー公爵(ファインズ)がフォスター(アトウェル)を愛人にしてしまう。ショックを受けるジョージアナ(ナイトレイ)だったが、豪邸で3人は一緒に暮らすことになる。
 
 夫と夫の愛人との生活に苛立ち始めたジョージアナ(ナイトレイ)は、若い政治家のチャールズ・グレイドミニク・クーパー)と出会い、彼の選挙活動を手伝う事をきっかけに2人は恋に落ちる。
 やがてジョージアナ(ナイトレイ)はチャールズ・グレイ(クーパー)の子供を妊娠してしまい・・・なかなかのデヴォンシャー公爵夫人ことジョージアナの波乱の人生の展開は映画を観てください




 貴族にとって先祖代々続いてきた家系を絶やしてはいけないプレッシャーは相当なもの。男の子が生まれないために夫婦仲が危機になる状況は貴族社会を描いている映画らしさを感じる。日本人にとってはとっつきにくい題材のテーマかもしれない。
 しかし、歴史劇映画の見どころは先述しているように登場人物の豪華な衣装を見て、自分もリッチな気分になれることそういう意味では貧乏性な僕には大いに楽しめた映画です

 ちなみにこの映画の主演のキーラ・ナイトレイパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズでもすっかり有名な大スター。まだまだ若いし、今後も非常に楽しみな女優さんです。
 

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映画 マンダレイ(2005) 明確なメッセージが伝わってくる映画

2011年04月11日 | 映画(ま行)
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 鬼才と呼ばれる映画監督は多いけれど、その中でもぶっ飛んでいるのがラース・フォン・トリアー監督だろう。

 あまりにも奔放な表現方法、不快指数がマックスに達しそうな内容など彼の監督作品は賛否両論、好き嫌いがはっきり分かれる。
 ちなみに僕が彼の映画で最も好きなのが奇跡の海愛する人のためにどんどん不幸になっていく女性が主人公だけれど、ラストで見せる最大不幸の中にほんの僅かな希望の光が見える。現実性の無い幸福論ばかり語る詐欺まがいの映画よりも、個人的には極めて現実的?な内容の奇跡の海は観たことが無い人にはぜひお勧めしたい映画だ。

 他にも彼の映画ではダンサー・イン・ザ・ダークも賛否両論はあるだろうがお勧めしたい映画。僕はミュージカル映画は嫌いなのだが、この映画の主人公のビョークの心震える歌声が素晴らしいこともあり非常に気に入っている作品。この映画こそ暗闇の中にほんの少しの希望の光が見ることが出来る映画。ミュージカルシーンの使い方、可哀想すぎるビョーク演じる女性主人公、強烈なラストシーンはまさにラース・フォン・トリアー監督の凄さの表れだと思う。

 そして映像表現という点では良い悪いは別にして他の映画とは一線を画す人気女優のニコール・キッドマンを主演に迎えたドッグヴィルも印象深い。表は善良な顔をした偽善的姿を暴いたこの作品は毎度同じような映画ばかりに飽きている人にはお勧めしたい作品。しかし、3時間の長時間映画なので時間的余裕のある人限定作品。

 そんなドッグヴィルの続編映画が今回紹介するマンダレイです。続編とはいえ主人公がニコール・キッドマンからブライ・ダラス・ハワードに替わっているし、仮にドッグヴィルを観ていなくても大丈夫の作品です。
 映画監督には自らの思想を表現する人は多々いる。例えばオリバー・ストーン、マーティン・スコセッシ等はその代表的監督。しかし、自らの思想をここまで明確に主張しているという点ではマンダレイは気持ち良いぐらいラース・フォン・トリアー監督の思想がわかる映画。
 独裁者が支配する世界、個人の表現が制限される世界が非難されるのは当然。そして民衆の意見が反映される民主主義、個人の考えを表現する自由は人間社会において当然の世界だと思ったりするのは僕以外にもそのように考える人は多いのではないだろうか
 更に僕なんかは民主主義自由を高らかに叫ぶ歴代大統領の姿の格好良さには惚れ惚れする。
 ところがそんな民主主義自由を謳いあげるアメリカ社会の矛盾を突いたマンダレイを紹介します

マンダレイ デラックス版 [DVD]
ブライス・ダラス・ハワード,ダニー・グローヴァー,ウィレム・デフォー,ローレン・バコール,クロエ・セヴィニー
ジェネオン エンタテインメント


 ドッグヴィルを出たグレース(ブライ・ダラス・ハワード)と父親でギャングのボス(ウイレム・デフォー)とその一行はアメリカ南部のマンダレイという大農園に辿り着く。このマンダレイで行われている世界は70年前に廃止されていたはずの黒人奴隷社会。グレース(ハワード)は黒人の使用人であるティモシー(イザック・ド・バンコレ)が鞭打ちの刑に遭っているのを目にする。グレース(ハワード)は連れていたギャングの力を使って鞭打ちを止めさせる。

