大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

演劇 ハムレット

2014-06-12 19:21:19 | 文化
労演で劇団東演のハムレットを鑑賞しました。
さすが、全身これ演劇の塊のロシアのベリャコーヴィッチ翻訳演出美術なので、とても迫力のある、前衛的な劇でした。
柱だけの舞台装置が、照明も兼ね、光と闇の中で、計算尽くされた荒々しい動きとめりはりのきいたセリフ回しと間断のない体の揺らぎ、本場のシェークピア劇場を見ているようでした。
足を鳴らしながらの集団の群舞は利賀の暗闇の中で演じられたスコット劇団のようでした。
あらすじは、エルシノア城に現れた亡霊。デンマークの王子ハムレットは、 父の死因は現国王の叔父クローディアスの謀略によるものであったことを知らされる。
しかし母ガートルードは何事もなかったように叔父と再婚し王妃として君臨している。
そして父の亡霊と誓った「復讐」にハムレットは苛まれながらも、 母への思いが強まれば強まるほど己の運命を呪い、時には弱気に、時には狂気に走りながら悩みその機会を狙っている。
 宰相の娘オフィーリアはハムレットに心を寄せるのだが、ハムレットは・・・

富山の地で、このような演劇の可能性がどこまでも広がる劇に出会えるのは幸せでした。
コメント (4)
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