2008シーズンのプレシーズンゲーム第1戦@PIT戦は10-16で負けました。
勝敗に大きな意味は有りません、PIT側がファーストチームを1シリーズで下げ、その後もこちらよりも1歩ずつ早く選手を入れ替えましたから、ややマッチアップの有利が有った時間帯も有りました。
ファーストチーム同士の対戦ではランが止まらずにあっさりレッドゾーンに入られてヒッチからのRACで簡単にTDを許しました。シリーズの映像を見ましたが、ランは去年同様にドロー気味にDLが崩壊するのを待ってからゆっくり穴を突くような形になると大きな穴が開きます。パスラッシュを重視し過ぎている為にしっかりホールドされると持ち応えられないのは仕方が無いのですが、欠陥は残ったままになりました。改善する為に大型のDE Victor Abiamiriを用意したのですが、怪我で戦線離脱しましたし今年もドロー・カウンター系のゆっくりしたランプレイには苦しむ事になるでしょう。
映像が小さく確認できないのですが、Santonio Holmesに振り切られたDBはBrian Dawkinsかもしれません。リターナーも出来るスピードを持つHolmesなのですが、単純にスピードの違いで触る事すら出来ない程差をつけられてしまいました。あれは最悪でもスピードを落として味方のフォローを待つくらいの事をしなければなりません。
こちらのオフェンスは映像無いのですが、Brian Westbrookが欠場(ユニフォームは着ていました)した為にCorrell Buckhalterがスターターで出場しています。Buckhalterのランもそれなりに出ていましたし、ショートパスを繋いでレッドゾーンには簡単に入りました。ただ、そこからの詰めの甘さが顔を出します。Donovan McNabbからのパスが通らなくなりFGに終わりました。
3-7でファーストチーム同士の対戦は終わり、PIT側はセカンドチームに移行しました。
セカンドチーム相手になり、3&OUTに押さえてパントを蹴らせます。オフェンスもセカンドチーム相手でロングパスを通し始め、Lorenzo Bookerのランを絡めて最後はFB Jason DavisへのTDパスで10-7と逆転に成功しました。ここでファーストチームからセカンドチームへ移行します。
ファーストチームオフェンスの出来は悪くはありません、McNabbは13回で10回成功の97ヤード1TDと不安は有りません。Buckhalterも5回18ヤード、Bookerは4回16ヤードとそれなりに走れています。サードダウンでの武器にする予定であろうJason Avantがファーストチームで仕事を出来なかったのはやや不安ですが、セカンドチームでは活躍しています。
ディフェンス側はランディフェンスの欠陥が直っていません。大型のLBをライン参加させて中央に大きな壁を作る事には成功しているのですが、そこで網に掛からずに外に出られるともう誰も居ない去年の悪いパターンです。ランサポートが出来ないLito SheppardからAsante Samuel(ランサポートが上手い印象は無いですが・・・)に入れ替えたのも外へのランを止める事まで考えているのかもしれません。
セカンドチーム以降ではKevin Kolbにはまだ未熟さが目立ちます。映像を見ていないので正確なところは分かりませんが、サードダウン1ヤードでミドルを投げて失敗したり、逆に10ヤード残っているのに5ヤードのパスをRBに投げたりと状況判断の悪さが目立ちました。
ルーキーDeSean Jacksonは5回51ヤードとセカンドチームで活躍しました。ファーストチームでもコーナーへのTDパスをキャッチしましたが、新ルールの取っても押し出されたらアウトオブバウンズが適用されています。レシーバーとして通用する事が確認できた事は、この試合最大の収穫と言って良いでしょう。
映像が見れないのでどうにも判断が出来ません、今後OLの評価が上がってくるのを待ちます。特に、セカンドチームの若手OL陣がどう働いたのかは長いシーズンを戦う上で興味が有ります。
ディフェンスではセカンドチームのMLB Joe Maysが評判の良いランサポートだけでなくパスカバーでも良い所を見せました、このままセカンドチームを確保する事になると期待します。
そして、未完の大器Jerome McDougleがサードチームで良いパスラッシュを見せています。まあ、サードチーム相手である程度仕事が出来なければ即カットなのですが・・・。
Quintin Dempsは大型WR Limas Sweedのカバーに失敗するなどやや精彩を欠いたようです。開幕までにセカンドチーム昇格を期待していますが、まだ難しいかもしれません。
そして、この試合最大の問題点はSTです、風が強かったようなのですがDavid Akersのキックオフは58ヤードしか飛ばない場面もありました。52ヤードFGの場面でも蹴りませんでしたし、Akersの脚力の衰えは隠せません。
Sav Roccaのパントも敵陣内からコントロールを重視するべき時に2度ともタッチバックにしています。そして3人目のP/K Richmond McGee,は自陣から28ヤードのミスパントを蹴っています、キャンプが終わり練習台の役割が終わったらカット確実です。本来ならばAkers,Rocca共に入れ替えを考えたくなるような状況なのに若手がこれでは話になりません。
リターンもDeSeanは-8ヤードのリターンを記録しています、反則があったようなので理由があったのかもしれませんが、ドラフト時のハイライトで一回後ろに下がってから大回りするようなリターンを見せています。プロではカバーチームのスピードが違いますから大回りするようなリターンは危険です、今回プレシーズンで良い経験を積んだのは良かったのかもしれません。
KR Bookerも20ヤード平均返せていません、ST要員をかき集めたオフの補強が実っていない事にも不満が残ります。
ファーストチームは80点、セカンドチーム以降は65点、STは30点といった感じですが、STの失敗でフィールドポジションが悪い中よく頑張ったと言う印象です。緒戦としては怪我人も出ていないようですし満足して良い試合でしょう。
