枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

弥生、天赦・小潮

2019年04月11日 | Weblog

 寒いのである。暖房の室温を上げての、居場所に今朝のすばる。実によく知っており賢い。ストーブの前から動かないし、餌を平らげたら、素早くこっちに移動する。飼い主も寒さに弱いので、すばるのためでもないが、何時もの場所で気持ちよさそうにしている。春は遠のくばかり、桜は散り始め。

 昨夜、思い立って片付けをする。旧型のパソコンは使えなくなったので、買っただけのテレビを、DVDとCDを観聴き出来るようにするのだ。電気屋が来てからでは慌てるので、早目に準備をしておく。取敢えずは、洗濯をしようと敷き布を外したが、何年も敷きっ放しで汚れている。漬けておこう。

 今朝は、その洗濯に大わらわで、やっと済ませた。風邪の後遺症か、背中が疼きしんどい。食欲もないが、仕事に行くには、と無理矢理口にする。大根の酢味噌が咽喉を濾す。白味噌で作ったので、さっぱりしていて美味しい。耳の後ろも痛く、雑音が聴こえるのだが、余り休むと気力も衰えるので。

 年齢に見合った働き方が可能であればいいが、介護の仕事にはない。可と言って、新しい仕事には慣れず、それだけで体力の消耗が起きる。政府の財政は赤字で破綻、それなのに戦闘機を買ったり、核の輸出を図ったりで、庶民の暮しには向き合わない者ばかり。人間が戦わないのだからいいのか?

 激務を終え帰宅。花冷えどころじゃない!暖房の傍に寄っていく。っていうか、着替えもセーターにする。これ程に冷え込むとは・・・桜も二分散りくらいで、まだまだ花は見えるが、この寒さに猫も居ない。リエさんから、荷物が着いた連絡がある。そんなに悦んでもらえるとは、よかったです。

 何かね、根本のところが違うのよ。光瀬龍原作・竹宮惠子画、アンドロメダ・ストーリを思い出す。これはアニメにもなったようだが、機械に支配されるには、その前に人類が居たのだ。宇宙に関心を持ち、遠く遥かな世界を招くにもいいが、地球に棲む生き物にも、無関心ではいられない筈だが。

 天変地異の起きる予兆にも、機械で知ることは不可能だ。神の意志でも、憑依されるのでもなく、それは降臨されてくる。太古の時代から、知らされる者だけに伝わって来た。妲己やジャンヌダルクがそうであろう。神の名に於いて、そういう真実をまやかしに仕上げ、制裁してきた異常者達がいた。

 月は、季節にも年月にも、変わることなく天に懸かる。人々の心には、どんな姿で観えるのか。

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新札の刷新?

2019年04月10日 | Weblog

 何の意味があってのことなのか?偽札予防と言うが、20年で刷り換えるとは、無駄な出費ではないか。国民の、庶民の血税を、易とも惜しげなく使う。これだけの無駄を出すくらいなら、年金を増やしてくれ。消費税も上げないで、実際に必要なことにだけ使おう。戦闘費の膨張にも心が痛まないのか。宮古島に嘘をついて迄造った、弾薬庫の問題はどうなっているのか。怪しい限りの疑問。

 小手先の目くらましでしかない。ちょっとの間は誤魔化せるが、何分、お頭のない閣僚ばかりで、直ぐにぼろが出る。然し、辞任の際には、庶民が悪いような言葉を吐く。立派なペテン師でしょう。国会とは、詐欺の類の養成所かな?昨今の様子を見ていても嘆かわしい、どころの騒ぎではない現状だ。

 今朝は昨夜からの雨音で目覚める。たっぷりと降った雨に感謝し、銀行に、郵便局に出掛ける。灯油も今少し必要で、寒いのには堪えられない。燃料補給もしつつ、リエさんへの野菜に、独活や牛蒡、ほうれん草等を荷造りした。青空市に箱を持ち込んで、品物を詰めていった。携帯繋がらずメールで。

 風邪の方は、痰が絡んでくるが、通草酒のお陰で、何とか凌いでいる。病院に行くのも大儀で、自宅での療養に徹するばかり。勤務の更新を連絡するが、用意ができていないので待ってとのこと。やれやれ、風邪を引いているので、大いに助かる。明日は業務に行き、来月の勤務予定を出しておかねば。

