スーパーボウルまであと2日、17週の直接対決はネット中継を流しながら見ていたので細かい分析をするのは少し難しいのですが、対戦が無い試合を予想すると考えればいつもと同じかもしれません。
普通に考えればNE優位は間違いありません、負けたら終わりのプレイオフでの戦い方を見ても、Bill BelichickとTom Coughlinでは差が有りすぎます。相手の嫌がる事をする方が、自分のやりたい事をするよりもプレイオフの戦い方としては優れていると考えます。戦力を見てもNE有利なのは間違いありません、普通に戦えば30-17程度でNEが勝利すると予想します。
それではNYGが勝つためにはどうすれば良いのかと言う視点で考えて見ます。
まず、NYGのオフェンス対NEディフェンスですが、最大のキーマッチアップはC Shaun O'Hara対Vince Wilforkになるでしょう。NEに勝つ為にはWilforkを処理する事が絶対に必要です、しかしO’Haraはクイックネス重視の4-3でMLBを拾うのが得意なタイプで3-4のNTをどうにか出来る選手ではありません。
NYG OL最高のタレントはRG Chris Sneeです、対面になるであろう(3-4なのでDEが付くかILBが付くかは流動的ですが)Ty Warren相手の1対1はSneeが勝利すると考えます。本当ならばBrandon Jacobsのランを右サイドに集めたい所ですが、Wilforkが処理できない場合にはブラスト系のランはシャットアウトされる危険が有り、オフタックル辺りまで外に出されJacobsの持ち味を殺しかねません。
WilforkをLG Rich Seubertとダブルチームで処理しつつSneeのパワーを使う事が重要になると私は考えます。この形のランが出るようになる事がNYGが良い試合をする為の必須条件でしょう。
逆側へ同じようにCとRGを使ってのダブルチームをしてのランも出したいのですが、Richard Seymourが立ちはだかります。Seubertが怪我で万全ではないようですしこのマッチアップを考えると左側へのインサイドランを出すのは相当難しいと予想します。ただ、Sneeのパワーと機動力を考えればSneeがWilforkにゾーンブロック気味に斜めから襲い掛かり、CとLGでSeymourを処理する事が出来るかもしれません。
どちらにせよ、CとNTのマッチアップで圧倒的に不利なNYGはOGの助けを借りてダブルチームをし続けることがインサイドのランを出すのに必要になると言う事です。
しかし、NEの食えない所は普段はこのダブルチームを許したとしてもここ一番ではダブルチームを逆手に取るような動きをしっかりして来る所です。3rd&2のような場面でILB2人にギャップコントロールさせダブルチームしても漏らさないと同時にダブルチームで開いた穴からロスタックルを狙ってくるような対策を取るでしょう、しかも勝負所になるまで好き放題やらせておいてから・・・。どこでダブルチームをして、どこでダブルチームをしないかこの駆け引きは非常に難しい物になります、ダブルチームしなければWilforkを押さえられないでしょうから。
怪我を抱えつつもAl Harrisを圧倒したPlaxico Burressのサイズを押さえられるDBはNEには居ません、GB戦同様にBurressを使う事になるでしょう。
Asante SamuelのサイドでBurressを使うのか逆サイドで使ってAmani ToomerをSamuelに付かせるのかは難しいところです。Samuelを潰す事ができればNEのバランスを崩すことが出来るでしょう、Eliお得意のとりあえず高めに放っておくパスで高さ勝負をすれば大怪我しないでしょうし狙ってみても面白いとは思います。
注意しなければならないのはNEは3-4だけではないと言う点です、3-5-3で3ディープをCBとFSで守りミドルゾーンでRodney Harrisonが訳の分からない所からINTを狙ってくるような罠を仕掛けられた時にEli Manningが対応できるのかに注目したいと思います。去年までのEliはこの手の罠に簡単にはまる印象があるのですが・・・。
