日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

20周年を迎えた北九州伯林的管弦楽団☆彡 今年も演奏会へ行ってきました♪

2018-01-08 20:31:35 | Weblog

 1月7日(日曜日)きっと、この日だろうなぁ…でもリビング北九州、毎日新聞では演奏会情報を目にしないまま、年明けから数日が過ぎ…ただ単に自分が見逃しているだけかもしれない、そう思い、検索してみると、自分のブログが上位3番目に!  そっ…そんなバナナ

 過去情報ばかりでしたが、一件、見つけました。母と一緒に会場へGo!! なんと開演前から長蛇の列です!! ぐるっと回って戻ってきて…ん?一体、どこが最後尾? と思っていたところ、女性の方に声を掛けられました。 

 「こっち、こっち! ここが最後ですよ!」

母に知り合いなのか!?と聞かれましたが違います。初対面ですが、親切な方が教えてくれたのです。更に5分が経過し、私達親子の後ろには、更なる観客の皆さん…たくさん並んでいらっしゃいました。

 「お客さんがいっぱいの方が演奏する方も力が入るよ!」

と母。これぞ、行列ができる演奏会!

 

 これまでの数年間、北九州伯林的管弦楽団の演奏により 聴力を失ったベートーヴェンや、我が身を削って作品を書き上げたスメタナの楽曲を まるでその場に居合わせたかのような面持ちで聴いてきました。作品が書かれた時代背景や音楽家の生きざまを大まかに紹介していただいた上で、演奏を聴く。 特に自分のように 「クラシックといったら、ベートーヴェンの運命!」が真っ先に浮かぶ…。早い話がほぼ知識がないに等しい素人にとっては、プログラムノートを読むことで、演奏も数倍楽しめるのです。ありがたや~ しかも、今年はページ数が倍に増えています! これまで以上の力作!

 派 本日はドイツ・ロマン派 

 昨年の演奏会を聴いた後、ロシアの文豪、トルストイが書いた「戦争と平和」を読みたくなりましたっけ。有難いことに私、人生半ばにして そろそろ先が見えるようになってきたというのもありますが、普遍的なものに憧れるようになりました。いわゆる古典音楽や文学です。〇〇派に属さない素人だからこそ、批評家になることもなく、音楽も文学も歴史も先入観なく感じるままに楽しめるという特権があるような気がします。決して無知でよい、という言い訳ではなく。その方がきっと、作曲家の方から そっと 聴いているこちら側へ近寄ってくれそうな気がして… あっ、ウェーバーさんですか? 今にも踊り出しそうな楽しいメロディーですね♬ みたいに。

あの!! 知る人ぞ知る、ブログラムノートの筆者の方によれば、ウェーバーは、声を失った作曲家だったそうです。「しかもその原因は、ワインと間違えてエッチング用の硝酸を飲んだという間抜けな話なのです」(3ページより抜粋)わが父はチューブ入りメイク落としを歯磨き粉と間違え、慌てていましたが、命に別状はありませんでした。そもそも偉大な作曲家でも何でもありませんので、世の中に影響を与えることはないですしねぇ。 曲紹介文に一通り目を通し、再びゆっくりと読み返していると、開演を知らせる音楽が会場に響き渡りました。今年の指揮者は、私達親子にとっては初めまして♪となる中西哲郎氏です。 温和で優しそうな印象でした。どうやらこの楽団を最初から指揮していらっしゃる方のようです。いわば楽団の創設者、といったところでしょうか? 演奏後、壇上に花束を忘れて行かれる…という、ちょっとお茶目な面も魅力の一つです。

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 一曲目:Weber 歌劇 ≪オベロン≫序曲

 最初は静かに始まります。次第に軽やかながらも重厚感ある曲調に変わり、聴いている方もバイオリンに合わせ自然に体が動きそうになります。再びスローテンポでのびやかな曲調へ~ 再び盛り上がり~ 一曲の中にいくつものドラマがある感じです。

 ウェーバー…会場入りするまで曲目も知らずにいましたが、曲目紹介を見た時、思い出しました。「ウェーバーの曲をエレクトーン2年目の時、確かに教本で弾いたことがある!」 早速、自宅へ戻り、楽譜の束を調べてみたら、ありました! 同じ日に演奏されたシューマンの曲も!

