男たちの挽歌・シリーズやハリウッドに行ってからの大ヒット作フェイス/オフ、比較的最近ではレッドクリフなどで知られるジョン・ウー監督。彼の作品を全部観ているわけではないが、個人的に最も好きなのが今回紹介する狼/男たちの挽歌・最終章
まるで男たちの挽歌シリーズのラスト編かと思われるようなタイトルだが、実は全く関係がない。
ジョン・ウー監督の映画の特徴として、ありえね~アクションシーン、チョイと気障な台詞、遊び心満載の白い鳩の登場シーン、過剰演出、色々な拳銃の撃ち方、まるでダンスを踊りながら撃たれて死んでいく人々・・・等等あるが、最大の特徴は男同士の熱い友情。
本作においても、暗殺者と刑事の有り得ないコンビによる友情が見られる。しかし、このトンデモな友情こそ、これぞジョン・ウー監督の面目躍如たる腕の見せ所。当然ながら最初は追う側と追われる側なのに、何時の間にやら『俺たちは似ている』。ハァ~?と思わせる台詞を言い出し、挙げ句の果てに一緒に力を合わせて戦うなど一歩間違えれば、完全にお笑いの世界。
しかし、そんな馬鹿設定でもジョン・ウー監督の映画を多く観ている人ならば、『コレだよ、コレ』と大いに納得するはずだ。
もちろん銃撃戦も凄い。とにかく教会を舞台にしたクライマックスは最高潮の盛り上がりを見せる。まさに全身全霊を賭けた小細工無しのガチンコ対決。1対1の対決シーンで至近距離で真正面から撃ち合う等、心が震えるアクションシーンが多いのが特徴だ。
更に、いい年をした大人が何の恥ずかし気も無くポンポンとキザな台詞を吐き出すのも、逆に格好良い。『友達ならば俺を撃て!』『本当の一流は、自殺するために一発は残しておくものだ』『俺たちは古い人間だ』『土下座なんかするな!』・・・こうやって台詞を羅列するだけでは、全く良さが伝わらないのが残念だ。
とにかく全てのシーンが見せ場であり、全ての台詞が格好良いストーリーとは如何なるものか
これが最後の仕事と心に決めた暗殺者のジェフリー(チョウ・ユンファ)だったが、現場にいたナイトクラブの女性歌手ジェニー(サリー・イップ)を誤って失明させてしまう。
今まで多くの人を殺してきた割に、珍しく今回は罪の意識に悩まされるジェフリー(ユンファ)は彼女の視力回復のための金を稼ぐために、再び暗殺の仕事を請け負うがのだが・・・
1人の人間を殺すのに一発だけで充分だろうと思う所を、念入りに急所に五発ぐらい撃ち込んだり、そんな所で格好つけている余裕を見せている場合か等々ツッコミを入れながら観るのも楽しい映画。
確かに、この映画の登場人物達は弾を一発喰らったぐらいでは、なかなか死なないし殆んど軽症の世界。首筋に二発ぐらい弾をぶち込まれて血が吹き出ていても、犯人を追いかける刑事など吃驚仰天。しかし、そんなシーンですら観ている間はとにかく心が熱くなっているので不思議にも感じない。
撃たれても撃たれても堂々と真正面から立ち向かっていく気合いとド根性。個人的には大いに見習いたい点だ。
最後の方のシーンはチョウ・ユンファの顔が、劇団ひとりに見えるのは俺だけか?しかし、ラストシーンは悲しすぎて泣けてくる。
白い鳩はけっこう飛んでるし、お互いが拳銃の銃口を向き合わせるメキシカン・スタンドオフは抜群のタイミングで見せるし、実は恋愛的場面も上手く描けている。
ジョン・ウー監督の映画が好きな人はもちろん、派手なドンパチが大好き、とにかくハートが熱くなりたい人には狼/男たちの挽歌・最終章はお勧めだ
監督は前述しているようにジョン・ウー。日本軍の描き方が少し変ですが、ニコラス・ケイジ主演の戦争映画ウインドトーカーズは、これまた心が熱くなります。他にSFアクション映画のベン・アフレック、アーロン・エッカート、ユマ・サーマン競演のペイチェック 消された記憶も面白いです。
主演はチョウ・ユンファ。ジョン・ウー監督作品の彼は本当に格好良い。彼のお勧め作品はアン・リー監督の任侠アクションにして、ミシェル・ヨー、チャン・ツィー競演のグリーン・ディスティニー、チャン・イーモウ監督の金ピカ作品王妃の紋章がお勧めです