勝敗に大きな意味は有りません、PIT側がファーストチームを1シリーズで下げ、その後もこちらよりも1歩ずつ早く選手を入れ替えましたから、ややマッチアップの有利が有った時間帯も有りました。
ファーストチーム同士の対戦ではランが止まらずにあっさりレッドゾーンに入られてヒッチからのRACで簡単にTDを許しました。シリーズの映像を見ましたが、ランは去年同様にドロー気味にDLが崩壊するのを待ってからゆっくり穴を突くような形になると大きな穴が開きます。パスラッシュを重視し過ぎている為にしっかりホールドされると持ち応えられないのは仕方が無いのですが、欠陥は残ったままになりました。改善する為に大型のDE Victor Abiamiriを用意したのですが、怪我で戦線離脱しましたし今年もドロー・カウンター系のゆっくりしたランプレイには苦しむ事になるでしょう。
映像が小さく確認できないのですが、Santonio Holmesに振り切られたDBはBrian Dawkinsかもしれません。リターナーも出来るスピードを持つHolmesなのですが、単純にスピードの違いで触る事すら出来ない程差をつけられてしまいました。あれは最悪でもスピードを落として味方のフォローを待つくらいの事をしなければなりません。
こちらのオフェンスは映像無いのですが、Brian Westbrookが欠場(ユニフォームは着ていました)した為にCorrell Buckhalterがスターターで出場しています。Buckhalterのランもそれなりに出ていましたし、ショートパスを繋いでレッドゾーンには簡単に入りました。ただ、そこからの詰めの甘さが顔を出します。Donovan McNabbからのパスが通らなくなりFGに終わりました。
3-7でファーストチーム同士の対戦は終わり、PIT側はセカンドチームに移行しました。
セカンドチーム相手になり、3&OUTに押さえてパントを蹴らせます。オフェンスもセカンドチーム相手でロングパスを通し始め、Lorenzo Bookerのランを絡めて最後はFB Jason DavisへのTDパスで10-7と逆転に成功しました。ここでファーストチームからセカンドチームへ移行します。
ファーストチームオフェンスの出来は悪くはありません、McNabbは13回で10回成功の97ヤード1TDと不安は有りません。Buckhalterも5回18ヤード、Bookerは4回16ヤードとそれなりに走れています。サードダウンでの武器にする予定であろうJason Avantがファーストチームで仕事を出来なかったのはやや不安ですが、セカンドチームでは活躍しています。
ディフェンス側はランディフェンスの欠陥が直っていません。大型のLBをライン参加させて中央に大きな壁を作る事には成功しているのですが、そこで網に掛からずに外に出られるともう誰も居ない去年の悪いパターンです。ランサポートが出来ないLito SheppardからAsante Samuel(ランサポートが上手い印象は無いですが・・・)に入れ替えたのも外へのランを止める事まで考えているのかもしれません。
セカンドチーム以降ではKevin Kolbにはまだ未熟さが目立ちます。映像を見ていないので正確なところは分かりませんが、サードダウン1ヤードでミドルを投げて失敗したり、逆に10ヤード残っているのに5ヤードのパスをRBに投げたりと状況判断の悪さが目立ちました。
ルーキーDeSean Jacksonは5回51ヤードとセカンドチームで活躍しました。ファーストチームでもコーナーへのTDパスをキャッチしましたが、新ルールの取っても押し出されたらアウトオブバウンズが適用されています。レシーバーとして通用する事が確認できた事は、この試合最大の収穫と言って良いでしょう。
映像が見れないのでどうにも判断が出来ません、今後OLの評価が上がってくるのを待ちます。特に、セカンドチームの若手OL陣がどう働いたのかは長いシーズンを戦う上で興味が有ります。
ディフェンスではセカンドチームのMLB Joe Maysが評判の良いランサポートだけでなくパスカバーでも良い所を見せました、このままセカンドチームを確保する事になると期待します。
そして、未完の大器Jerome McDougleがサードチームで良いパスラッシュを見せています。まあ、サードチーム相手である程度仕事が出来なければ即カットなのですが・・・。
Quintin Dempsは大型WR Limas Sweedのカバーに失敗するなどやや精彩を欠いたようです。開幕までにセカンドチーム昇格を期待していますが、まだ難しいかもしれません。
そして、この試合最大の問題点はSTです、風が強かったようなのですがDavid Akersのキックオフは58ヤードしか飛ばない場面もありました。52ヤードFGの場面でも蹴りませんでしたし、Akersの脚力の衰えは隠せません。
Sav Roccaのパントも敵陣内からコントロールを重視するべき時に2度ともタッチバックにしています。そして3人目のP/K Richmond McGee,は自陣から28ヤードのミスパントを蹴っています、キャンプが終わり練習台の役割が終わったらカット確実です。本来ならばAkers,Rocca共に入れ替えを考えたくなるような状況なのに若手がこれでは話になりません。
リターンもDeSeanは-8ヤードのリターンを記録しています、反則があったようなので理由があったのかもしれませんが、ドラフト時のハイライトで一回後ろに下がってから大回りするようなリターンを見せています。プロではカバーチームのスピードが違いますから大回りするようなリターンは危険です、今回プレシーズンで良い経験を積んだのは良かったのかもしれません。
KR Bookerも20ヤード平均返せていません、ST要員をかき集めたオフの補強が実っていない事にも不満が残ります。
ファーストチームは80点、セカンドチーム以降は65点、STは30点といった感じですが、STの失敗でフィールドポジションが悪い中よく頑張ったと言う印象です。緒戦としては怪我人も出ていないようですし満足して良い試合でしょう。