イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

WCOの原点に帰る

2006-11-23 22:43:25 | イーグルス
 Donovan McNabbのIR入りで空いたロスター枠にはルーキーLB Torrance Danielsが入りました、Danielsは1度PSからロスター入りしていたのですがいつの間にかPSに戻っていたようで2度目の昇格になります。Shawn Barberが膝を痛めてIND戦欠場見込みな事とJason Shortも足首を痛めてクエスチョナブルとなっている事でST要員としての昇格だと思われます。
 McNabbに代わるスターターはJeff Garciaになりました、まだプレイオフの可能性が残っている事を考えれば当然の選択です。McNabbが居なくなった瞬間チームが崩壊した去年の反省から実績有るGarciaを呼んで居たのですから、まだやれるところを見せてもらわなければなりません。TEN戦は途中交代でしたがIND戦はGarciaの為のプレイが用意される筈です、TEN戦よりはましになる事を期待します。
 A.J Feeleyは2番手に昇格してチャンスを待つ事になります、GarciaがIND戦で酷いプレイを見せた場合には次のCAR戦以降スターター昇格の可能性が出てきました。チャンスをもらえた場合に良いプレイが出来れば長期契約が提示されるでしょう。
 3人目のQBは居なくなりますが、余程の事が無い限り2人とも壊れる事は無いです。もう1人怪我をした場合か、若手の有望株がFAに居る場合にLB陣が怪我から回復した後に呼んで練習に参加させるかもしれません。

 Garciaでプレイオフ出場出来るとは思えません、今のチーム状態の悪さを考えれば残り6連敗してもおかしくないでしょう。ただ、Garcia登板で期待できることが1つだけあります、ロングパス無しの本来のWCOオフェンスに戻るという事です。ロングパスに頼りっきりのオフェンスの結果3回ロングを投げて即パントが物凄く多いです、敵陣に入った後カバーが厚くなると攻め手を欠く今シーズンのオフェンスの根本を見直す事になるでしょう。ショートパスとランで組み立て、たまにロングを寝げる程度のバランスの良いオフェンスを展開する事になれば、それは来シーズンに繋がる戦いになるはずです。

GarciaかFeeleyか

2006-11-22 02:34:03 | イーグルス
 Donovan McNabbは外科手術で高名なJames Andrewsの所に出向き診断を受けました。即手術を受ける可能性も有ったようですが、膝周辺の腫れが収まるまで手術は出来無いと診断され2~3週後に手術を行う事になる見込みのようです。同時にリハビリに8ヶ月から12ヶ月掛かると診断していますが、これはメスを入れてみないとどうなるかは分かりません、一様の目安と言う事でしょう。
 ACL断絶の場合の一般的な回復期間の数字が出てきましたが、この8~12ヶ月というのは結構微妙な数字です。8ヶ月ならば来年のサマーキャンプに間に合いますが、アスリートとして動けるようになるにはそれからまた時間が掛かることになるでしょう、最短の8ヶ月でもぎりぎりの数字ですからそれ以上掛かる様ならば2007シーズン全休の可能性が出てきます。今週30歳の誕生日を迎える(1年若返ってる気が・・・)McNabbはもう若くは無いですから回復に時間が掛かるかもしれませんし、軸足では無いとは言え得意のロールアウトした時には負担が掛かる右膝ですからこれまでのようなプレイは来シーズン帰ってきたとしても出来無いかもしれません。
 来シーズンかえって来ない可能性、帰ってきたとしてもプロボウルQBとしての能力を失っている可能性を考えれば当然後継者を探さなければなりません。QBと言うポジションを考えれば30歳になってもまだ5年は問題なくプレイ出来るでしょうが、怪我を背負ってしまえばそうも言ってられません。来年1年間急場を凌ぐのか、次世代のQBを育成する必要が有るのかの判断がこのオフシーズンの最重要課題になるでしょう。12年150ミリオンの契約も中盤を向かえキャップヒットは10ミリオン近い数字になっています、IRに入れた状態で1年過ごす事を許せるのかどうかも考慮する必要が有ります。
 
 来年FAになる(なりそうな)QBの中ではATLのMatt Schaubがベストでしょう、しかしRFAですから市場に出てくる事は無いでしょうしDonte Stallworthのトレードで4巡を失っているチームに3巡指名まで出す事は出来無いと考えます。他にも若手が何人かFAになりそうですが、Schaub以外ならばA.J Feeleyを選択する事になると思います。MIAでボロボロに叩かれながらも1年スターターを務め、SDで1年干された経験は決して無駄ではなかったでしょう、そこそこ動けてそこそこ強肩のFeeleyはAndy ReidのシステムにフィットするQBですしシーズン終了までに契約延長をすることになるかもしれません。ドラフトで後継者を指名する可能性は殆ど無いと思います、McNabbの時もバックアップとして育成してしっかり時間を掛けています、まずは来年どうするかを考える段階ですし大物ルーキーを後継者として取る事はしないでしょう。くじ引き感覚の下位指名は有るかもしれませんが。

