
いつものように、ダム湖の辺りを散策する。
今にも雨が降りそうな気配の天気にもかかわらず、ダム湖には釣舟が十艘以上も出ている。
小舟がモーターを唸らせてあちらこちら場所を変えている。
何か、魚釣り大会でもあるのだろうか。
🐦 秋の湖水脈長く引く小舟かな
🐦 さざ波や時雨もよふの人造湖

🐦 堀跡はあきらか猪ぞ昨夜のもの

🐦 朱い木の実早く帰りて図鑑繰ろ
森の中の朱い木の実。図鑑を見ると、、は類想あまた。

🐦 一灯や森につつじの返り花

🐦 野菊咲ひて今日はどこも痛くなゐ

🐦 楽鳴らし舟通りすぐ薄紅葉

🐦 臭木の実人こばみゐる深き森

🐦 野紺菊ぴっよぴっよと鳴く鳥のゐて

🐦 実葛さて業平はどんな顔
🐦 さつきまで色鳥騒ひでいたる湖
🐦 二つ三粒山の雨すぐ実葛
🐦 乾杯と音頭とる声紅葉山
自分でも、吟行句に四苦八苦しているのが、、、
新しい言葉が浮かばぬ。すなわちマンネリした言葉ばかりは、新しいくわくわくとした、やった~と思う気持ちがわいてこないからだ。
ともあれ思い出した。
ちょうど一週間前のこのダム湖周辺でのひとり吟行。
ネット句会に、ここで見た猪垣を・・・・・を投句した。
選に入っていた。
今日も見残し、聞きのがし、触れていたのに、、、後から浮かぶこともあろう。
なにはともあれ吟行はしなくては!