イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

TRAは上手く入れ替えたのですが

2009-10-05 02:12:00 | イーグルス
 書く事が無い時はポジション分析をする事になっています。

OL 新加入のJason Petersはオールプロの2007シーズンには及ばない物の、コンディション不良に悩んだ2008シーズンよりは断然良い動きを見せています。スクリーンパスでの機動力はTRAとは比べ物になりませんしパスプロテクトでも安定感が出てきました。QBは背後の心配をしないで済むでしょう。
 チームで今1番動けるドライビングブロッカーのNick Coleがランブロックの主軸を担います。公称350ポンドの巨体で前傾姿勢を取れれば押し負けないパワーと(もの凄く)短く見える足を必死に回転させながら前に出る出足でワイルドキャット時のオープンランではリードブロックを任されています。
 Jamaal Jacksonは印象に残るようなプレイをしていませんが、無難にCとしての仕事を果たしています。CとLGの間を抜かれる事が多いのが気になりますが、ワイルドキャットでの陽動でColeを動かす為に隙間が開くのは仕方が無いでしょう。
 Max Jean-GillesがRGのスターターを奪い返しました。足が前に出ないのは変わりないのですが、以前より腕の使い方が上手くなった印象です。スターターで使う事で絞れてくれば更に良くなる可能性が有ります。
 スターターを奪われたStacy Andrewsは元々ランブロック専門と言うよりもランパス両用のイメージが有ったのですが、膝の手術の影響なのか出足が悪くRGに戻ってランブロックで押せずに降格させられました。膝が良くなってフットワークを取り戻せば実力を発揮出来るでしょうが、この段階でスターターから降ろされるのは期待外れと言わざるを得ません。
 ミニキャンプで素晴らしい動きをしていると評価された時は嘘だろうと思っていたのですが、開幕3試合破綻なくプレイしているWinston Justiceは良い意味で予想を裏切ってくれました。ただ、ランプレイで押し潰すようなブロックは見せませんし、パスプロで抜かれないだけなのですがこれまでのJusticeと比べれば素晴らしい成長をしています。
 この6人で事実上ローテーションしています。7番手King Dunlapはアクティブにはなっていますが出ているのを見た記憶が有りません。Petersが出ている間は出番を貰う事は無いでしょう。Mike McGlynnはアクティブになっていません、Todd HerremansはTB戦から復帰予定でしたが木曜日に予定された検査の結果が出て来ない所を見るともう少し時間が掛かるかもしれません。Herremansが復帰した時にColeをRGに回してHerremansがLGのスターターに入るのか、JusticeとHerremansでRTを争うのか、他にもいくつかの選択肢が思い浮かぶのですがどうなるのかはTB戦が始まるまで分かりません。
 ランブロック強化と若返りを主眼に置いた補強でしたが、結局パスプロで抜かれないもののランで押せないOLからの脱出は失敗に終わりました。今年も3rd&3をパスで取りに行く事になりそうです。Jon Runyan復帰の可能性はJusticeがそこそこ頑張っている事とG/T両方出来るStacyとHerremansがバックアップに居るので無さそうです。
 オフェンスはDonovan McNabbの欠場で総評をする段階ではありません。前半8試合が終わった頃にもう一度見直す予定です。

