老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ノルマ 十句は、、、、

2016-11-25 09:21:52 | 俳句
     

近くの丘陵にある運動公園に散歩に。
ここに立つと高松市内が見渡せる。
土、日曜の休みの時は4、5個あるグランドに人々が集まり、スポーツに興じている。
サンポートの建物群そして遙かに女木、男木の島も見える。

      ⛅    ラグビーの日程貼りある運動場

      ⛅    あれと思う間に走り去るラガーマン

ここは素直に、

     

      ⛅    冬の曇迅し峰ごと電波搭

      ⛅    渦を巻く落葉飛行機遠ざかる

昨日は風が強かった。
雲が一瞬のうちに流れ、形を変える、

        

      ⛅     触れてみて蓬の紅葉なりにけり

綺麗な赤紫の草紅葉がある。
あそこにも、ここにも、、なんとあの蓬が緑から紅葉に変身をしていた。

      

      ⛅    草紅葉蹠にやさし野路をゆく
  
林を透かし見える櫨の紅葉と常山木の実

      ⛅    常山木の実鳥のおしゃべりひきりなし

      ⛅    溜池を錦にしたる櫨紅葉

         

林の中に仄かに灯が点っているようだ。

       ⛅    染みのやう壁に動かぬ冬の虫

       

バッタのようでもあるが顔の部分の緑が深くてとても美しい虫である。
武道館の白壁にじっとしていた。
写真をみないで句をなりたたせると,この詠みかたでは、私にしか解らないのかな。難しいと思う。

風が強くて帽子が飛びそうになる。

      ⛅    北風強し帽子まぶかに押さえけり

      ⛅    虎落笛とばされさうな犬二匹

      ⛅    着ぶくれて足もつれゐる爺と孫

      ⛅    紅葉且つ散る亡き犬の空耳ぞ

孫俳句は作るなと云われている。
どなたも孫は可愛い。それ以上のものはできぬ。孫を詠んだ名句はない。仔猫はあるが、、、。

十句はどうやら出来た。数を揃えた。
吟行のつもりだったから。
しかし、結社に投句するとなると、も一歩。



      



      



    





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風は冷たいけれど ☀ ぽかぽか

2016-11-24 10:56:32 | 俳句
        🐇    鰡とぶや舟で五分の鬼ヶ島

   
  
東京は寒そう。
寒波がきて、通勤風景をニュースが報じていた。
ぶるぶる震えながら、インタビューに応えていたが、働いている内が華である。
毎日、さて今日は何をしようか? 後悔のないように充実をした時間をもとうなぞと、ブログにきれいごとを書いているけれど、本音は外でばりばりと働きたい?そんな若さと健康が欲しい。

我が家の二階の窓から小豆島のホテルが見える。 (ぼろっちいカメラではこれが精一ぱい。)
この ホテルへ泊まりに行ったことがある。
ホテルから、我が家が見える筈と、遠眼鏡を携えて行った。
残念ながら、我が街は見えるが、我が家は見えなかった。
犬も一緒に泊まった。早朝 ホテルの周辺を散策をする。別荘が沢山あった。
海に沿い丘を下って行くと、集落?町がある。
今は寒霞渓の紅葉が美しい島。行かなくっちゃ。

          

買い置きをしていた、洋服地で チュニックを縫おうと取り掛かっている。
チェクは柄をあわすのに手間がかかる。
しつけもやったし後は縫うだけ。

手芸の合間にパソコンを開き しりとり俳句 に興じる。

     🍒    名を知らぬ木に支つかえ棒紅葉散る   (つではじまるが 推敲)

     🍒    野良犬の寝まる紅葉の褥かな    (紅葉)

     🍒    北風に地震に負けるな踏ん張れよ   (北)

     🍒    蝶番壊れる裏戸花八つ手    (番)

     🍒    蝋涙の重なり太る時雨かな    (涙)

     🍒    冬枯の園昼鳩の親しとも     (冬枯)

おそまつでした。今日はお裁縫を楽しむぞ。
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寒い寒い 勤労感謝の日

2016-11-23 10:32:14 | 俳句
          🍒    煮凝を猫と分け合ふ朝かな

          🍒    猫すきな炬燵の天板欠伸して           


もう~ 何もしないで~ チュチュー
        それは、無理 母さんの膝にきたのだから
                      もう 眠たい~

     ☆    猫今は冬菜畑を歩きをり    高濱虚子

何も怖くはないぞ。猫はそう思っているかも?
野良猫は堂々と我が家の周辺を闊歩している。そんな猫の姿である。

毎日、猫と暮らして、四六時中を一緒にいながら、猫の句がなかなか作れない。

     🐈    かじけ猫かじける今朝の地震かな

昨日の朝は 姫 が地震だーと私たちの騒動におぢけついて固まっていた。

     🐈    ダイアと猫もちろん猫や日向ぼこ

ダイアモンドとは縁の無い暮らし。猫がおれば何にもいらぬ。

        

小春日和。ずいぶんと飛行機が低く飛んだ。
カメラに収めることができた。飛行場だって、こう上手く撮れたかどうか?