 当時、練習した時の楽譜はこちら↓↓ 

 

懐かしいです~ Weber作曲、『舟歌』 そしてシューマン作曲、『勇ましき騎手』 この教本は絶版になっているため、先生がご自分の本をコピーして持って来て下さっていました。思いがけずWeberの代表曲を生演奏で聴く機会に恵まれ、新年早々、幸運でした。「魔弾の射手」も帰宅後にYoutubeで聴いてみました。迫力ある楽曲です。いつか北九州伯林的管弦楽団さまの生演奏で聴いてみたいものです。(いつか 神のお告げがあれば…)

 

  ウェーバーの曲演奏が終わった後、舞台の上では何やら忙しそう。何が始まったのかと思ったら、母曰く、

 「次はシューマンのピアノ協奏曲だから、ここでグランドピアノが登場するのよ!」

成程、その通りでした。演奏中の写真撮影はご法度ですが、舞台移動中ならOKな筈。オーケストラとピアノの共演。これまで私、生で見たことがないのです。ここは一枚、記念に…。本日、会場での撮影は、これぽっきり。

 

 

 R.A.シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

piano 古賀千恵

 ウルトラマンシリーズ第3弾「ウルトラセブン」最終回後編でBGMとして使用されたそうです(4ページ)ウルトラマンシリーズは全く観たことがないなりに、「実は僕、人間じゃないんだ…」と告白するシーン、怪獣と闘うシーン、セブンが生まれた星へ帰っていくであろうシーン… 曲を聴きながら自分なりに想像してみることにしました。哀愁をあびた流れるような旋律。どこか哀しい… 恐らく 今、ウルトラセブンは告白を… それを受けて、

 「え…嘘でしょう…でも…! あなたの使命を全うして!」

と励まされたのでしょうか。ピアノのスピード感あふれる旋律から、告白を受けた直後の激しい動揺を感じましたが、オーケストラが加わることで曲は盛り上がり…

  座っていた座席から、ちょうどピアノの鍵盤が見えました。ここまで考えて着席したわけではありませんでしたが、「私は考えていたよ」と母。あら、そうでしたか、流石、クラシックコンサートへ若いころから出かけているだけありますね。お蔭様でピアニスト、古賀千恵氏の滑らかな指運びを見ることが出来ました。自分と同じ人間とはとても思えない…わずか数分の曲を弾くだけで、10か所以上のミスタッチをする自分には…!! それにオーケストラとピアノの共演って素晴らしいわぁ~ ピアノを見て、管弦楽を見て、また滑るように弾くピアノを見て… あっという間にシューマンのピアノ協奏曲は終わっていました。 ここで休憩、といわれ、「えっ? そうなの? もう休憩?」 正直、そんな感じでした。おっと、その前に、リクエストに答えて下さって、「トロイメライ」をピアノ演奏して下さいました。とても馴染みがあるメロディーです! 身を乗り出して聴きました! やっぱりピアノ最高~ 勿論、オーケストラ最高~ と、ヤマハ派 いえ、山派になって頂上から叫びたい気分でした♪ (あ、ちなみに殆ど弾かない我が家のピアノはヤマハです)

☜ Click!!

 

 J. ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73

  最後の演奏は、ヨハネス・ブラームス。シューマンとは師弟関係にあったのですね。シューマンの妻、クララはシューマン亡き後もブラームスにとって良きアドバイザーだったそうです。(ドイツ的週刊文春によれば?)詳しくはこちら↓↓(原文です、あ、日本語です!)

 クララが絶賛したという第2番。迫力満点でした!この時、とばかりに演奏者の方一人、ひとりが演奏されている様子を見ていたのですが、気のせいかこれまでのどの演奏会よりも余裕をもって演奏されているように感じられた… (生意気に聞こえたら御免なさい!!)もうすぐトライアングル? あ、シンバルを手にされた! もうすぐシンバルの登場だね、等々、舞台上を(視線だけ…キョロキョロ)していた私。 演奏が終わると、演奏者の皆さん、とても素敵な笑顔をされていました。 

 

 今年、20周年を迎えられたそうです。パンフレット最後のページには、これまでの歩みが記されていました。私達親子は演奏後、資さんうどんにて、エビのかき揚げうどんの夕食でしたが、団員の皆さんは充実感いっぱいの打ち上げパーティー きっと今頃、楽しんでいらっしゃるだろうねぇ~なんて会話しながら、帰宅の途に着きました。

 今年も祝20周年演奏会にてクラシックの旅を堪能させて頂けたこと。心からありがとうございました。

  9月2日 鹿児島伯林的管弦楽団演奏会、指揮者は…あの中田氏! 母の記憶に刻まれたことでしょう~ 北九州の隅っこで叫ぶ親子、

西郷どーん! 中田氏~!

 ☜Click

 

 そしてそして~ 最後に!!

今年も非常に分かりやすいプログラムノートを発行して頂き、ありがとうございました。第1回、或は第2回、3回、4回…と演奏会の曲紹介文は、どのようであったのか、2015年度から演奏会を聴いている私は、”それより以前” が非常に気になるところです。

いつの日か一冊の本としてまとまります様に…。

 

 

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