日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

福岡県吉井&うきは市訪問

2016-09-18 17:44:18 | Weblog

 画像アップ出来なかった為、機会を逃していましたが、「NHK鶴瓶の家族に乾杯」でも紹介された、「うきは市」を今年4月、便乗させて頂き訪問しました。(あの時は観光案内&運転その他、皆さんにお世話になりました。ただ、ついていくだけの私…)

  

途中、有名なトイレがある道の駅、(写真はトイレの手洗い場)、製造過程もガラス越しに見物できるお店や、お洒落で美味しいパン屋さんに立ち寄りました。 

 

こちらがパン屋さん。↑外観もお洒落です。 右の写真は、小石原焼直売所 中も見学しました。

 

4月は「お雛祭り」の時期。歴史ある雛人形が飾られていましたよ。

  

中でも珍しいのは、「箱雛」

 

 このように平べったい御雛様も…。皆が雛人形を持てる訳ではないので、昔の人の知恵ですよね…。自分も子供の頃、厚紙に人形の絵を描いて、ハサミで形取り、着せ替え人形用の服も同じように作って、遊びましたっけ。リカちゃんハウスも空き箱を使って母と手作りした記憶が… 妹の代になってから、本物の人形用ハウスを2つかな?購入しましたよね。小学校4年生にはなっていたと思われる自分も、(幼稚だけど…)と思いつつ、結構、楽しんで妹と一緒に遊んだものです(笑)中年40~50代がミニカーや、リカちゃん人形を買う心理と似ている??? 昔の人も現代人も、無いなりに工夫して楽しんだのかなぁ…なんて思いながら見物しました。

 

右は現代風なお顔のお雛様のような…

  

We had a walk.... お散歩中…

 

 

  

 

  

日本家屋っていいですよね…。木材の感触というか、階段は急ですが、きしむ音も落ち着きます…

 

天井は高く、味があります。屋根瓦を2階から眺めると、昭和へタイムスリップしたかのようでした~

 

 二階にある廊下にドキドキ… もし、忍者なら???

 

2階から1階を見渡せるのです! 

  

Lunch Time! We had Italian!

 

  

最後は皆でお花見…。

 

TVでも紹介された棚田…

 

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折帳に描く

2016-09-17 23:27:03 | Weblog

 木曜日は月に一度の絵手紙教室の日でしたが、病院付き添いのため、急遽、お休みを頂戴しました。

絵手紙は、無料着付け教室に参加した者同士、その時にお知り合いになったことがきっかけで約三年前に始め、10回参加したのち、国家試験のため、まるまる一年間お休みしました。 今年の4月、改めて始めたばかりで、ペーペーな上、絵心がない私。才能あふれる皆さんの作品をキョロキョロ見渡しながら、感嘆しすぎて声も出ないんですけど… 恥ずかしながら再開、続行… うーーーん。小学校の時の図画工作歴なら、だれでもある! …というわけで、遅れた分を取り戻すべく、今夜は絵手紙に励んでみました。 楽しければいいんです、うん!(勝手に納得)

 …で、どうしよう。先生の手ほどき無しで、何をどう描こうかなぁ…と考えた結果、こう決めました。

(今まで教わったことを おさらいしてみよう…)

まずは、絵を描く道具ですが… これまでに;筆のほか、

1)割り箸で描く

2)爪楊枝で描く

3)落ち葉の葉脈を利用して描く なぞり描きはペンで(これは2年前)

色々やりました。

秋をテーマに 落ち葉は葉脈。

秋刀魚は 爪楊枝と、鱗の一部は割り箸。

構図も何もあったもんじゃなく、思いついたものを描きたい場所に勝手に据えています。あはは…

ここまでで、結構、疲れてきたけど、途中でやめて、また次回~となると、一か月先の教室の日に出来上がっていない可能性もあるため、一気に色もつけてしまうことにしました。

  何故か突然、秋っていえば、やっぱりお月見だ~ってことで、中央に月

そしてススキも… やっぱりお団子も…

 まだ紅葉していない落ち葉に墨を塗り、スタンプのようにペタン!色を重ねて…なんだか気付くと遊んでしまったかなー

折帳の内、結局、残り3ページの大部分を取りあえず完成。秋刀魚くんたちには色をつけず、モノクロでよかでしょう…もう、疲れたし… 

 