逆にNEのオフェンスとNYGディフェンスのマッチアップでキーになるのはNE OL最大のタレントLG Logan Mankinsの対面に誰を使うのかでしょう。プレイオフでのDAL.GB共にOLの中ではLGが最大の穴でした、そこに本来DEのJustin Tuckを入れる事でパスラッシュを掛け続け、ランディフェンスでもクイックネスで破綻する事無く処理する事が出来ました。しかし、Mankins相手にTuckを入れ続けるのは無謀でしょう、ランで切り裂かれてしまいます。それでも本来のスターターDTコンビを入れたのでは芸がないですし、鉄壁のNE OLを打ち破るにはTuckを上手く使う事が必要です。
本来の4-3ではなく、DT2人にTuckを含めたDEを3人入れる5-2のような形を取ったり、Tuckを様々なポジションからパスラッシュで使う3-1-3のようなシステム変更を連続して行う事も必要でしょう。NYGはLBが弱く、DEにパスラッシュだけでなくランディフェンス出来る人材が揃っていますので様々なシステムに変更する事が可能です。仕掛けられる前に仕掛けるような形を取り続けなければタレントで勝るNEのオフェンスは止める事が難しいでしょう。
Randy MossにWes Welkerの1000ヤードコンビが居る上に、スピードのDonte' Stallworth、ショートで堅実なJabar Gaffneyを使う事も出来るWR陣は凄まじい破壊力を持ちます。DLの入れ替えでTom Bradyにプレッシャーを掛ける事も重要ですが、同時にDBの入れ替えも重要になります。
NYG CBに故障者が相次いだ事でSam Madison、Aaron Ross、Corey Webster,R.W. McQuartersとベテラン若手、サイズにスピードとタイプの違うCBをたくさん擁しています、ニッケル・ダイムを入れる事と同時にメンバーの入れ替えでバンプするかマンかゾーンかと変化を付け続ける事も必要でしょう。
オフェンス同様、ディフェンスでもDLとDBの入れ替えで変化を付け続ける事が重要です。そして、勝負所ではそれまで成功してきたシステムを捨てる事が必要でしょう。つまり、カードを切り続けた上で勝負所に切り札を残しておかなければなりません。
ただ、これまでとは違い駆け引き勝負になれば無敵だったBelichickのペテンはもう使えません、先手先手を打つ形でシステムに変化を付け続ける事が出来れば勝機は有ると考えます。Wilforkを叩く事とMankinsを処理する事、そしてTuckを上手く使う事、この3つに成功すれば良い試合を見る事が出来ると思います。
普通に考えればNE優位は間違いありません、負けたら終わりのプレイオフでの戦い方を見ても、Bill BelichickとTom Coughlinでは差が有りすぎます。相手の嫌がる事をする方が、自分のやりたい事をするよりもプレイオフの戦い方としては優れていると考えます。戦力を見てもNE有利なのは間違いありません、普通に戦えば30-17程度でNEが勝利すると予想します。
それではNYGが勝つためにはどうすれば良いのかと言う視点で考えて見ます。
まず、NYGのオフェンス対NEディフェンスですが、最大のキーマッチアップはC Shaun O'Hara対Vince Wilforkになるでしょう。NEに勝つ為にはWilforkを処理する事が絶対に必要です、しかしO’Haraはクイックネス重視の4-3でMLBを拾うのが得意なタイプで3-4のNTをどうにか出来る選手ではありません。
NYG OL最高のタレントはRG Chris Sneeです、対面になるであろう(3-4なのでDEが付くかILBが付くかは流動的ですが)Ty Warren相手の1対1はSneeが勝利すると考えます。本当ならばBrandon Jacobsのランを右サイドに集めたい所ですが、Wilforkが処理できない場合にはブラスト系のランはシャットアウトされる危険が有り、オフタックル辺りまで外に出されJacobsの持ち味を殺しかねません。
WilforkをLG Rich Seubertとダブルチームで処理しつつSneeのパワーを使う事が重要になると私は考えます。この形のランが出るようになる事がNYGが良い試合をする為の必須条件でしょう。
逆側へ同じようにCとRGを使ってのダブルチームをしてのランも出したいのですが、Richard Seymourが立ちはだかります。Seubertが怪我で万全ではないようですしこのマッチアップを考えると左側へのインサイドランを出すのは相当難しいと予想します。ただ、Sneeのパワーと機動力を考えればSneeがWilforkにゾーンブロック気味に斜めから襲い掛かり、CとLGでSeymourを処理する事が出来るかもしれません。
