物語はいきなり「前説(まえせつ)」から始まります。脚本のように す~っと小説の舞台の幕も上がり、自分も弱小劇団「下北サンデーズ」の芝居を見ているかのように感じます。今から何が始まろうとしているのか? 読者もウキウキ。
だけど、
悪天候で観客が少ないんですね。舞台に上がった役者から、ちょっと「いじられた」ことがきっかけ(?)で、入団テストを受ける決意をした、星中ゆいか。彼女はこの春、大学生として新生活を始める予定の18歳で、スーツケース一つでやってきたのです。ここからして何か、とんでもないことが次々と起こっていきそうな予感。
個性派劇団員、脚本家、制作さん達の登場で、ゆいかと一緒に目が点になること間違いなし! 何より劇団員生活とは、
「貧乏で、もやしが主食。風呂無しボロアパート住まい。お給料? そんなものは団員には出ないよ。一人チケット30枚さばくこと!」
演劇なんて、一度も経験無し!そんな ゆいかの演技者としての成長、劇団の飛躍、ちょっと売れたことから起こる問題。団員同士の微妙な力関係や変化… さながらジェットコースターに乗っているかのようです。目が回りそう~
劇団員の一人、八神誠一が倒れて緊急搬送された際、駆けつけた団員達に母親が言い放った言葉。
「下北サンデーズって、あなたたちなの。遊びでお芝居なんかやってるから、いつまでたっても誠一は大人になれないの。あなたたちもちゃんと働いて、社会の役に立ってみなさい。いつまで遊び暮らしているつもりなの、ご両親が泣いているわよ」(188ページ8行目)
脚本家の あくたがわ翼は深々と頭を下げ…
「(略)世の中にいる人すべて役に立つ人間ばかりだったら、息がつまると思いませんか。芝居でも音楽でも小説でもいいけれど、一見無駄なものが人の暮らしを豊かにしている。役立たずで悪いけど、ここにいる劇団員は、その無駄に人生かけてるんです。失礼します」(188ページ16行目~189ページ1~3行目)
最も印象に残ったシーンを上記に抜粋してみました。私が初めて演劇を見たのは、中学2年生の時。『サーカス』というタイトルでした。同じ中学に通っていた同級生と、お互いの親と一緒でした。役者さんが全身を使って表現する姿に、いいようのない感動の波が押し寄せてきたものです。すっかり忘れていましたが、機会があれば、小劇団…観てみたいものだと思いました。
話題の映画、ボヘミアンラプソディー、遂に映画館にて観賞しました。こうして写真を見ると、映画俳優さんたち、本人そっくりに演じていらっしゃったなぁと。見た目もそっくりで。
上記の写真は、私が二十歳になってすぐ、人生初海外~米国アイオワ州へ1か月の交換留学生として、ノースウエスタン大学(NorthWestern College)夏期講習に参加した際、現地で購入したカセットテープです。あの頃はトム クルーズが大人気でトップガンの映画主題歌が連日ラジオで流れていましたっけ。マドンナの ラ・イスラ・ボニータ。そしてリチャード・マックスの Right here waiting この曲、とっても好きでした。この曲が入っているカセットも買いました。あとジェネシスも! フィル・コリンズのドラム、今も好き~
要するに、何もQueenだけじゃない、私が好きだったバンドは… だけどクイーンが特別なのは、高校生だった私が初めてお小遣いを貯めて買った洋楽のシングルレコードが、まさしくQueenだったから!
こちらが そのシングルレコード。
曲のタイトルは、A Kind of Magic
It's a kind of magic, it's a kind of magic....と曲が始まります。A kind of ~という表現は、Queenから学びました。当時の私は高校生1年生。ラジオから流れてくる彼らの曲に釘付けになりました。
「カッコいいサウンド!」
ガリレオ~ガリレオ~って何じゃ???と思ったとしても。
映画の音楽をQueenが手掛けたんですねぇ。
昨年、自宅のレコードプレーヤーが復活し、(壊れたと思っていたら、電源を母が入れたら動き出した!)
