去年のオフシーズン、LBコーチだったSteve SpagnuoloがNYGのDCに引き抜かれた時はDLにドラフト権とお金をしっかり使うJim Johnson門下生に合ったチームに行ったなあと思ったものです。ブリッツを減らす事で不確定要素を減らし、DLからのパスラッシュを重視する方向に変化しつつある2006シーズンのシステムをそのまま持って行ったようなスーパーボウルのディフェンスを見てまだJohnsonのシステムでも通用すると確信しました。ただ、JohnsonとSpagnuoloの違いは攻撃的になるべき時に1ギャップでパスラッシュだけを追及する事が出来るかどうかに有ります。ランディフェンスを重視するあまりサードダウンですらまずはOLをコントロールするような動きをさせるJohnsonの消極的な動きでは今回のような破壊力を生む事は出来ないでしょう。そう言う意味では熟練のシステムをJohnsonから受け継ぎ、若さとエネルギーに溢れるSpagnuoloの決断力が今回の勝利を呼んだのでしょう。Ron Rivera、Leslie Frazier、Mike SingletaryとJohnson門下のDCは数多く出ていますが、いざと言う時の勝負弱さもJohnsonから受け継いでしまっている印象が有ります。その事もあってJohnsonのシステムではプレイオフ、そしてスーパーボウルでは通用しないのではないかと不安になる事もあるのですが、今回のSpagnuoloの勝利はJohnsonが失いかけているエネルギーを充電してくれたと思います。あと一歩届かない歯がゆさを共に味わってきた弟子が先に栄冠を掴み取りました、Johnsonにも後を追って欲しいものです。
1941年生まれで66歳のJohnsonにも引退の時が迫っています、後継者として育てていた筈の人材を次々に流出させてしまっています。Andy Reidの進退が不透明な状態なのが後継者選びにも影響しているのだとは思いますが、そろそろ次を任せる人材を選ぶと共に人材流出を防ぐ事を考えなければならないでしょう。
1941年生まれで66歳のJohnsonにも引退の時が迫っています、後継者として育てていた筈の人材を次々に流出させてしまっています。Andy Reidの進退が不透明な状態なのが後継者選びにも影響しているのだとは思いますが、そろそろ次を任せる人材を選ぶと共に人材流出を防ぐ事を考えなければならないでしょう。