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まるで男たちの挽歌シリーズのラスト編かと思われるようなタイトルだが、実は全く関係がない。
ジョン・ウー監督の映画の特徴として、ありえね~アクションシーン、チョイと気障な台詞、遊び心満載の白い鳩の登場シーン、過剰演出、色々な拳銃の撃ち方、まるでダンスを踊りながら撃たれて死んでいく人々・・・等等あるが、最大の特徴は男同士の熱い友情。
本作においても、暗殺者と刑事の有り得ないコンビによる友情が見られる。しかし、このトンデモな友情こそ、これぞジョン・ウー監督の面目躍如たる腕の見せ所。当然ながら最初は追う側と追われる側なのに、何時の間にやら『俺たちは似ている』。ハァ~?と思わせる台詞を言い出し、挙げ句の果てに一緒に力を合わせて戦うなど一歩間違えれば、完全にお笑いの世界。
しかし、そんな馬鹿設定でもジョン・ウー監督の映画を多く観ている人ならば、『コレだよ、コレ』と大いに納得するはずだ。
もちろん銃撃戦も凄い。とにかく教会を舞台にしたクライマックスは最高潮の盛り上がりを見せる。まさに全身全霊を賭けた小細工無しのガチンコ対決。1対1の対決シーンで至近距離で真正面から撃ち合う等、心が震えるアクションシーンが多いのが特徴だ。
更に、いい年をした大人が何の恥ずかし気も無くポンポンとキザな台詞を吐き出すのも、逆に格好良い。『友達ならば俺を撃て!』『本当の一流は、自殺するために一発は残しておくものだ』『俺たちは古い人間だ』『土下座なんかするな!』・・・こうやって台詞を羅列するだけでは、全く良さが伝わらないのが残念だ。
とにかく全てのシーンが見せ場であり、全ての台詞が格好良いストーリーとは如何なるものか
これが最後の仕事と心に決めた暗殺者のジェフリー(チョウ・ユンファ)だったが、現場にいたナイトクラブの女性歌手ジェニー(サリー・イップ)を誤って失明させてしまう。
今まで多くの人を殺してきた割に、珍しく今回は罪の意識に悩まされるジェフリー(ユンファ)は彼女の視力回復のための金を稼ぐために、再び暗殺の仕事を請け負うがのだが・・・
1人の人間を殺すのに一発だけで充分だろうと思う所を、念入りに急所に五発ぐらい撃ち込んだり、そんな所で格好つけている余裕を見せている場合か等々ツッコミを入れながら観るのも楽しい映画。
確かに、この映画の登場人物達は弾を一発喰らったぐらいでは、なかなか死なないし殆んど軽症の世界。首筋に二発ぐらい弾をぶち込まれて血が吹き出ていても、犯人を追いかける刑事など吃驚仰天。しかし、そんなシーンですら観ている間はとにかく心が熱くなっているので不思議にも感じない。
撃たれても撃たれても堂々と真正面から立ち向かっていく気合いとド根性。個人的には大いに見習いたい点だ。
最後の方のシーンはチョウ・ユンファの顔が、劇団ひとりに見えるのは俺だけか?しかし、ラストシーンは悲しすぎて泣けてくる。
白い鳩はけっこう飛んでるし、お互いが拳銃の銃口を向き合わせるメキシカン・スタンドオフは抜群のタイミングで見せるし、実は恋愛的場面も上手く描けている。
ジョン・ウー監督の映画が好きな人はもちろん、派手なドンパチが大好き、とにかくハートが熱くなりたい人には狼/男たちの挽歌・最終章はお勧めだ
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監督は前述しているようにジョン・ウー。日本軍の描き方が少し変ですが、ニコラス・ケイジ主演の戦争映画ウインドトーカーズは、これまた心が熱くなります。他にSFアクション映画のベン・アフレック、アーロン・エッカート、ユマ・サーマン競演のペイチェック 消された記憶も面白いです。
主演はチョウ・ユンファ。ジョン・ウー監督作品の彼は本当に格好良い。彼のお勧め作品はアン・リー監督の任侠アクションにして、ミシェル・ヨー、チャン・ツィー競演のグリーン・ディスティニー、チャン・イーモウ監督の金ピカ作品王妃の紋章がお勧めです
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