今日は雨でお月見は出来ませんが、窓を閉める時、月は眺めます。 今日は蒸し暑くて日中33度!!! まだまだ秋という感覚ではないのですが…早く涼しくならないかなぁ。

 

 

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待合室

2016-09-15 23:15:23 | Weblog

 長い一日も無事に終わりました。今日は午後の殆どを大學病院の待合室で過ごしました。私は付き添いで。今回、二度目の病院です。結果的にスムーズにいき、一週間後には抜糸。本人は相当心配して、昨夜は全く眠れなかったらしいですが、終われば 「やれやれ」それは私も同じですが…。前回、かなり待たされたため、今回は単行本を持参。お蔭で1冊、読み終えることができました。(ローマ人の物語 41巻)結構、有意義な時間の過ごし方が出来たかな…と。患者さんと付き添いの人も様々で、知的しょうがい児の患者さんも3人。(うち、二人はダウン症、もう一人は恐らく自閉症)付き添う家族も看護師さんも優しく声かけをし、なだめていました。前回は認知症の方が多かったのですが、今回はそれと分かったのは1名のみ。私も何度も(数えきれないほど)経験ありますが、知的や認知症って口を開けて頂くだけでも…単なる検診でも、あの手この手を使って…すんなりいったときは、利用者さんもでしょうけど、こちらも内心(ヤッタ!)という心境。今回はただ、、ただ、本を読みながら色々な家族や患者さんを眺めているだけでしたが、自分の家族、自分の将来、更に年老いた時の家族と自分などなど…色々と思うところがありました。勿論、今回だけではないですけど…ね。

 その後の仕事は…疲れているのか、今日、提出してもらった答案を間違えて返してしまったり(生徒さんが気付きましたっ!なんたる失態!)でも、私はどうであれ、教わる方は一生懸命頑張ってくれて、その集中力に感服した次第。そして明日は所変わってどうなるかなぁ…。戦争のように忙しいでしょうけど、しっかり耳を傾けて頑張るのみ! あ、そうだ、今日、久々に女の子から手書きのラブレター(イラスト)もらいました。彼女のお姉ちゃんからはWambatも。 大事にしますね

 

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そっかぁ…

2016-09-14 21:50:30 | Weblog

受験申込

↑↑ ちょうど、一年前の記事です。ブログからお知らせがあるので、振り返ることができるのですが、昨年の今日という日もメチャクチャ忙しい一日だったようです。一年後の今日も2か所を移動…バタバタな一日でした。まぁ、仕事も無事に終え、今はほっと一息…明日の準備が終わったところです。

 何事も毎日の積み重ねだなぁ…とつくづく思います。昨年の今日は、やっと通信教育の「模擬試験」にぎりぎり合格、追試を免れた‼という状態で、まさか本番で「合格ボーダーを遥かに超えて一発合格」なんて夢にも思いませんでした。浪人覚悟な雰囲気を吹き飛ばそうと、半分、追い詰められた状況で頑張ったのが良かったのだと思います。もし、あの時点で ちょっといい点を取ったりしていたら、安心してしまい、追い込みもせず、かえって本番で失敗したかも…。

 そして、この、同じ日に話題にしているのは、エレクトーン。「花燃ゆ」大河ドラマのテーマソングを丁度、練習始めたところだったようです。まさか、まさか~ 約一年後に、発表会で、この曲を人さまの前で披露することになるなんて~ これこそ想像すらできないことでした。出だしから、「早くてムズカシイ~」と嘆いているというのに。

 仕事も趣味も勉強も、 朝ドラ「まれ」じゃないけれど、「地道にコツコツと!」ですね。明日もバタバタしますが、コツコツ頑張ります!

