イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

2007シーズンを振り返る LB

2008-01-27 21:32:51 | イーグルス
 Dhani JonesをFAで失い、代わりにトレードでTakeo Spikesを獲得。ドラフト3巡でShawn Bradleyを指名しました、2006年の3巡指名Cris Gocongも怪我から回復しています。キャンプ途中Jeremiah Trotterを解雇したのには驚かされましたが、2年目のOmar Gaitherにポジションを与える為の措置でした。

 元プロボウラーのSpikesはシーズン終盤怪我でIR入りしますが、それまでランストップ強化に大きく貢献しました。ブリッツを減らす方針の為にサックは少ないのですが、ギャップコントロールの選択は的確でホールを塞ぎ続けました。
 Trotterを追い出してまでポジションを与える事になったGaitherはRBとの1対1で強さを見せて堅実なタックルを量産しました。思い切りの良い飛び込みも魅力でロスタックルも多く見せましたし、パスカバーでもアンダーニースを固めました。パワーがやや不足していますしDL強化の恩恵を最も受けた選手でしょう。
 2年目ですが実質ルーキーのGocongには元DEのパスラッシュが期待されたのですが、ブリッツを入れる場面が少ない為にサックを量産とは行きませんでした。SLBとしてはパスカバーが下手でTEをマークする事が出来ません、その代わりに5人目のDLとしてランプレイでギャップを埋める働きをこなしました。RTとTEの間をすり抜けてロスタックルも多かったですし上手く使えばサックも期待できるでしょう。
 ルーキーBradleyはSLB,MLB両方のバックアップを務めましたが、プレイタイムは少なくSTでの働きがほとんどでした。終盤Spikes離脱後にWLBで起用されて良い動きを見せています。
 ルーキーFAで入団したAkeem JordanはMatt McCoyの解雇後にWLBのバックアップとしてPSから昇格しました。Spikes離脱後にスターターに昇格しますが、判断ミスが多く狙われる事になりました。
 元2巡指名のMcCoyですが、去年GaitherにWLBのスターターを奪われWLBのバックアップとして起用されました。プレイが終わった後に後ろからタックルするという馬鹿げた反則をした直後に解雇されています。
 Trotter解雇時に獲得したPago Togafauですが、STでの起用に留まりました。
 
 Spikesは契約を1年残していますが5ミリオンの高額年俸ですしカットの危険が有ります、怪我さえなければまだ働ける事を考えれば契約の再構築が有るかもしれません。今後どうするかは若手に対する判断次第でしょう。
 GaitherはMLBとしてはパワー不足ですが、これ以上のパワーアップをするよりはスピードを残した方が良いと思います。パスカバーの出来るランストッパーとして中央を固め続けてくれるはずです。このオフに契約延長の話があるでしょう。
 Gocongは前には動けるのですが後ろに動けないと言う意味でTEをカバーするSLBよりもWLBで使った方が活きるでしょう。ウイークサイドからのブリッツをTrent Coleと2枚で入れるようになればパスラッシュ強化が出来るでしょう。
 カレッジでSS経験も有るBradleyは縦にも横にも動けますし、SLBに入れてTEのマークに使うのが良いのではないかと思います。Soikesを追い出してCarlos Emmonsのような選手になってくれることを期待します。
 JordanはSTで良さそうな選手ですが、LBとして出るにはパワー不足でしょう。ST要員として起用されていくでしょう。
 TogafauもST枠を争う事になりそうです、サイズは有りますから横に動けるかどうかがLBで使ってもらえるかの分かれ目になるでしょう。

 Omar Gaither 16試合出場 16試合先発 100タックル 1INT
 Takeo Spikes 14試合出場 14試合先発 86タックル 1サック
 Cris Gocong 16試合出場 16試合先発 54タックル 1サック
 Shawn Bardley 16試合出場 1試合先発 7タックル 1サック 1INT
 Akeem Jordan 9試合出場 1試合先発 9タックル
 Pago Togafau 7試合出場 1タックル

 LB全体で3サック、ブリッツ大好きJim Johnsonのイメージはすっかり変わりました(CBブリッツは多いのですけれどね)
 Gocongは記録上12試合先発なのですが、最初のプレイでニッケル体制を引いた為のものなので実質スターターと判断しています。