Wham! のラストアルバム、The Finalを何十年ぶりに聴きました。荻野目洋子のダンシングヒーローが入ったアルバムも。
もう~迫力満点よ! レコードって、こんなに味があって良い音だったんだなって改めて感動。
他にもDuran Duranのアルバム、
ノトーリアス
それに
Pet Shop Boys のアルバム リミックス版
Queenと同じレコード袋に入れてあったので、一緒に写真撮っちゃった。
ペットショップボーイズといえば、
Da PumpのUSAを聴いた時、どこか懐かしい感じがしたのはPet Shop Boysを以前よく聴いていたからかも。
高校の時は、ラジオがお友達で、英語が大好きになった時期で。。
一気に世界が広がっていった感覚。
今のようにネットも無い時代。リスニング力をつけるのに洋楽が一役買ってくれていた気がします。
アメリカン トップ40は毎週、楽しみに聴いていました。
特にケーシー・ケーサムが最後に視聴者からの手紙を読み上げ、リクエスト曲をかけるコーナーがお気に入りで。
このラジオ番組を通して、一体どれだけのロックバンドをスキになってきたことか。
第一号がQueenであり、Wham! だった、という訳。
あのクイーンが30年以上も経って、再び脚光を浴びるなんて、誰が想像できたでしょう~
特に若い世代と、世代的にはドンピシャなのに、全く彼らの音楽を知らなかったという50代女性(私の周囲ね、リアルの…)
「涙なしでは見られない」
「今年の映画で一番だった」
等々、語りが熱いわぁ~
一方、私は…
純粋にコンサート会場にいるかのように感じて~
音楽を楽しみました。どの曲も懐かしすぎて!
ノリノリ気分になってしまい…
寧ろ興奮状態で、泣かなかったです。
この曲が 仲間達とこんな風に作られたのか~とか!
今、ホイットニーヒューストンの映画も上映されているようですが… こちらはドキュメンタリーかな?
シドニーで観た彼女の主演映画、ボディーガードを思い出しました。劇中歌で彼女が歌う、I will always love you が好きだったなぁ。
リアルタイムで知っているクイーンでも、実際にコンサートへは行けなかった。行けない…だからこそ、映画館で彼らのライブを追体験する…
何とも贅沢な2時間でした。何度も映画館へ足を運んでしまう人の気持ち、わかる。うん、クイーン、やっぱり最高だね!
Eiko先生の著書を購入し、お相撲さんのように「しこ」を始めたのは、1年以上も前のこと。
4週間で誰でも開脚が出来る!
テレビでも紹介されました。
私はどうだったかについては、過去に書きましたが…
4週間? ダメでした。
約3センチ足りない!
8週間?かろうじて一瞬だけ、ひじが床につく程度。
ちなみに、開脚の定義は、
「両肘が床につけば開脚達成!」というもの。
その後、開脚どうの、はどうでもよくなり、取りあえずストレッチとしての「しこ」は続けました。ときどきね
数日前、ヨガのメルマガ登録をしているため、定期的に送られてくるYoutube動画を見ていたら…
ふと、あることに気付きました。
ゆらゆら~な動きです。
伸ばすだけではなく、伸ばして、ゆらゆら~揺らす動作。
再び、あの開脚の本を開いてみたのです。
週ごとのトレーニング方法に勘違い? ゆらゆら~していなかった。どちらかといいえば、1,2,3、、、、と手で足を押さえながら数えてる感じ。学生時代の名残ね。
そこで! 「しこ」ポーズで ゆらゆら~ 「かえる」ポーズで ゆらゆら~ゆする。貧乏ゆすりも、良い!と聞きます。昔は行儀が悪いと言われたものでしたが。
ゆらゆら~これだけで! 8週間やっても1秒しか肘が床につかなかったのに。
3日間で出来ました!
すなわち本書の定義である、床に両肘を付ける!
1秒ではなく5秒。
開脚達成!
この本では、ベターッの一つ前の図ですね。
次に目指すはベターですが… これは難しそう、だけど毎日、続けてみるわ~
詳しいストレッチ方法については、是非、本書をお買い求め下さいませ。
手元に置いて、毎日やると良いですよー
秋から始めたヨガ効果もあるでしょうけど。
身体が固い私でも2度目のチャレンジでは、3日で開脚(両肘つきバージョン)で来ました!
