2007シーズンを振り返る CB

　スーパーボウルが迫ってきました、いくつかの条件付ですが案外良い試合になるような気がしています。17週の直接対決はネット中継を別の作業しながら見ただけなので細かい分析までするかはまだ分かりませんが、何かは書きたいと思います。


　ニッケルバックRodrick HoodをFAで失いましたが、特に補強する事無くオフシーズンを過ごします。怪我さえなければスターター経験が有るWilliams Jaomesで代役が務まると計算していたようです。キャンプではドラフト6巡のRashad BarksdaleがカットされルーキーFAのNick Grahamが53人枠に残っています。

　怪我さえなければプロボウラーのLito Sheppardですが、膝と足首の怪我に悩まされ続けました。怪我の無い試合では左側のWRを消してしまうのですが、5試合欠場し出た試合も怪我の影響を感じさせるカットへの対応の悪さが目に付きました。
　ビックプレイが出ずに地味な存在だったSheldon Brownですが、今シーズンはINTも増え課題のジャンプボールへの対応も良くなっています。元々ランディフェンスは一級品ですし怪我も少ない信頼できる選手に成長しました。ただスピードはやや落ちている印象も有ります。
　ニッケルバックを任され、Sheppard欠場時にはスターターで出場したJamesですが、スピード不足は隠しようが無くロングパスを貰い続けます。Sheppard復帰後はニッケルからも外されてしまう酷い状態でした。
　4番手のCBとして大した期待をされていなかったJoselio Hansonですが、Jamesの不振の為にニッケルバックに昇格しランディフェンスとブリッツで良い所を見せました。5-8のサイズ不足はパスディフェンスに大きな問題を残しますが、ブリッツの鋭さは再三QBを脅かしました。
　ルーキーGrahamはSTでの出場に留まりました。リターナーにも挑戦しましたが良いところは見せられませんでした。

　Sheppard、Brown共にまだ契約は残りますし、Sheppardの怪我の多さ以外に大きな問題はありません。浮動のスターターコンビはあと数年続くでしょう。
　JamesはUFAになります、ベテランミニマムで残留する可能性も有りますが普通に考えれば放出するでしょう。
　HansonはRFAになります、スターターを務めるのは無理の有る選手ですが、ニッケル・ダイムでは有用ですしSTでも良い働きをする事が出来ます。当然オファーは出すでしょうし2-3年契約するかもしれません。
　Grahamは3年契約ですが、同じタイプのCB/KRと何人もシーズン終了後に契約しています。キャンプでは相当厳しい戦いになりそうです。

　Lito Sheppard　11試合出場　11試合先発　51タックル　2INT　5PD
　Sheldon Brown　16試合出場　16試合先発　68タックル　3INT　14PD
　William James　14試合出場　5試合先発　25タックル　1INT　3PD
　Joselio Hanson　16試合出場　52タックル　1サック　3PD
　Nick Graham　15試合出場　ディフェンススタッツ無し