 余りの寒さに、暖房を点けてしまう。何でも冬に逆戻りらしいが、体調を崩すのも高齢者が多い。何時もはどうということもないのだが、睡眠が不十分なところに、暖かくなったと安心したせいだろう。油断は禁物であった。年寄りの冷や水と言うが、充分に気をつけていても、転んでしまうものです。

 電気屋さんに連絡するが、こちらの話をちゃんと聞いていない。電気屋さんには、こちらが出来ない分頼まねばならず、不本意ではあるが仕方がない。加えて、金銭的な事も絡むので、簡単な問題でもないのだ。要件をきちんと把握してから、メモを取っていてくれないか。同じ事を二度は言えない。

 ノートパソコンの拙いところは、ちょっと手が触れただけで、他の箇所に移動すること、操作が分らなくなることである。機械に疎い者が使うのだから、手加減をしてくれても良さそうだが、これが相手には伝わらない。考えるだけしんどいので、直ぐに助っ人を呼ぶ。然し更なる混乱の一因ともなる。

 近春には多少は木丈も伸び、葉もついてきた。生きている分にはいいが、死んだら誰が・・・

 

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枇杷葉・結実

2019年04月09日 | Weblog

 昨日、蒲団を干しながら、枝を揺すってみたら、可なりの結実が見えた。本日、枯れた花芽を篩って落とし、枝に絡んでくる通草を巻き戻し、どうにか袋が掛けれるようにした。今年は、表年の生り年なのに、昨年が多かったためか、収穫は変わらない。それでも多くの結実に感謝する。

 白枇杷の剪定をしたが、たくさんの結実があり、ほっとする。寒さに弱いのは承知だが、温室がないので自然任せだが、よくもまあ、たくさんの実が生ってくれる。肥料には糠と塩の他は入れないのに、充分過ぎる。りささん、サンタさんのはそれなりに。リエさんのが少ない生りです。

 初生りのが3本あって、東のフェンス南寄りと、駐車場の前と、南西の向きのだ。陽当たりも影響するので、程々の生りだ。暁子さんのが、余りに早く咲き過ぎて、霜と雪に枯れてしまった。しーちゃんのは、例年花芽だけで終わる。それでも、枇杷苗を育てており、愉しみは継続する。

 コサージュを作った。と連絡したら、これから取りに行きます。と知人がやって来たのは、夕方だったが、子どもさんがもじもじしているので、知人を見たら、お寿司が食べれると思って来たらしい。体調が思わしくないので、明後日にしようと約束する。入学式のお祝いに作ろうねぇ。

 外食で行けば、何時でも何でも食べれるのを、どうにも拙い躾をしたものだ。味が美味しいとの好評だが、心を籠めて作っていますから。然し、特別に入れる具材はなく、有り合わせの物ばかりです。買った物なら、様ざまな具材なのに、おばあちゃんのが良い、と言われるのにコロリ。

 オレオレ詐欺には騙されませんが、この手の褒め文句には弱い。年金暮らしでは、貯蓄もなければ、元手もないが、心はちゃんとあるので、作るくらいなら何とでも出来る。知人は別として、兄妹して喜んでくれる。それがうれしくて作っては渡す。兄の方は照れ笑いで、妹は眼がキラリ。

 沢田研二さんのコンサート日程が出ていた。今年は、前倒しで行うとかだが、近場が台風の頃に当たる。昨年は、運も悪く河川が氾濫して中止かと思う中、今年も胸騒ぎがする。チケットは買う予定だが、天気次第になりそう。瞳みのるさんの生演奏には、先日上京したばかりで行けない。

 人間、運不運はあるが、年齢的な体力もある。古稀に手が届くようになれば、色々と障りも出て来る。夢に視たことが実現することは先ずないが、夢を適えるようには努力したい。然しまた、時間だけが経過して、心に抱いた儘死んで逝くこともある。それもまた誰にも分らずでいいのかも。

 室内に取り込んでいたのが、花が付き始め咲いた。外に出している時には、放っている。

 

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ワインの効き目・・・

2019年04月08日 | Weblog

 昨夜、ふと思い立ってのことに、ワインが眼についた。鼻水が止まれば好いがと、コップに注いで呑めば、あらっ、効き目が速効です。気を良くしてどんどん飲む。入浴は断念して、蒲団に潜りこむ。千振も効いているのか、ご飯も何とか食べれる。無論、梅干しを並べての食事だが、美味しい。