Good Luck
アリさんとアリさんが ごっつんこ 只今、灯油の販売に参っております…
ギリギリセーフ 一発勝負で録音・録画終了~
前回は、北風~小僧の~灯油売りでしたが、今回の灯油売りはアリさんでした
雨か曇りになるのかと思っていたら、お天気に。室温15.2度とあったかです。昨日までの寒さが嘘みたい
先週火曜日夜、放送のNHK歌コン。リアルタイムで観れないため、録画しておきました。番組表には「紅白特集、裏舞台をお見せします」みたいなことが書いてあったので面白そうだな、と。2018紅白はユーミンとサザンが一緒に歌って踊って 普段は見ることが出来ない場面に釘付けになりましたもん。『アイデア』『USA』『サザンカ』記憶に残る曲ばかり。
そして~
アニメソング、『残酷な天使のテーゼ』ミュージカル舞台の女性(多分)が歌っておりました。正直、この曲に歌詞をつけて歌っている姿を見たのは初めて。っていうか、歌詞付きで この曲を聴いたこと自体、初めて!です。 楽譜を持っているので、譜読みして弾いていました。昨年の夏頃かな…。カッコイイ曲だ!とは思っていましたが、こんな感じの曲だったんだなぁ~と。
お天気はいいし、(外へ出て行けばいいのでしょうけど、寒くないので手がかじかまない、という理由で音楽を~)演奏してみることにしました。
ただ、音量を小~中にすると、鍵盤をたたく音が、カタカタと入ってしまうのです。仕方なく今回、音量大にして録音しました。そのため一発勝負! 灯油売りさんの音も拾ってしまうから、というのもあります。
『花燃ゆ』も同じ曲集から~ 続けて録音。練習なしの一発勝負(ばかりだな、仕方がない)
2年前、発表会で弾いた曲なので、かなり弾き込んでいるから大丈夫かと思ったら、久々なので、いや、録音していると思うと(しかも2曲続けて)ミスったら駄目よ!が最優先となり、なんかびくついてます。音がきれぎれで、全体的に駄目な感じ。2年前は、ほぼ完璧に弾けたのに。普段はもっと上手く弾けるんだけどなぁ~この曲に関しては…残念!
ただ、2年前の録音は古い型のエレクトーン01データ(講師から購入)
今回は自分で買った曲集に偶然、同じ楽譜が入っていた! 自分では自宅のエレクトーン機種にあった02データしか買わない(当然です!)
そんな訳で、クワイアの音が内蔵されており、より『花燃ゆ』らしい、はずだったんですけど、やっぱりビクついてるのが残念。またいずれ、やり直そうっと。
アニメソングの中には、『宇宙戦艦ヤマト』など、超カッコイイものが結構多いです。フルオーケストラだから余計に
『残酷な天使のテーゼ』は一度もアニメは見たことがない(海外にいて知らなかった)ものの、曲が好き~ ジャンルは問わず、これからも色々曲を聴いて、弾いてみたいと思っています。
寒かったですね。
我が家の梅も散り始めています。白梅の方が特に…
(撮影は木曜日の朝)
東京は⛄だとか!
ニュースで見て驚きました。
日が暮れると特に冷え込みます。
暖房していない室内へ行くと、それだけでも空気が肌を刺すみたい。
洋間も寒かったけれど、ハノン1番から25番まで。
所々モタツクなぁ。
恐らく10年以上も前に、一度、上巻を読んでいるのですが、その後、図書館で下巻が見つからず、まぁ、たまたま貸し出し中だったという訳で、続きはお預けのまま時は流れました。
主人公は小学校5年生の男の子ですが、中盤まではテーマが重く、当時の自分には耐えがたいものでした。今でも児童虐待に関するニュースを耳にするだけで、或は新聞の見出しを見ただけで怒りと共に胃が痛くなります。ブレイブストーリーに登場する両親は、今日の日本で見聞きする事件ほど残虐ではありませんが、親の理屈は子供には通用しないんです!…と本気で書きだすと止まらなくなりそうなので、ここには書かないことにして…。
昨日の夕刊には、韓国の翻訳本が紹介されており、(テーマは女性差別、そして人権)そこには次のような言葉がありました。だいたいですが、
「現実が小説を超えてしまった」と。
現実の方が小説より酷い、ということですよね。
Be brave, Wataru! そして現実を生きる、すべての子供たち!
