キャップの空き無いです

　FA開始は金曜日からになります、EaglesからUFAになる選手はFB Thomas Tapeh,CB William James,PR Remo Mahe,DT Kimo von Oelhoffenだけです、スターターはTapehだけですし、バックアップとしてもJames以外は戦力として考える必要は無いでしょう。

　L.J Smithをフランチャイズ指名で引き止める事になっています。長期契約をするかどうかなのですが、比較対象になるDallas Clarkは6年36ミリオンの契約をしています。契約内容ですが、ベースサラリーは2008年が0,6ミリオン、その後は跳ね上がり2009年は3,3ミリオン、2010年は4ミリオン、その後4,2ミリオン、4,5ミリオン、5,3ミリオンとなっています。これを全部足しても22ミリオン程度ですし、ボーナス等が14ミリオン有ると言う事になります。
　フランチャイズ指名が4,2ミリオンですし、これを単純に6倍しても25ミリオンですから今後の相場の上昇を考えるとこの程度の金額も仕方が無いのかもしれません。いつものEaglesならば今年のドラフトで3巡くらいを使って1年育ててL.Jと入れ替えるのでしょうが、今年のドラフトでL.Jの代わりになるような選手は少ないような印象です。FA市場は今後も良い選手はタグを貼って流出を防ぐ流れが続くでしょう。2年目を迎えるBrent Celekの成長を待つ手も有りますが、比較されるChad Lewisのような堅実なレシーバーになってくれるかはまだ分かりません。
　こう考えると、5年25ミリオンから6年30ミリオン程度の契約でL.Jを残留させるのがベストの選択でしょう。FAでの戦力補強が難しいですしFA流出を防ぐ事が重要になります。

　Javon Kearseをカットするのは確定しています、ゴーストサラリーを分割する事を選択するかどうかは分かりませんが、2008シーズンに全て償却する場合でもベースサラリーとほぼ相殺となるのでキャップ枠の空きに変化はありません。2008年に2ミリオン、2009年に6ミリオンゴーストサラリーを償却するようにした場合は6ミリオンキャップ枠に空きを作る事になります。
　L.Jのフランチャイズ指名を計算すると、14ミリオン程度キャップに空きがあるようです。それにJ.R Reed,Joselio HansonのRFAテンダーで約2ミリオン使い、ドラフトしたルーキーに5ミリオン程度残すとなるとFAで使えるのは7ミリオン程度になります。
　30ミリオン残っているチームがいくつかある状況で7ミリオンの空きをどう使うのかを考えればプロボウル級の選手を手に入れるのは不可能でしょう（2009シーズンに15ミリオンのロスターボーナスを支払うような形にする事も出来ますけれど・・・）スターターを1,2人獲得出来れば十分でしょう。