イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Joey Elliott

2010-05-15 01:58:00 | ドラフト
Joey Elliott Purdue QB 6-3 215ポンド
 
 スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.72、ショートシャトル4.31、スリーコーン7.12、垂直飛び29インチ、幅跳び9-0を記録しています。カレッジでの成績はレッドシャツを経験後
1年生 3試合出場 パス10回中6回成功 72ヤード 成功率60% 1TD 1INT
2年生 4試合出場 パス24回中13回成功 147ヤード 成功率54.2% 1TD 1INT
3年生 3試合出場 パス15回中8回成功 81ヤード 成功率53.3% 
4年生 12試合出場 パス433回中267回成功 3026ヤード 成功率61.7% 22TD 13INT
 去年のドラフトでINDに6巡指名されたCurtis Painterのバックアップとして過ごし、スターターとしてプレイしたのは1年間だけです。

 ハイライトを見た時にはオプションキープのようなランを結構見せていたのですが、ラン成績は87回で268ヤード平均3.1ヤード4TDですし足が速い訳ではなく的を絞らせない為にたまに持って走る程度なのでしょう。
 肩は強くないようで、ポケットの中からショート・ミドルを投げ分けるスタイルのようです。フィールドビジョンと判断の早さが売りで身体能力は普通とも評価されていますしWCO向きのQBなのかもしれません。


 今年のルーキーQBは2人とも4年生の1年間しかスターター経験が有りません。そして現状2番手がMicheal Vickですしルーキーの成長が無いとかなり不安の残るQB陣になってしまうでしょう。Jeff Garciaを潜在的3番手としてキープ出来ているのであれば良いのですが、そうでない場合にはKevin Kolbの怪我は致命傷になってしまいます。Kolbと心中するしかないシーズンなのですが、実績の乏しい新スターターに切り替えるシーズンと言う事を考えればルーキー2人の成長を待つ余裕は無いと思います。

Blue Cooper

2010-05-14 02:10:00 | ドラフト
Blue Cooper Tennessee-Chattanooga WR 6-2 185ポンド

 スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.55、ショートシャトル4.14、スリーコーン6.74、垂直飛び36.5インチ、幅跳び10-6、ベンチプレス10回を記録しています。カレッジでの成績はレッドシャツで1年過ごしてから
1年生 11試合出場 9キャッチ 126ヤード
2年生 10試合出場 37キャッチ 476ヤード 4TD
3年生 10試合出場 22キャッチ 364ヤード 2TD
4年生 11試合出場 84キャッチ 824ヤード 7TD
 高校時代はQBで州のファーストチームに選ばれていたようですが、WRに転向しています。ハイライトを見た印象ですが、速くないしカットが切れる訳でもなく、サイズの割に細い為かルート取りもかなりあいまいです。平均10ヤード稼げていませんし、スピードで振り切るようなタイプではないのですが、混戦でボールをもぎ取るようなキャッチが目立ちます。
 プロデイの映像を見れば筋肉はちゃんと付いているのですが、6-2で185ポンドはかなりの細身です。スピードもパワーも無いですし高さだけで勝負出来るのか、この点でドラフトされなかったのでしょう。大きな期待が出来る選手では無いとは思いますが、成長する余地を大きく残して居ると思います、PSに残る事がまずは目標となるでしょう。

RACで良くなるのか、持ち味が消えるのか

2010-05-13 08:07:00 | イーグルス
 地元誌に今年はRACが鍵になると言う記事が有りました。DeSean Jacksonの爆発的なスピードと運動能力はリターンを見れば明らかですし、RACでもリーグトップクラスの能力を持っています。これまではディープに放り込むパスが多かったのですが、ショート・ミドルからのRACが出るようにデザインするパスが増えるのでしょう。
 また、Jeremy Maclinもカレッジ時代はトップクラスのリターナーでしたし、NFLに慣れる2年目の今年はもっと良いプレイが出来るでしょう。Jason Avantもミドルでいつのまにか空いている特殊能力の持ち主ですしもっとRACが出ても良い筈です。
 RACが増える、RACに期待する、こう言う風に読んでも良いのでしょうけれど、私にはDonovan McNabbほどのロングパス能力が無いKevin Kolbではショート・ミドルでの正確性を活かしてオールドスタイルのWCOを展開出来なければオフェンスが機能しない。こう理解しました。

 DeSeanに対してショートを投げてからRACを狙わせるのは無理だと思います。ダブルチームを受けつつ取った後で2人かわして走るのは厳しいでしょう。フィールドを横切らせて投げるパスを増やすのでしょうが、5-9のDeSeanで密集に入らせるのは怪我や体力的に厳しいでしょう。
 Avantも隙間を縫うルートランで空いた所に投げて貰うスタイルです、今までと同じように空いてから投げたのではMcNabbのような弾丸ライナーを投げられないKolbではパスが通らなくなるかもしれません。WCOらしいアンダーニースへのパスの受け手になってくれればRACは確実に増えるでしょう。
 Maclinが1番サイズとスピードのバランスが良いレシーバーになります。これまではDeSeanがダブルチームを引きつけた逆側でCBとの1対1で勝負を続けていますが、今年はもっと短いパスを受ける事になるのでしょう。Reggie Brownが落としまくった5ヤードのパスが取れるのもMaclinの売りですしRACへの転換で1番恩恵を受けるのはMaclinになるかもしれません。