物語の後半は、ファンタジーの世界ですが、そこで主人公の男の子が体験する数々の困難は、たとえば アパルトヘイトや朝鮮半島の南北問題など、現実世界の問題を小学生にも理解出来いるよう、上手く描かれています。流石は宮部みゆきさん!
本好きなら小学校高学年から~成人まで。
上巻だけで620ページを超える長編です。(下巻はまだ読んでいません)
忘れかけていた小説を再び思い出させてくれた友人に感謝!
事前に何も言っていなかったにも拘らず、父が 「お母さんの誕生日だから」とショートケーキを3つ、購入!
こりゃびっくり! 昨年は私がホールケーキを準備したんだっけ。
では~✋ということで、夜、両親希望で 豚ロースカツ定食を食べに出かけました。
豚コレラ、豚コレラと騒がれていて、今年はイノシシの年なのに。
彼らには罪はなく、海外から違法と知りながら生肉を持ち込む人が悪い!(ニュースによる感染ルート。日本で発見されたことがないアフリカ豚コレラなどが見つかっているらしい)
何はともあれ、ロースカツ定食は美味しく頂きました。
父が🍰を準備したので、夕食のお支払は私。事前に父にお金を渡し、レジで支払って貰いました。
おつりはしっかり!頂きました。(小銭だけど)
お腹いっぱいで帰宅したため、ケーキはまだ頂いていません。
小腹が空いたころに…ね。
今日も暖かで過ごしやすかったです。
雨戸を開けると、目の前に椿。
夜中に雨が降りましたが、今朝、雨も上がり、朝陽を浴びて綺麗でした。
母の誕生日をお祝いしてくれているみたい。
今年は温暖なので、私の血圧も110/70平均で、安定しています。
最高気温が10度を下回ると、130を超えてしまいますが。
寒い季節は血圧上昇に気をつけませう。
ECCジュニア児童・中学生英検スピーキング試験が無事に終了後、図書館へ。(試験結果はGreatでした!良く頑張りました!)
本を借りてすぐ帰宅するつもりが、気付くと1時間半、そのまま図書館にて貸出を済ませたばかりの著書を読みふけってしまいました。井伏鱒二氏の短編を集めた『山椒魚』『屋根の上のスワン』まずは気になる物語から読み始めることに。石田衣良さんが選んだ『朽助のいる谷間』も収録されています。他の収録作品は次の通り;
岬の風景
へんろう宿
掛け持ち
シグレ島叙景
言葉について
寒山拾得
夜更けと梅の花
友人来訪
大空の鷲
『山椒魚』と『屋根の上のスワン』について~
先月、上記のタイトルは何処かで聞いたことががある、と書きました。それぞれ読み始めてすぐ、「これは以前、読んだことがある!」と確信に変わりました。だけど一体、何処で…? 『屋根の上のスワン』は渡り鳥であるガンのお話です。怪我をしたガンを見つけた男が治療をし、スワンと名付け、飛んで逃げていかないよう羽を短く切る…。残酷なようですが、我が家の手のりインコの内、2羽も最初の頃、親がそのようにしていました。時々、家の中で放し飼いにすることがあったからです。自由に遊ばせた後、鳥かごに戻そうとしても、とても賢く、その気配を察するとお喋りインコのピッキーは特に捕まえられなかったから。自宅で生まれたインコの家は、人間の家。しかし野生の渡り鳥は違います。そのことを子供ながら不憫に思い、屋根の上で仲間に向かって鳴き続けるスワンに肩入れしながら読んだ記憶が蘇りました。そう、このお話を読んだのは、間違いなく小学生の頃。はて、しかし、成人図書の文庫に子供が手を伸ばすでしょうか? そうではなく、子供向けに易しく書き直されたバージョンを読んだのでしょう。『山椒魚』も。蛙と山椒魚のやり取りが印象的です。2年の間に体が大きくなりすぎて岩屋から出られなくなった山椒魚。閉じ込められた形の山椒魚の心情を作家自身が読者に向けてやさしく解説してくれます。
「山椒魚は閉じた瞼を開こうとしなかった。
…途中、略
