今週はGⅠレースの週の谷間であるが、たくさん重賞レースが組まれていて競馬ファンにはホッと息つくヒマがないぐらい忙しい一週間だ。2歳の子供達の重賞レースも組まれているが、ハッキリ言ってデーターも少なく、予想していてもつまらない。案の定、
ファンタジーSは最低人気の馬が勝つなど、本当にわからない。
しかし、今日予想する重賞は俺にとっては知っている馬ばかり出走してくるレース。こういうレースは予想のしがいがある。
アルゼンチン共和国杯予想
ハンデ戦で荒れるイメージがあったのだが、けっこう人気どころがしっかり走る印象のあるレース。今回は1番斤量を背負わされているのが58キロ、軽いので51キロ。何とも微妙な斤量差だが54キロ以下を背負わされている馬は要注意だろう。ハンデ戦ということで背負わされている斤量が軽量の馬を狙いたいところなのだが。
いつも通り展開面から予想すると前走を単勝万馬券で逃げ切り勝ちを決めた5番の
ネオブラックダイヤが逃げる。この馬が逃げるとなるとかなりのスローペースでレースは進むことになりそうだ。末脚自慢の面々がメンバーとして揃っているが、こうなると先行馬に有利な展開になりそうだ。休養明けの馬は一枚割引いて考えると、やはり一叩きしている馬を狙いたくなるのだが、好位で立ち回れて、休養明けを一度使われて前走から上昇している馬を探したところいるではないか。先週は偉大な映画監督の巨匠の名前を付けられた馬がGⅠを初制覇したが、今回は映画のタイトル名をネーミングされた馬を本命にしたい
◎ 4 デスペラード
○ 3 フェイムゲーム
▲15 ホッコーブレーヴ
△ 2 モビール
△ 9 クリールカイザー
△13 マイネルメダリスト
△14 アドマイヤケルソ
× 6 コスモロビン
×11 スパージーン
×12 リキサンステルス
×17 ラブリーデイ
僕の本命馬はハンデ戦なのに最も重い58キロを背負わされている4番の
デスペラード。過去のレースを振り返るとトップハンデを背負わされた馬の成績は意外に悪くない。しかし、58キロとなると流石に重量ではある(笑)しかし、この馬が今回恵まれるのは展開面と枠順では非常に恩恵を受けている。昔の追い込み一辺倒のレース振り今ひとつだったレース振りから好位で立ち回るレースが出来るようになったこの馬としては願ってもない枠番。逃げるネオブラックダイヤを見ながらのレースになるのは絶好の展開だ。スタミナがあるので2500Mの距離でバッタリ止まることは無いだろう。前走の
京都大賞典の見せ場すら作れなかった敗戦は休養明けはまるで走らないこの馬には度外視。名手
横山典弘からブリンカーを付けてくれ、申し出があったようにジョッキーもやる気充分。58キロのトップハンデ、少し盛りが過ぎたかもしれない6歳というベテランの馬。色々と不安要素はあるが、多の有力な差し馬がスローペースに苦しむのに、絶好位で立ち回れるこの馬には展開がとにかく後押しする。だいたい今まで戦ってきた馬と比べて今回はレベルが低い面々ばかり。ちなみに馬名の
デスペラードはアントニオ・バンデラス主演のハデに撃ちまくってくれるアクション映画の傑作。映画同様にもちろん馬もお勧めだ
対抗には3番の
フェイムゲームを挙げる。兄にGⅡレースは勝ちまくった
バランスオブゲームがいる血統。父がハーツクライに変わって大舞台で強そうな血統だが、兄と同じGⅡ、GⅢレベルの重賞で能力を発揮するタイプになってしまうのか、それとも他の父の産駒同様、突然GⅠ級の馬になるのか、非常に今後が楽しむな馬ではある。
さてこの馬の長所はその鋭い末脚。その末脚は広い東京コースでさらに威力を発揮しそうだ。東京コースでは
ダイヤモンドSでは大きく出遅れながらも4コーナー手前からまくっての強い勝ち方。スタミナも豊富なので2500Mに対する距離不安は全く無い。そしてまだレース数も少なく、伸びる余地も残されている活きのいい4歳馬。展開的に前走のようにスローペースに嵌まってしまう可能性はあるが、東京コースの長い直線をフルに活かしてゴール前で強襲する可能性は充分にある。
単穴には今春のレースでは人気薄ながら大いに存在感を見せ付けた15番の
ホッコーブレーヴを挙げる。
日経賞天皇賞(春)の両レースではいずれも二桁人気ながら、鋭い追い込みを見せて2、3着に食い込んだように今では実力馬として一目をおかざるを得ないだろう。今回は
宝塚記念以来のレースだが、元々この馬に関しては休養明けからでも走る馬。追い込みスタイルの脚質からは東京コースはこの馬には絶好の舞台だし、左回りも得意。スローペースの展開はこの馬には向かないが、GⅠレースで大金星を挙げそうになった強烈な末脚を発揮すれば6歳にして初重賞制覇する。
