津波に流された自動車。非常に多くの自動車が流されている映像が報道されています。こうした自動車の多くは、修理不能と考えられます。ですので、撤去すればと普通に考えられるのですが、ここで少し問題が。公道にある流された自動車は撤去できるそうです。輸送の確保として重要ですね。でも、公道以外にある自動車は、そう簡単に撤去できないというのです。つまり、その自動車の所有者が財産であると主張すれば、その財産を犯したということになるというのです。今回の津波では自動車は流され、他人の土地に。すると、そう簡単には撤去できないというのです。これは、自動車だけではなくて、壊れた家屋や瓦礫もそうらしいのです。これでは、いつもでたっても復興できないですね。政府はこうした問題があるのならば、すぐに対応してほしいと思います。今日、菅総理は再び現地視察をする予定だったそうです。でも、天気が悪いから中止だそうです。これもよく分かりません。天気が悪いといっても雨が降っているだけ?これって、放射能を含んだ雨を浴びないためと思われても仕方だがいでしょう。でも、この時期に菅総理大臣が現地視察する意味は?現地視察するとこで、その時に何人の人が対応することになるのでしょう?今はそういう時期ではないでと思います。震災翌日に行った福島第一原子力発電所。これも問題視されています。菅総理大臣が視察したことで、作業が遅れたと。今やるべきことをしっかりとやって欲しいものです。
福島第一原子力発電所では、今回の放射能漏れを食い止めるために、いや家族を、日本を守るために東電社員はもちろん、自衛隊、消防隊員、警察など放射線を浴びながら現場で決死の覚悟作業を続けています。なぜこのような事態になってしまったかについては、事態が終息し安全性が保たれた後に議論していただければよいのですが、少し政府の対応に疑問を感じます。菅総理大臣をはじめ政府は、こうした現場で必死になって作業している人達を激励しているのでしょうか。恫喝していたり、当たり前のような態度をとっていたりはしないでしょうか。少し不安です。作業員は死を覚悟しているのです。家族を日本を守るために。でも、政府が・・・・・。東電本社を訪問し恫喝したというのは記憶に新しいです。上に立つ者は、下で働いてくれる人をその気にさせるような指揮が必要ではないでしょうか。政府は人事ばかり行っています。この期に及んで人事が優先すべき事項なのでしょうか?そうとは到底思えません。現場への激励とできうる限りの支援ではないでしょうか。
地震でもないのに揺れているように感じるのを「地震酔い」というそうです(ASAHI.COM)。この地震酔い、最近感じませんか?実は、私は感じているのです。確かに、余震はまだまだ続いています。気象庁の情報サイトを見ると、昨日でも東日本で30程度も余震が報告されています。確かに、11日の地震発生時には首都圏にいましたが、今週はずっと中部地方にいます。数日前に静岡県中部を発生源とする大きな地震がありましたが、それ以外は中部地方(岐阜県飛騨地方を除く)には地震はないようです。でも、何となく揺れているような感覚を覚えます。原因は、車酔いや船酔いと同じように、視覚情報と平衡感覚とのズレだそうです。ストレスも一因になるそうで、「余震がまた来るかも知れない」という不安感が、症状を強めている面もあるそうです。対策はリラックスだそうです。ゆっくりとした深い呼吸を何度か繰り返すことで、気分を落ち着かせることが効果的かもしれないようです。避難所では周囲の人と手をさすりあう、手を握るなどの「手当て」も、効果的だそうです。リラックスですね。でも、福島第一原子力発電所が収まってくれないと、リラックスできませんね・・・・・・。
昨日は自衛隊による放水作業が行われました。もちろん、福島第一原子力発電所でのことです。午前中にヘリコプターによる上空からの放水。夕方には放水車による地上からの放水。どの程度効果的だったかについて、客観的なデータは不足していますが、何もしないで手をこまねいているよりは良かったのではお考えています。でも、今日はやらないのでしょうか。一方で、外部からの電源を復旧させる作業を行うという計画も発表されています。でも、この作業には10時間程度かかるというのです。その間は、じっとしているしかないのでしょうか。作業と並行して行えることはないのでしょうか。だんだん残されている時間は少なくなってきていると思います。何とか治めて欲しいです。
まだまだ救援活動が続く東日本大震災。福島第一原子力発電所もいまだ予断を許さない状況が続いていますが、新たな問題があることが指摘されています(MSN産経ニュース)。未曽有の大震災に対して菅総理大臣は、救援・復興支援に自衛隊を2万人投入すると発表しました。その後、5万人、そして13日には10万人投入すると発表しました。この発表に関して、防衛省に事前の打診はなかったそうです。この10万人という数字。被災者や国民にとって、多い方がよいような気がします。しかし、その数字には少し問題が。というのは、自衛隊は陸海空あわせて約24万人の舞台だそうです。その24万人のうち現場に10万人を派遣。これは自衛隊全体の約42%。それ以外に、後方での物資補給にあたる要員が8万人というで、合計18万人の投入ということになるというのです。これは何と自衛隊の75%。この数値は異常であるというのです。確かに前線で身体を張って活動する自衛隊員には休養が必要です。ですので、交代要員が必ず必要となります。でも、18万人投入してしまうと、交代要員が圧倒的に少ないというのです。活動が短期間なら維持できるかもしれませんが、長期間になると・・・・・。自衛隊は必死に活動してくれていると思います。でも、それを使う内閣総理大臣には戦略に基づいた指揮が必要だと思います。有事だからこそ、指揮する立場の人の重要性が増すのです。一刻も早く復興して欲しいと思いますが、新たな心配事が・・・・・。
