日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

スポーツ観戦

2016-09-06 23:39:54 | ホークス

 夜7時過ぎからラジオ&テレビでホークスVSオリックス観戦。相手は西投手。なかなかヒットが出ず、小久保選手の引退試合を思い出していたら、解説の藤原みつるさんも同じことを言っていた。(こっちはラジオね)夕食後はテレビで柴原元選手の解説をお共に…武田翔太投手、勝ち星が最近遠くなっている…1点差で残念ながら負け。雨で試合が無かった日ハムと0.5ゲーム差。

 テレビ中継が途中で終わってしまい、再びラジオになったが、9時にW杯最終予選が始まったので、そちらにチャンネルを合わせる。ボールについて何か言ったらイエローカードだとか、よくわからん。でも、とにかく日本がようやく2本のシュートを決めて初勝利。あの蒸し暑いタイで、しかも、雨の中、お疲れ様でした…。 観ているだけの私も暑かった…今夜は蒸し暑い。日中も30度超えたし、なかなか気温の方は下がらないなぁ。

原口弾!浅野弾!ハリル日本が最終予選初勝利

 

 今日は買いたい本があって、2つの地域の書店へ立ち寄ったが、どちらにも置いていなかった…。街の本屋さんが段々少なくなっていく。本自体、そんなに売れない時代になってしまっているから、小さな書店でなるべく購入しようと思うけれど、先月末から探して3軒。週末は大型書店を覗いてみよう…か…多分、あの本は実用書だし、需要がそんなにないんだろう。

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台湾旅日記(14)故宮博物館

2016-09-05 18:01:38 | 台湾

I visited Taiwan at the end of December last year, and this is just a quick note of my trip with some photos!!

途中、頓挫したままだった台湾旅日記。年内に終わらせたいので続きを…

台湾4日目は、台北へ。有名な故宮博物館へ行きました。ここには かの有名な白菜のヒスイが展示されています。ただ、「一人約30秒ほどしか、鑑賞する時間はないでしょう」とのこと。一列に並び、ガイドさんに続きました。ほんの一瞬でも目に焼き付けよう…と。勿論、撮影はNGでした。流石に、博物館内は無理ですよね。寛大な台湾とて。ここで撮影できたのは、外の風景のみ。それがこちら。

この博物館内にはお土産コーナーもあり、何でもお高いのですが、(台湾の物価からすると…)冷蔵庫に貼るマグネット(我が家用と甥っ子用)、白菜のヒスイ(ケータイストラップ用のようなもの)もありました。これって、高雄が最も安く、(おばちゃんが手売りしていた!)台南台中の免税店、そして台北のここ、と段々お値段アップ! 「早く買っておけばよかったよね…」といいつつ、ここでまとめ買い。最初は、「何で南国の台湾で白菜?冬の野菜なのに」くらいにしか思わず、無知な自分を恥じます。

次に向かったのは、ここ。忠烈嗣 立派な門構えです。ここで何が行われるかというと…

 「わあ~ なんか カッコイイ!」父と二人、もっと良い場所を…と駆け寄りました。

 とても親切に、英語と日本語で 「写真撮影どうぞ~」と、マイクを手にした方がご案内。殆ど我々日本から来た観光客でしたが、欧米人も交じって「カメラ小僧」になりました。

ピッタリ息があっています!ビックリぽんです。

 目の前を通りすぎた後も、彼らを追います(邪魔にならないように・・・ですが…)

思えば自国の自衛官ですら、こんなに近くで見物させて頂いたことないなぁ、と思いました。何だか得した気分。

  姿勢がいいですよね。私達も後に続きます!

このあとも、何かあるのですが、次回に回して、もう一つ、忘れていたことを先に…

 

時間が前後しますが、台湾滞在3日目の夜は、”自由時間” なので、ホテルに到着後、荷物を置いて、さっそく夕食をゲットすべく街へ…。

父の希望でファミリーマートを発見し、まずはそこへ。ホテルで食べる「おやつ」でも…と。

次に私の希望で、「地元のスーパーマーケットに行きたいけど、開いてるかなぁ…。しばらく歩いてみよう!」

ホテルから10分ほど歩いたところにありました!スーパーが!ここでチョコやビスケットなど買いました。シドニーのチャイナタウンで買い物をしていた頃を思い出しました。すべて漢字だし、何となく雰囲気も似てる気が…。

