日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
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和田毅×杉内俊哉・著 『サウスポー論』

2011-10-28 21:29:08 | 読書

 ワッチこと和田毅投手のブログで紹介されていた、10月25日発売…つまりは ほんの3日前、発売されたばかりの新刊。

その名も 『サウスポー論』

アマゾンで調べると、2日前の時点で、「只今予約受付中!」とあった。 予約して取り寄せるのが早いのか、それとも発売後、近くの書店へ駆けつけた方が早いのか、大いに迷うところではあったが、結局、書店で手にとって 「ワッチと杉さまの本だ。わ~い!」と実感したく、直接、書店へ出向くことにした。

地元福岡ソフトバンクホークスの両投手が書いた本なんだから、きっと、発売と同時に、たとえ小さな書店でも、置いてくれるだろうと大いに期待して。

そして・・・徒歩で行ける近場の小さな書店へ。 人気作家や新刊が並べられた場所へ真っ先に行ってみる。 ない・・・な。こっちはハードカバー。あちらはソフトカバー。両方にない。 入荷はまだなのか。書店に取りよせて貰うといいのかな。それとも、このままバスに乗って大型書店へ出向いてみるか・・・と悩み始めたとき、ふと、「資格」「辞書・語学」 その先に見えたのは、「スポーツ」に関する本を集めた棚。 

あ・・・もしかしたら・・・・

行ってみると、ありました!

小説ではなく、「スポーツ」の本の棚を集めたコーナーに平積みされていました。 やっぱり地元! 地元じゃなくても、地方の小さな書店でも、大量入荷されて、平積みされるとは、流石です。 日本球界を代表する両エースが対談し、彼らの思考をまとめた貴重な本。 このコーナーに置かれていた本としては、他には、女子サッカーなでしこ澤選手が書いた「ほまれ」などがありました。 でも、平積みされていたのは、『サウスポー論』のみ。 ドキドキしながら、手に取りました。 表紙も目を惹きますが、ページを捲ると彼らのファンならたまらないカラ―写真、二人の手の写真、ユニホームを着た後姿、対談中のいろいろな表情をした二人の写真満載。 

共に 入団から数えて100勝以上を上げた、今シーズンを記念して、或いは、ホークスという球団がリーグ2連覇を成し遂げた記念となる2011年

Wエースと呼ばれる二人の著書が発売になったことは、それだけでも意義がありますが、こうしてファンに 「形」として届けてくれたことをまず、感謝したいです。 リーグ優勝が決まったとき、新聞を切り抜いたり、雑誌を買いに行ったり、家族皆で収集しましたが(苦笑) こんなに嬉しい本が発売になるなんて、思いもしませんでした。 それだけにホークスファンとして、両エースのファンとして、凄く嬉しい! もう~顔がほころびっ放しです。 こんなに笑ったの、ほんと、久しぶり。 余りに面白く、時々、声に出して母に読み聞かせてしまいました。 母も聴きながら笑います。 え~そんなの? そんなことを考えながら、マウンドに立っているんだ。 この分析力、いかにもマウンド上でポーカーフェイスのワッチらしい。時々、やたらと疲れて見えるのは、これだけ考えに考え抜いて、次に投げる投手のことまで考えて投げているからなんだろうな・・・とか。 杉さまは、強気のピッチングが魅力で、負けん気を前面に出した、あの表情といい、私はいつも五月人形の若武者と杉を重ねるんだけど、やっぱり そうなんだなぁ・・・モチベーションを上げて行くことに最大限の努力をしているんだ・・・とか。 でも、自分自身のことは、きっちり自己分析できていたりして、長所も短所も良く分かっている。 配球は、初球ストライク。ボールから入るなんて、考えられない、出来れば三球三振!! という杉さま。 ここには詳しく書かないけれども、え? そこまで詳しく説明しちゃっていいの?? これって、二人を打ちたい!と 心から願っている他球団の打者達に、 二人の思考回路、投球、配球、すべてをお見せしますって内容じゃない? 出来れば、クライマックス、日本シリーズ後に発売になった方が良かったのかも? そんな心配までしてしまいます。 コ―チがマウンドへ来るタイミングが分かる、駆け寄ってくる野手の話は意外と聞いていない? というか、耳に入っていない? 打ち取った! ヤッタ!と思って振り返ったら、野手がいつもと違う守備位置にいて、抜けて行った…いつもの守備位置にいてよ! と思った(笑) などなど。 え~、ここまで言っちゃっていいの? 正直、ショートといえば、誰だか分かるし(笑) 守る野手も、本を読んだら正直、やりにくいかも・・・? と余計な心配までしました。 でも、こんな二人の遠慮のない正直なやり取りをしている部分が一番、読みながら笑えたりして。 大場選手をワッチが叱ったという場面、一番、笑いました。 将来の監督候補! って思った。 あまり詳しく書くのは、よしますね。 でも、きっと、ホークスナイン、監督、他球団の選手達関係者が読むと、かなりドギマギしそうです。 私のような一、ファンが読むのとでは、重みも理解度も(私は素人で野球を知っているとはいえないので)違うのかもしれません。 でも、ピンチに立たされた時、どう物事に対処するか、同じサウスポーでありながら、性格が違う二人の思考は、かなり突っ込んで書かれているので、野球以外のことにも参考になります。 共に相手を意識し、良きチームメイト、ライバルであり続けてきたからこそ、誰もが認める強いホークスのWエースと呼ばれるようになったんですよね。 今のホークスのエースは誰? と聞かれたら、迷わず、「ホークスにはエースが二人いる。和田毅と杉内俊哉」って答えますもんね。 ホークスファンは勿論のこと、野球ファン、そして誰よりも明日のエースを目指す、ホークスの若手投手陣に二人の本を手にとって、じっくり読んで欲しいなぁ…と思いました。 こんなに良き先輩エースがいるホークス。なんて幸せなんでしょうね。 これからも出来るだけ二人が同じ球団、勿論ホークスでWエースとして投げ続けて欲しい…ワッチの大リーグ挑戦についても、著書の中で触れられていましたが、杉さまと同じ気持ちです。ワッチの決断を尊重する、でも、一緒にホークスで(笑)

素晴らしい著書をホークスの後輩に、野球ファンに、生きる限り最後まで夢を追い続けたいと願う全ての人達に届けてくれて、ありがとうございました。

すず

 

サウスポー論/和田 毅
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Comments (2)
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