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今日のスポーツあれこれ…

2016-09-13 22:29:27 | Weblog

 日付けが変わってすぐの深夜、オーストラリアVS日本の車いすバスケットボールの試合が生放送される!というので観ていた。車いすバスケといえば、北九州市で国際大会が開かれていたっけ。いつか日程が合えば、(当日フリーなら)生で見てみたいなぁ…という気持ちも多少はあったが、車いすテニスの国枝選手のように、個人的に知っている選手もおらず、そこまで興味を持っていなかった(御免なさい🙇) 

 そこで、この機会にテレビ観戦!! 日本の相手は自分にとっては第二の故郷といえる国、オーストラリア。しかも福祉国家のオーストラリアなんだから、当然かもしれないけど、強豪だという。車椅子同士が接触し、倒れても自力で起き上がっている! 得点シーンはもちろんだけど、倒れて起き上がるシーンの方に目線がいってしまった…。スタッフ?が助け起こすシーンもあったが、そちらの方が稀。上半身だけを使ってゴールを決めるって、どれだけ凄いんだろう…。

 リオのパラリンピック放送では、試合が始まる前に、障害に応じて選手一人ひとりの得点が決められている点など、NHKが説明してくれるので、馴染みがないルールや、全く知らないスポーツも楽しめる。

 特に今回のパラリンピックで初めて知った、重度の障がい者の方も参加できる「ボッチャン」という競技。ニュースでしか見ていないけど、銀メダルおめでとうございます! 高齢者施設でもレクリエーションとして取り入れているところもあるとのこと。誰でも楽しめるところがGood

 

  ホークスは雨で試合中止。日ハムは勝って、0.5から1ゲーム差に…。

 

 もう一つ、気になるのは大相撲。大事な初日、隠岐の海に負けてしまった稀勢の里。テレビ解説だった北の富士さん、

「もう、諦めました…

いくらなんでも早すぎでしょう~ 諦めるのは… でも、先場所、稀勢の里が負けたシーンで、

「明日から自分も(解説の仕事)休場します…

 と仰っていました。そのくらい稀勢の里が横綱になる日を待ち続けているのです!! 私達、一般の相撲ファンだって同じですよー 稀勢の里ー、、聴こえてるかなー

昨日は勝って初日が出たそうなので(見てないが…)安心していたら、なんと! 今日も負けたっていうじゃ~ないですかぁ~

3日に、下っ端に2敗して、1勝2敗ですよっ! こりゃいかん!

もっと驚いたことに、横綱、鶴竜はすでに昨日の段階で2連敗していたけど、今日は横綱日馬富士が稀勢の里を初日に倒した同じ相手、隠岐の海に敗れたという!!!

初日から座布団舞いっ放しじゃ~

舞の海さん曰く、「これで稀勢の里も希望が見えてきましたね

大きな光輝く希望ではなく…

かすかな希望の光だとは思うが…

明日に注目しませう。

 

psそれにしても隠岐の海、一人で横綱二人、大関を倒しちゃって…懸賞金、一人で稼いでるわ…。まだ3日終わっただけなのにね…横綱、大関陣の負けの成績だけ見ると、千秋楽みたい…

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国枝慎吾選手、快勝☆

2016-09-12 20:22:14 | Weblog

国枝快勝 3連覇へ好発進「自分はチャレンジャー」

 右ひじ手術後、初めて(自分は)見る国際舞台での国枝選手!

相手は地元ブラジルの選手だぁ~ 声援凄い~ でも日の丸を振っている(日本人に見えない地元出身らしき)人もいる!

 今夜、7時のニュースでプレーする様子を見ると同時に、初戦(2回戦)を突破したことを知りました。

しかも、点差をつけての快勝とのこと!

ひとまず、ほっとしました。 

ダブルスも突破とのこと。

オリンピックで銅メダルを獲得した錦織圭選手よりもずっと早くから日本のテニス界を引っ張ってこられたお方。

経験豊富な国枝選手とはいえ、手術後ということもあり、初戦は緊張されるのでは…と少し心配もしていましたが、3連覇へ向けて、まずは第一関門クリア

実際に目の前でお会いしたことある(もちろん、コートの外から、ファンの一人として)数少ないアスリートなので、いつも以上に応援していまーす

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広島優勝25年ぶり

2016-09-11 19:24:28 | ホークス

追う立場のソフトB 4打点内川も浮かれず「もっと早く打てや」

 昨夜7時半以降、NHKで放送されていた広島vs巨人戦も観つつ、ホークスvs西武戦も…とチャンネル変えに忙しい。ホークスは、テレビをつけた時点で早くも千賀投手で5点をリードされ、

 「え・・・そっ・・・そんな。今季、最も信頼できる投手の一人なのに

という状況。

それでも、この日、優勝するか、しないか、をきめる広島戦の方へ途中、チャンネルを合わせながらもホークスも応援!