DE Trent Coleが止められるとパスラッシュが掛からない病気は今年も治っていません。もう少しスピンの時にスピードが止まる癖を修正出来れば誰にも止められないパスラッシャーに成れるのですが、今はまだ外を抜かれないようにすれば止める事が出来るようです。
 スターターはVictor Abiamiriになりました、ランパス両面での総合力は高いのですがパスラッシュ時の迫力は有りません。ランディフェンス向上に役立っているので問題ないのでしょうが、パスラッシュでの技術が伸びていないように見えます。
 Darren HowardはこれまでのサードダウンでDTに入ってのパスラッシュよりもColeとローテーションしてREからパスラッシュする姿が目立ちます。去年成功した軽量化を今年も維持しているのでしょう、出足は十分なスピードを持っていますし、今年もパスラッシュで貢献してくれそうです。
 毎年体力不足で終盤動けなくなるJaqua Parkerですが、今年は2番手に降格する事で体力が最後まで持つかもしれません。OLを押し込んでいくパスラッシュは健在です。
 サードダウン専用のパスラッシャーChris Clemonsはは去年後半外からだけでなく内側へもスピンで入り込むのが上手くなったのですが、元に戻ってしまったように見えます。外のスピード勝負だけでは簡単に抑えられてしまいます。
 プレシーズン好調だったJason Babinですが試合になかなか出れない状況です、DEのデプスが厚すぎますし6番手のDEは怪我人が出た時のスペアになるのも仕方が無いでしょう。
 今後も厚いデプスを使ってワンプレイ毎に入れ替えスタミナ温存をしながらパスラッシュを担う事になります。LEの2人がもう少しパスラッシュに力を入れてくれると良いのですが、ランディフェンスを優先しているので選手の責任だけでは有りません。

Celek壊れたら致命傷になります

2009-10-04 08:02:00 | イーグルス
 圧勝、完敗、圧勝と強いのか弱いのか良く分からない3試合でした、怪我人も多くまだ2009年のチームがどういうものかが見えてきません。

QB 開幕戦動きも軽く好調だったDonovan McNabbが肋骨の骨折で1ヶ月休んでいます、前に肋骨を痛めた時にはそのまま試合に出続けていたので状態が余程悪いのでしょう。McNabbはどんな状態でも出たいと言い続けるので怪我の重さが分かりにくいです、2週目のNO戦にもでたいと言っていたのを考慮すれば3週休んだ事でTB戦は完治に近い状況で出てくるかもしれませんし、捻らなければならない肋骨の骨折は当分完治する事は無いと考えるべきかもしれません。
 2番手Kevin Kolbはファーストターゲットを見続けてそこに投げるだけしか出来ないのですが、2試合続けて300ヤード投げました。それでも通用しているのだからそれで良いのか、研究されたらINT製造機になるのかはMcNabbが復帰する事で(怪我が再発しなければ)分からないままです。
 Micheal Vickは2年ぶりに復帰戦ではまだ投げる方が怪しいのを露呈しました。走る方も全盛期に及びませんし、ダウンフィールドの見方を忘れてしまったかのようにポケットの中での動きはぎこちないです。Vickの名前で警戒させる事が出来ていますが、QBとして投げれて更にRBの総力を持つのがVickの特徴なのですから勘と動きを取り戻さなければワイルドキャットが却ってプレイの選択肢を狭める事になるかもしれません。
 QB3人で気になるのはMcNabb復帰後の使い方です。McNabbが無事ならばKolbは使われずにVickはワイルドキャット要員で使うのでしょうから3rdQBにはKolbが登録されてVickがアクティブロスターに入る事になります。が、McNabbが怪我を悪化させる事が有るとVickに1試合任せるかバックアップ不在になる事を覚悟して3rdQBのKolbを出してMcNabb.Vick共に試合に戻れなくなるなります。肋骨の骨折から実戦でどれだけやれるのかを不安視するのであれば、3rdQBでの優遇を受けずに3人使える状態で登録するかもしれません。

RB Brian WestbrookとLeSean McCoyを2対1程度で上手く使い分けてくれる事を期待したのですが、結局Westbrookを使い続けて壊してしまいました。手術した足首を再度痛めました、KC戦も出る予定だったのを直前に取りやめましたし重症では無いと見られています。2週休んだ事で完治はしないでしょうが良くなっているとは思います。
 不在のKC戦で良い動きを見せたMcCoyの出番が増える事になる。こう書きたいのですが、Correll Buckhalterがどんなに良い動きを見せてもWestbrookが帰ってくると使われなくなるのを何度も見てきています。勝敗が決した後を任せるのはこれまでもやっていました、序盤から2人を使い分けるかどうかはTB.OAK戦では分からないかもしれません。
 3番手Erdra BuckleyはSTで頑張っています、まだRBとしては起用が少ないですが芽が出る時は近いと期待します。ただ、McCoyですら起用されないですからBuckleyの出番はなかなか来ないでしょうねえ。
 FB Leonard Weaverはブロックとレシーブだけで無くボールキャリーがしたいと入団してきたのですが、ワイルドキャット多用でショートヤード要員として使われる事も無くブロック専用で起用されています。FBの割にパワーでこじ開けるスタイルでなくスピードで抜けていくのが却って使いにくいのだと考えますが、1ヤードを中央で確実に取るプレイを構築する事は重要ですしWeaverを上手く使って欲しいです。
 Westbrookを1年無事に使う事には早くも失敗しました。2番手を上手く使おうとする意思すら感じないコーチ陣では2度の手術を受けたWestbrookを温存する事は出来ないのでしょう。これまでと違いMcCoyは同じプレイブックで入れ替えが効くはずなのですが使われないのですから。