 風邪の原因には、胃腸の疲れがあるので、これには千振が実によく効く。鼻水にワインとはびっくりだが、赤ワインが好かったらしい。身体は、触っても分かるぐらいの体温で、医者に行けとの忠告も聞けぬ。何はともあれ、自宅療養の心掛けが一番と、ひたすら眠るばかり。耳が痛く扁桃腺炎か。

 然し、夜半からの雨音もなく、起きれば上天気である。蒲団は干したいし、パジャマも洗いたいしで、どうにか起き上がった。さすれば、頼まれていたコサージュを作っておこうと、鋏を手にして物色する。今回は、姫金魚草だけにして、小じんまりとした仕上げにした。留め具があれば幾らでも。

 枇杷葉の結実を見ながら、ふと通草に眼がいく。あらまっ、花が咲いて来ている。小さな房が下がって、赤い小豆粒の花が見える。今年は、結実してくれるかな?自然からの贈り物であるが故に、その成長を楽しみにしよう。アスパラガスが着実に芽を出す。湯がくまでもなく、そのままで食べる。

 すばるは、暖かくなった途端に膝に来ない。猫の習性なので当然のことだが、手の平を返す仕草に、がっくりする。今は、出窓に登っており、往来の車を眺めている。腹が空くと、ねだってくるので分り易い。体温は、未だ36℃台かな・・・鼻水が止まって、咳も落ち着いて来た、食欲は今少し。

 咽喉が痛いので、アイスクリームを口にし、サイダーも含むが、梅干し以外は欲しくない。お粥を炊こうか・・・土器もあるし米も、無農薬があるのですが、その気にならず身体が動かない。明日は、早出勤務なので断りを連絡する。人間であることに生身の身体に気づく、貴重な時でもあるのです。

 こういう時に、猫の手が借りたい。お母ちゃん、僕が作ってやるよと、お粥を炊いてくれないものか・・・まあ、ガスの使い方を教えていないので、無理もあるのだがと傍を見遣る。出窓に飽きてしまったのか、居眠りを始めているのが可愛いい。そろそろ自立させておかねば、何も出来ない仔に。

 月までの距離は、然したることではないが、誰もが自由には行けない。若しくは行っても帰球否。

 

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弥生・雛祭り

2019年04月07日 | Weblog

 旧暦では、本日が雛祭りにあたる。桜も、桃も咲き乱れ、気温は上昇しての、花見日和だ。本来なら、この日を女の子の祝いにして、健やかな成長を祈り願った。今時の事情ではとんと季節感の薄いことに、無感慨な想いで接する。せめてと、散し寿しを作ってみた。然し、分葱がなくて困惑する。

 飯ぼうを持参し、酢飯をこさえて、具材を散らす。具たくさんの酢飯にして、お腹一杯になったようで満足する。今朝の時点で、体温が36・3℃あり、休みたい気持ちと、勤務に行かねばという心が折り合って、出勤したが、倒れそうになる手前を踏ん張る。体調不良と言っても、帰してくれない。

 何分のこと。熱があるので動けない。外出もしたくない。休憩時間を炬燵で横になって過ごす。咳は出る、鼻水はひっきりなし。マスクはしているが、鼻水が止まらない。最悪の条件での勤務に、ついにため息が出てしまう。運転しながら、事故だけは避けたいと思いつつ、帰路に着いた次第です。

 疲労しての極限状態では、風邪も近寄って来るんだと情けない。これは、鬼の霍乱ともいうようで、意地も恥もなくダウンする。明日は、休みにしているが、明後日は行けないかも知れない。少しばかり眠っておこうとするが、鼻が詰まる。息が出来ないので困る。適当な風邪薬を呑んでおこうか。

 千振も飲んでいるが、捗々しくない。通草酒も咽喉に浸すが、扁桃腺炎かも知れないな。上京後でよかったと胸を撫で下す。リエさんに迷惑を掛けた分、帰宅してから出たようだ。加えて年齢もある。今までには、何と言うこともなく過ごしていたのが急に出て来た。用心にも限度がありますな。

 いかん!寒気もし始めた。これは風邪の症状である。今晩も風呂は止めておこう。医者にも行かねば、とも思うが・・・それすらが大儀である。何もしないで、眠るのが最適のようで、損も得もなく蒲団に潜る。夕方なので、起きるのは夜半になるかなと。食欲もなく眼ばかり落ち込んでくる・・・

