武蔵国分寺跡資料館
本多家の庭内には武蔵国分寺跡資料館がある。
入館料は無料。
資料館入り口
入り口を入ると正面に展示室、左手に事務室がある。
正面には国分寺跡のパノラマ模型?が作られており創建当時の国分寺の様子が分かるようになっている。
壮大な広さを持った国分寺が良く分かる。
白鳳時代の観音像や南北朝時代の板碑なども展示されていた。
狩りに使った弓矢の矢じり、石鏃なども出土している。
同じフロアーに出土品の展示室もある。ここには出土した国分寺にかかわる瓦等の展示が主になっている。
屋根の軒先の飾られた瓦には色々な文様がある。
武蔵国分寺の屋根瓦には文字が書かれているのが特徴のようだ。
瓦の生産を負担した郡や郷の名前の一字例えば「入間郡」ならば「入」と書かれている。
人名なども書かれていたようだ。
国分寺の建物のために作られた瓦の数は全部で100万枚位だったと考えられている。
瓦を生産する窯場は50Km以上も離れた所にあった。
一枚4~5㎏もある瓦を国分寺まで運んでくるのは大変な事だっただろうと思われる。
出土した土器も展示されている。
国分寺周辺には、奈良・平安時代の掘立柱建物跡や竪穴住居跡などが無数見られ、これらの住民たちが使ったと思われるものだ。
旧本多家・国分寺跡資料館は、国分寺市民であれば一度は見ておきたい施設だ。