WR DeSean JacksonはT.O以来McNabbにとって2人目のプロボウルレシーバーになるかもしれません。抜群の加速で競り合いでもRACでも普通考えられないプレイを見せてくれます、今年は落球が目立ちますがMcNabb復帰で改善される事を期待します。
 事実上の2番手Jason Avantはスロット専用です、スピードが平凡な為にCB相手よりもSやLB相手で活きる事を理解しています。抜群のルート取りとキャッチ力でサードダウンはAvantがエース扱いのプレイコールになっていますし、相手も分かっていて止められなくなっています。
 Kevin Curtisが2年前の1100ヤードシーズンの動きを取り戻すどころが、ヘルニアだけでなく膝を痛めて精彩を欠く動きしか出来ません。堅実さと勝負強さが売りで荒削りなDeSeanをフォローするはずなのですが、DeSeanがエース成長し堅実さでAvantに劣るようになったCurtisの使い方は難しいです。マークが緩くなっても振り切れないでキャッチミスを続けているのが2試合での印象ですし、改善されなければ降格が待っています。
 KC戦でスターターとして起用されたJeremy Maclinはどうも外れの匂いがしてきました。6-0のサイズでリターナーでも使える40ヤード4.40のスピードを併せ持ち、縦だけでなく横へのステップも抜群でRACも期待出来る逸材のはずだったのですが、縦で特別速くなく、サイズの割に競り合いに強くなく、ワイルドキャットでも使われてきた割にはボールを持っての動きも良くないとすべてが平均点の特色の無い選手に見えてしまいます。出来ればスロットから徐々に使ってあげたいのですがAvantが居るのでスロットで使われる事は無く、試合に出る為にはCurtisからSEを奪うしか方法が有りません。
 膝と足首の怪我でスランプに陥り浮上出来ないReggie Brownは結局トレードがまとまらずにチームに残っています。ディープへ20ヤード以上を狙い、対になるフックでCBを置き去りにしてきたスピードが最近見られません。怪我さえ良くなればと期待はしているのですが、このままでは飼い殺しではなく能力不足なだけと言う事になりそうです。
 まだアクティブにならないBrandon GibsonはReggieをまずは超えなければなりません、STで仕事をしないReggieを追い抜く日は近いと予想しています。
 Hank BaskettをカットしてReggieを残しました、この選択は残念です。SEには縦にストレッチする役割を求めるチームなのでMaclinを後継者として育てると決めたのだと思います。DeSeanとAvantに問題は有りません、2番手が普通に仕事をしてくれれば素晴らしいトリオになるでしょうが、Curtis.Maclin共に現状では役不足です。

TE Brent Celekは22キャッチでチームトップの活躍を見せています、去年よりやや短い7ヤード程度で振り返るようなルートを多用しているのはKolbの為のプレイなのか、今年のCelekの使い方なのかはまだ分かりません、去年はもう少し奥の12-15ヤード程度でLBとSの隙間に入るプレイが効果的でした。ブロックも改善されています、まだ平均点すらあげられませんが押されるだけだった事を考えれば押されなくなっただけでも大きな進歩です。
 2番手はAlex Smithは試合に出ているのを見た記憶が有りません。まあ3WRセットでAvantを使うかFBを入れてWeaverを使う事になるので2TEセットを今年は使わない方針なのでしょう。TB時代WCO経験は有るので使おうと思えばいつでも使えるはずです。
 Celek大活躍の陰に隠れては居ますが、デプスの薄さは致命的です。元々怪我の多いCelekなので1シーズン無事に過ごせるかどうかには不安が残りますが、替えが居ませんから乗り切って貰わなければ困ります。

