健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

永久歯の数が・・・・・

2011-03-07 07:27:01 | 研究
28本の永久歯のうち、1~数本が何らかの原因により作られず、欠損している「先天欠如」の子どもが10人に1人の割合でいるという調査結果が報告されました(毎日jp)。2007~2008年に、先天欠如以外の理由で歯科を受診した12都道府県の7歳以上の子ども1万5544人を調査したところ、先天欠如は1568人(10.1%)で見つかったというのです。男子では9.1%、女子では11.0%という数値だったそうです。上あごだけに欠損がある子は2.5%、下あごだけは5.7%、両方は1.9%。下あごで、中央から左右に向かって5本目にある「第2小臼歯」がないケースが最多で、2本目の「側切歯」がない子どもも多かったそうです。7歳の段階でエックス線写真でも永久歯の芽=歯胚(しはい)=が確認されないと、約99%の確率で欠如するとされるそうです。こうした場合でも、乳歯は普通に生えていることが多いそうです。永久歯の先天欠如は原因不明のため、予防はできないのだそうです。かみ合わせを正常にするため歯並びを整えたり、インプラント(人工歯根)治療をしたりするなどかなり専門的な治療が必要になるそうです。永久歯の先天欠如とは、親知らずを除き、上下14本ずつ、計28本あるべき永久歯もしくは永久歯の芽(歯胚)が作られず、生えてこない状態のことだそうです。一部の先天欠如は遺伝子の異常によるが、大部分は原因不明だそうです。1~2本が欠けるケースが多いということですが、遺伝が原因の場合は6本以上生えないこともあるそうです。永久歯の先天欠如は、あごの骨の成長が不十分になったり、関節に負担がかかったりするなどさまざまな悪影響が出る可能性があることが指摘されています。
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