 グレース(ハワード)は自らの正義感から父親(デフォー)の反対を押し切り、マンダレイの白人から虐げられている黒人たちに自立する意識を高めようとする。ところが白人という支配者を失った黒人達はいざ命令してくれる人が居ないと何をして良いのかわからないし、何も実行できない。
 グレース(ハワード)はマンダレイの黒人たちを集めて毎日会議をすることを提案し、その会議で多数決による民主主義の論理、そして自らの意見を主張する素晴らしさを彼らに教えていく。

 ところがマンダレイの黒人達のためだと信じたグレース(ハワード)の理想は、やがて自らを苦しめることになり・・・グレース(ハワード)の主張する民主主義、自由によって自らを益々苦しめていく展開はぜひ映画を観てください



 その国、地方、民族等によって昔からの伝統的に行われている事に対して、自分勝手な論理を持ち込んだり、また急激な社会変化を求めることの愚かさが非常にわかりやすく描かれている。誰にでもわかりやすい黒人奴隷制度という背景に焦点を当てたことがラース・フォン・トリアー監督のアイデアの上手いところ。
 しかし、急激な社会構造によってもたらす弊害というのはこの映画だけの世界ではないかもしれない。日本の政治の世界において地域政党の何とか構想というものが急激にクローズアップされており、その体制を早急に実現させるために独裁的?な手法で実現させようとする動きがある。
 民主主義の国家においては一つの制度を実現させるのには時間が掛かるし、そのことは民主主義の下に暮らす人々はもっと認識するべきです。

 ちなみに主演のブライ・ダラス・ハワードはM・ナイト・シャマラン監督のヴィレッジレディ・イン・ザ・ウォーターの2作品に主演していたあの女優さんです。あの2作品ではまるでオーラの無い女優さんだと思っていたのに、今回の映画においては綺麗に見えたので非常に驚きました


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競馬 桜花賞予想

2011年04月10日 | 競馬予想

桜花賞予想


 高松宮記念は本命のキンシャサノキセキはしっかり勝つも、3着のアーバニティは全くのノーマークで的中ならず。ショックで先週の競馬は予想できず、やっと気分を変えて桜花賞は予想する気力が湧いてきた。
 もしレーヴドリアンが出走していたら、これは1着固定で仕方無いと思っていたのだが、なんと故障で出走ならず。これは混戦で難しい予想になるかと思いきや、メンバーを見ていたら実は簡単。今年の3歳牝馬は元々能力ある馬が実力どおりの結果をだしているし、今回の桜花賞は波乱気配も大人しい結果になると思う。
 そういうことで人気は固くても、かなり強いレースを見せてきたホエールキャプチャには逆らえません
 ◎16 ホエールキャプチャ・・・・・・・実はこの馬の能力は飛びぬけている。
 ▲ 2 デルマドゥルガー・・・・・・・・ここに来て走れば走るほど力を付けている。さらにパワーアップしていたら逆転も
 ▲ 4 ダンスファンタジア・・・・・・・かなりムラがあるが、まともに走れば勝ち負け
 ▲17 トレンドハンター・・・・・・・・勢いは充分。前走のフラワーCを見る限り相当な能力を秘めていそうなだけに
 △ 6 バブルバブル・・・・・・・・・・ここに来てキャリアを重ねただけに、楽しみ。前走から上積みある。
 △10 スピードリッパー・・・・・・・・前走のフィリーズレビューは、勝ちに行った分の負け。もう少しせこく乗れば2着には
 △15 フレンチカクタス・・・・・・・・かなりのレース巧者。GⅠを勝つにはもうワンパンチ欲しい。
 × 1 フォーエバーマーク・・・・・・・単騎での逃げを見込めそうなだけに。逃げればしぶといので3着には。
 × 8 マルセリーナ・・・・・・・・・・前走のエルフィンSの勝ちが過大評価されているかも?3着にマークするだけで充分。
 ×13 ライステラス・・・・・・・・・・前走のチューリップ賞は超強敵の2着も成長を感じられず。能力は認めるも3着にマークするだけで充分。


買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着 2、4、6、10、15、17
 3着 1、2、4、6、8、10、13、15、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、4、17
 2着 16
 3着 1、2、4、6、8、10、13、15、17                              合計72点

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映画 グリーン・ゾーン(2010) イラク戦争批判主張映画

2011年04月04日 | 映画(か行)
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 アカデミー作品賞を受賞したハート・ロッカー、ロバート・レッドフォードが監督した大いなる陰謀、社会派作品の名作クラッシュのポール・ハギス監督、トミー・リー・ジョーンズ主演の告発のとき等ここに来てイラク戦争に対する反戦映画的な作品が登場してきた。

