夕暮れ時2
翌日も涼しかったので、夕方散歩に出た。
歩いた後は足のむくみも軽減されるという効果もある。
家の近くの赤い大きな花が咲いていた。
暮れ行く中の赤い花はすごく印象的だった。
西武鉄道線路脇を歩いている時、偶然西武電車の通過に出会った。
夕暮れ時に走る電車を写し止める事が出来るかと心配だったが、確りと写っていた。
最近は立ち寄った事の無い内藤神社に行ってみた。
この神社は現在戸倉と言う地名の所に立っている。
それなのに何故内藤神社なのか。
昔、現在の戸倉は内藤村だった。
その頃は内藤神社は内藤村の鎮守様だった。
後年、内藤村は現在の中央線の線路より南側に移って、そのあたりが現在の内藤町になっている。
従って戸倉町には戸倉神社と内藤神社がある。
秋には内藤町の人達が戸倉町にある内藤神社に集まり秋の例大祭を行っている。
内藤町の鎮守様が戸倉町にあると言う不思議な関係になっている。
日が沈み、辺りは夕闇に包まれ始めた。
内藤神社裏に煌々と明かりがついた建物があった。
個人の家とは思えない。
何かの施設かも知れない。
市役所通りに出る。
市役所通りと言っても、うら寂しい通りだ。
30年ほど前までは市役所周辺に商店が立ち並び、一応商店街らしき様相を呈していて、市役所通り商店街と呼ばれていた。
20年ほど前に、近くに大型ショッピングセンターが出現し、個人商店は次々と廃業に追い込まれ、現在は商店が殆ど無いさびれた街になってしまった。
老骨はこの町を東京の過疎地、と呼んでいる。
2~3年後には市役所も移転してしまう。
市役所の職員をあてにした飲食店等は立行かなくなることは目に見えている。
益々この地域一帯は商店の過疎化が進んでしまう。
この地域の老人たちは食料や日用品は、遠く離れた大型スーパーまで行かねばならない。
かく言う老骨も車の免許は遥か昔に返納。
スーパーまで行く足がない。
唯一、この美容院のみが繁盛しているようだ。
辺りの家々に明かりが入った。
今日は中秋の名月が見られる日だったが、曇天で全く見る事が出来なかった。
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