何年か前の 鯨の句。
いつきさんの選。今はいつきさんは卒業したが。その節はお世話になりました。

     🍒    鯨突いた浜で噂のもちつきり

     🍒    太古よりこの丘鯨の実張台

     🍒    鯨追う室戸の湾や朝時化て
ホエールウオッチングに参加をしたけれど颱風の余波で海が荒れていて 鯨 に出会えなかった。

     🍒    碧落や鯨の海に酒撒いて

     🍒    鯨見て少年の黙始まりき

     🍒    勲章は槍の傷あと鯨哭く

     🍒    胡麻粒のやう遠望の船勇魚追ふ

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東北へつづく蒼空冬哀し

2016-11-22 16:09:42 | 俳句
      ☆   天皇誕生日その恋も亦語らるる    林翔

   

天皇さまも、御公務にお励みになっていらしゃるけれど、時々ずいぶんとお齢をお召しになって痛々しく感ずることがある。

世紀のロマンスから、幾年月。
いつも皇后さまの一歩下がってお仕えしている姿と、美しいファションに感動をおぼえる。
(皇太子妃は、そこらのキャリアウーマンと少しも変わらない。いつもパンツルックで夢のないこと、、ロマンスだけは、、、)
高貴なご家庭でも庶民なみの、悩みを抱えていると思えば、国民は、あすこのご家庭ですらあんなだからと、救われているかもといつも思う。


ラジオ深夜便を聞いていると、大橋純子 の歌う「シルエットロマンス」が流れた。
ずいぶんと昔、何十年も前、カラオケでこの曲の練習を何度したことやら。
素人が歌うには、難しい歌であったことを思い出した。
天皇さまのロマンス そして恋する女心の歌、晩秋の夜にはふさわしいことではないか。お

    

お天気が良かったので、音楽ホールの建っている 丘の散策に
銀杏並木がが色づいて、散歩日和。


              
                         


      🍃    落葉踏むたび森の香のしたりけり


              
                           

音楽ホールに沿った舗道には。音楽に関した タイルが埋め込まれている。
これを探しながら、坂道を登ってゆくのも楽しい。


                 
                          

      🍃    銀杏舞ふスキップしたくなる径

      🍃    冬麗や向き変へてゆく飛行雲  

      🍃    楽器抱え速足紅葉降りしきる

      🍃    紅葉舞へ舞へと小鳥の囃しをり 

      🍃    花柊地震の速報声からし


東北で又地震があった。
お見舞い申しあげます。

             



                                                  

         







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雨もよい またまた今日も 手芸日和だ~

2016-11-21 11:46:41 | 俳句
       ☆     真白なる湯気の釜揚うどんかな     草間時彦

      

昨夜読んでいた川崎展宏 の 「四季の詞」から見つけた。
展宏先生は大好き。

ウドン は 室町時代は ウンドン とも呼ばれていたそうな。
うどんは云わずと知れたように、弘法大師さまが中国から帰って、日本にひろめた。
「芭蕉七部集」の中には
> うどん打つ里のはずれの月の影     なる句もあるそうな。


展宏氏の上揚の句には優しい評が
> 湯気が白いのは当たり前ですが、この句の「真白なる湯気」には、真白な上質のウドンがまざまざと見える働きがあります。 とな。

昨日はしりとりに、うどんが出て、私も偶然うどんを繋いだ句を作った。
>  湯気もうもう乗換駅のうどん店
駅のホームにあるうどん店に、わずかの乗り換え時間を気にしながら、立ち食いをしている光景はよく見かける。

     ☆    一葉忌とはこんなにも暖かな    川崎展宏

明後日23日は 一葉がに二十四才で亡くなった日である。
昨日も今日も空を雲が覆っているが暖かな日である。

          

昨日、探しものをしていたら、慎 の玩具だった靴が出てきた。
履いてみろと足に履かせようとすると 嫌がって逃げた。
それ以後、遊ばせようとしてもこの靴には見向きもしなかった。

小さな下駄は我が街の特産品の桐下駄の ミニチュア。
これも一緒に出てきた。
両方ともパソコンのマウスに比べると小さい。可愛い。

今日はこれから買って一度も袖を通していないカシミアのセーターに刺繍でもして、蘇らすことに。
10年も前のセーターだけれどすてるのは勿体ない。

夫は2、3日前から、それこそ20年も昔のこれも真っ新のセータ-を着始めた。
アラン編みのセーターなのだけれど、今までどうして気にいらなかったのか?
10才は年齢が若くなったような気がすると褒めてあげた。
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