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日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

半藤一利:著 『昭和・戦争・失敗の本質』

2018-10-31 18:23:46 | 読書

 半藤一利 『昭和・戦争・失敗の本質』を昨夜遅くに読み終えた。『ノモンハンの夏』を図書館で探したものの見つからず。その代わりに選んだのが、半藤一利氏の著書の中から、この本を含め2冊。ざっと目次に目を通した際、『ノモンハン事件症候群』とあったので。なるほど、ノモンハン事件で負の意味で活躍をした?辻政信参謀が、ノモンハン以後も、いかにして日本を対米戦争へ、遂には南進すべし!と日本をミスリードしていったか?について知ることが出来た。「ガダルカナル」については又の機会に調べてみるとして~

 ノモンハン事件、そして開戦へと導いた責任者が辻氏の他にもう一人いる。服部卓四郎(はっとりたくしろう)中佐という。昭和16年、参謀本部作戦課の作戦課長に昇格、そして大佐に進級する。服部によって辻も中央へ呼び寄せられた。慎重派の作戦課長、土居明夫(どいあきお)大佐は猛反対したらしい。

 「絶対に駄目だ。君と辻を一緒にしたら、またノモンハンみたいなことをやる…」(p92 11行目より抜粋)

ノモンハンの時は、ソ連、中国が主敵とみていた日本は、辻&服部コンビによって東南アジア、対米英へ目を向けていったんた…。

 

 昭和14年、第二次世界大戦がはじまったことで、ソ連と停戦協定を結んだ日本。これまで知らなかったが、翌15年1月、陸軍中央に『ノモンハン事件研究委員会』が設置されていた!(P89) 報告書によれば、ソ連の近代兵器を揃えた軍に対し、日本のそれは、旧式。歩兵師団が砂漠を何百キロも歩き続ける。頼みは人力のみ。

…火力価値の認識いまだ十分ならさるに基因してわが火力の準備を怠り、国民性の性急なると相まち誤りたる訓練による遮二無二の突進に慣れ、ために組織ある火網により甚大なる損害を招くにいたるべきは、深憂に堪えざるところなり」(同ページ8行目~11行目)
 
夏に読んだ著書には、具体的な戦車等の数の対比があり、それらをみても戦力の違いは明らかで、その通りだわ… ソーダ瓶を戦車に投げつけるなんて戦法で、撤退も出来ず… 指令も届かず…やっと撤退して生き延びたら… 自決を迫られるなんて… と遂、感傷的になってしまうが、数値だけ単純に比較対比しただけでも、「火力価値の認識不十分」であり、「準備を怠った」ことが主原因。つまり杜撰な作戦計画と、それを指揮した辻参謀に責任あり。すたわち、ノモンハン事件の主犯に再び陸軍の舵取りをさせるなど、ナンセンスで無謀だと思った人は、例えば土居氏などいたにもかかわらず、作戦部長の田中新一少将は彼を切り捨て…
 
 
「ノモンハン事件の最大の教訓は、国軍伝統の精神威力をますます拡充するとともに、低水準にあるわが火力戦能力を速やかに向上せしむるにあり」
 
 
 結局は、精神論でまとめている。火力も増強したかっただろうが、資源がない日本。
 
ノモンハン事件が残したもの。それは、現代でいえば政界トップの不祥事が発覚しても、責任を取って自決、いや自殺するのは部下や秘書。官僚はつじつまを合わせるために資料を書き換え忖度する…。これこそ現代まで続く、ノモンハン事件症候群といえるのではないか。
 
  
 
 
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赤赤赤🎈

2018-10-31 00:26:39 | ホークス

ソフトバンク本拠10連勝で1勝、壮絶打ち合い制す

 TVをつけて画面を観た時、丁度、観客席が映し出されていたのですが…🎈🎈🎈🎈🎈

ここは福岡ドーム⁉ と疑いたくなるくらい、赤、赤、赤いユニフォームを着た人達で埋め尽くされているじゃない!

ドームの半数、広島ファンだったのではないか!? 

福岡⇔広島は新幹線で一時間かからない近さとはいえ…

これじゃぁホークスファンがチケット買えなかったんじゃ…

明日も明後日も、半分は赤く染められるのだろーか!?

 

 8回、9回を観ただけで、ただならぬ疲労感が…

まさか4-9から満塁ホームランで一点差に詰め寄られるとは

今年の西武も最後の最後まで分からないチームだったから、慣れていた筈とはいえ、日本シリーズは尚さら疲れた。

なんといっても、あの応援団が…ホークスのホームなのに、数が多すぎる気が…

次戦はもっと気楽に見るとしよう…Good night.

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