しかし、気になるのが現在は1番人気であること。人気を意識しすぎて早めに追い出してしまうと外を回りすぎて末脚が不発に終わる可能性があるし、追い出しをどこまで我慢できるか?そうは言ってもこれ以上はこの馬の評価は下げられない。
△、×評価は斤量の恩恵を受けた馬を中心に印をつけて、馬券を組み立てる。
買い目 三連単フォーメーション
1着 4
2着 2、3、9、13、14、15
3着 2、3、6、9、11、12、13、14、15、17
買い目 三連単フォーメーション
1着 3、15
2着 4
3着 2、3、6、9、11、12、13、14、15、17
買い目 三連単フォーメーション
1着 3
2着 2、9、13、14、15
3着 4 合計 77点
みやこS予想
東京以上に雨の影響を受けそうなのが京都ダートコースで行われる
みやこS。良馬場のダートコースでも軽い京都の砂は先行馬有利なのに湿った馬場なら更に先行馬が有利。ここはこの春を
平安Sで重賞制覇してからは前走でも
シリウスSで重賞を制覇したように最大の昇り馬である
クリノスターオーが馬場、展開を活かしてしっかり決めそうだ。
◎ 5 クリノスターオー
▲ 1 ブライトライン
▲11 サトノプリンシパル
▲14 インカンテーション
△ 3 マイネルバイカ
△ 4 ランウェイワルツ
△ 7 ニホンピロアワーズ
× 2 ソロル
×12 ヴォーグトルネード
×16 アスカノロマン
人気しそうで要らない馬
10 ナムラビクター
本命は1番人気でも5番の
クリノスターオー。ちなみに乗り役の
幸英明(みゆき ひであき)(苗字はミユキと読みます)は、競馬ジョッキー界にはオトコマエが多いが、その中でも顔がシュッとしたイケメンだ。逃げるのは11番の
サトノプリンシパルだが、それをマークするようにレースを進めるだろう。好位で立ち回るタイプの馬は確かに多いが、比較的早くにポジションは決まるんじゃないか。この馬は4コーナーで被せられても、そこから盛り返す勝負根性があるし、大崩れは考えにくい。しかも、雨が降って先行するこの馬にはますます条件な有利に。ここは人気でも逆らえない。
単穴には3頭挙げる
まずは前年のこのレースの覇者である
ブライトライン。元々3歳時の時に芝の重賞を勝っているが、ダートに変更してからはもしかしたら大きな所(GⅠ)を狙える馬になってきた、と言っても前走の
エルムSはボロボロ。ドバイ遠征でも勝てずにその影響が相当残っていたようだ。しかし、前走のすぐ後の放牧に出して立て直した効果がありそうだ。休養明けはあまり走らないが、虚絵年勝ったときも前走から間隔が開いていたし、あまり不安になることはないだろう。むしろ相性の良いレースというのは存在するので、連覇する可能性が怖い。立ち回りは器用なのでこの最内枠は良いし、この枠順をフルに活かせれば同重賞連覇の可能性ある。
次に11番の
サトノプリンシバルを挙げる。この馬が恐らく逃げるだろう。2番手に大本命馬がピッタリ付いてくるのは嫌だが、雨の影響を受けた馬場を活かしたスピードに乗った逃げがうてる。だいたいが善戦止まりだが、湿った馬場を味方にすれば勝てる可能性ある。
次に14番の
インカテーション。オープン特別を連勝しているようにその勢いが怖いし、去年は僅差の2着だった。しかし、去年の
JCダートで大敗した後はサッサと休養に入り、今夏から復帰。そこからは充実したレース振りを見せている昇り馬。レース振りも先行するタイプで馬場を味方にできる脚質。しかし、問題は外枠がどうなのか?位置取りが悪くなるとこの馬の持ち味は出ないし、前半から脚を使う展開も厳しい。外外を回って他の馬を捻じ伏せるほどの力があるとも思えない。枠順が厳しいかもしれないが、縦長の展開で先行できれば勢いに乗って勝てる可能性ある。もしかしたら我々の想像以上の強さを持っている可能性がある。この馬は能力で勝てる可能性あるだろう。
人気しそうで要らない馬に10番の
ナムラビクター。本来なら前走の
シリウスSを休養明けで2着に来たように、更に今回は上昇と言いたいところだが、それにしても今週の坂路調教は酷いぐらいに動かなかった。元々調教の動きは良くないが、それにしても酷かった。前走は休養明けなのに馬体を大きく減らしてしまい、その反動が出てしまっているかも?重賞では安定した成績を残しているが、今回は馬券対象から斬り飛ばすチャンスだ。
買い目 三連単フォーメーション
1着 5
2着 1、3、4、7、11、14
3着 1、2、3、4、7、11、12、14、16
買い目 三連単フォーメーション
1着 1、11、14
2着 5
3着 1、2、3、4、7、11、12、14、16 合計 72点
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