 来週のIND戦のQBをFeeleyにするのかJeff GarciaにするのかReidは公表しませんでした、まだプレイオフの可能性が有る以上Garciaを使うべきとする意見と、もう今シーズンは諦めて来年以降の為にFeeleyを使うべきとする意見が有るのは分かります。オフィシャルHPの投票ではFeeleyが6割の支持を集めましたが、私はGarciaで行くべきだと思っています。変な言い方になりますが、IND,CARに連敗してプレイオフの目はすぐに無くなります、それからFeeleyにスイッチするのが1番穏当だと考えています。いきなりFeeleyで連敗すればFeeley不要論が出るでしょうしGarciaも面白くないでしょう、それならばGarciaをまずは使ってからFeeleyを使った方が上手く行くと考えます。Garciaが良いようならばそのまま使って来年も契約すれば良いのですし。

 もう2~3年後に考えれば良いと思っていたMcNabbの後継者問題が緊急課題となってしまいました。McNabbに10ミリオン以上を支払うだけの能力を失うと判断するならば解雇する事になるかもしれません。Randall Cunninghamのチームと同じ結末を迎えてしまう可能性もあります、あの時もディフェンスの弱体化とCunninghamの怪我が重なりチームは崩壊しました。McNabbはCunninghamほど運動能力に頼り切ったQBではないですから無事復帰してくれると思っていますけれど。

McNabbシーズンエンド

2006-11-20 22:46:48 | イーグルス
 レギュラーシーズン第11週のTEN戦は13-31で負けました、これで5勝5敗になりました。
 Donovan McNabbが第2QにKyle Vanden Boschと接触した際に右膝を痛めカートに乗せられ退場しています、そのまま病院に向かい検査の結果ACL断絶と診断されシーズンエンドとなりました。ロールアウトしてサイドライン際でパスを投げた後サイドラインの外に出たところでサッカーのショルダーチェックのような形で接触し、そのまま崩れ落ちた際に膝を痛めました。パスを投げ終わった後の接触でしたがハードヒットと言うようなものではなく、無理をすれば止まれたけどちょっと挨拶代わりに当たった程度に見えました。Vanden Boschは、自分もACLでシーズンエンドの経験が有るから相手に怪我をさせるような事をしないようにしている。と、このプレイについて答えています。悪意の有る無しに関わらずMcNabbはキャリアを左右する大怪我を負いました、今後精密検査の結果が出なければ復帰にどれ位かかるか判りませんがフットワークが売りのMcNabbにとって膝を痛めた事は致命的な結果になるかもしれません。ACLは復帰に1年完全復活に2年が相場でしたが、医学の進歩で復帰までの時間は短くなっていますし完治は無理でも来シーズンの開幕には間に合うのではないかと思います。0サック、QBハリーも0、パスプロテクトは十分に良くやったのでしょう、それなのにこういう結果が待って居るとは・・・本当に何が待っているか分からないです。
 McNabbの退場後Jeff GarciaがQBに入りました、すでに往年の機動力は無く肩も弱くなっていたせいかオフェンスをコントロールできませんでした。Brian Westbrookは2週続けて20キャリー100ヤード以上の数字を残しましたが、13点しか取れませんでした。

 ディフェンスはパスディフェンスはほぼ完璧でしたが、ランでビックプレイを許してしまいました。インサイドを完全に割られて70ヤード独走のTDランを許すなど209ヤードも走られました、タックルミスも多かったようです。
 90ヤードパントリターンTDの時も、何度もPacman Jonesに触っては居るのですが正確にタックルする事が出来ずに7人もの選手を振り切られてしまいました。カバーのシステムが悪いのではなく個々の意識の問題でしょう。
 最後はショットガンのスナップミスからTDを奪われました、これはまだCとしての経験が浅いJamaal Jacksonですしやむをえないと考えるしかないです。第1QではエンドゾーンでINTを喫しています、ここら辺のビックプレイを許さずミスをしなければMcNabbを失っても負けずに済んだ筈なのですが、こういう試合を落とす今年の悪い所がまたもや顔を出した試合になりました。

 去年とは違いMcNabbを失っても実績の有るGarciaが居ます、他に怪我人はJavon Kearse位ですし戦力はまだ残っています。まだプレイオフの可能性が0%では無いですし、若手に切り替えるのはもう少し先になるでしょう。ここでずるずると負けるような事ではいけません、一つでも多く勝つ事が来シーズンにつながる事になるでしょう。

Hood欠場

2006-11-20 03:10:24 | イーグルス
 5勝4敗で迎えた11週目のTEN戦です、9勝7敗がワイルドカードのボーダーラインになりそうな感じではありますが、同地区のホームを1つ落としている事とNFC南相手の2連敗が影響して来そうな気がします、10勝が必要になるでしょう。
 
 ハンデは13点有利
 ESPN 9-0
 USA Today 6-0
 TSN 9-0
 またもや圧倒的に有利と予想されてます、10点差以上付けばアップセットの可能性は殆ど無いといって良い程の差名のですが油断は出来ません。