どちらにせよ、CとNTのマッチアップで圧倒的に不利なNYGはOGの助けを借りてダブルチームをし続けることがインサイドのランを出すのに必要になると言う事です。
しかし、NEの食えない所は普段はこのダブルチームを許したとしてもここ一番ではダブルチームを逆手に取るような動きをしっかりして来る所です。3rd&2のような場面でILB2人にギャップコントロールさせダブルチームしても漏らさないと同時にダブルチームで開いた穴からロスタックルを狙ってくるような対策を取るでしょう、しかも勝負所になるまで好き放題やらせておいてから・・・。どこでダブルチームをして、どこでダブルチームをしないかこの駆け引きは非常に難しい物になります、ダブルチームしなければWilforkを押さえられないでしょうから。
怪我を抱えつつもAl Harrisを圧倒したPlaxico Burressのサイズを押さえられるDBはNEには居ません、GB戦同様にBurressを使う事になるでしょう。
Asante SamuelのサイドでBurressを使うのか逆サイドで使ってAmani ToomerをSamuelに付かせるのかは難しいところです。Samuelを潰す事ができればNEのバランスを崩すことが出来るでしょう、Eliお得意のとりあえず高めに放っておくパスで高さ勝負をすれば大怪我しないでしょうし狙ってみても面白いとは思います。
注意しなければならないのはNEは3-4だけではないと言う点です、3-5-3で3ディープをCBとFSで守りミドルゾーンでRodney Harrisonが訳の分からない所からINTを狙ってくるような罠を仕掛けられた時にEli Manningが対応できるのかに注目したいと思います。去年までのEliはこの手の罠に簡単にはまる印象があるのですが・・・。
逆にNEのオフェンスとNYGディフェンスのマッチアップでキーになるのはNE OL最大のタレントLG Logan Mankinsの対面に誰を使うのかでしょう。プレイオフでのDAL.GB共にOLの中ではLGが最大の穴でした、そこに本来DEのJustin Tuckを入れる事でパスラッシュを掛け続け、ランディフェンスでもクイックネスで破綻する事無く処理する事が出来ました。しかし、Mankins相手にTuckを入れ続けるのは無謀でしょう、ランで切り裂かれてしまいます。それでも本来のスターターDTコンビを入れたのでは芸がないですし、鉄壁のNE OLを打ち破るにはTuckを上手く使う事が必要です。
本来の4-3ではなく、DT2人にTuckを含めたDEを3人入れる5-2のような形を取ったり、Tuckを様々なポジションからパスラッシュで使う3-1-3のようなシステム変更を連続して行う事も必要でしょう。NYGはLBが弱く、DEにパスラッシュだけでなくランディフェンス出来る人材が揃っていますので様々なシステムに変更する事が可能です。仕掛けられる前に仕掛けるような形を取り続けなければタレントで勝るNEのオフェンスは止める事が難しいでしょう。
Randy MossにWes Welkerの1000ヤードコンビが居る上に、スピードのDonte' Stallworth、ショートで堅実なJabar Gaffneyを使う事も出来るWR陣は凄まじい破壊力を持ちます。DLの入れ替えでTom Bradyにプレッシャーを掛ける事も重要ですが、同時にDBの入れ替えも重要になります。
NYG CBに故障者が相次いだ事でSam Madison、Aaron Ross、Corey Webster,R.W. McQuartersとベテラン若手、サイズにスピードとタイプの違うCBをたくさん擁しています、ニッケル・ダイムを入れる事と同時にメンバーの入れ替えでバンプするかマンかゾーンかと変化を付け続ける事も必要でしょう。
オフェンス同様、ディフェンスでもDLとDBの入れ替えで変化を付け続ける事が重要です。そして、勝負所ではそれまで成功してきたシステムを捨てる事が必要でしょう。つまり、カードを切り続けた上で勝負所に切り札を残しておかなければなりません。
ただ、これまでとは違い駆け引き勝負になれば無敵だったBelichickのペテンはもう使えません、先手先手を打つ形でシステムに変化を付け続ける事が出来れば勝機は有ると考えます。Wilforkを叩く事とMankinsを処理する事、そしてTuckを上手く使う事、この3つに成功すれば良い試合を見る事が出来ると思います。