・・・負けた。 1.5ゲーム差でハムが首位。

でも、追いかける方が気が楽になっていいのかも…?

最後の方は、NHKで広島を見ていました。

なにせ25年ぶりというから、私が日本で大学に通っていた時代以来ってことです。

湾岸戦争があった、あの年らしい。

湾岸戦争当時のことは、昨日のことのように覚えている一方で、カープ優勝の記憶は全くないのだが…。

 

そして広島が勝った。巨人、もうひと踏ん張りして、セリーグを盛り上げてほしかったけど、早々と広島優勝が決定!

黒田投手と新井選手の二人が古巣に戻り、優勝するという… カープファンにとっては、これ以上ない Make a drama だろうなぁ。

リーグ優勝おめでとうございます!

ホークスは、本日、久々に一軍で投げた摂津投手で勝利をあげました!

これからです!

カープファンは、「北海道旅行しよう~」と張り切ってるらしいですが、

ホークスファンは、「西日本同士の日本シリーズにしよう!」と言ってます。

短期決戦に強いロッテマリーンズってこともあり得るし、最後までわからないけど…

オバマ大統領が広島を訪れた年にリーグ優勝って、今年は神ってる広島の一年だったことは間違いないですわ

Taiwan to Fukuoka....

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塩野七生:著 『ローマ人の物語』 ~キリストの勝利~ (38)(39)(40)巻

2016-09-10 17:04:52 | 読書

 たった今、第40巻、キリストの勝利を読み終えた。古代ローマ終焉まで残り3冊。なんだか寂しい。季節もほんの少し、秋っぽくなったものの、今もツクツクボウシは鳴いているし、蒸し暑い。室内の気温も夕方5時を回っても30度と表示されている。4世紀近くになると、唯一の神を信仰し、その他の神を認めないキリストの力が増してくるが、最後の最後までローマらしいローマ、寛容の精神ですべてのローマ人がそれぞれ信じる宗教も認め、法の下で裁くローマであることを維持しようと懸命に努力した皇帝も元老院にてつとめた人もいた。そういった人々の熱気がひしひしと伝わってくるからか、実際にまだ福岡の夏は終わりを迎えていないからか、心も身体も あ・つ・い!! 二重の意味において(苦笑)

 3世紀に皇帝となったコンスタンティヌスは、多神教のローマらしく、キリスト教も認め、税金などの面で優遇すらした。この皇帝も彼の後を継いだ実子、コンスタンティウスもキリスト教徒に回心している…とはいえ、皇帝がキリスト教徒になってしまうと、皇帝になったのも神の思し召し、ということになってしまうので、死ぬ直前まではキリスト教徒にならなかったらしい。多神教のローマでは、皇帝になったのは、神が決めたことではなく、ローマ市民、元老院に認められることによって…であった。神々は傍にいて見守るにすぎない。その一方で、このあと約500年後にオリエントの地に誕生することになるイスラム教徒も同じような言い方をよく私にしてくれたが、「すべての出来事は神によって書かれている、すなわち決められたことなのだ」ということになるらしい。「私が悩んだ末に決めたこと」みたいに言うと、それは違う、God's will によるものだ!と言われた。神のご意志…? 「神は関係ない、私が決断したの!」というと、「わかってないな」と渋い顔をされた。「これだから無宗教者は…」という友人もいれば、 If you believe in nothing, I don't trust you. But if you believe in something, it's defferent. と言ったイラン出身のイスラム教徒のボス、トンガ出身でキリスト教徒の友人ケプもいた。 信じる神は違っても、何かを信じているのであれば、それはそれでいい、と言ってくれるばかりか、何処から仕入れてきたのか、日本の神様は神道なんだってね!といろいろ勉強してくるイスラム教徒のシェアメイトもいたっけ…。現代を生きる「一神教徒」の比較的親しい友人の多くは、私を改心させようと布教活動をすることもなく、それこそ寛容の精神で多神教出身の日本人の私を教会やイスラム教(モスクには流石に入れない)の集まり(大勢で集まっての食事会)に誘ってくれたりした。 「神が多いと喧嘩する!」と、それこそ喧嘩をふっかけてくるようなイスラム教徒も居たにはいたが、そんな時はいつも (あ~また始まった…)と、距離を置くようになり、結局、逃げた。あの人も、あの時の人も…今頃、過激派に入って活動したりなんかしてないよね…と、ちょっと心配になったりして…。