 一発ロングパスのMcNabbからショートからミドルの正確性が高いKolbへのコンバートをしたのですからシステム変更をする事になります。これはAndy ReidからMarty Mornhinwegシステムへの変更だと考えます。

7巡243位 Jeff Owens

2010-05-10 04:21:00 | ドラフト
7巡243位 Jeff Owens Georgia DT 6-1 304ポンド
 スカウティングコンバイン成績 40ヤード4.97、ショートシャトル4.68、垂直飛び30インチ、幅跳び8-5、ベンチプレス44回を記録しました。プロデイでは幅跳び9-2と記録しています。ベンチプレス44回はコンバイン史上2位の好記録です。カレッジでの成績は
1年生 13試合出場 17タックル 3ロスタックル 2.5サック
2年生 13試合出場 26タックル 1.5ロスタックル 1サック
3年生 13試合出場 27タックル 3.5ロスタックル 
開幕戦で膝を痛めてレッドシャツ扱い
4年生 13試合出場 32タックル 4ロスタックル 1.5サック
 膝の怪我が靭帯なのか骨折なのかは詳しく書いていないのですが、翌年成績が元に戻っていますし完治しているのでしょう。

 コンバインのポジションドリルではあまりフットワークが良い方では無さそうな印象を持ちました。DTですしDEと一緒にフットワークを見れば良く見えるはずが無いですから割り引くべきなのでしょうけれど。
 スナップ後の1歩目を低いまま素早く出る事が出来るのが売りで、OLとの1対1を打ち破ってQBを追う為の技術を持っていると評価されています。腕は短く試合を見てもOLとの組み合いに負けている場面が目立つのは問題点でしょう、パワーは有るがフットワークで懐に入れないまま腕を伸ばされてしまうと勢いを殺されるのはNFLレベルで通用するか気になる所です。
 ベンチプレスで素晴らしい数字を出しましたが、コンバインでの身体検査ではDTグループの中でも短い方から5番手程度ですし、腕が短いほうがベンチの数字は出やすいようです。緩んだお腹を見てももっと体を作る必要が有るでしょうし、それが出来るのであれば更に良くなる可能性は有るでしょう。
 
 DTにはパスラッシュよりもOLとの1対1を重視する事を考えると腕が短いのは致命的な問題になるような気がします。4-3NTとしてCとGの隙間を狙わせるのであれば出足とパワーを兼ね備えた素材は上手く育てば面白いかもしれません。現在のNT Mike Pattersonがダブルチームされると弱いですし、それを補えれば素晴らしい指名になります。

5巡159位 Riley Cooper

2010-05-09 05:18:00 | ドラフト
5巡159位 Riley Cooper Frorida WR 6-3 222ポンド
 スカウティングコンバイン成績 40ヤード4.54、垂直飛び32インチ、幅跳び9-6.プロデイではTim Tebowのパス練習の相方として参加した、と言う記事ばかりで40ヤードの数字とかは載っていませんでした。コンバインの時はプロデイで数字を出すから多くの種目には参加しないと言っていたのですけれどね。カレッジでの成績は
1年生 13試合出場 3レシーブ 92ヤード 3TD
2年生 10試合出場 8レシーブ 182ヤード 3TD
3年生 14試合出場 18レシーブ 261ヤード 3TD
4年生 14試合出場 51レシーブ 961ヤード 9TD
 4年生の時にSECのセカンドチームに選ばれています。3年生からスターター扱いなのですが、ランアンドシュート(と言うかTebowのいつでもワイルドキャット)のような陣営の4番手のレシーバーで実際に投げてもらえるようになったのは4年生からのようです。また高校卒業時にMLBのドラフトでPhilliesに指名されカレッジで野球も続け、今年のMLBドラフトでもRangersに指名されています
 ハイライトはCooperよりもTebowに目が行ってしまいます。レシーバーをたくさん散らして空いてる所に投げるスタイルなのでDBを1対1で交わすと言うよりも決められたルートを走ってボールが来たら取っているように見えます。カレッジでこのサイズが有ればCBとの1対1でバンプに負ける事は無いでしょう、簡単にフリーになってボールをキャッチしています。4年生の時は平均18.8ヤードを記録していますが、縦の一発が出るのはTebowのスクランブルを警戒して浅めのカバーになる+逃げ回って時間を稼いでから縦に放り込んでくれるからでCooperの特性がディープレシーバーでは無いでしょう(ハイライトを見た感じではドラフトに掛かるレベルのCB相手でもスピードで負けていないのですが、ハイライトですから勝ってる場面しか写らないです)
 シニアボウルの練習ではWRで最も評価を上げた選手とも言われる高評価を受けました、それまで実質1年しか実績が無い事やTebowと組んでいるから数字を稼いでいると言われていたのですが、トップレベルのCB相手でも1対1で勝利したそうです。

 密集でも正確なルートを取れるパワーは長所でスピード不足が問題点と一般的に評価されています。このタイプはNFLレベルのCB相手にスピードとカットでマークを外せるか、LB相手でもルートを走れるのか、この2点が課題になります。サイズや特性が似ているHank BaskettはワイドアウトとしてCBとの1対1は高さで勝利出来る代わりに、本来ポゼッションレシーバーとして求められるスロットから密集に入る動きではLB相手に振り切れない場面が目立ちました。

 まずはBaskettを倒してWR4番手を確保する事が目的になります、レッドゾーンやサードダウンで堅実さをチームに加えてくれる事を期待します。