- どうか諸君に再びお願いがある。山椒魚がかかかる常識に没頭することを軽蔑しないでいただきたい。牢獄の見張人といえども、よほど気難しい時でなくては、終身懲役の囚人が徒に息をもらしたからといって叱りつけはしない」(新潮社文庫 14ページ1-3行目)
口論し続けていた山椒魚と蛙。一年が過ぎ、更に一年が過ぎたのち、2つの生物に芽生えた友情。ラスト1ページで描かれたやり取りは、絶望の中にあっても ほのぼのと温かいのです。
「今でもべつにお前のことをおこってはいないんだ」(18ページ14行目)
直接的でない蛙の返答に、照れくささと友情を感じますよね。
余談ですが、「赤川次郎:著『殺人よ、こんにちは』のラストシーンを何故か思い出しました。(最初に読んだのは、松本洋子さんによる同名漫画でしたが。1980年代初頭『なかよし』に連載)
井伏鱒二氏の小説は、ラストの1行が強い印象を与え、しばらく余韻に浸ってしまうものが多いのです。
山椒魚もそうですが、『友人来訪』のラストも。「もう逢うこともないであろう」(227ページ3行目)女性が嫁ぐ前、忘れられない人を訪ねてくる話です。その男は新婚2週間。妻とのやり取りあり。短編なのに長編を読んだかのような読後感。これは、ここに収められたどの短編にも言えることですが…。何だか癖になりそうです! 名づけて、『井伏中毒』
『岬の風景』いわばハレンチな(死語⁉)女性が登場。月を目に例えて描くのも斬新。主人公の心情と月。心の動きに合わせて月も変る。幾通りもの月の描写が時折、怖くなるほど。真っ赤ないびつな月。片目の月。彼、と呼ばれる月…。
「そしてこの考えを一刻も早く真赤な片目に報告しようとして、瞳を瞑って、ぬらぬらと空に浮かび出る彼ーを待ったのである。」(86ページラスト)
ビックリ仰天な『へんろう宿」お遍路の旅人の宿を切り盛りする3人のおばあさんの話。その三人の生い立ちとは? 姨捨山は聞いたことがあったものの、これは…。現代のシェルターともいえるかもしれない。色々な読み方が出来る傑作!。
『シグレ島叙景』『言葉について』いずれにも、威勢の良い女性達が登場! 石田衣良さんが選んだ作品には、大和撫子ばかりが登場しましたが、当然ながらいつの時代もシャキシャキ江戸っ子か大阪おばちゃんのような女性も多数いる、いた、筈ですよね。石田衣良さん好みの女性が分かった気がして、ちょっと笑ってしまいました。余談ですが。
『夜更けと梅の花』こちらもある意味、スリリング! どちら側にも ある日、突然 なってしまう可能性ありってことか…。怖かった…です。 お酒にはくれぐれも気を付けましょう、と現代人にも語り掛けてくれます。
『朽助のいる谷間』最後にもう一度、読み直してみました。最初に読んだ時は、タエトと主人公のやり取りの方にドキマギしたものです。今回はダム建設の為、立ち退きを言い渡された朽助の哀しみ、怒り、やるせなさ、それらを更に際立たせているあらゆる小道具、例えば、十字架、蝶にはなれないであろう毛虫達、杏子の木、やがてダムの底に沈む運命である朽助の家…すべてが愛おしく、物悲しくて。ページ数にすれば、わずか20ページから62ページまで。いわゆる短編小説、42ページの物語とは、とても思えないのです。
長文を書くことは簡単なんです。寧ろ、必要最低限の長さに凝縮する方が遥かに難しいこと…う~ん。 ここまで短編作品で、この凄さ。長編ならどうなる? 沸々と湧きでる好奇心。こりゃ、読まずにはいられませーん、よね?
Well, I have to go to work. Bye for now.
羽毛田丈史「地球に乾杯」【OFFICIAL】
私のお気に入り
NHK「地球に乾杯」テーマ曲。
作曲者、羽毛田丈史氏、ご本人がピアノを弾いているOfficial You Tubeを見つけたので、シェアします。
CDに収録されたオーケストラアレンジも迫力満点で素敵です。
今日も一日、穏やかで暖かな日でした。
このお天気、明日まで続く予報です。