70代にさしかかった落合恵子さんの日常のていねいな暮らしや心構えが書いてあります。
植物を愛し、有機野菜のお店やレストラン、子供の本屋を営みながら、執筆や講演に忙しい日々。
素敵な友人との交流や手作りの料理の数々を楽しむ充実した楽しい暮らし。
でも戦争する国反対の声を国会前であげておられます。さすが落合さんです。
忘れ物が多くなり、名前が思い出せないことも多くなった場面は身につまされます。
水仙を見て「来年もこの花に出会えるだろうか」
「今日という日は、残りの人生の最初の一日」「決して言葉にできない思いがここにあると指すのが言葉だ」
「亡くなった人がのちに残してゆくのはその人の生きられなかった時間であり、その死者の生きられなかった時間をここにある自分がこうして生きている」
深く心を打つ言葉にも出会える本でした。
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