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ルーキーの評価は話半分で

2007-05-15 08:38:23 | イーグルス
 ミニキャンプ2日目を終わり、Marty MornhinwegとJim Johnsonの記者会見から気になった所を抜き出してみます。

 Mornhinwegですが、LTのスターターTRAについて、キャンプを休んでいる怪我は1月の練習中に負った物で、持病である腰痛とは関係が無いそうです。プレイオフNO戦のプレイは酷かったですし影響していたと思われます。怪我は深刻に考えていないようなので近いうちに復帰できると考えているそうです(こういう表現のときは結構長引いたりします)
 代わりにLTのファーストチームに入っているWinston Justiceについて、フィジカルコーチからオフシーズン頑張っていたと聞いていたけど、ちゃんと成長している。システムの理解も進んでいるしミニキャンプやプレシーズンゲームで最も成長するプレイヤーになるだろう。と持ち上げています。
 Shawn Andrewsの体重はやはり重たいようです、記者の意見を総合すると330ポンドのベスト体重よりも30ポンドは重い。つまり360ポンド位有りそうに見えるそうです・・・、チームからも落として来るように指示はしているし本人も分かっているようなのですけどね。まだ5月ですから7月までに345ポンドにまで落として来る事を祈るしかないです。

 Kevin CurtisとDonté Stallworthの入れ替えについては、2人とも素晴らしいスピードを持っている、Curtisの方が優れたルートランナーだし心配はしていない、実際のプレイで速ければ問題は無い。(Stallworthの方が40ヤードでは速いという事でしょう)これはMcNabbが投げてみてどう感じるかと言う点が問題だと思いますし、今の段階でどう変わるのか判断は出来ないでしょう。
 Reggie Brownは2日目の練習に復帰しています。2006シーズンの後半にはトップレベルのWRになるだけの動きを見せていた、あとはそれを毎試合出来るようにするだけ。いちようNo1ターゲットとしての信頼はしているようです。

 Tony HuntとNate Ilaoaのパワーバックについては、Huntはパワーだけでなくスピードも有るしブリッツを拾う事もできる、本当にオールラウンドなRBで気に入っている。HuntはドラフトでベストのRBだと思っていたから獲得できてうれしい。ここまで擁護されると、かえってキャンプでの動きが酷かったのではないかと疑いたくなります・・・。
 Ilaoaについては、あの体であの動きが出来るのは理解できない、ただもう少し減量する必要が有るだろう。パワーランナーとしてだけでなくパスターゲットとしても期待している。ここに来る人たちの間でも今年のドラフトで1番人気のIlaoaですが、現地のファンの間でも1番人気のようです。

 Kevin Kolbについては、ショットガンからドロップバックに移行するのは、全く正反対のことをするわけだからそう簡単には行かないだろう。もう一つプレイアクションの技術も全く持っていない(ショットガンだとRBへのハンドオフはドローしかないですから)ただ、QBコーチのPat Shurmur(いくつかのチームのOC候補に名前が挙がった有能なQBコーチです)はKolbの才能を気に入っているようだし、QBとしての基礎から勉強する事になるだろう。NFLのレベルで3日練習すればカレッジでの3日よりも何倍も成長する、心配はしていない。こういうコメントを残しました。つまり、OCとして指導するレベルには無い、システムとかを教える前にQBコーチが基礎から叩き直す。 そういうことでしょう。


 次はJim Johnsonですが、やはりスターターが固まっていないLB陣の質問が多く出ました。最近のNFLの風潮としてランオフェンスを重視するようになっている、それを止める為にこれまでよりも大型のLBを揃える事を意図して補強をしている。この意図通りにTaleo SpikesとStewart BradleyにChirs GocongとEaglesの軽量DEと変わらないサイズを持つLBを獲得しています。
 SLBのファーストチームに入っているGocongですが、DEで使う事は全く考えていないようです、彼はLBとして獲得したランをしっかり止める事が出来るSLBがチームに必要だった。LBとしての経験が浅い分ミニキャンプやプレシーズンゲームでしっかりと経験を積まなければならない、LBとして活躍するだけの能力は持っている、と信頼を感じさせるコメントに終始しています。
 ルーキーのBradleyにはSLBのスターター争いを激しくしてもらいたい、そうする事がレベルアップに繋がる。と期待すると同時に、1年目だしSTで働いてくれれば十分。と従来通りの育成をする予定のようです。

 Spikesは当面WLBのファーストチームに入れるようですが、LB3ポジション全てでプレイ出来るのはLBユニットとして素晴らしい、状況によってはMLB,SLBに移す事も有るだろう。とCIN,BUFでLB3ポジションを歴任してきたベテランの経験を活かして弱点を埋めるような使い方をするつもりのようです。
 WLB争いの相手になるOmar GaitherはSpikes加入でニッケル兼WLB,MLBのバックアップになるようです。スタミナに不安のあるJeremiah Trotterを休ませる為にMLBで使う事を考えているようです。
 その場合のWLB2番手争いには3年目のMatt McCoyとSTで名を上げたTank Danielsを考えているようです。Danielsに最適なのはSLBと考えているようですが、素晴らしい速さで成長しているので少しでもチャンスの多いポジションで使いたいとも考えているようです。McCoyにはLBの競争激化でチャンスを活かせなかった去年と同じではいけない事は理解しているだろう、プレシーズンまでに良い所を見せる必要がある。カットすら匂わせる言い方になっています。

 DEではルーキーのVictor Abiamiriに対し、280ポンドまで増やせるだろう、パスラッシュの技術とスピードを持っているしサイズもある、そして非常に理解が早い。多分フルセットを付けた時にスピードが落ちないタイプの選手だからさらに良く見えるだろう、彼を獲得できた事は素晴らしい。ルーキーに対する甘めの評価を考えたとしてもかなり良い評価をしています。
 Trent ColeとDarren Howardがファーストチームを争っているようです。パスラッシュならばCole,ランストップも考えるとHowardが上なのでしょう。Javon Kearseは怪我の影響でしょうトレーニング不足のようで体を絞る必要が有りそうです、復帰すればLEのスターターは今年もKearseになるのでしょう。

 DBでは1年契約で再契約をしたWilliam Jamesが良い動きをしているそうです。ドラフト前後にはSheldon Brownからスターターを奪うのではないかと言う噂もあったのですが、それを裏付けるような良い動きのようです。ただ、とにかく怪我の多い選手ですから今の時期良いからと言って即スターター交代と言う訳には行かないでしょう。


 この時期のルーキー・若手選手の評価は当てになりません。逆にこの時期に褒められない選手は相当まずい事になっていると考えて良いでしょう。そういうのを差し引く必要は有りますが、上位指名のルーキーは大外れと言う感じでは無さそうです。