 恐ろしく本題からずれてしまった気がするが、話を古代ローマ3世紀に戻し…。要するに、この頃のローマではまだ、積極的にキリスト教に改心したというよりは、税の優遇を受けられる等のこともあって、キリスト教になったローマ市民も多かったのではないか。大学の専攻は英文学だったので、聖書も英語で学びはしたが、アメリカ人の講師が特に力を込めて説明したのが、神とジーザスとスピリットは一体、ということだった。二十歳そこそこの私には、「何?それ?」だったが…。 分かったような、分らんような…? 当時のローマでも「三位一体」説か、それともイエスは神に近いが神ではない、とする派か?など、同じキリスト教徒でありながらも解釈を巡って揉めていたらしい。どっちに転んでも、司教が神の声を届けることになるので、時代が更に進んだ4世紀、30代の若さでキリスト教に改心したテオドシウス皇帝は、もはや司教の思いのままに操られる羊となった。キリスト教徒は迷える子羊。それらを導くのが司教→神だから…。実際、ある事件が勃発すると、司教は皇帝にいう。 「いったい誰のお蔭で皇帝の座についたのか?」⇒神(ここでは司教)のお蔭。ということはつまり、司教が皇帝をその座から引きずり降ろすのも意のままということだった。そう、単なる操り人形。このように皇帝を操ったミラノ司教の名は、アンブロシウスといった。そして、この司教のもとで、テオドシウス皇帝はキリスト教をローマ建国始まって以来の「国教」と定めたのだ。それは、これまでローマが培ってきた法よりも宗教が力を増し、多神教のローマの神々も邪教とされ、ギリシア・ローマの神殿はキリスト教会に生まれ変わり、高い文化の象徴だった銅像やその他の神殿は破壊された。そうしなければ、キリスト国教=皇帝に背くこととなり死刑となったため、泣く泣く…というローマ市民も多かったのでは…? 塩野さんの仮説だが、木棺などに保存して、のちの世に…つまりはローマ・ギリシア文化が邪教とされなくなった世に発見されて、再び大事にされることを祈って、地中深くに埋められたのではないか…?と…。ルネサンス時もその後の発掘調査でも、比較的きれいな形で古代ローマ時代の彫刻が見つかっているらしいので…。こう考えると、いつの日か、イタリアの博物館等で古代の像を見る目も違ってくる。古の時代のローマ人の想いがひしひしと伝わってくるだろうな… ギリシア文化に憧れ、彫刻等の技術も高かった時代のローマ人の想いと、それを泣く泣く日が当たらない場所へ隠さなければならなかったローマ人の悲しみと…。

 

