南店長、お元気ですか?
突然 名前を呼ばれて驚いた?
4年前に初めて「さくら通り店」でお会いした時は、南副店長だった南チャン。
さくらのジャニーズ、ニッシー&ミナミと呼ばれたカッコ良くて若かったお二人も、その後、目を見張る出世を経て、それぞれに店長と副店長に就任! 更に貫録が出てきたことと思います。
このブログ、タイトルは The supermarket さ・く・ら! なのに、ちぃ~っともスーパーの話にならないじゃな~い! と思われている方も いらっしゃる「かも」しれないので、今日は特別編でお送りします。
・・・といいつつ、なんてことはない、店長就任一周年記念をお祝いしたかっただけです。
ここ最近、再び『衛生週間の標語:これで大賞は頂き』 という記事が検索でひっかかり、こちらへ辿り着く方が急増しております。
今、9月かぁ。 明日から10月。 すでに衛生週間が始まっているのですね。
そう、、、あの南副(当時)店長作の、あの名作が再び脚光を浴びているのです。
ちょっと待て! お手ては意外と バイバイき~ん 南副店長(当時)作
今年の標語の出来は、どうですか? 4年前を上回る力作が出来上がりましたか?
私がスーパーから福祉業界に「転職」しようか、どうしようかと悩んでいた頃、
「やりたいことがあるなら、やってみるといい。俺は止めない。でも、このスーパーで働きたい時は、いつでも俺に電話して! 力になるから」
と、おっしゃっていましたっけ。 さくらで働いていた時は、よくバカ笑いしてばかりいて、「お肉の所にいたお客さんが、すずさんの笑い声にびっくりして振り返っていましたよ!」
と、当時ハタチの康永くんに注意を受ける程でした。
だって、南副店長がいる職場では、毎日、面白いことばかり、起こるんだもん。
例えば、こんなこと・・・↓↓↓
『俺は、こんにゃく副店長』
俺は、たいていバックヤードから店内へ通じる通路に立って、スウィングドアの透明な窓から商品の売れ行き(←カト担当、ヤマザキハンバーガー)とスタッフの動きの両方に目を光らせている。
さっきまでは、エンドでお菓子を並べていたカトがバックへ台車を引いて、戻ってきた。
今、店内はパンと牛乳の両方が品薄になりつつある。
それぞれスタッフは自分の担当の荷出しに追われ、まだ、バックへは戻ってこない。
仕方がないなぁ。俺が牛乳の補充をして・・・パンの方は担当者のカトに・・・
「カトくん、食パンの追加補充、頼んでいい?」
「了解」
カトが食パンと共に店内へ出て行った直後、パン売場と牛乳売場の両方に一番近い所でカップラーメンの荷出しをしていた鈴木すず子がバタバタと戻ってきた。
「あっ、鈴木さん・・・・ぎゅう・・・」
「牛乳でしょう? はい、今、出します。でも、お客さんに長崎ちゃんぽん1ケース、アメリカで暮らしている息子さんに送る分が欲しいって言われているので、それを手渡してからでいいですか?」
勿論、構わない。顧客がつくのは非常に良いことだ!
俺は念のため、店内へ出て行き、日配と日替わり商品(広告の品)を主に見て回った。
「つばめ君、エンドに出してある飲料の野菜生活、底上げして!」
「はい」
つばめ君は例のごとく、45度の礼をした。
相変わらず、礼儀正しい学生バイトくんである。
日配の前へ着た俺は、ヨーグルトが減っているのが目に付いた。これも、そろそろ・・・補充してもよさそうだな。
そして時刻はそろそろ11時半・・・。例のものを荷出ししてもよい頃だ。
俺はバックの通路に仁王立ちし、スタッフが定番商品の荷出しを終えて、戻ってくるのを今か、今かと待っていた。そのとき、やって来たのは岸辺さん。缶詰の荷出しを途中まで終えてプラットホームへ向かう途中の岸辺さんを俺は多少、申し訳なさそうに呼び止めた。
「あ! 岸辺さんっ! ヨーグルト出して!」
「はい、副店長」
時刻は流れ、時計を見ると、とうとう11時50分になったぞ!
