イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

リターンTD、何年振りでしょう

2008-08-24 02:08:31 | イーグルス
 プレシーズンゲーム第3戦@NEは27-17で勝ちました。

 何年ぶりか分からないくらい久しぶりにリターンTDが出ましたし、オフェンス・ディフェンス・スペシャルチーム、ほぼ全てが完璧な内容と言って良い素晴らしい内容でした。後半DBのデプスの薄さが見られる場面もありましたが、ファーストチームに関しては問題なかったようです。

 101ヤードのKRをQuintin Demps、76ヤードのPRをDeSean Jacksonと2つのリターンTDが出ました。最初の壁を抜ければTDまで持っていけるスピードを持ったリターナーを起用する事自体久しぶりです、ずっと確実性重視の地味な編成でしたから・・・
 Sav Roccaも20ヤード以内で外に出すパントを2本見せていますし、先週からの好調を維持しています。2年目になり慣れてきたのかもしれません。これまで良い所なしだったDavid Akersも24ヤードのFGを2本無難に決めていますし、キックオフもなんとかエンドゾーン程度にまで飛ばしています。ただ、NEのKRはコンスタントに30ヤード前後戻されました、カバーチームが悪いのかエンドゾーンまで飛んでいるものの滞空時間の少ない戻しやすいボールしか蹴れないのかはちょっと分かりません。

 オフェンスはDonovan McNabbがポケットで落ちつきを見せました、ポケットの外に逃げるのではなく、内側から前に出る準備をしつつターゲットを探す、5年以上前の良い時のMcNabbのスタイルに戻しつつある印象です。いざとなったらスクランブルに出るだけの足が戻ったから出来るプレイでしょう、スポーツヘルニア、右膝のACLと2度の手術がやっと完治したのだと考えます。肝心のパスですが、無理に投げ込むというよりも良い場所に落とす事が出来ています。スターター2人が欠場した事で手加減しているのかもしれませんし、プレッシャーもきつくなかったので余裕があったのかもしれません、レギュラーシーズンでこれくらい余裕のあるプレイが出来れば素晴らしいシーズンが待っているでしょう。
 代役の代役がスターターになってしまったWRですが、DeSeanが4キャッチ67ヤードと活躍しました。カレッジの試合のようなフィールドを横切りながらスピードで抜いていくプレイも有りましたし、速さという意味では他の選手を相手にしていません。サイドライン際へのミドルもカバーされつつキャッチしていますし、スピードを活かしたロングでもショートを取ってからのRAC狙いでも使える万能振りを見せています。
 Jason Avantが本来3番手ですし、スターターになっても良いのですがスロットで固定されています。密集での強さを活かしたプレイでTDを記録しています、スピードは平凡ですからワイドアウトよりもスロットのほうが良いのでしょう。
 スターターで出場したHank Baskettも無用心なファンブルもありましたが、普通に行けばTDでしたし、レッドゾーンで起用する事が出来るとアピールしました。ダウンフィールドブロックの強さも印象的です。
 ランも数字は平凡ですが、ラン連発でFDをつなげてドライブした後でミドルを投げ込むシリーズもありました、悪くは有りません。Brian Westbrookもスクリーンパスでいつもの切れを見せていますし、Correll Buckhalter、Lorenzo Bookerも問題ないプレイを見せています。
 FB転向後初めての試合になったTony Huntがランブロックで貢献できていたのかは不明です、パスプロテクトでブリッツを拾えていたのかという点ではパスプレイでは起用されていないようなので分かりません・・・そしてセカンドチームのRBとしても出場していますが結果を残せませんでした。HuntをFBに入れて、外外のWestbrookと内からのHunt両方有る所を見せればディフェンスはやりにくいとは思いますが、肝心のHuntが良くないのでは意味がありません。FB転向が成功したのかどうかは、今後の練習でFB誰がファーストチームなのかを見る必要が有るでしょう。
 やっとフィールドに戻ってきたShawn Andrewsですが、練習に復帰して1週間と考えれば問題ないプレイを見せたようです。開幕までにはもっと良くなるでしょうし、まずは一安心です。Andrews復帰で押し出されたMax Jean-GillesではなくTodd HerremansがLGのファーストチームに入ったようです。
 セカンドチームではスカウトチームのエースMicheal Gaspersonが活躍したようです、6-4の長身ですし放り込んだパスに合わせる事が出来れば活躍できるのでしょう。
 Kevin Kolbも14回投げて9回成功ですし、悪くは無かったと思います。A.J Feekeyが試合に出してもらえません、経験を積ませるという意味でKolbを使うのは理解できるのですがファーストチームが予定より上がったのですから使ってあげてもいいと思うのですけれどねえ。

 ディフェンスはTom Bradyが欠場した事もあり、この試合の成績をそのまま受け止める事は出来ません。それでもランは1試合で65ヤード、パスは前半60ヤードに抑えましたし、ファーストチームは十分に機能していたと考えていいでしょう。ハイライトを見てもリターン2本とDeSeanばかりでディフェンスがどうだったのか良く分からないのですが、Trent Coleはサックを記録していますしやるべき事をきちんとやっていると推測します。
 セカンドチームではDBのデプスの薄さが目立ちました、Brian Dawkinsが足首を負傷して退場すると代役Sean Considineが必殺のインターフェアを見せ、その後出てきたJ.R ReedとDempsのセカンドチームは10-15ヤードのパスを次々と通されました。また、CBもセカンドチームで出てきた若手が全く機能せずにサード&ロングを次々とクリアされています。セカンドチームで良かった選手が全く居ないですし、Dawkinsの怪我が長引くようだと大きな穴が開く事になります。
 Dawkinsはカートで退場しましたが、骨折ではないようでMRIの結果待ちの状態です。足首の捻挫も結構長引きますし、Quintin Mikellと組むSが誰になるのかは大きな問題です。Considineはもう見たくないのですが、Reed,Dempsも良くなかったようですし、今年もConsidineの必殺技「カバーしているように見える動きをしているけれど、全くカバー出来ていないでなんとなく走ってるだけ」が見れるかもしれません。

 DBのデプスの薄さが目立ちましたが、WRは代役がしっかり仕事をしてくれました。全体的に良かったですし、怪我人が帰ってくれば更に良くなります。6人スターターを欠いたNEが相手でしたが、これだけ圧倒できれば問題はありません。