Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

これは 人災ではないのか

2009-07-25 11:05:00 | インポート
遅めの 「お早うございます」となりました。まだまだ梅雨空の当地愛知であります。予報によると、東海地方の梅雨明けは来月の初めの模様とか。今夏は梅雨入りも遅かったですから、まあ順当かな、とも思いますが・・・。

ただ、西日本の大雨被害は遺憾です。山口・福岡の両県を中心に水害が頻発し、判っているだけで20人近い死者・行方不明者を生じている様です。遅れましたが、犠牲各位への哀悼の意と共に、一言お見舞いを申し上げます。思えば当地愛知も2000=平成12年9月に豪雨による水害を被り、この様な状況下でのご苦労が少しは分る気がしますので。
最も残念であるのが、山口・防府(ほうふ)市にての、10人近い犠牲を生じた高齢者施設の被災でしょう。緊急避難の難しい、障害に見舞われた方をも含む高齢各位を狙い討ちした様な水害の発生は大変嘆かわしいものがあり、天災の側面が強かったのは認めます。但し、人的対応が拙劣だった可能性が否定できないのも事実です。

まず立地。報道にて拝見したのですが、問題の高齢者施設は、山間の谷間の所謂「沢」の様な所の所在でした。すぐ傍に裏山が迫り、又、川なども近くて大雨の折には水害の可能性が予め想定できる様な地形だった印象を受けます。地価などの関係で止むを得なかったとは言え、もう少し災害よりの安全確保を優先した地所にできなかったのでしょうか。

次に大雨時の情報共有。これも課題を残した様です。
大雨情報に続き、山口県は防府市に対しても災害の可能性についての情報を通達していたものの、現場の状況把握を優先した防府市は、避難指示や勧告を発するのが大きく遅れ、この事が被害の拡大を許した一面がある様です。市当局も判断の拙劣さを認めており、今後は今回の責任を巡ってのやり取りが交わされるものと思われます。ここは徒な回避はやめ、誠意ある対応を強く願いたい所です。

ともすれば縦割りの弊害が指摘される我国の行政機構。今回の防府市は、そのシステムの不具合にはまってしまったと言う事でしょう。しかしながら同県西方の下関市などは県の情報を生かして避難指示などの判断を概ね的確に行い、被害低減を果たしています。当然ながら、此度の災害を良く検証し、次回の防災へと繋げて頂きたいものであります。

余談ではありますが、拙幼少の頃には「避難命令」と言う文言がありました。これが今では「指示」とか「勧告」などと言った弱めのインパクトの文言に替えられている。
左傾勢力、あるいはエセ人権勢力らによる日本語改竄(かいざん)圧力があるのは良く知られる所。この様な、眼前窮迫の事態にては「命令」と言う文言も当然許されるはずですが、この様な動きが事実とすれば、これも遺憾な事態ではありますね。*(雷)*
コメント
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