 私がローマ人の物語を通して、ここまで最も心を動かされた皇帝の中の”一人”が、皇帝ユリアヌスだ。勿論、トライアヌス帝など、ローマのために尽くした皇帝は多くいるが、最後の最後に頑張った、真のローマ人(生まれではなく、精神が)皇帝、それがユリアヌスであったと思う。彼はキリスト教を優遇したコンスタティウス親子の親族で、彼らの統治の時代を見てきた。塩野さんも著書の中で述べていたが、身内だからこそ見える、感じられる、一神教をローマの法律より上とする捉え方の危うさを誰よりも理解していたのではないか。一神教は他者を認めない宗教だ。これまでのローマでは、寛容を神髄とするからこそ、敗者もローマ人として市民権も与え、地位も保障してきた。ユダヤ教もオリエントの神も認めてきた。これらの中でユダヤ教も一神教だが、彼らは他の宗教を信じる者を自分たちの中に組み入れようとはしないし、そもそもそのような考えもない。キリスト教の最大の違いは、他の神を信じる者を自分たちに組み入れようとした唯一の宗教だったこと。いわゆる布教活動! 他国から異教徒が攻め込んで来て国をのっとったというのではなく、ローマ人がキリスト教徒になっていったのだから…。 コンスタティウス皇帝親子はキリスト教を優遇し、ローマがローマでなくなる足がかりを作ったが、彼らの親戚であったユリアヌスは、元々哲学者で宗教家ではなかった。宗教(一神教)による統治が進みつつあったローマを元の姿に戻そうとしたのが、ユリアヌス皇帝だ。彼はそれまでのキリスト優遇の法律をことごとく廃止した。キリスト教徒や教会にしてみれば、「キリスト教徒のコンスタティウス皇帝の親族であるにもかかわらず、裏切った」ということになる。よって、「背教徒ユリアヌス」と呼ばれることになり、キリスト教徒側からすれば、評価が低い皇帝ということになる。だが、彼が行ったことは、元々のローマ人がそうであったように、すべての信仰を認めます!という形に戻した!という「ひとこと」に尽きると思う。キリスト教以外は「異教徒」という概念に捕われて他者を弾劾するようなことを恐れたのではないか。事実、彼、亡き後のローマは、再び…というよりは、初めてキリスト教を国教と定め、それ以後、ギリシア・ローマの数ある神々や文化までも弾劾され、ラテン語・ギリシャ語で書かれた多くの書物を貯蔵していた国立図書館も破壊されてしまったのだから。 ユリアヌスはシャプール二世率いるペルシア戦役中、馬上で倒れた。皇帝になって一年9か月、31歳の命だった。もし、彼の統治がわずか2年余りでなかったら… 年齢からしてあと20年以上は皇帝としてローマを率いていけたのでは…。ローマがローマらしくあり続けていたとしたら、その後のギリシア・ローマ文化の運命も違っていたかもしれないと思ってしまう。もしかしたらローマの図書館も、その中身もラテン語も。何よりローマ的宗教も現代まで残ったのでは…? バチカン…今とは違っていたかも…なんて言ってはいけないのか。歴史に「もし」を並べて想像してみても、今は変わらないけれど…。いや違う。歴史に学んで今を生きることは誰にでも可能だよね。

 

 

 

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パラリンピック開幕!

2016-09-08 23:42:33 | Weblog

リオ・パラリンピック開幕 日本選手団、目標は金10個

 帰宅後、ちょうどニュースで開会式の模様の一部を流していました。オリンピックの閉会式も雨でしたが、パラリンピックの開会式も雨。

ですが、雨が結構、激しく降る中、車椅子でスロープを進んでいく姿… 雨で滑りそう… 頑張って~と心の中で声援! 聖火台が太陽のように熱く燃え上がる姿… ほんの一部しか見ていないものの、素晴らしい開幕となったようですね。 これからの12日間が楽しみです。

 

 追記:

私が特に注目しているのは、車いすテニスの国枝慎吾選手☆ 以前、「すずの浮気、国枝慎吾さん」とかっていうタイトルで記事を書いたことがありましたっけ…。かれこれ5,6年は前になると思うのですが… 当時はまだ大学の職員として働いていらっしゃった筈です。飯塚での大会で、実際に国枝選手のプレー、表彰式を拝見しました。 怪我や手術等、色々あったようですが、その後も変わらぬご活躍。 心から応援しています!

 

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台湾旅日記(15) 台湾の飲茶

2016-09-07 01:48:44 | 台湾

台湾滞在中、一番美味しかったのは、やっぱり蒸し料理中心の飲茶! その中でも最終日に行った台北の飲茶は特に美味しかったです!

 

8~10人くらいのグループに分かれて座ります。シュウマイも、カニ入り、エビ入り、色々あって、人数が多いと色々な種類を1つずつ食べることができるので、それが飲茶のいいところ~ですよね。写真に収めておこうと思った時は、すでにお食事も終わりの方でしたが…。

 

こちらはデザートですね。決して甘すぎず、ほんわか甘くて、美味しかったです。

日本人好みの味でした

今回、訪問したお店は、こちら この看板が目印です

 

 そして更に前回の続きの画像ですが・・・・ この後、何が行われるのか分からないまま、他の見物者の皆さんの後に続いたのでありました。

私達もなるべく近くへ移動。。。

 

カチッ、カチッ、とした動きでした。

 

 どうやら中へ入っていくみたい…と思ったら、そうではありませんでした。

 

 

 いつの間に用意されたのか、両脇のお二人は、一段高い台の上です

こうして儀式は終わり…

Love Taiwan

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