 アメリカがイラク戦争に突入した大義名分が大量破壊兵器の撲滅だったが、今となっては世界中の誰もがイラクに大量破壊兵器が存在しなかったことは知っている。そして楽勝でイラクに侵攻し、簡単にサダム・フセインを見付け出したのは良いが、かんじんのイラク国内は治安が悪化してしまい、独裁政権が終わってもなかなか議会政治が機能しないという悪循環に陥ってしまっている。
 本当にイラク戦争は一体何のための戦争だったのだろうかと思う人はたくさんいるに違いない。1人の政治家の野望のためだけに死んでいったアメリカ兵達が可哀想で涙が出そうになる。
 当然戦争を仕掛けていったアメリカの人達からもイラク戦争を批判する人が出てくるわけだが、その結果が前述した反戦を唱えた映画がたくさん生まれてくるし、ハート・ロッカーにおいてはアカデミー作品賞まで受賞してしまうわけだ。

 しかし、ハート・ロッカーにしても他の前述した作品においても内容は暗く、地味、後味が悪いといった感は否めない。やっぱり映画を観るには社会派性を保ちながらもアクション的な娯楽性を求めたいという映画ファンはたくさんいるはず。そんな人にお勧めしたいのが今回紹介するグリーン・ゾーン

 グリーン・ゾーンでは完全にイラク戦争突入時の担当政権だった共和党及びブッシュ前大統領を大声で批判し、大量破壊兵器の撲滅は嘘だったことを声高々に叫んでいる。そんなメッセージ性を訴えながらも人気者のマット・デイモンを主演に起用し、リアルな戦場シーンを再現しているように非常に爆発、アクションが楽しめる娯楽映画として申し分ない。

 ちなみに監督はボーン・スプレマシーボーン・アルティメイタムのボーンシリーズで大ヒットをかっ飛ばしたポール・グリーングラス
 ボーンシリーズにおける主演はマット・デイモンだから、今回のグリーン・ゾーンで再びタッグを結成したということになる。

 しかし、ポール・グリーングラス監督の映像表現は僕みたいな中年以上のおっさんには非常に覚悟がいる。ボーン・スプレマシーでも見られるスピード感が溢れるカメラワークと言えば非常に格好良いが、実はあの映画における格闘のシーンはカメラが動きまくって何が何だかさっぱりわからなかった。
 しかし、予めグリーン・ゾーンを観る前にその事を知っていた僕は意外にこの激しい動きのするカメラワークがいけるじゃんと思ったりするのだから人間の頭の中なんかは本当にいい加減だなと思う。だから30歳以上の動体視力の落ちている人も充分に楽しめるグリーン・ゾーンを紹介します

グリーン・ゾーン 【ブルーレイ&DVDセット・2枚組】 [Blu-ray]
グレッグ・キニア,マット・デイモン,ブレンダン・グリーソン,エイミー・ライアン,ジェイソン・アイザックス
ジェネオン・ユニバーサル


 イラクの首都バクダットは既にアメリカを中心とする連合軍によって陥落していた。アメリカ軍のMET隊の隊長であるミラー(マット・デイモン)は大量破壊兵器を発見するという任務に就いていたが、なかなか大量破壊兵器を発見することが出来ずにイラついていた。ミラー(デイモン)は大量破壊兵器の発見場所を指示してくる情報源に対して不信を抱き、次第に誰が情報源なのか知りたくなる。

 ミラー(デイモン)は任務遂行中に英語を話せるイラク人のフレディと名乗る男と出会う。ミラー(デイモン)はフレディから近くの場所でイラク政府の高官たちが会議をしていたという情報を得る。ミラー(デイモン)は早速フレディからの情報を元にイラク政府の高官たちが会議をしている場所を襲撃。
 そこでミラー(デイモン)はフセインの最高幹部のアル・ラウィ将軍の部下であるザイードを捕まえ、さらにアル・ラウィ将軍の隠れ場所が記されている手帳を手に入れる。

 ミラー(デイモン)がサイードを尋問して大量破壊武器の存在する場所を吐かせようとするが、そこへアメリカ陸軍のブリックス少佐(ジェイソン・アイザックス)が現れ、強引にサイードを連れ去られる。

 ミラー(デイモン)は同じく大量破壊兵器の発見の作戦に疑問を持っている中東担当のCIAのブラウン(ブレンダン・グリーソン)と手を組み大量破壊兵器発見の情報源を探り出そうとするが、そこにはアメリカ国防総省の思惑、更にマスコミ関係、イラク国内事情など様々な問題がミラー(デイモン)の前に立ち塞がるが・・・ミラー(デイモン)がアル・ラウィ将軍の隠れ場所を探し出そうとし、さらにブリックス少佐(アイザックス)を中心とするアメリカ陸軍に追われるという、まさにボーンシリーズ並みのスリルある展開は映画を観てください




 軍隊は一致団結して戦っているが、官僚たちの自己利益のために様々な利権が絡むというスタイルはどうやら日本と同様で世界基準らしい。この映画で大量破壊兵器を見つけ出すという上からの命令を忠実に遂行しようとするマット・デイモンが哀れに見える。
 よくある戦争映画に見られる戦場の恐ろしさを描いた作品と言うだけでなく、その中味は政府、マスコミ、利権、イラク国内問題など意外に奥の深い内容。単なるノー天気なアクション映画は嫌いだという人にこそお勧めできる映画です

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