Keithon Flemming

Keithon Flemming　West Texas A&M　RB　5-10　208ポンド
　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.62、ショートシャトル4.44、スリーコーン7.22、垂直飛び34インチ、幅跳び10フィート、ベンチプレス21回を記録しています。数字的に突出したものは全くありません。カレッジでの成績は最初Wyoming大に入学後ディビジョン2のWest Texas A&Mに転校し、転校時の1年出場停止を間に挟んでいます。
1年生　Wyoming時のデータが見つかりませんでした
転校による出場停止
2年生　160回　1198ヤード　平均7.5ヤード　12TD
3年生　135回　756ヤード　平均5.6ヤード　13TD
4年生　91回　499ヤード　平均5.5ヤード　12TD
　4年生の時は肘の怪我で6試合欠場して6試合での数字のようです。2部で平均6ヤード程度の数字ではドラフトサイトにほとんど名前が載っていないのも仕方が無いです。
　ハイライトではスクリーンを取ってからのプレイが目立ちますが、パスキャッチが上手いと言う評価は見当たらないのでWCO向きの選手かは不明です。ストップアンドゴーで簡単にタックルを外し、1人ぶら下げて走り続けるような場面も見られましたが、ディフェンスの集散は2部らしく緩慢ですしNFLレベルでどれだけのプレイが出来るのかは見えてきません。特筆するスピード・パワーは無さそうです、PSに残るのも難しいでしょう。

Zipp Duncan

Zipp Duncan　Kentucky　OL　6-5　297ポンド
　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでも40ヤード4.96、ベンチプレス22回の記録しか残っていません。
　高校生の時に砲丸投げでKentucky州2位の成績を残しています、カレッジではレッドシャツを経て、1年生はTE,2-3年生はLG,4年生はLTでプレイし、4年生の時にSECのセカンドチームに選ばれています。SECのセカンドチームでコンバインに呼んでもらえないのは意外なのですが、無名選手だったのでしょうか？

　TE出身と言う事もあり、運動能力はOLとしては高くゾーンブロック時の働きを高く評価されているようです。プロデイでの実測以前に更新されたドラフトサイトでは280ポンド程度のデータも有ります、TE出身でLTにコンバートされて評価を上げた事を考えればパスラッシュ専用でパワー不足が問題点になりそうです。実際298ポンドのOLでベンチ22回は物足りません。
　チームのオフィシャルHPではGと表示されています。6-5のサイズとフットワークを高く評価されて居る事を考えればLTのバックアップも兼任出来る様に育成する可能性も有るでしょうが、当面はGとして育てる事になるのでしょう（両方やる選手にはG/Tと言う表記が好きなチームです）ランブロック強化が課題で、ゾーンブロックをする訳でもないですから、TE出身の運動能力を活かすならばOTでの起用のほうが良い様にも思えます。1年PSに置いてOLとしての体を作ってから2年目以降の開花を目指す事になるのでしょう。

ミニキャンプ2週目

　ドラフト後のミニキャンプから2週間、今日からルーキー主体で3日間の練習が始まります。13人のドラフト指名選手のうちOhio Stateの卒業式が重なる7巡Kurt Colemanが欠席でルーキーFA組は全員参加、新加入や怪我から復帰組、若手の参加はJordan Norwood,Cornelius Ingram,Mirtin Rucker,Max Jean-Gilles,King Dunlap,A.Q Shipley,Antonio Dixon,Alex Hall,Moise Fokou,Joe Mays,Quintin Demps,Marlin Jackson,Victor Harris辺りのようです。

　Nate Allenの加入でカレッジ時代のCBへ戻るのではないかと見られているHarrisはRCBで練習をしているようで、本格的に再コンバートをする事になりそうです。Allenはまだ腿の怪我が完治していない為かFSの2番手、MarlinはCBではなくFSで練習をしているそうです。
　ドラフト後のキャンプ同様にCLEから来たHallはDE,Ricky SappはSLBでの練習をしているようで、他にドラフトされたLBのKeenan Clayton、Jamar ChaneyはWLB.SLB両方に入っているようです。MaysがMLBに入ったのでしょうけれど、ChaneyにはMLBとしてStewart Bradleyのバックアップを狙って欲しい気もします。
　Ingramは膝の手術から復帰しました、パスキャッチドリルに参加しているようです。鋭いカットを切っているのかは不明ですが、走ってボールを取れる所までは回復したのですし開幕に間に合ってくれそうです。