 友人の持ってきてくれる、あけびです。未だ十分に熟れていないので、実は硬く閉まっている。

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春爛漫に・・・

2019年04月06日 | Weblog

 寒さが和らいで、やっと花見の気温になった。フェンスの草が気になり、重い腰を上げる。1時間ちょっとばかりを取るが、半分になったところで止める。青空市に、タラの芽を頼んでいるので、荷造りをして送らねばならない。初物であるので、少々だが箱に詰める。これから出るようです。

 洗濯物は、昨日殆どを済ませており、風も穏やかなのを、蒲団を広げる。ふかふかと気持ちいいのはすばるで、取り入れたのに丸くなって眠っている。こちらは鼻水が出るばかり。千振をひたすら飲んでいる。今晩は、風呂を止めよう。明日は、散らしずしを作るので出勤しないといけないの。

 咽喉が痛いので、アイスクリームを口にする。食欲が湧かないが、風邪は膳の下とも言うから、何とか食べておかねば。熱も、36℃台になっているようで身体がだるい。じっと寝ていられればいいが、何分一人ではそうもいかない。こういう時に、息子等が来てくれれば、とも思うだけです。

 しーちゃんがくれていた、キャンデーがミント味なので、口に含む。リエさんからはお菓子をお土産にもらったので、友人や知人に分けた。宿泊させてもらっての、至れり尽くせり、深津絵里でした。わたくしのために、実に丁寧なおもてなしをしてくれて、お礼の言葉もなく、感謝のみです。

 それでという訳でもないのですが、青空市に行けば、タラの芽、独活、筍、蕗に三つ葉があり、無農薬のお米も入れて送った次第。毎年同じ野菜ばかりですが飽きないかな?子どもの頃に、毎朝、口にしていて、個人的には好みません。旬の時期だけなので、到着したら食べてくださいませ。

 フェンスの外では、姫金魚草が風に揺れています。入学式のコサージュを作るのに、小さな花が愛らしいです。子どもさんが甚く気に入って、楽しみにしてくれているそうで、作り甲斐があります。庭に咲いている花を、ちょっと工夫してのアレンジですが、今度はどんな仕上げになるか。

 図書館に返却に行き、届いたばかりの樹木希林さんの書籍を借りる。今朝の新聞には、是枝裕和監督の、映画への想いが載っていた。誰も知らない。淡々と日常を描く映像に、もし、自分であればどうしたか、と思える場面も・・・誰が良いとか悪いでなく、こういう生活もあるんだと衝撃。

 惑星は金星、恒星は月。銀河系には果てのない広がりがあり、一点に向かって渦を巻いていく。

 

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弥生・清明、朔・大潮

2019年04月05日 | Weblog

 二十四節気 清明 春の日差し強く、天空清く晴れ渡る、と言う意で、清明と呼ばれる。毎年、四月五日頃である。昨日は花見には寒い気温だったが、本日は頃合いの花見日和で、施設でも地域密着の宴です。我が家の海棠も咲き始め、狭い庭に花が溢れる。枇杷葉の枯れた花芽を落とす。

 通草が、新芽を出してきている。花は咲くが、結実にはどうなのかが不明で、自然からの恩恵を待つばかり。李も、数輪の花が咲いたが、例年実はない。買った時点では、2個ほど生ったが、以来さっぱりとなっている。水仙は、毎年咲いてくれず、がっかりするばかり。肥沃な性質かな。

 友人が訪れ、赤穂浪士の道中と花見の様子を語る。この友人、そういった情緒には興味なく、ひたすらディズニーランド一点張りで、今回も行かなかった。個人的には何が楽しいのかが、わたくしには理解できない。下町の、江戸時代の何気ない場所こそ、愉しみが隠されているのだが・・・

 勤務に出て、同僚から風邪を移される。雨が降りそうなことぐらい察するか、自転車であれば傘や雨具は、付けているのが常識と思うが、人を当てにばかりで、一向に改めない。ずぶ濡れになって帰宅し、風邪を引いたと言うが、心掛けが出来ていない。マスクも鼻を出して無意味でしょ。

 本来なら、風邪を引くこともないのだが、長期の休みと、気分とが合わさって、運悪く鼻水が出る。無論の事、枇杷葉茶は欠かさず、通草酒も口にするが、体力の落ちている身体には効果が薄いのだ。明日までの休みで撤回しよう。洗濯を済ませ、蒲団も干しての、のんびりと読書三昧です。