日本の株式が売られ続けています。日経平均株価は大幅に下がり、15日の終値は月曜日に比べて1000円以上下げ、かろうじて8600円台を保っているような状況です。月曜日にも下落して、10000円の大台を割ったのですが・・・・・。これだけの甚大な被害が出ていると、リスクを回避する動きが出てくるのはやむを得ないのでしょう。この株価下落は日本だけでなく。EUや米国でも。世界経済へ確実に影響を及ぼしています。原子力発電所の事故の影響、すなわち放射線物質の漏出問題と今後の原子力エネルギーの問題が大きく影響しているのでしょうか。今回の震災により日本経済は大きな打撃を受けたのは間違いありません。その影響は、地震や津波の影響を直接受けていない首都圏にも及んでいます。その一端が、計画停電や日用品の品薄などでしょうか。計画停電も鉄道や避難地域を除外して実施されるようになっているようですので、改善が見られているのでしょう。でも、やはりこうした社会情勢にある場合、現在のようないつ実施されるかわからない、先の見通しがつかない計画停電はこれから復興していこうとする日本経済にとっては良くないのではないでしょうか。経済同友会代表幹事が会見で述べていたように、良識ある対応を期待して総量規制という方法の方が望ましいのかもしれません。でも、リスクはあります。何とか一日も早く本格的な復興ヘ向けて力強い歩みを願うばかりです。そのために我々個人は何をすればよいのでしょうか。首都圏で日用品が品薄状態になっているようでは・・・・・。考えて行動したいですね。
首都圏で食料品がスーパーやコンビニの店頭から消えています。ガソリンスタンドは閉店しています。これは、東日本大震災による停電や不測の事態に備えて食料や燃料を確保しようとする人が店頭に殺到しているためです。開店前から列を作り、入店規制までも。どう考えても、こうした事態は理解しがたいものがあります。確かに今回は未曽有の震災です。未だ復興の目処すら立っていません。でも、関東以西は健在なのです。つまり、日本の半分かそれ以上は健全な経済活動を営んでいるのです。しかも、首都圏へのアクセスにも問題ありません。問題があるのは計画停電を実施している首都圏と震災の被害のある東北地方です。なのに・・・・・。こんな甚大な震災にあっても道徳心を失わない日本人が諸外国から賞賛されているのに、その一方で・・・・・。政府やマスコミは正確な情報を流して、国民を安心させて欲しいと切に願うばかりです。
福島第一および第二原子力発電所が機能停止。この機能停止を含めた地震と津波の影響により、電力需要を賄えなくなり、計画的に停電させることを決定しました。東京電力が昨夜記者会見をして、報道機関向けにまずリストを発表。そのリストでは、地域によって2回停電する地域や全く停電しない地域があるなど、あいまいな情報であったにもかかわらずそのまま報道されてしまい、情報が混乱。正確な情報がなかなか把握できませんでした。どうしてこうなるのか?非常事態だからやむを得ないのか?担当大臣まで任命したにもかかわらず、何も機能していないのでは、などなど政府の対応に疑問符がつくような状態でした。その後、JRをはじめ首都圏の電車の運行も影響を受け、大幅に運休になることが発表され、首都機能はどうなるのかという状況でした。さて、今朝6時20分から第1グループの計画停電が実施される予定でした。マスコミも街に出て取材していましたが、時間になっても街の様子に変化はなく・・・・・・。と思ったら、東京電力は第1グループの午前中の計画停電は中止すると発表。なぜ?でも、第2グループの計画停電は実施されるのでしょうね。さて首都機能は・・・・・・。
昨日1号機で爆発。建屋が吹っ飛びました。この爆発が起こったのは、まだ明るい夕方4時ごろ。でも、それに対する非難地域の拡大の指示が出たのは夜の8時ごろ。でも、結局被爆者が多数出てしまったようです。そして、今度は3号機にも冷却装置が作動しなくたったとの報道が。どうみても、後手後手。事実を早く把握して、正確に発表してほしいと思います。たらればですが、最初から20kmに避難地域が設定されていれば・・・・・。今回の被爆者は・・・・・・。今回も1号機と同様の処置がとられるようですが、正確な事実の公表とそれに伴う正確な避難指示をお願いしたいものです。
昨日の大地震。マグニチュード8.8.国内観測史上最大の地震。東京での揺れでも、これまでに経験したことのない大きな揺れと長時間のわたるものでした。首都圏は全ての在来線はストップし、高速道路は通行止め。新幹線ももちろんストップ。以前から言われていた帰宅難民が現実のものに。首都圏直下型の地震でなくて、こうした状態に。一夜明け、被害の状況が徐々に明らかに。震源地に近い宮城県や福島県の沿岸部は壊滅的な状態に。原子力発電所でも放射能漏れ。どう表現して良いか。まだ余震が続いている状態で、まだ被害が拡大するかも知れない状況です。一刻も早く復旧することを願うばかりです。