1人忘れていました

2009-10-01 06:54:00 | イーグルス
 Jeremiah Trotterが1年契約でチームに帰ってきます。本当かどうかは微妙だと思いますが自己申告で257ポンドと現役時代とほぼ変わらない(現役当時は公称260ポンド)ようで、引退の原因になった膝の怪我が良くなった事で十分に動けると考えているようです。Trotter本人はSTでプレイする為に復帰したのではない、1.2ダウン専用かもしれないがLBとしてプレイしたい。とスターターになる事を考えているようです。ただ、DTにパスラッシャーを配置し、弱いランストップをTrotterに任せていた当時と違いDTは鉄壁で中央のランディフェンスに不安は有りません。膝が治ったとしてもTrotterが横に動けるようにはならないでしょうからランディフェンス強化よりもパスディフェンス悪化の方が目立つ事になってしまう危険の方が大きいと考えます。使うとすれば、中央からのブリッツで押し切るパワーは今のOmar Gaitherには有りませんからそう言う意味ではブリッツ要員として有効でしょうし、カウンターでロングゲインを貰う事が多いのを改善してくれるかもしれません。
 LBとしての能力よりもおとなしいチームを引っ張る激情家のリーダーとしての役割を期待されての復帰でしょう。Brian Dawkinsの離脱でチームを盛り立てるリーダー不在が懸念されていました、負け試合でもとにかく叫び続けるキャラクターと言う意味ではTrotterは稀有な存在ですしチーム全体に闘志を与えてくれるはずです。
 スターターとして起用するのかどうかが問題になります。上記したように今のチーム状況でランストップ専門を加える必要はありません。ゴールライン前専用と言っても、最近はDTが力押しで中央を割られる事が稀ですしTrotterを使う場所が見当たりません。GaitherをWLBに戻す可能性も有りますが、Akeem Jordanが成長しているので無理にGaitherを戻す必要は無いでしょう。激情が悪い方向に出ない為にもTrotterはスターター待遇する事を考えての獲得でしょう(当面はバックアップで慣らすのを了承させたのかもしれません)実現不可能な話では有りますが、DawkinsをMLBにコンバートさせた方がTrotter復帰よりはずっと良い結果になったような気がします。TE対策がランストップよりも急務なのは明らかなのにランストップ専門を補強するのは理解出来ません。復帰した以上は薪割りを見せて欲しいとは思いますが、どうなるのかは不明です。

 Trotterの加入でJeff Garciaがカットされました。バイウイーク明けからDonovan McNabbが復帰する事になるでしょうしQB4人体制を維持する必要は有りませんから当然の措置です。Micheal VickとKevin KolbにQBとしての能力で劣っているとは思えませんが、Kolbが(数値上)結果を出し、Vickは飛び道具として別勘定でしょうからGarciaのカットになるのは仕方が有りません。

 昨日の元Eagles特集でL.J Smithの事をすっかり忘れていました。腿の怪我で2試合欠場し3週目には出場したようですがまだ1レシーブしかしていません。Todd Heapからスターターを奪えなければ来年もチームがなかなか決まらないような状況になるかもしれません。


 DeSean Jacksonが9月のplayer of the monthのST部門に選ばれました。85ヤードPR TDが受賞の原因でしょうが、101ヤードKR TDとか他に選ばれても良いプレイは有ったような気がします。まあ、選んでもらったのですから素直に喜ぶとしましょう。
 Kolbがplayer of the weekに選ばれました、327ヤード2TD程度ならば他に居そうな気もしますがタイミングが良かったのでしょう。
 9月男のMcNabbは今年怪我で出遅れましたし、Jaqua Paekerも2サックと例年ほどの数字は残しませんでした。前半良いよりも広範良い方がチームにとってはありがたいですし、今年は後半に向けて良くなってもらいましょう。