某日、昼めしを食いっぱぐれて、ひとり遅いメシを食べにビルの下のうどん屋へ。
この間の時間ってのは、ガランとしていて落ち着ける。
昼間にサラリーマン諸君と肩並べて食べると気ぜわしい。
腹具合と相談。 いけるか? いけるな?
と、カツカレーうどんを所望。
カレーうどんの上に、威風堂々揚げ立てのとんかつが鎮座まします。
しかも、定食にしてしまったら、ドド~~ンという感じで登場。
相席でもしてたら、ちょっと赤面。
たっぷりの白ごはん、生卵に味付け海苔、香の物 旅館の朝飯風。
うどんにカツはどうかなぁと思ったけど、どうよ、これ、ありでしょう。
うん、バカうまですな!
ほどよきコシのうどん、スパイス優しめの和風カレーだし。
とろみあり、なかなか冷めない。
夏の天敵、汗が噴き出てくる・・・!
卵はうどんに入れるべきか、ご飯にかけるべきか。
迷ったが、ま、ノーマルにはご飯だわな。
カレーうどんに、卵かけごはん。 なんたるぜいたく!
死んだ母親が枕元に立って、怒られそう。 お盆近いから。
誰はばからず、かつなんぞ、乗せてみる。
とじてないが、かつ丼のごとき有様。
味付けのりで食ってみる。 フツーに旨い。
大阪人ってのはこの味付け海苔が好きだねぇ。
だけどね、これだとなんぼでも味がごまかせる。
アタシは高級な焼き海苔を愛するのだけど。イヤミか?
卵かけごはんを食べ、カツカレーうどんをすするが。 やはりラストは・・・
卵かけごはんを、カレーだしの中に投入。
ぐるり混ぜていただく。 うまいの、うまくねぇの!
なに、ひとさまと取り分けようというんぢゃない。
すべて自己完結だから、まぁこんなお下品を許されよう。
その際に心得たいのは、うどんはきれいに食ってから。
麺と米粒の同居は美しくない(そばめしは許容す)。
それと、ご飯をカレーだしに入れるべきで、逆にカレーをご飯にかけるべきではない。
カレーで双方の器を汚すのは行儀が悪い気がしてならぬ。
(どっちみち行儀よかないが)
わーい、ごっそさんでしたっ!
そして、誰もいなくなった・・・。 なんにもなくなった。
むろん、腹ははちきれそうになった。
教訓: 腹も身のうち
(ロケ地 大阪)
四国屋 大阪市北区梅田2 新サンケイビル階下