しかし、その後、どのスタッフもバックへは戻って来ない。俺が焦りだしたところへ矢木さんが戻ってきた。
「あっ! 矢木さんっ! こんにゃく出して!」
そうだ! 例の物とは、ズバリ!! こんにゃくである!
こんにゃくは取引先がオープン前に並べるのだが、主たるものは、こちらで補充する。よっぽどのことが無い限り、オープン前に売れ筋のこんにゃくが空に近い状態になることはない。そこで俺は毎日、こんにゃくをチェックしては、11時半頃にスタッフに指示を出し、こんにゃくを出させていたのである。
そのお陰で、末永さんには、「こんにゃく副店長」と形容されるまでになった俺。
俺が今回、こんにゃくを出して!と指示を出したのは調味担当の矢木さんだが、彼女は忙しそうにバック在庫の周囲を行ったり来たりしていた。
俺の声が聞こえたのかどうか・・・もう一度、言ってみる。
「矢木さん! こんにゃく出して!」
今回は俺の声がはっきりと聞こえた矢木さんは振り返ると時計を指して言った。
「副店長! 私は今日、12時までの勤務です。あと、数分で12時ですから、もう帰ります!!」
そっ・・・そうか。時間差で出勤してくるスタッフの勤務時間終了も一応は把握している俺だが、こんにゃくに気を取られ、しくじってしまった・・・・。
矢木さんが退社し、15分が経過した頃・・・・。
今度は鈴木すず子が戻ってきた。う~~ん。何か反論されなければよいが・・・。
「鈴木さんっ! こんにゃく出して!」
「・・・・・・」
一瞬の間がある。すず子は今日は2時までの勤務だった筈。
「・・・・・はい、分かりました」
意外と素直に返事をした。
ほっ・・・・。
それから更に10分が経過し、売場の荷出しも補充も、ほぼ落ち着いたところで、俺は再び店内へ出て行った。
飲料の前を通りかかった、とのとき・・・・。俺は矢木さんが叫ぶ声を聞いた。
「あらぁ~! 鈴木さんっ! 鈴木さんが、こんにゃくを出しているのね~! きゃははははっ! いや・・・・ね。南副店長が、私に こんにゃく出して! っていうから、私は12時までなので、もう帰りますっ!!って言ったんよ。
今度は副店長、鈴木さんに こんにゃく出して! って言ったんやね。きゃははは!」
ガーーーーーン!!!
俺は飲料売場の角を曲がり、座ったまま こんにゃくの補充をしている鈴木すず子と
買い物中の矢木さんから
ほんの1メートル離れた場所に棒立ちになったまま、
動けずにいた・・・・・・。
更に運が悪いことに!
振り返った すず子と 俺は、バッチリと!
目が合ってしまったのである。
再びガーーン!!!
俺の後に、さくら通り店に赴任になった桃木副店長は、全く こんにゃく出して! と部下に指示を出さなかったらしい。 そのことで、末永さんから、
「今度の副店長、こんにゃく出して!って言わないねぇ~」
と、こんにゃくを基準に比べられることになろうとは・・・・
そのときの俺は、まだ、知らずにいたのである。
副店長って、辛いのよぉ。 俺、ミナミちゃんの背中・・・・。
ミナミ 部下を持つ上司の辛さが分かる貴方は、
俺に愛のクリックを~
次回は、すず子の目線でお送りします。
ここまで ↑ 過去記事からの引用だけど、知っていた??
「南副店長」で検索すると、グーグルトップで表示されること!
南副店長を日本一有名な副店長にする!という私の当初の目標、もう達成されましたっ。
店長に就任し、丸一年となり、益々頑張っておられることと思います。
私も笑いたくなったら当時を思い出し、心をリフレッシュして、頑張りたいと思います。
離れていても、業種は違っても、私にとっては尊敬する上司のお二人。(ミナミ)&(ニッシー)
最後にもう一度、
一周年、おめでとうございます。
(私のブログも来月で、丸4年ですのよ。早いですわねぇ)
いつまでも、お元気で。
すずより