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最近ショーン・ペン監督作品で、イントゥ・ザ・ワイルドという映画を観たけれど、自然描写力に優れた映画で、実話を基にした良い映画だった俳優としての彼の実力は、すでに何本か彼の出演映画を観ているから知っているけれど、実は監督作品としては初めて観た作品です
あくまで、噂では監督としてもその実力を発揮しているということは聞いていたけれど、それほど奇抜な演出シーンを見せているわけではない
しかし、主に映画関係のめでぃあみっくすというブログを書いておられるにゃむばななさんから、教えていただいたショーン・ペン監督のプレッジと言う映画を紹介してもらいました
ちなみにプレッジの意味は約束、誓いといったような意味です
結論から言うと実は凄い傑作なのだにゃむばななさんがこの映画は考える映画ではなく、感じる映画だと言うことを教えてもらいましたが、なるほど観ていると確かにこの映画は感じる映画ですね
この映画の凄いところは、台詞に頼る説明ではなく見せることによってサスペンス感を盛り上げるところ
それに、悲しい運命に巻き込まれていくジャック・ニコルソンの演技が良い時々彼は演技をし過ぎて、作品を滅茶苦茶にしてしまう時があるが今回は非常に抑えた演技を見せている
それではショーン・ペン監督が、演出力を見せ付けるプレッジを紹介しよう
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刑事ジェリー(ニコルソン)は今日が、退職をする日で同僚たちから送迎会で祝ってもらっていた
そんな時に少女が惨殺される事件が起きるジェリー(ニコルソン)は退職まであと6時間だけだったが、自ら捜査に協力する
事件現場に行くと、見るも無残な少女の遺体があったジェリー(ニコルソン)は、殺された少女の両親に報告しに行くことになってしまった
彼は両親に少女が惨殺されたことを告げに行くそこで、殺された少女の母親からジェリー(ニコルソン)は必ず犯人を捕まえてと頼まれる
ジェリー(ニコルソン)は、退職するのにこの母親のために必ず犯人を捕まえることを約束(プレッジ)してしまう
そんな時、目撃証言から知的障害を抱え、過去に犯罪歴の多数があるトビー(ベニチオ・デル・トロ)が容疑者として逮捕される
スタン刑事(アーロン・エッカート)はトビー(デル・トロ)を執拗な尋問にかけ、自白させることに成功するが、そのやり取りを見ていたジェリー(ニコルソン)は、トビー(デル・トロ)が今回の犯人ではないことを感じていた
トビー(デル・トロ)は刑務所へ連れて行かれることになるが、彼は警官の銃を奪って拳銃自殺をしてしまった
今回の事件はジェリー(ニコルソン)の上司であったエリック(サム・シェパード)、そしてスタン刑事(エッカート)達は犯人が自殺ということで事件解決したと思っているが、ジェリー(ニコルソン)には納得行かなかった
既に刑事を退職したジェリー(ニコルソン)は約束(プレッジ)を守るために独自で事件の真相を追う
ジェリー(ニコルソン)は、過去に似た少女殺人事件を調べてもらうと被害者の少女は青い瞳で、金髪、そして赤い服を着ていたことがわかった
さらにジェリー(ニコルソン)は殺された少女の生前に描いた絵を観て、そこに描かれている髪の毛の長くて長身の男が犯人で、その絵に描かれている黒い車こそ犯人の車であることを確信し、いよいよジェリー(ニコルソン)はトム(デル・トロ)が犯人では無いことを確信する
更に過去に起きた少女殺人事件の現場に向かったり、またその両親たちと出会ったり、そしてこの犯人の手がかりとなるべく、精神科医(ヘレン・ミレン)を訪れる
ジェリー(ニコルソン)は過去の事件から次に殺人事件が起こりそうな町へ出掛け、そこにあるガソリンスタンドを買い取る
彼は近くの喫茶店でウェイトレスをしていた、ロリ(ロビン・ライト・ペン)とその娘と知り合う
ある夜ロリ(ペン)がジェリー(ニコルソン)のガソリンスタンドを訪ねてきたロリ(ペン)は顔から血を流していた
前の夫から殴られて助けを求めてきたのだ
そしてジェリー(ニコルソン)はロリ(ペン)と娘を家に連れてくるように勧めるジェリー(ニコルソン)とロリ(ペン)はいつしか愛し合うようになり、2人はもう一度生活をやり直そうとする
ジェリー(ニコルソン)はロリ(ペン)とその娘を連れて、買い物に出掛けるそこでロリ(ペン)の娘は赤い服を買う
やがてロリ(ペン)に見知らぬ男が度々近づくようになってきたその男は長身ではあるが、頭に毛が無くて、殺された少女の絵に描かれた長い髪の毛の男とは違うようだが、度々ガソリンスタンドに黒い車でやって来るしかも、その男は教会に働く神父だった
しかし、ジェリー(ニコルソン)は殺された少女からの母から、娘が作った藁で作った十字架の作り物を見せられていたのだ
常にロリ(ペン)の娘から目を離さないようにしているジェリー(ニコルソン)は、いつもロリ(ペン)の娘が寝る前に父親代わりとしていつも、お話をしているのだが彼女から、明日男の人からチョコレートをあげるから指定された場所においでと言われたことをジェリー(ニコルソン)は聞かされる
しかし、そのことはロリ(ペン)には内緒にしていた
そして次の日にロリ(ペン)の娘は1人で男からチョコレートを貰うために川辺にある屋根付きの建物に向かった
実はジェリー(ニコルソン)はロリ(ペン)の娘を囮にして、犯人を逮捕するためにスタン刑事(エッカート)やSWAPまで現場に用意させる
ついに犯人も動き出したしかし、皮肉な運命がジェリー(ニコルソン)を襲うことになる・・・続きは映画を観てください
本当なら無事に刑事を退職して、趣味の釣りを楽しむ生活を満喫できるはずだった男が、ある事件をきっかけに再び刑事でもないのにプレッジ(約束)のために刑事生活を余儀なくされる
しかもこの男に待っていた運命の皮肉に、この映画を観ている誰もが驚くに違いないそれにしても、年老いた男の悲哀を感じさせるジャック・ニコルソンの演技も流石だが、ここで語っておかないといけないのはショーン・ペンの監督としての実力だろう
女の子が赤い服を買うシーンからの凄いサスペンス感の盛り上げる演出には凄いものがあるこのサスペンス感をまさに見せる演出で盛り上げていくのだ
普通は犯人から遠ざかろうとするのが、逆にこの少女は犯人に近づいていく緊迫感がよくある凶悪犯から逃げようとするのとは違うことにこの映画の他の作品では味わえない緊迫感がある
最初の鳥が飛んでいる映像シーンや自然のイメージを大切にする演出はイントゥ・ザ・ワイルドにも通じる物がある
そして、さらに豪華な脇役(ミッキー・ローク、ヴァネッサ・レッドグレイヴなど)達にショーン・ペンの映画人としての人望の厚さがわかる
この映画はお勧め映画です派手なドンパチする映画ではないけれど、途中からのサスペンス的な盛り上がりを見せるこの映画はお勧めです
しかし、約束を守ることの重さが身にしみるね
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