京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

神社が境内を定期借家契約で・・・

2014年11月13日 | 京都の景観

以前も確か取り上げたと思いますが御所隣接マンション。

鳥居から先の参道が工事用のグリーンバリケードで囲われて、
(よく見ないと生垣に見えそう 笑)
工事用クレーンが入っています。

ついに参道に工事が入りました。



50年定借の分譲マンション。
御所隣接という希少性、
それに定借と言う心理的圧迫感でどうなんでしょう、
売れ行きは?



古くからの氏子さんが聞けば「何と罰当たりな!」
となりそうなものだが、
最近の街中の神社仏閣には氏子檀家と呼ばれる人が
少なくなっているとのこと。

地域の人と人のつながりが、
人口の流動化と共に希薄になってきている
表れでしょう。

京都は特に観光寺院が多く、
特定の信者より不特定多数の観光客からのお布施で
成り立つところも少なくないのだそうだ。

反面、
観光客収入で成り立つ有名寺院は良いが、
知名度のない寺院の経営基盤は如何なものなんでしょう、
という問題の窮余の策でもある。

今後もこのような究極の選択を強いられる
寺社仏閣が出てくることは想像できる。

今回のマンションは定借だからまだまし?
と考えるべきでしょうかね~

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