　
　Sean McDermottが3-4を取り入れる可能性がある、こう言う発言をしました。常に3-4を使う訳ではなく、時として3-4のような形を作るという意味のようです。3-4NTが居ない為に常時3-4は出来ないでしょうが、パスラッシュ時には5人DEを入れる5-2-4のような形を使っていますしそれほど大騒ぎをする必要も無い気がします。
　その際はBrodrick BunkleyがNTに入るようで、ランディフェンスもしなければならない時に3-4を使うのであれば1番重いAntonio Dixonを起用するかもしれない、具体的に名前も出ていますから今後それなりに練習をする事になりそうです。

Boo Robinson

Boo Robinson　WakeForest　DT　6-1　298ポンド

　ルーキーFAで獲得したDT Charles Alexanderをミニキャンプ後にカットし、その後少し時間が経ってからRobinsonと契約しました。Robinsonはドラフト6-7巡程度の評価を受けていましたし、ドラフトされずルーキーFAとしても声が掛からなかった事がショックだったようで、今回のオファーには非常に喜んでいるそうです。

　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード5.0、ショートシャトル4.57、スリーコーン7.5、垂直飛び27インチ、幅跳び8-5、ベンチプレス33回を記録しています。カレッジでの成績はレッドシャツ経験後
1年生　14試合出場　35タックル　2.5ロスタックル　2.5サック
2年生　13試合出場　26タックル　8ロスタックル　4サック
3年生　13試合出場　47タックル　6ロスタックル　5サック
4年生　12試合出場　37タックル　3ロスタックル　1サック
　DTとしては小柄でQBを追いかける瞬発力が売りの1ギャップDTで、ランディフェンスは苦手、Darwin Walkerのようなパスラッシュタイプなのでしょう。素晴らしいクイックネスを持っているが腕が短く大柄なC.G相手には簡単にコントロールされてしまう面が有ると評価されています。6-4程度のサイズが揃うNFLレベルでは使い物にならない、そう懸念されてのドラフト指名洩れからここまでFAとしても契約が遅れた原因でしょう。
　現在チーム戦術はDTにはまずランストップを担わせる形ですし、小柄なパスラッシュタイプの出番は無いようにも思えます。腕が短いパスラッシュDTは3-4のDEにも向かないでしょう。

今年はキャンプが少し長いです

　今年のトレーニングキャンプの日程が公開されました。ルーキーと少しのベテラン（QB陣や怪我人、PS暮らしの長い若手など）が7月26日からで、全員集合は29日。プレシーズン3戦目の@CIN戦に出発する8月18日までの日程です。

　Kevin Kolbと契約延長をし、次はDeSean Jacksonとの契約延長の順番なのですが、労使交渉の制約の為に契約延長が難しくなっています。4年契約の3年目で今年が終わってから延長すればそれで済みますから急ぐ必要は無いのかもしれません、現段階でリーグトップクラスのお金を要求してくるのでしょうから。

　これまでは基本的に怪我人の情報を隠さなかったAndy ReidがVictor Abiamiriの怪我を隠してDarryl TappのトレードやドラフトでのBrandon Grahamの指名をしました。Reidはトレードの時に足元を見られないで済んだし、ドラフトの時もSのEarl Thomasを指名すると他チームが思っただろうから競合が少なくて済んだと自画自賛しています（Graham指名後にDE指名が続きましたし、DE指名と判断された場合PHIはトレードアップしてDE取るぞとTEN辺りに情報を漏らして対価を吊り上げるような事になったかもしれません）
　Abiamiriが重症ならDarren Howardをカットしなくて良かったのではないかと思うのですけれど、この段階まで次のチームが決まらない所を見ると能力が落ちていると判断されているのでしょう。スターターのイスを空けてあげたのに結果を出せなかったAbiamiriに次のチャンスは来ないでしょう、TappとGrahamがTrent Coleの反対側を守る事になります。