前回の更新から早、一週間! その間、現職場では 「利用者さんと家族 の親睦会♪ 節分の恵方巻を作って食べよう~イベントが行われ、私は調理場担当。遅番のシフトながら早出で自宅を出てから12時間。お風呂に入ってから寝る時間もわずななまま、翌朝は早番で6時半に家を出て…私と同じく介護士をしている従妹が熊本から日帰りで来訪。介護士ならではの話をして、こちらも励まされ、「大変だねぇ。明日は夜勤なの? 気を付けて帰ってね」 そして昨日も早番で入浴介助の日だから残業日でもある。着替えて英会話講師に変身し、『日曜日の子供英検の面接、頑張ってね!」と励まし、帰宅。 こうして........目まぐるしく一週間が過ぎていきました。 まさしく放置状態のブログに今日も「ようこそ!」です。バタバタしてはいても、いつも活力を与えて下さる方々がいらっしゃることが生きる喜び。。。今回は、この一週間の間に届いた「贈り物」のいくつかを 皆さまに そっと....お知らせしたいと思います。
まずは井川誠一さまから届いた画像です。アーティストにとって命である筈の「原画を贈りますよ」、というご提案に驚くと共に、こんなにイメージ通りのイラストを描いて下さった井川さんに心から感謝致します。ぴかぴか光り水面に浮かぶ金魚。重なり合う心とこころ。そんな一瞬を見事に描いて下さって、じわっと心に沁みる贈り物です。私のブログを紹介して下さって、井川さん繋がりの方のご訪問もうけました。ありがとう♪そしてこれからも、宜しくお願いします!
与一から出て来た生き物の記録 ←井川さんのブログはこちらです。
実は井川さんに「コラボをしませんか?」と打診した直後、自宅に届いた2冊の本のテーマが今の自分を取り巻く環境と似ています。 今からご紹介する作家の想い。 何度も読み返しながら顔をあげると、やはりじわっと心に沁みてきます。一日24時間から就業時間と通勤時間を差し引くと、フリータイムは限りなく少なくなりますが、そんな中、睡眠時間を削ってでも読みたいと思わせる本や小説(あるいはネット上でも・・・)があります。今からご紹介するのは、そんなテーマが繋がる3つのストーリーです。「月の丘」より。
伊藤晴美:著・絵 「月の丘」 ラストのシーンです。盲目の少女、ハナの涙のわけは何でしょうか。 「かわいそう」という感情は、「エゴ」の裏返しかもしれません。
「盲目の人は、幸せだ。なぜなら、目ではなく こころで観るから.....」
昔、私がまだハタチの頃、フィリピンからの留学生、Ramirは私にそっと呟きました。「こころで観る」 その人は十数年前に、この世を去りましたが、彼が残してくれた言葉は一生涯 私のこころに生き続けることになりました。 ハナの物語を読むと、Ramirを思い出さずにはおられず、じーんときました。物語の中で、月の丘に住む画家さんが失った奥様が何故、自ら「死」を選んだのか、明らかになります。 食い入るようにして読みました。 これは小学校高学年以上が対象ですが、大人の絵本です。失うものは大きく、また、得るものも大きいのです。多くのメッセージが詰まった一冊。自殺者が年間三万人を超える現代の日本にあって、残される家族を思い、踏みとどまって欲しいと思いました。
「今」に疲れたら、そっと顔をあげて、夜空の月を眺めてみたら。。。 自分はとても「ちっぽけ」かもしれないけれど、ハナのように生きていきたい、と思えるかも。 本は「心の栄養」です。 そっと本棚に置いておきたい一冊ですよ。
次に ご紹介するのは、「こえには いろが あるんだってさ。くろねこ ピンクがおしえてくれた」 で始まる絵本
『声の色』 村上容子・著 早田允・絵
主人公「僕」の家の隣に住んでいる おばあちゃんが飼っている、片目しか開いていない年寄り猫ピンクの物語です。ピンクと僕の間には、ある秘密があります。黒猫なのに何故ピンクっていう名前なの? それは名付け親であるおばあちゃんにとって、とても重要なことだったんです。
「記憶が段々まばらになっていく・・・」 「忘れたくない何か」 「住み慣れた家のこと。子供たちのこと。大人になってしまって、きっと出世して偉くなりすぎて、あまり寄りつかなくなってしまった我が子のこと」 「このまま、ここで暮らしたい、でも・・・」
日々、ホームで家族にはなれないけれど、家族のように寄り添えたらいいのに、と思いつつ、時間に追われる自分を責めることが多い日常を送る私の胸にもズトン! ときました。
おばあちゃん自身も記憶が薄れて行く、それを見守る黒猫ピンクと僕。そして、とうとうホームへ・・・
でも、僕は忘れない、ずっと覚えている。 そう誓う猫と僕の物語は、親である貴方や介護中の貴方、或いは年老いて行く親と離れて暮らす貴方の胸に響く筈です、きっと。
いつしか「僕」もパパになって、わが子に大切な何かを伝えるラスト。どんな結末が待っているのでしょう? お楽しみに。
二冊の本は、こちらから購入できます。→ 新刊のご案内 ←Goodbook出版
最後に、私が今はまっている小説をご紹介しまーす! 「離れられなくなっちゃう」でお馴染のFrank Yoshidaさんが アルファポリスにて、長編小説「ハグル」を公開中です。1話読むごとに顔をあげ、必ず何かを・・・ある過去の思い出のシーンが浮かんでくるのは何故かしら? と天井を眺めながら考えてしまいます。そのくらい映像が浮かびやすく、読みやすい小説なんです。情景が浮かぶと同時に、三人称で書かれているのに一人称で語られるかのごとく、登場人物の心情が手に取るように分かるよう書かれてあるってことです。
主人公、商(あきない)が兵庫、シンガポールと飛び回り、彼と接する人々が魅了されていく。同時進行的に、読者も惹かれて行くのね。主人公に。実在の人だったら、かっこ良すぎだから、どうか小説の中だけのお話でありますように・・・と願いたい乙女こころ。分かる?(爆) これまでの人生で私が出逢った様々な「かっこいい生きざま」な人達を思い出しながら読んでいます。
こんなに たくさん→
アルファポリスは、私が以前、ここで紹介した 川口雅幸・著 「虹色ほたる ~永遠の夏休み~」を読者投票によって出版した、あの出版社です。携帯からの投票、購入予約、出資によって点数化し、出版が決まりますので、気に入って頂けたなら、応援宜しくお願いしますね。 是非、「虹色」のように書籍化して本で読みたいから。ファンより
http://frankyoshida.com/ Frank YoshidaさんのHPです。「ハグル」もこちらから入れます。
この一週間のバタバタ疲労も 皆さんからの贈り物で乗り切れました! ありがとうございます。
すず