春の日の、、、新芽
夏のかおりのする、、、しらかばの葉の囁き
燃える紅で しだれていたモミジ。。。
いっせいに葉を落とし始めたら
翌日は、、、真っ白な世界
魔法にかかった、、、昨日までの色彩は消えて
真っ白なページをめくる
夏の日の、、、庭で咲いてたリンゴの花は
2つの赤い実をつけて、、、冷蔵庫の中、
植物たちの試練の季節
香しい白い花は、、、ゆめだったのか?
冬の日に、
雪で折れそうな 庭のオンコ
真っ白な シルクハットは重すぎて、、、
うなだれてゆく「オンコ」の帽子を使って脱がせてゆく
78歳になった今も,、、
木は、、、私の友
42年前、小柳先生が、「詩壇」のご指導をしていたころ
35歳の私が、道新の詩壇に投稿した詩の
推敲する前の,、、原詩です。
友
あなたはきっと
死んだら 木になるでしょう
あなたの言葉は
ちいさな葉になって
風にゆれ
輝きながら さざ波となりましょう
ああ、、、
風が光っている、、、
ふりそそぐ
葉ずれの音
コートの襟を立て
肩を まるめて 目を閉じれば
夢幻の うちあけ話が
足をひき止める
あなたの木は
枝を低く垂れたまま
永遠の問いを投げかけながら
天に向かっている
若かったのですね、、、