老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

秋のダムで頭の体操

2016-11-06 15:35:04 | 俳句
      

いつものように、ダム湖の辺りを散策する。
今にも雨が降りそうな気配の天気にもかかわらず、ダム湖には釣舟が十艘以上も出ている。
小舟がモーターを唸らせてあちらこちら場所を変えている。
何か、魚釣り大会でもあるのだろうか。

     🐦     秋の湖水脈長く引く小舟かな

     🐦     さざ波や時雨もよふの人造湖  

     

     🐦     堀跡はあきらか猪ぞ昨夜のもの

     

     🐦     朱い木の実早く帰りて図鑑繰ろ

森の中の朱い木の実。図鑑を見ると、、は類想あまた。

     

     🐦     一灯や森につつじの返り花

     

     🐦     野菊咲ひて今日はどこも痛くなゐ     

      

     🐦     楽鳴らし舟通りすぐ薄紅葉

     

     🐦     臭木の実人こばみゐる深き森

     

     🐦     野紺菊ぴっよぴっよと鳴く鳥のゐて

     

     🐦     実葛さて業平はどんな顔

     🐦     さつきまで色鳥騒ひでいたる湖

     🐦     二つ三粒山の雨すぐ実葛

     🐦     乾杯と音頭とる声紅葉山

自分でも、吟行句に四苦八苦しているのが、、、
新しい言葉が浮かばぬ。すなわちマンネリした言葉ばかりは、新しいくわくわくとした、やった~と思う気持ちがわいてこないからだ。

ともあれ思い出した。
ちょうど一週間前のこのダム湖周辺でのひとり吟行。
ネット句会に、ここで見た猪垣を・・・・・を投句した。
選に入っていた。
今日も見残し、聞きのがし、触れていたのに、、、後から浮かぶこともあろう。
なにはともあれ吟行はしなくては!
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真夜さめて、、、、、、

2016-11-06 00:54:15 | 俳句
夕食が終わって炬燵に入った。
うとうととしているうちに寝てしまったらしい。
目が覚めた、猫にキスをされたから。
お腹がすいていたのだろう。
時計を見ると、九時を回っている。

風呂に入り、目が覚めてすっきりしたところで寺山修司を、村上春樹、高橋治と脈絡のない本を読む。

こんな不規則は悪いと思いつつ、開いたパソコンでこんな事をかいたページにゆき当たる。



 一  実があって 名もある人
 二  実はあるが 名のない人
 三  実はないが 名のある人
 四  実はないが 名もない人

名があるかないかは見ればすぐわかるが 実があるかないかは 実のある人にしか見えない。

( 一と二 ) は師としなければ一生の道を誤る。
名のある俳人( 一と三 )につきたがる それは必ずしも実のある人ではない。
名のある俳人といっても 実があるかどうか、これをたいていの人は誤る。

含蓄のある言葉。
肝に銘じて精進をやらなくっちゃ。

2011年12月29日   
30年前にすでに亡くなっている方の言葉を 櫂氏が ブログに載せていた。

私、良い先生にめぐり合ったと思うことにしよう。
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