健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

多発性硬化症発症の仕組み

2012-02-07 08:30:22 | 研究
先日、脳や脊髄などの中枢神経に免疫細胞などが侵入する「入り口」が腰椎の血管にあることが発見されたというニュースが報道されました(ASAHI.COM)。手足のまひなどを引き起こす「多発性硬化症」は難病の1つで、体内に侵入した外敵をやっつけるはずの免疫細胞が誤って中枢神経を攻撃することで発症するとされています。研究では、その免疫細胞が血管内をどう動くかをマウスで調べ、「第5腰椎」の背側の血管から脊髄に集中的に入っていることを突き止めたというものです。 では、何が免疫細胞をこの場所に導くのでしょうか。この研究はあの「セル(Cell)」に掲載されました。研究グループには、本研究室と共同研究を行っている大阪大学の大平先生が入っています。
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