老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

しりとり写真俳句

2016-11-26 23:58:51 | 俳句
今日も楽しかった。
昨日行った「はにっこ広場」でたくさん写した写真をもとにいつもの しりとり俳句 をやった。
白い山茶花はピンクの山茶花の写真だったり
黄薔薇が朱い薔薇であったりする。
せっかくの吟行のつもりであったから、映像が頭の隅にあるうちに句にしておいた。

     

      > 冬あたたか表札はまだ子の名前   

    🎴    冬紅葉埴輪は丸く口開き   ( 冬をつなぐ)

     

      > 青空へ銀杏落葉に吸われ行く

    🎴     冬青空鳩の飛びたつ平和像    (青をつなぐ)

      > 寒林を抜けて人間らしくなる

    🎴     にんげんをかえせと三吉冬青空   (人間をつなぐ)

峠三吉の「原爆の詩」台座に刻み 少年が青い鳩を空に放っている像が建っていた。

   ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ

   わたしをかえせ わたしにつながるにんげんをかえせ

   にんげんの にんげんによのあるかぎり

   くずれぬへいわを へいわをかえせ

   

     

      > 刻まれて乳白色の酢茎漬

    🎴    紅葉散りて籬を覆ひ尽くしをり  (「紅葉散」のお題)

     

     > 神の留守花屋忘れず榊添へ

    🎴    返り花里を見下ろす古墳群   ( 花をつなぐ)

    🎴    草紅葉一基は小さき古墳かな   (く をつなぐ)

     

     > 新海苔を封切る夫の喉仏

    🎴    喉飴をくばりあひあひ紅葉狩    (喉をつなぐ)

     > シクラメンBGM を流す花舗

    🎴    ほーら綺麗と仰ぐ紅葉や児を高く   (ほ をつなぐ)

     

     >    白粉をたっぷりと塗り聖夜劇

    🎴    その中の白山茶花や日矢射せり   (白をつなぐ)

     

      > 冬ざれや門扉を閉ざす裁判所

    🎴    銀杏黄葉籤に負け買ふ大判焼   (判 の指定)

     

      > 黒牛の耳標は黄色返り花

    🎴    大輪の黄薔薇のアーチ冬館   (黄 をつなぐ)

峰山の頂にある広場は紅葉の見頃である。

面白い。
俳句にあけて俳句にくれた一日であった。

             

    
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お天とうさま 語彙の詰まった袋下さい

2016-11-26 00:02:22 | 俳句
  

    💐    昼の灯をともす教会雪ばんば

    💐    聖堂の窓に人影紅葉散る

    💐    小春日や児を抱きすべる滑り台

    💐    冬ぬくし諸鳥の鳴き交わす森   

    💐    丸刈りの少年駆ける紅葉晴

            
     

    💐    照紅葉たまゆら憂きこと消えにけり

    💐    鈴懸の実や坂転がりて溝の中

    💐    紅葉且つ散る庭ぬちに古墳かな

    💐    猪垣に沿ひてお四国ミニ札所


     

    💐    着ぶくれて鏡に吾ぞ胸痒し

    💐    一と本ごと木守りの実のありにけり

    💐    フレームの中はなやかな人の声

    💐    道なりに赤きカンナや小六月

    💐    冬の日の遍くありぬ古墳群

夫に誘われてドライブに
図書館へ行く筈が紅葉の山に、、、
どこへ行っても 犬の想い出の詰まった場所だ。
あの犬は県下をくまなく行っている。
ペットロス症候群でもないだろうけれど昨日、今日と 殿 の想い出の場所巡りとなった。

語彙が不足しているので 気がついても句が詠めない。







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