天気になったようで、晴れた途端に暑さが厳しい。然し、本来はこれが時節で、水無月と呼ばれる所以。図書館が休館をうっかりして出向き、がっかりして帰宅。洗濯も何回かしたので、今日はのんびりと出来る。すばるの居場所を見ていると、気温に転じて移動しているのが可笑しい。牛乳飲まない。
我が家に来た時にも、口をつけなかったが、枇杷葉茶にしてからは、匂っただけで無視する。今では枇杷葉茶以外は飲まない。毛艶は無論のこと、独特の獣の臭いも消えている。消臭効果は覿面で、排泄物も気にならない。猫も、環境に因って変わるものかと感心する。外に出せないのが不憫ではある。
人間で言えば悪戯盛りの、腕白でもあるが、ちゃんと指定の場所で爪を研ぐ。時々とんでもない箇所に行くが、叱られると分かるので止める。その際の、何とも罰の悪い顔をするのがいじらしい。留守中のことは分らないが、出窓で眠って居たり、按摩機での睡眠が殆どだ。特等席にしつらえている。
休日が続くと、気分的に落ち着くが、自分の年齢を考えればしんどい。特技はあっても資格はないしで、それを生業とは出来ない。枇杷葉茶も、売れぬことはないが、全国的に購買者を見つけないと無理で、商売としては成り立たない。詰りは、自然からの恩恵を押し付けるのが、何だか心苦しくて。
ネットでの販売にも、色々面倒なこともあって、自力ではそこまでいかない。他人の力を借りてのことになると、それなりの煩わしさもある。ブログが更新出来れば好いのであって、それ以上を行うと、トラブルの元になってしまう。それが解っていれば、うっかりとと言うことにはならないのだが。
左の肩が痛くて痺れているので、枇杷葉の生葉を数枚採り当てる。枇杷の実を捥いだ後には、新芽が出ている。樹の幹の途中からのや、とんでもない箇所から覗いている。夏中をかけて硬く青い葉になる。苞が葉の中心に見えたら、花芽が咲き出す。その繰り返しを、毎年しては実る。糠と塩も寒肥で。
月が駆けてあがると、セレナが天馬を操っているようにも視える。月の光の何と美しいことか。