健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

子宮頸がん予防の錠剤

2019-06-17 08:30:37 | 研究
京都大の研究チームは、子宮頸がんの発症を抑える薬の臨床試験(治験)を、4月に開始したと発表したそうです(読売新聞オンライン)。安全性と効果が確認できれば、2022年の承認を目指すそうです。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症。感染すると約1%で子宮頸部にがんの前段階の病変ができ、このうち数%ががんに。国内では年間約1万人が発症し、約3000人が死亡しているそうです。京大の萩原正敏教授らは、HPVの増殖に必要な酵素の働きを抑える化合物を開発。動物実験などでがん化を防ぐ効果を確認。治験には、閉経後の健康な女性や病変がある患者ら計22人が参加。直径1・5センチの錠剤1~2錠を1日1回、最長2週間、自分で膣内に投与して安全性や治療効果を調べ、さらに人数を増やした治験を行うそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190608-OYT1T50207/
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