お店の人も一般のお客さんも親切で、レジに並ぼうとしていると、先に並んでいた男性のお客さん(50代くらい)が、にこっと笑い、手で「先にどうぞ~」みたいに合図してくれました。でも申し訳ないじゃないですか~ 「どうぞ~」と手でこちらも合図すると、また笑顔を返されました。

レジにかごを置くと、若い女性店員さん、なんと日本語で、「〇〇台湾ドルです」

これにはビックリ! そういえば、コンビニの店員さんも日本語が通じましたっていうか、こっちが英語で聞いても、日本語で答えてくれました。日本人ですといわなくても、日本人と分かったみたいで、嬉しかったです。ツアーで回っていたら、すぐ分るでしょうけど、この時は、自由行動で父娘の二人以外、周囲日本人らしき人はいなかったので。

結構な量、バナナやお菓子を買いこんで、(全部、食べれるの…? 生物以外は日本に持ち帰ってもいいだろうけど?)更に先へ進みました。忘れかけてたけど、夕食、どこで食べようか…と。

途中、何軒か食堂という地元色満載な食べ物屋さんあり。値段も安いです! 迷うね~といいつつ、最終的に、混雑していた餃子屋さんへ。全席埋まっています。人気店なのは間違いない! 父は躊躇していましたが、「お持ち帰り出来る筈!」と尋ねてみると、オーケーでした。日本語は通じませんでしたが、Take away or Take out 両方、通じましたよ!

 父がコンビニで選んだサンドイッチと、お持ち帰りした餃子の一部。台湾バナナも美味しかったです~

餃子だけでも、おなかいっぱいになりましたねぇ。翌日、同じツアーのご夫婦も、同じ餃子屋さんへ行っていたことが会話から判明! 私達がスーパーなどへ寄り道していた頃、お店で召し上がっていたようです。「さすが、旅慣れた人は違いますね。お持ち帰りもできたんですね。その方がホテルでゆっくり食べられて良かったかも…」と仰っていました。

この日の晩の 「自由行動」で、父はすっかり自信をつけ、

「台湾は、日本語が通じる! 一人でも旅行できる!」とか、

「今度、来た時、使ったらいい」と余った小銭をポケットにしまいながら呟いていました。

個人的にも治安が良く食べ物もおいしい台湾やシンガポールは、海外旅行初心者にもお勧め☆彡

 

では~ 続きはいつになるか、分りませんが、なるべく日を置かずに…と思っております、はい。

 

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今日の先発投手

2016-09-04 18:16:20 | ホークス

ソフトB連勝ストップ 初回の満塁弾重く… 左腕・辛島に散発3安打 

中継ぎも疲れているし、岩嵜投手が先発かな…と思っていたけれど、工藤監督の判断だから…。イーグルスはエース級だし、この負けは忘れて明日以降に… それよりもホークスの選手たち、無事に仙台から福岡へ戻って来れたか、そっちの方が気になる。飛行機が欠航でなければ大丈夫だろうけれど…。

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塩野七生:著 『ローマ人の物語』 ~最後の努力~ (35)(36)(37)巻

2016-09-03 18:18:39 | 読書

 「善き意志から発していた」はずのローマ皇帝による統治も、いよいよ「最後の努力」と呼ばれる時代を迎えている、私の読書旅… 何だか哀愁を感じるのは台風も近付いており、一時的であるにせよ、昨日はいつもよりは涼しかったせいかもしれない。 現在は夕方であるというのに、室温28度で蒸し暑いし、決して快適とはいえない夏の終わりではあるのだけれど…。

 時代はディオクレティアヌスによるローマ初の「絶対君主制」へと移り変わっていた。彼は農民の出であるようだ、とはっきり出生が分かっていないらしい。いずれにせよ豊かではなかったようで、志願してのミリタリー出身者であった。彼の前の皇帝たちが、懸命にローマ帝国維持のために扮装し、それなりの成果を上げていたにもかかわらず、側近から裏切られるという惨事を二度も経験した時代を見てきた人でもあった。それが発端かどうかは知らないが、これまでのカエサルが築いたローマ帝国初となる、’絶対’君主として、「庶民と一緒にテルマエに入って裸の付き合いをするなどもってのほか!」と思っていたかどうかは不明だが、市民と溶け込む皇帝ではなく、一段高い場所にいて、宝石を散りばめた王冠を頭上に乗せるという皇帝になった…らしい…著者の塩野さんいわく、ここにきて、ようやく? ハリウッド映画に出てくるローマ皇帝のイメージにピッタリなローマ皇帝が登場することになった…みたい…。(ハリウッド映画のローマ皇帝、見たことないけれど…)服装も当然ながら派手になったらしい。そういえば、日本映画のテルマエ・ロマエのローマ皇帝はどのような いでたちだったっけ…?