 図書館が、月末から来月六日まで閉まる。困るんだよなぁ・・・こういう時にこそ開けて、本を読める環境でいて貰いたい。本離れが進むので、余り人出も見越せないとか。本を読まないと、活字を見ないと文章は書けない。職場でも、タメ口言葉のままパソコンで打っているのに仰天した。

 洗濯物が、実によく乾く。少々の風もあって、衣類のはためくのも乾きがいい。人間も、風通しができれば、黴も消えるし、お頭もすっきりするだろう。一度言った言葉は取り消せず、謝るって通じないでしょ?国会議員の質の低下にも拍車が掛る。血税を何とも考えずに、何様の心算なのか。

 ドンドン、どんどん伸びていき、天井を目指す植物。ランナーが伸びては、芽を出すのも。

 

 

 

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朝に、氷が張っている!

2019年04月04日 | Weblog

 さ・寒い。湯たんぽに足をつけても、一向に温かくならない。すばるが、胸もとに飛び込んできても、寒くて仕方なかった昨夜である。今朝、銀河のお茶湯を換えようとしたら、氷が張っているではないか。寒い筈です。リエさんちに行っていた時は、暖かかったのに、一体どうしたこと。

 すばるが寒がることと言ったらない。これまでは、喉を鳴らすことも、甘えるのもそうでもなかったのが、帰ってきた途端に、大甘になっている。猫は、極端な寂しがりやなのかも。悲痛な顔をして、じっと見上げるのに慌てる。当分の間は、居なくなると姿を探す。今朝も、勤務に大騒動。

 明日から、新月になって弥生になる。二十四節気の、清明にも当たる。桜の花が一斉に綻びて、沿道を埋めている。深川の桜も、墨田川の桜も、泉岳寺の桜も満開で、ビルの谷間に咲き誇っていた。それにしても、年々と親しい方が亡くなっていかれるのが淋しい。そういう年齢になったの。

 新年度に職員の移動があり、一名が変わる。こちらの勤務体制は、次第に減っていくのだが、家事全般のことには通じており、美味しい物を提供するのは得意だ。ホットケーキも、ちょっとした工夫で味が違うのだ。経験としか言いようがない。心意気というのも加えて、おもてなしです。

 時間までのお粥と、汁を作ってからの退社。これも手際よくこなしておいて、バトンタッチをする。電磁気にはタイマーがあるので便利だが、火力は劣る。ガスの良いところもあるのだが、施設では危険が伴うので。それでもスイッチが入っている時には怖い。何処でも触るので目が離せず。

 図書館に寄って、ねことじいちゃんを借りる。日常の猫との平凡な事ばかりが描かれている。猫は、虎科であるので攻撃もする。すばるには、爪切りをしたが、獲物を狩るにはなくてはならない。未だに左足の側面に、爪痕が残っている。枇杷葉で治りはしたが、一時は歩けなかったのです。

 リエさんちは日陰になるので、ほととぎすが群れているそうです。古里の道端に咲いていた。

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地方の雛祭り

2019年04月03日 | Weblog

 有給休暇を使っての、自分なりの来し方であった。然し、何時までも休みは無い。本日よりの勤務にも行かねばならない。こちらは、やっと咲き始めた桜で、本番となる。何分にも寒いのです。気温は一向に上がらず、湯たんぽも離せない。すばるは甘えて来るし、身動きの出来ない有り様。

 留守にしていた後遺症だろうか?ちょっと出かけるのも、足に手を掛けてくる。相当に淋しかったようで、纏いつき離れぬ。抱っこをせがみ、喉を鳴らす。寒くはなかったようだが(ちゃんと暖房は点けておいた)、夜になっても姿の見えない不安は、堪らなかったようだ。留守番はできた。

 部屋が荒れることもなく、日中は出窓での外覗きをし、厭きたら、パソコンの部屋に行き、チェアーの上で眠っていたようだ。帰宅して呼ぶと、声だけさせ、拗ねて暫く出て来なかった。何処に行っていた、という抗議の鳴き声であった。お腹も空いていたようで、餌をくれとせがみ出て来。

 春休み中のこの日が、雛祭りの日で、昨日出したお雛様を飾った床の間が、何やら煌びやかに見えた。子どもの頃には、掛け軸のお雛さまで、段飾りなど買ってはもらえない。白酒は祖母が手作りしてくれたが、桃の花は山から伐ってくる。春蘭が鉢に植えられていて、華やぎを添えていた。

 今は、既に雛祭りは過ぎ、金太郎が飾ってある。何でもかんでも早く、速くと先を行くのが商戦で、行事もへったくれもない。せめて日本の行事は、旧暦でのことにしてほしい。歴史の中には、そういった暦でないと説明できないことも多い。令和となる元号には、万葉の頃が忍べるかな?

