人工知能(AI)はこれまでチェスや囲碁など1対1で対戦するゲームで人間に勝ってきたそうですが、チームワークが求められる複数人が対戦するゲームでも人間を負かすことができたとの研究結果がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。このAIの開発を手掛けたのは米IT大手グーグル(Google)の親会社アルファベット(Alphabet)傘下のAI開発企業ディープマインド(DeepMind)で、AIの「エージェント」らにマルチプレーヤー型ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS、本人の視点で戦うゲーム)を自習させ、人間と対戦させたそうです。コンピューターはこれまでにも、1対1の対戦ゲームでは人間を打ち負かしたことがあるそうです。例えば、1997年には米IBMが開発したディープ・ブルー(Deep Blue)が、チェスの王者ガルリ・カスパロフ(Gary Kasparov)氏を撃破。また、2017年には、グーグルが開発したAIが世界トップレベルの棋士に勝利しているそうです。ですが、複雑な状況下で、チームワークと意思疎通が求められるマルチプレーヤーゲームについては、これまで人間に勝てていなかったそうです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3228148?cx_part=top_category&cx_position=4
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