 話を戻し、この時代のローマとして大きな特徴としては、「四頭制(テトラルキア)」制度だろう。それまで次期皇帝を息子に指名するという目的で、「カエサル」に任命することはあった。しかし、皇帝以外に副皇帝として同時期に共に統治を遂行する二人、或は四人からなる、「四頭制(テトラルキア)という国を防衛の面から4人による皇帝によって、それぞれに主に軍事面で統治するというのは初のことだった。何もローマ帝国を四分割するというような気はディオクレティアヌスにもなかったようだが、このことがお互いの競争心をあおり、結果的には軍事力の強化、増税、という結果を生んだ。帝国の防衛には、その後、二十年間は成功したが、増税は特に農民に重くのしかかり、それまで豊かな小麦やオリーブの産地であったアフリカ地域の農民が田畑を捨て、都市へ流れ込んだことによる砂漠化となった。これは他の地域も同じことで、それまで地方に認められていた自治は、絶対権力の皇帝に集中することになるのだが、皇帝が4人に増えたことによる情報伝達の遅れ、都市国家としてのローマの衰退にもつながっていく。余りにも多くの重要ポイントが述べられていて、私も「まとめ」ながら、「あれも、これも」… これでは、まとめにならないので、これまでローマ帝国として高度成長期から繁栄していた時代のローマの 「統治のしくみ」を箇条書き的に振りかえってみると…

 何より大事なのは、税制だろう。今の日本も「痛み」「増税」「福祉に還元」そのための「消費税増税」と当然のように議論される。長年、繁栄していた頃のローマの場合は…?

 1 広く、浅く! 低い税率! 何より誰にでも分かりやすい税制度! が特徴といえる。古代ローマの時代には、食うか食われるか、すなわち勝者か敗者か、という価値観であり、勝者が敗者から税を取る、というのが当たり前という価値観の世の中だった。そんな古代にあって、ローマ帝国は、勝者であるはずのローマ市民(農民すべて)にも税の負担を求める。しかも、納得して!収めている。 十分の1税と呼ばれるもので、その名の通りの税率。8割の税率がまかり通った周辺諸国とは違い、かなり低い税率であると同時に、ローマや属州で暮らす農民も、「ローマの兵士達が兵役についているお陰で、我々農民は、安心して農業に専念できる」という、いわゆる「治安維持に貢献してくれて、ありがとう税」みたいな感じだろうか。10分の1税は、誰にでも分かりやすく、税務署員の数も少なくて済む。いわゆる国家公務員の数も少なくて済めば、軍事費も低く抑えられる結果に至った。カエサルの後を継いだ皇帝も、兵役につく人数を大幅に削減し、軍事費削減に成功している。

 税率は低く! 広く‼ 浅く! 分かりやすく! 軍事費削減! 誰もが納得して税金を納める! なんて画期的な制度なんだろう~と思ってしまう。 ただ…軍事費の削減は分かった! だが、福祉や古代ローマが得意とした公共事業に必要な費用はどうやってまかなったのか? という疑問もわく。これについても、塩野さんは これまでの考察の中からも分かりやすく述べてくれている。

 2 少ない予算で 福祉や公共事業まで~ 古代ローマの特徴であった、「公共心」が特徴! もう一つ、今でいう「地方分権」がカギ!

「最後の努力」の当時のローマに至っては、完全に「地方自治権」が消え去ってしまい、カエサル以後、ローマが維持してきた最もローマらしいローマの良さも消滅した。皇帝による絶対君主制がそれだ。 ローマは勝者となった後も、敗者の自治権を認めてきたくらいだから、地方に自治権を認めてきた。勝者となったことで、国有地を多くもっていたローマだったが、その国有地を地方は借地としている。借地料は、育成資金として貧しい子供たちを援助することに使われた。いわゆる利益の社会還元だった。どこから徴収した税金や借地料が、具体的には”何に使われているのか”、ここさえ ”はっきり” していれば、市民にとって、これほどスキッとする税金の使われ方はない。消費税を増税したとして、本当に日本人のための福祉に使われているの!?  異国の民に何億ドル拠出というニュースを聞く度に、(世界一、二を争う借金国家なのに… 困っている人は国内にも多くいるのに… かの国に至っては少女像も撤退されていないのに…と思ってしまう自分は、人類皆兄弟の精神が欠落しているんだろうか…そうなのかも…)

 

 3 公共心 の方が後になってしまったが、ローマの遺跡には、古代ローマの皇帝の名が付いているものが多い。皇帝に限らず、一般市民の名も図書館や街道に「石碑」として今も残っているという。例えば、ボンペイウス劇場。 彼が私財を投入し、ローマ市民のために建設した。出来上がった劇場には、彼への感謝も込めて「ボンペイウス劇場」。一旦は完成し、長年使われてきた街道でも、修復が必要となる。そんな時は、富裕層が私財を使って修復にあたったらしい。日本であれば、寄付も黙ってするのが美徳、とでも言われそうだが、古代ローマは…というか、ハリウッドスターもヨーロッパ等で活躍するスポーツ選手もそうだが、「公表する」のと同じく、「石碑に名を刻む」すなわち、建築物に…ということは、歴史にその名を刻む、名を残す、ということでもあった。図書館もまるごと寄贈されたこともある(「ローマ人の物語」のどこかで読んだ)古代ローマらしい。テルマエ・ロマエや劇場、街道、水道etc 古代ローマの皇帝が自ら率先して公共事業に私財を投入し、その名を刻むことは、富裕層の虚栄心に訴えかけることにも成功したのだ。現代であれば、膨れ上がるオリンピック予算を低く抑えるため、代々首相を務めてきて私財もそれなりに蓄えているであろう、安倍晋三氏が、国立競技場を私財を投入して建設することを決定する!というようなものだ。安倍マリオに好反応だった海外の人々も知ることとなる。何より日本国民が大喜びで、安倍競技場と命名することに賛成!!!すること間違いなし‼だと思うんですが…いかがでしょうか? 

 こうして 国家~地方~個人(私財で公共事業に貢献した富裕層と、一般市民…低い税率ながら勝者であるにもかかわらず納得して収めた税収)を3本の矢とした古代ローマは、長きに渡り繁栄を謳歌した…と再確認した次第。 これらが絶対君主制へと移行し、(当時のローマとしては、この道しかない、という判断だったのだろうが…結果的に崩壊へと向かう)増税、特に軍事費の増大、地方自冶の崩壊、公共心の低下…すべてにおいて、もはやローマ的であったことが、この時期になると、ローマではなくなってしまっていた。多神教であった 「あくまで決めるのは人間、努力する過程において傍にいて、見守るよ…というローマ式の多くの神」も 「人間はこうあるべき、と人を管理する神、古代のキリスト教の存在」が、このあと どのように関わっていくのか… この後は、「キリスト教の勝利」へと続くのです。私はまだ読んではいませんが… なんだか、古代ローマの歴史を通して、歴史のみならず、言語学(ラテン語~英語~スペイン語/イタリア語など)、税制度、政治学まで ひろ~く眺めさせて頂いた、そんなお腹いっぱいになる膨大な書物…でした。古代ギリシア人は学問を分けたけれど、どの分野もクロスして学ぶ必要がありますよね、ほんと。時間が許せば参考文献にもあたりたいのですが、今のところカエサルの著書のみ、日本語訳を図書館に発見☆ ほんとはキケロの書籍(書簡)が読みたい…でも…ない。ギリシア、イタリア語が分かる人っていいなぁ。

 

 

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今日、一日

2016-09-02 22:35:39 | ホークス

3か所をはしごして、(飲み屋ではありませんよー)久々に結構な距離を歩いた気がする。7月、8月と、かなり暑く、とても歩いて移動する気になれなかった。今日は気温もそんなに上がらず、風もあり、途中、雨も降って傘もさしたが小雨程度。歩くには適した日だったと思う。台風12号の影響で、月曜日まで突如休講&オフとなった。運良く読む本も自宅にあるので、自宅にて3日間、おとなしくしていようと思う。台風被害が最小限に留まりますように…。

 

そして遂にホークスマジック点灯 西武に逆転サヨナラ負けした際は、ラジオ放送を聴いていたが、サファテがあと1ストライクとなった時点で、ほぼ勝ちを確信したため、逆転打を伝えるアナウンサーの声は、落雷のようなショックだった 目で、映像でみるより、遥かに大きなショックとなる、それがラジオでナイターなんだよねぇ…。今日は勝ってくれて良かった。1つだけ残念だったのは、ワッチの15勝目が消えたこと(森投手が同点に追いつかれたため)。もう一つ、ギータ、こと柳田選手が指を骨折し、全治6週間というニュース。CS、間に合わない…それでも明石選手を始め、打線は好調をキープ。週末もやってくれるでしょう

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【NHKリオ】2020へ期待高まる!トーキョーショー

2016-09-01 12:23:12 | Weblog

【NHKリオ】2020へ期待高まる!トーキョーショー

海外の人達の反応がうれしい♪

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2016-09-01 12:08:54 | ショート ショート

 いきなりバケツをひっくり返したような水が頭上から流れてきたと思ったら、今度は熱風に吹き飛ばされそうになった。一体ここは何処!? 状況が全く把握出来ず、ジャングルジムのような鉄の棒にしがみついたまま目を凝らすと、視線の先には大きな背中があった。

 「ちょっと!そこの人!」

と声をかける。ゴオ―ッという騒音に自分の声がかき消されたんじゃないかと思ったが、その人は振り向いて、こちらを見た。こういう状況だからか、それとも十数年の疲れがここにきて一気に噴き出したからか、彼の目はやはりドロンと曇っている。それでも私が描いた疑問には、声に出して何も聞かなくても即座に答えてくれた。やはり周囲の人々の気持ちを察する人だ。

 「このセット、いくらなんでもやりすぎ…だよね。そっち大丈夫ですか?」

 「セット? 一体、何の? この水も熱風も少しも大丈夫じゃない!ですけど…」

 彼は、だよね~と抑揚のある声を発し、ひとまず、ここでカット…できますか? みたいなことを誰かに言った。すると水も熱風もピタッと止まった。一体、なんなの、これは???

 「草なぎさんのコーヒーカップもいいけど、食器乾燥機体験っていうのもあり、かと提案させて頂いたんですが、どうですか? このセット…」

そんな会話が聴こえてきた。セット…? もしかしてスマスマのコントのセットか何か…だろうか? ってことは…。ずぶ濡れになったあと、熱風に当たり、着ている者は半乾き状態だった。ここで一旦、休憩のようだ。スタッフさんがセットを動かし、何やら話し込んでいる。その脇で、私はシンゴくんに話しかけた。 

 「最近のスマスマ観ていて思ったんだけど、、、今もそうだけど、目がすわってるよ。そういう目をする人、仕事の関係上、何人も見てきたけど、疲労が半端なく溜まってる証拠なんだよね…身体的にも精神的にも。そういう時期は大きな決断は避けた方がいいって、医者ならアドバイスするんだよね。例えば離婚とか、退職とか… 解散、じゃなくて、シンゴくんだけ ”長期休養”って形を取った方が良かったんじゃないの? 一般的なファン代表として言わせてもらうと…だけど。ほら、鬱とか認知症とかっていう場合、一番お世話になった人や近い存在の人を敵視するともいうじゃない。シンゴくんがそうだと言い切るつもりはないけど、あれだけ先輩として慕っていた筈のキムタクを…いいにくいけど…っていうのも、なんていうか…。そうなのかなぁ…って経験上、思うわけ。ジャニーズ無関心の私ですらSMAPに注目したのは、彼が「あすなろ白書」ってドラマに脇役で出演していて、演技に惹かれたからなんだよね。彼ナシのスマップはなかったわけだし…」

この際だ! と言わんばかりに一気に喋りたいことを言ってしまった、その時、少し後悔し始めた。シンゴくんは何も言わず、表情が更に、にどんよりとし始めたからだ。ちょうど今の空のように… 台風被害も日を追うごとに大きくなっていく。

 「でも、15年たったら、きっと違う見方が出来ると思うよ。何の根拠もないけど、それくらい、もしかしたら、それ以上の時間は必要なのかも… 親しければ親しいだけ、近ければ近いだけムズカシイよね。分かりあえるって…」

何を無責任に…と思ったかもしれない。そんな時、セットごと ぐらぐらと地面が横に揺れた。え…? 今度は何…? 

 目が覚めた。地震だ…多分…昨日の余震だろう。夢かぁ… 母に「食器乾燥機の大型セットの中に香取慎吾(さん)と閉じ込められた夢を見たよーっ!」と話すと、「あんた、よく芸能人が登場する夢なんか見るねぇ…」とあきれられた。そういえば、オーストラリアの大学のカフェテリアでキムタクと食事しながら論文の話をしている夢を見たこともあったっけ。ジャニーズとしては二人目。それだけ 「気になる」存在ってことか…。

 さて、今日から始業式。午後からの仕事の準備にかかりましょうか。

In Fukuoka Bay

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