 Roderick Hoodが欠場する事になりました、これまで怪我をしているという情報は全く無かったのですが何かアクシデントが有ったのかもしれません。実力的にJason Hansen,元Petersonに劣るとは思えません、Micheal Lewis同様に契約切れが近い選手を冷遇しているのかもしれませんがそう言う事をする余裕は無いでしょう。
 
 TENのDLに大きな変化が有りそうです。怪我人全てクエスチョナブルのTENなので誰が欠場するのか良く分からないのですが、 バックアップDEのAntwan Odom、Josh Savageが欠場するようですしスターターTravis LaBoyも練習に参加していなかったようです。代わりに出場停止処分を受けていたAlbert Haynesworthが復帰します、あれだけの事をした選手を解雇しないでキープする事自体チームとしての規律に問題が有るとは思いますが戦力向上に大きな影響が有るでしょう。
 DE陣壊滅状態(LeBoyが普通に出てくればそこまで酷くは無いです)ですしラインの戦いは有利でしょう、Shawn AndrewsとHaynesworthの巨漢対決に注目します。インサイドで押せなくてもオフタックル辺りのランはそれなりに出るでしょう、LB陣が優秀ですしリードブロッカーのThomas Tapehには頑張ってもらいたいのですがワンバックからのランが多いかもしれません、この試合はFBを入れたほうが良いと思うのですけど。
 極端なブリッツを入れてこない限りパスラッシュにMcNabbが追い回されるような事にはならないで済みそうです。LB,SSのパスカバーは良いですしショートゾーンよりもロングパスの方が有効になりそうです、Donte StallWorthとReggie Brown2人を同時に抑える事は出来無いはずです。
 この試合でオフェンスが機能しなくなる可能性を考えれば、ショートパスをカバーされて仕方なくランを出すような状況になった時でしょう。優秀なLB陣がショートゾーンとランを支配するような展開にはならないようにする事が重要です。ショート・ディープのパス、スクリーンとアウトサイド・インサイドのラン、バランスの良いオフェンスを展開すれば問題ないと予想します。

 取りこぼしの出来無い1戦です、オフェンスがミスをしなければ負ける事は無いでしょう。

ランストップDT不在

2006-11-18 06:19:17 | イーグルス
 JIM JohnsonがMicheal Lewisを今週もニッケルLBで起用すると発表しました、これに対するLewisの態度は、私はLBではないSなんだ。と言うもので、チームの為に受け入れはしているが納得はしていないと言った所でしょうか。
 TENには売り出し中の小型TE Bo Scaifeが居ます、レシーブ特化型のScalfeに対してはLewisを起用しにくいのかもしれません。しかし、Travis HenryとLenDale Whiteのラン中心で来るのは分かりきっていますからランディフェンスではリーグ屈指のSSであるLewisを使わない理由が分かりません。Lewisを使うとそこをパスで攻められるから、Considineを使って穴を小さくしておいてその分心置きなくランディフェンスに集中するつもりかもしれません。個人的にはShawn BarberをTEに付けて、Lewisは3-4のILBのように使うのがTEN戦に関しては良い結果を生むと思いますが、Jim Johnsonにそういう考えは全く無いでしょう。
 パワーランナー2人と走れるVince Youngのランオフェンスを止めるには毎度おなじみの欠点Darwin WalkerとTrent Coleが押されない事が重要になります。この試合ではLBをピックする技術では未だリーグトップクラスのKevin Mawaeが居ます、簡単にJeremiah Trotterを消されてしまうとランディフェンスが機能しないパターンにはまり込む可能性が出てきます、そういう意味でもWalkerの奮起が必要です。本来ならばこういう場面ではBrodrick Bunkleyを起用したいのですが、Wal;erよりもランディフェンスが悪いと言われていますし使いようが無いのが現状です。もう1人のバックアップSam Rayburnとワンプレイ毎に入れ替わる事でスタミナの浪費を抑える使われ方になるでしょう、BunkleyとWalkerが並んだ時にノーハドルでひたすらランを出すような事をされると簡単にランを出される事になるかもしれません、Youngにノーハドルが出来るかは不明ですけど。
 パスに関しては大型WRのDrew Bennettは居ますが心配しなくて良いでしょう、どちらにせよサイズで勝負されれば勝てません、コントロールされたパスを投げさせない方が話が早いでしょう。
 DTはランを止める事に専念して中央を2ギャップで守る事になるはずです、そしてDEはYoungを外に逃がさない為に外側から包み込むような動きを見せるでしょう。DTとDEの隙間からLBが入り込むような形が作れればシャットアウト出来るかもしれませんし、DTが崩されLBが動けないような状況になれば好き放題に走られるかもしれません。この試合はDTがランブロックにどれだけ耐えることが出来るか、そこに全てが掛かっています。そうなると困るからLewisを4人目のLBで使って欲しいのですけどね・・・。