 如月二十八日。弥生の天は残すところ一日ある。雹や霰の降る寒い天気であるが、子どもの成長と健やかさを願う祭りだ。むろんのことだが、女の子の幸せを祈る。世知辛い世の中に転じているが、親であれば、子どものことを優先して、育みをしていたものだ。新聞を読みながら暗澹と。

 東京には、地方からの方が多いが、男性はとても親切です。品川駅での方は、そこで働く方にしろ、丁寧に親切に教えてくださる。スマホを検索して調べてくれた。駅員さんに聞くまでもなく、うろうろしている年寄りを、気の毒に思ったらしい。無論お礼は言ったがお名前も聴かずである。

 水野英子さんの星のたてごと。壮大な宇宙叙事詩である。夢を膨らませ、想像をかきたてた物語。

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深川探訪

2019年04月02日 | Weblog

 リエさんちへの滞在、三日目です。朝から雀の声も姦しい囀りに、暫し我が家に帰った感覚になるが、青空の覗く道を歩いて、電車にて深川に。記念館を訪ねれば、大鵬展に行き合わす。正面の階段を上がりながら、夏でなくてよかった。と内心で思う。中に入れば、何処からともなく職員が。

 長屋があり、火の見櫓あり、下町の情緒あふれる佇まいです。猫ものどかに屋根で鳴いている。思わず、たまやと声かける。長屋の住まいには、野菜が置かれ、笊やら籠やらが並んでおり、台所には水甕、竈等の、当時の生活用品が見える。職員が説明するまでもなく、子どもの頃にはあった物。

 そこから移動し、小津安二郎記念館に行く。おおっ!原節子さん、岡田茉莉子さん、往年の女優陣が並ぶ。高峰秀子さんも、噂に違わず美貌ですな。然したる興味の程でもないが、有名監督でもあるので、見ておこう、という不埒な考えで入る。料金は無料にて有難いことです。桜も満開にて。

 墨田川とは違った情緒もあり、ゆっくりと散策するには頃合いです。宮部みゆきさんのお住まいもあるとか。霊源寺にも行きましたよ。震える岩を読んで怖かった。冬には読んではいけない。これは小泉八雲です。で、深川不動さんに足を向け、お参りしてから昼食を摂る。深川丼が旨かった。

 お腹がくちくなると、眠くなるのですが、リエさんに付き合ってもらう立場では、欠伸の一つも呑み込んで見物です。八幡さまには、入り口に伊能忠敬像があり、驚きました。深川の桜祭りを堪能して土産物屋に。ここで煎餅を買い、お茶をよばれて帰路に着きます。上々の天気でありがたや。

 リエさんは晴女ですよ。赤穂浪士の際も、曇りながら雨は降らず、予報通りの夕方にびっくり。深川は、宮部みゆきさんにこそ遭遇しなかったが、お宿かわせみ・長寿庵の長介、捕り物の場面も浮かぶ、小粋な町を思いました。ブラタモリも影響していて、当時が蘇えって、心弾む一日でした。

 夕方には買い物を済ませて帰宅。リエさんのご主人さまの作る、ピザに舌つづみを打ち、近所で買って来てくれた、珈琲豆を挽いて淹れての味を堪能し、ワインも戴きながらの歓談。kazu君は、話し上手であり、気づかいのやさしい人柄です。大歓迎をしてくれての、さり気ない心配りです。

 ロイも歓迎の意志で、膝に乗ってきてくれました。すばるはどうしているかしら?と、片隅で思いだしましたが、預けて心配するよりも、自宅の方が安心なことも。明日は帰路に着くので、手足を伸ばしての入浴。今晩は暖かくていい気持ちです。リエんのおもてなしにも甚く感謝するばかり。

 我が家には、茂木を始めとした、田中も、房州もあり、掛けあわせたのや、白枇杷もある。

 

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