医療関係の家に育った私には、
健康相談のポストになると思っている知人が多い。
私が、目的ではありません。
主人も、兄も、弟も、息子も、医師であるという関係で、
なにかと、相談事を、電話で受けることがある。
本人の相談なら、
まず、,,まだまだ、常識内だけど、、、(++!
周りの
「医師を仕事とする縁者」に
話の持って行きようもあるが、、、
先日は、従業員があれこれ苦痛を訴えるので、
医師の意見を聴きたいのだという。
「電話で、しかも、本人でない者の話を聞いても、答えようがない」
その方には、とりあえず
「検診検査をするように進めてください。」
そう伝えて、電話を切ると、
再び、かかってきた。
「本人は、100パーセント、検診検査を受信したいと言っている」
一呼吸、、、おいてから、
「弟さんが、名医が見つかる何とか、、、というTVに出ていたから、
弟さんの所で検診検査を進めることにしたいので、
お姉さんから、電話を入れておいてほしい。」、、、(++!、、、
「直接行ったらいいでしょう!
私なんか、外野だから、間に入るのは、間違ってるよ。」
友人なので、ヅケヅケと、、、ほんしんを言った。
、、、、、、沈黙、、、
そう思いながらも、一緒に机並べて、大きくなった間柄だから
非常識だと、、、わかっていながら、、、弟に電話した。
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子供のころより、私よりはるかに頭の良かった弟は、
姉の非常識も、常々、丸ごと大目に見てくれて善処する知恵をくれる。
今回も、、、
「実はね、本人じゃないんアだけど、、、
これこれ、、こんな状態で、勤務休んでいるんだというのよね、、、
重症のような気もする話し方なんだけど、、、本人じゃないから、、、
迷ったんだけど、そちらに検診検査に行くように言ってもいいかな~~?」
「イイよ、(^^!
来るように言って、お姉ちゃんの友人と一緒に、
僕が応対するから、、、」
忙しい中、簡単明瞭に引き受けてくれた。
友人には折り返し電話で念を押した。
「あなたは友人だけど、患者さん本人は私は知らない人だから、
必ず、あなたが、今回の話の責任者として、患者さんに付き添って、
指定された日時時間に、必ず検診検査に行くように約束してね!」
弟とは言っても、医療の話となると、私にとっては「聖域」に近い。
友人は、「勿論解ってる!」と言った。
「口利きだけで、患者さん本人が現れないと、莫大な迷惑がかかることぐらい
常識よ!」
彼女は声は学生時代のまま年をとらない。
それから、私は、無関係の如く、気楽な日々を過ごしていた。
ひと月も過ぎただろうか?
友人から、電話が入った。
「思っていたよりづっと重症で、検査の結果、
ステージが高い
がんだったのよ!、
弟さんは、診断後、名医を紹介してくれて
無事に手術が成功して、退院したのよ!ありがとう!」
弟からも、間もなく電話が入った。
「この間の患者さんね、、、運がいいよね!友達を経由して
僕のとこに来たこともあって、
僕も、知ってるドクターで、尤もあの疾患にかけては知られている
がんセンターのDrに手術をお願いしたんだよ、
手術は成功したから、安心して。」
知人の知人という、、、見知らぬ患者さんの事で、
落ち着かない毎日を送ったが、
その後、
一年経ってから、彼女は仕事に復帰していると、
明るい知らせが来た。
「もう、、、私をポストにしないでね。結構、心配が増えるんだから、、」
友人は、「ごめんごめん、、、でも、凄い人助けになったんだから!」
「あなたの弟さんに、どうしても診断してほしかったから、」
奥の手しか思いつかなかったのよ!」、、、
彼女らしく、高らかに笑って、
「後から梨送るから、、許せ許せ、、、ョ」と、言って電話を切った。
同じ母から生まれてきたとは思えない、、、、弟。
弟の存在が、
多くの患者さんのベストの方向につながるのなら、
、、、私自身は「医師」の付属物と思われても
、仕方がない位置に居る。
甘んじて、ポストの役割を受けることしか道はないと、思った。
人生が短すぎるのよね、
男の子育てて、次から次へ孫が生まれて
おせっかいの手助けに夢中になっているうち
人生が過ぎてしまっていたのよね。
**************言い訳に過ぎないけど************
今日は今日とで、
幼馴染の知人から、
「旦那さんに、聴いてほしい症状があるんだけど、、」
聞いた答えを明日、電話するから、教えてと言う、、、幼馴染。
、、、やれやれ、、、私は一体、、、何なんでしょうね?
「直接、病院に行ってください、何ぼあなたでも、御断りよ。
主人に伝えたところで、、、結果は同じよ。」
まず、、、患者さんを、「実際に診療しないと」、
答えないのが医師ですから。
お願よ!親友だった、、、、、今は 「おばあちゃんたち!」
私自身に用事があって、
私の意見が必要なときのみ
お電話くださいね。
私は、、、取次やさんでは、、、有りませんから
命を預かる仕事の医師が周りに居ると
勘違いされる、、、
家庭では主人は医師ではなくて
主婦の用意万端のスペースに、
毎日通ってくる宿泊客の様な、、、お客様みたい。
私が、周りの職業が医師の家族の中で
権力があると思うのは、、、大間違いなんよ、、、(==
緻密だった頭脳も
惚けの年代に入りました。
私は、、、惚けないぞ!!!、、、
私自身役に立つ独立した婆さんですよ!
よろしく、思い出してね、
一緒に遊んだ幼いころを。
!私自身にお電話頂戴ね、、この次は!