一輪の花
ソニー α NEX-5N 55~200ミリ
コスモスの花は、ひまわりの花同様太陽の方向つまり南向きに咲いている。花を正面から写すと順光線で花に陰影が無く変化に乏しい。この日は薄曇ということでやはり陰影の変化があまり見られ無い。反面花の様子を確りと見ることが出来る。
写真は暗いバックを選んだ。花の生態は見事に描写されているが写真に味が無い。
ソニー α NEX-5N 55~200ミリ
同じ黒いバックだが下部に明るい花がボケたところを取り入れたことで、バックに変化が出来、ある種の雰囲気が表現できている。
ソニー α NEX-5N 55~200ミリ
バックを黒からグリーンに変えてみる。遠くにある花を比較的大きく取り込みぼかす。花はやや斜めから写すことでいくらか立体的に見える。花に陰影がつけばもっと立体的な表現が出来る。
ソニー α NEX-5N 55~200ミリ
ピンクの花をぼかしたバックを使ってみる。主役の花が生きると同時に奥行き感も出ている。
ソニー α NEX-5N 55~200ミリ
バックに暗い木立を選び、木立を山形にフレーミング、山をイメージする。主役の花の奥には同色の花をぼかして入れ込む。
昭和公園とは思えない山里の感じになった。
出来ればもう少し下からあおるように写したかった。
このようにバックの選定の違いによって主役の花の描写や写真の意味合いが違ってくることが分かる。たかがバックとおろそかにしてはいけない。極端に言えばバックの如何により主役の花のあり方が変ってしまうと言うことだ。