健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子どもの自閉症全員検査の有効性

2016-03-04 08:30:23 | 研究
米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、生後18~30か月の子ども全員を対象とする自閉症のスクリーニング検査が有効かどうかは、関連研究が存在しないため現時点で判断することはできないという結論を示したそうです(AFPBB NEWS)。予防医学と科学的根拠に基づいた医学分野の有志の専門家による独立した組織USPSTFは、全員を対象とするスクリーニング検査の実施について、メリットがデメリットを上回るかどうかを判断するためには、さらに研究を重ねる必要があるとの見解を示したというものです。米疾病対策センター(CDC)発表の2010年のデータによると、米国では68人に1人の子どもがASDを発症しているそうです。自閉症と診断される子どもの割合は2000年には150人に1人だったが、その後著しく上昇していることが一部の研究で判明しているそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする