先日の新聞報道の「農村回帰・ふるさと回帰」フレーズに、
「えっ、そんな大きな動きになってるの?」と
感じたのは私だけではないと思います。
細々と続く「Uターン」「Iターン」、
この小さな動きは「列島改造論」の時代
昭和40年代終盤からあったものの、
回帰現象とまではいえる代物ではないでしょう。
「列島改造論」、日本を縦断的に開発させたことに
役立った部分もあるが、
今日の東京一極集中現象を加速させたのも事実。
そして今、地方の荒廃を招き
限界集落なる言葉も踊っています。
将来の「食の安保」を見据えた「農村回帰」なる
動きがあるとすれば日本の将来に期待が持てる。
私がたびたび話題にする都心回帰、
もちろんこれは地方地方または地域地域での「都心」であって、
東京に代表される大都会ではない。
その意味では、これも昔流行った言葉「Jターン」そして
「都心回帰」この2つを結びつけた「地方地方の中核都市」の再生が
最も合理的なのかなぁ、と。
全住宅流通量に占める中古住宅の流通量が
約13.5%(平成20年)と欧米と比べて極端に少ない(約6分の1)。
こういう場面でも中古流通市場が活性化されることを願います。