イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

選手は頑張っているのに

2007-12-29 07:16:35 | イーグルス
 オフェンスとディフェンスの獲得ヤードが共にリーグのトップ10に入っているチームは32チーム中4チーム有り、その中でEaglesは唯一プレイオフに出れませんでした。オフェンスの獲得ヤードがリーグ6位で総得点が17位、シーズン序盤のレッドゾーンでの決定力不足がいかに酷かったのかが分かる記録です。ディフェンスはヤードで9位失点で11位とオフェンスよりは内容と結果に差が無いのですが、サックはリーグ8位と頑張っていますがINTはリーグ29位とビッグプレイが出なかったのは明白です。
 今年のEaglesが例年と全く違うのはランディフェンスがリーグ5位と強力で鉄壁のDB陣を持つパスディフェンスが20位と不振な所でしょう。Brian DawkinsとLito Sheppardのオールプロコンビを序盤欠いた事が原因なのですが、サックは奪っているのですからパスラッシュは掛かっている筈ですし、それで守りきれないのですから問題です。
 
 ヤードは稼いでいるもののレッドゾーンでTDが取れない、パスラッシュは掛かっているものの勝負所でサードダウンが止まらない、今シーズン何度も試合後に書きました。Donovan McNabbが本調子でなく、L.J Smithが居なかった、そしてゴールライン前で圧倒的なパワーを発揮するShawn Andrewsも本調子でない、この事がTDを取れない要因なのでしょうけれど3つともキャンプの段階で分かっていた怪我です、対策を練れなかったコーチにも問題が有ると思います。
 サックは奪っているものの勝負所で止められないのも、高さ対策と言う意味で何年もの間続いている課題に回答が出ていない訳です。サックは奪っているものの Trent Cole1人に頼っている為にColeをダブルチームしてしまえばロングパスを投げ込む時間を取れると計算されてしまっています。シーズン中盤以降ブリッツを増やして変化を付けてきましたが、もう少し早くブリッツを使っていれば負けずに済んだ場面がありました。

 家庭内の問題でコーチに集中できないAndy Reid,McNabbに合う様に戦術のアジャストが出来ないMarty Mornhinweg,エネルギーが減ってしまっているJim Johnson,自らの派閥でスカウトを固めて権力闘争に勝つ事しか考えていないように見えるGM Tom Heckertとチームの首脳陣が機能していないのがオフェンスディフェンス共に上位なのにプレイオフを逃してしまった最大の要因と考えます。選手たちはプレイオフの望みが無くなっても2008シーズンに向けて奮闘しています、Reid以下のコーチ陣がもう一度フットボールに集中し、勝利への情熱を取り戻してくれる事を希望します。