帰ってきました

　キャンプ地のLehigh大での練習が再開されました、今年はやや長めの日程でキャンプを組んでいます。

　オフシーズン最大の補強、Asante Samuelが練習に復帰しました。OTA時から腿の怪我で練習を休んでいたSamuelですが、10日くらい前から別メニューでの練習を始め昨日の練習から通常練習に復帰しました。健康ならばLCBのスターターが確約されているSamuelが復帰した事で、Lito Sheppard,Sheldon Brownがどう起用されるのかが注目されます。パスカバー能力を優先するならばLitoが上、ランサポート、ブリッツではBrownが上、総合力ではほぼ互角でしょう。長期的に見ればBrownを残してLitoを放出したいと考えているようですしBrownを多く使うのかもしれませんが、CBの仕事はまずパスカバーですからLitoを優先的に使うのが正解だと私は考えます。
　昔からニッケルディフェンスではスロットレシーバーの対面に付き、外側をRodrick Hoodに任せていたBrownをニッケルディフェンスではインサイドに入れる事になるのでしょう。

　
　もう1人キャンプ中行方不明だったShawn Andrewsがついに姿を見せました。今後Andy Reidと面談をして精神的にプレイする事が出来るのかなどを話し合い、フィジカルチェックをする予定になっています。
　うつ病ですし、無理に復帰させるわけにもいきません。本人が復帰の為の情熱を取り戻しているのかを確かめ、サポートの方法を検討しなければなりませんし、キャンプで2週間以上鍛えられている周りの選手と一緒に練習するだけの体力は無いでしょうから、即復帰と言うわけではなく、肉体的にも精神的にもゆっくりと調整する事になるのでしょう。

　代わりにルーキーFAで入団したものの、怪我で練習を休み続けていたFranklin Dunbarを解雇しました。ドラフト2位のChirs Longを完封した事で名を上げたのですが見せ場を作ることなくチームを去る事になりました。


　TRAが持病の背中の怪我を再発させています、ここ数年血栓が出来て練習出来なかったりとキャンプを無事に迎えていなかったTRAが久しぶりに良い状態でここまで来ていたのですが、練習を休む事になりました。重症ではないと思いますし、長い間の付き合いですから開幕に間に合うように調整は出来ると思います。